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はじめに
イチゴの家庭菜園!イチゴを株分けして増やす方法も
イチゴはホームセンターで苗を買ってきて育てるなら、初心者でも簡単に収獲できるフルーツ。でも収獲できるのとおいしいイチゴの作り方はまたポイントが違います。今回は家庭菜園でおいしいイチゴを作る方法や株分けして翌年以降の収獲数を増やす方法もご紹介しましょう。自家製のイチゴを本格的に楽しみたい方、イチゴ作りを失敗したくない方必見の育て方解説です。
イチゴについて【家庭菜園】
イチゴの育て方の前にまずは基本的な情報を知っておきましょう。原産地を知ることでその植物の好みの環境がわかります。またいつ頃実るのかを知ることで、他の野菜との家庭菜園の計画も立てやすくなるでしょう。
イチゴの基本情報
科・属:バラ科オランダイチゴ属
原産地:北アメリカと南アメリカ
学名/英語名:Fragaria ×ananassa/Strawberry
イチゴ収獲の時期は
路地もののイチゴの収獲は春4-5月頃に最盛期を迎える春のフルーツ。しかしハウスものなどを利用したいちご狩りは、収獲時期が早く早春1-2月頃にピークを迎えるので注意が必要。
イチゴ栽培の特徴
イチゴはランナーという長い茎を伸ばして新しい株を増やしていく植物。そのためこのランナーを利用することで初心者でも簡単に新しい株を作りそれを株分けして増やすことができます。日常管理も枯れたら取り除く・土が乾いたら水を与えると見た目から直感的に行うことができるので扱い方も簡単です。
イチゴの作り方・育て方【家庭菜園】1.置き場所
それでは早速イチゴの作り方・育て方を解説していきます。まず大切なのは置き場所です。この植物が好む場所は日当たりのよいところ。それだけでなく、イチゴの場合は株の向きもおいしい果実のために気をつける必要があります。
イチゴが好む日当たり
イチゴは日光に十分当たることで果実が甘く赤く大きく育ちます。日当たりの良い場所に置く・植えることが大切。またそれだけでなく葉が大きいので果実が葉の影になることも考慮しできるだけ実がなる方向を南側に向けてあげる必要があるので、あとから向きを変えられない露地植えの場合は次でご紹介する方法で実のなる株の向きを確認してから植え付けてください。
イチゴ苗のランナー位置をチェック
イチゴにはランナーという長い茎を伸ばす性質があります。このランナーを苗として出荷するときカットしているはずです。ランナーと果実は逆方向へと伸びるので切りあとを北側にすれば自然と果物がなる方向は南ということになります。これを利用していけば露地植えで植え付け方向に失敗したということはなくなるでしょう。
イチゴ栽培ポイント・日当たり
日当たりと風通しのよい場所に植え付けること、イチゴがなる向きを南側に向けるということが置き場所のポイントとなります。ランナーのカットあとがわからないという方は露地植えにせずに鉢に植えてあとから向きを変えられるようにしてください。
イチゴの作り方・育て方【家庭菜園】2.土作り
イチゴの土はどのようなものが良いのでしょうか。畑や露地栽培する場合の土の作り方から、初心者におすすめの培養土も紹介します。一度植え付けたら収獲までそこで過ごすため土はイチゴのすごす家のようなもの。できるだけ過ごしやすい土を用意してあげてください。
イチゴの好きな土作り
畑や露地植えにする場合は植え付けの2週間前から耕し苦土石灰を入れて土の酸性を中和させる土作りをはじめてください。元肥はたくさん置かずに一般的なものよりも少なめに。堆肥に関しても同様です。
おすすめ!簡単イチゴの土
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花壇や庭の土の酸性を中和したり、腐葉土や赤玉土など土作りするのが大変・わからないという方は苗と一緒にイチゴ用の培養土を買ってきてそれを使うのがおすすめ。2週間前から土作りする必要もなくすぐに植え付けできるのもポイントです。
イチゴ栽培ポイント・土作り
イチゴ用には水はけがよい土作りをするのがポイントです。元肥は少なめにするのがポイント。元肥よりもあとから定期的に与える液体肥料の方が役に立つからです。それらの土に堆肥も混ぜておくことでイチゴが好きな土作りができるでしょう。
イチゴの作り方・育て方【家庭菜園】3.植え付け
植えっぱなしで年に何度も収獲できるワイルドストロベリーなどの品種もありますが、一般的にデザートやフルーツとしていただくイチゴの植え付け時期は決まっています。またはじめて育てるという方は、株の成長のための植え方のポイントも要注意です。
イチゴの植え付け時期は
イチゴを植え付ける時期はホームセンターなどに苗が出回り始めた頃です。春に実がなるものは具体的には10-11月頃の秋が適期といわれています。
イチゴ栽培ポイント・植え付け
植え方ポイントは深植えしないことです。目安として株の根元にクラウンと呼ばれる小さな芽がたくさんついているのですが、これがしっかり土から出ていることが大切です。また鉢植えの場合はウォータースペースをとる必要があるので、さらに浅植えになるでしょう。
イチゴの作り方・育て方【家庭菜園】4.植え替え
イチゴは一度植え付けたら基本的に植え替えという作業は不要ですが、ひとつのプランターなどで子株が増えてしまった場合は、混み合って栄養を取り合うのを避けるために別の場所に新しく植え替える作業が必要となるでしょう。また自分で種苗ポットで育てたものについても植え替えをおこないます。
イチゴの植え替え時期は
育苗ポットなどを用いて自分で育てた苗の場合、その植え替え時期も植え付け時期と同様に10月頃からとなります。秋に植え替え忘れてしまった場合春にも植えることができますが、この場合収獲するのが難しいでしょう。春の植え替えは株分けして苗を増やすという目的と考えるとよいですね。
イチゴ栽培ポイント・植え替え
植え替えも作った苗を植えるという違いだけで植え付けと同様です。深植えしすぎないこと・植える方向に気をつけるの2点に注意してください。
イチゴの作り方・育て方【家庭菜園】5.日常管理
ほぼ毎日の作業となる植物の水やり。水が重要なこの植物にとって日常管理は欠かすことのできないお世話のひとつ。季節ごとに気をつけるポイントを解説します。
イチゴの管理は季節によって変える
イチゴは秋に植え付けて春に実がなる植物です。日本の寒い冬を越すための水やりなどと、苗を育てるための暑い夏のお世話は変える必要があります。季節によるイチゴの管理方法の違いをご説明しましょう。
真夏の日常管理
夏のイチゴは株分けのための大切な時期です。せっかく育ち始めた苗を健康に大きくするために乾燥には気をつけてください。様子を見て1日1-2回程度の水やりをするように心がけます。四季成りイチゴの場合は暑すぎると花を付けなくなりますので、適度な半日陰の風通しの良い場所に移動するかよしずなどで涼しい環境を作ってあげましょう。
真冬の日常管理
冬はイチゴも休眠期に入りますので水やりをするなら午前中の日があたっている時期に。毎日水も与える必要はなくて、地面が乾いてきて数日したらあげるくらいがちょうど良いタイミングです。
イチゴの肥料
肥料は収獲まで3度が目安。植え付けから30日たったころに1回め。2月ころと3-4月にもう1度となります。適量に薄めた液体肥料を株元に水代わりにあげてください。
イチゴ栽培ポイント・日常管理
イチゴの種類によっても管理が変わってきますが、イチゴは季節を問わず水管理が大切。そのほか枯れた葉を取り除いたり、敷きわらを敷いて泥のハネから葉を守ったりと気がついたときにできるお世話もあります。
イチゴの作り方・育て方【家庭菜園】6.収獲
水やりをしてよく日に当て放置しているだけでも、それなりに収獲までこぎつけることは可能ですが、より大きく赤く甘く育てるにはその前にできることがあります。収獲に向けてのちょっとしたお世話の方法をご紹介しましょう。
イチゴの収獲時期は
イチゴは一般的には春に旬を迎えます。5月ころが収穫時期。この時期に向けて実を大きく栄養を蓄えさせるためにできることがあります。
イチゴ栽培ポイント・収獲
収獲前の時期には実とランナーが一緒に伸びてきます。この時のランナーは実のためにカットしてしまうのが良いでしょう。栄養を実に集めるためです。剪定の仕方は茎の下、できるだけ根元から。
イチゴの作り方・育て方【家庭菜園】7.増やし方
最後になりますが、翌年もよりたくさんのイチゴを収獲するためにランナーを使った株分けの方法・増やし方を解説していきます。実が終わってから秋の植え付け時期までが苗を作る時期となります。
イチゴの増やし方・時期
実が終わった頃からランナーを使ったイチゴの苗作りの時期となります。実のためにカットしていたランナーも伸びてくるので地面にふれるように誘導してあげると良いでしょう。
イチゴ苗の育て方1.ランナー管理
伸びてきたランナーは土に触れているとそこから根が出てきて栄養を吸収するようになります。鉢植えなどでランナーが宙に浮いている場合はポリポットなどを別途用意してU字ピンなどで軽く土に固定したものを作ります。水やりを忘れずに行うことで数日すると根が出てきます。
イチゴ苗の育て方2.株分け
ランナーから根が出てきたら小苗として育てていくために、株分け作業をおこないます。株分けの方法は簡単で根が伸びたランナーを根元から2センチほど残してカットするだけ。その後もしっかり水やりを忘れずに育てると秋に植える苗の株分けが完了です。
イチゴ栽培ポイント・増やし方
ランナーを伸ばすイチゴのような植物の増やし方はとても簡単です。地植えの場合は放置していても新しい株ができているという場合も。親株から切り離してひとつずつの株にしましょう。どの場合も水切れは幼い苗には大ダメージとなることも。乾燥には十分注意するようにしてください。
まとめ
イチゴを家庭菜園で育てよう
イチゴの育て方ポイントを土作りから解説してきましたがいかがでしたか?もっとも大切なポイントは日当たりと水管理です。実が日光に当たるように株の向きを気をつけて植え付けるとともに、季節によって水やりの量や回数を変えるといったお世話が必要です。赤くかわいらしいイチゴ。デザートの飾り付けやそのままミルクや練乳をかけて食べても。採れたて新鮮なイチゴをたくさん収獲するために、育て方のポイントをぜひご活用くださいね。
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