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雪のような白い花が印象的!冬の訪れを告げるノースポールの花言葉を一挙ご紹介!

真っ白な雪のように上品で可憐な花を咲かせるノースポール。寒い冬の間も心を和ませてくれ、春の終わりまで次々に咲き続けます。日本人好みの上品さと可憐な花姿のノースポールは花言葉も素敵な花言葉です。ノースポールの特徴、花言葉の由来について一挙ご紹介します。
更新: 2021年5月15日
ティンカー・ベル
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目次

素敵な花言葉を持つノースポールの特徴

キク科キク属の1年草

マーガレットを小さくしたような真っ白い花を咲かせるノースポールは、キク科キク属の1年草です。学名はLeucanthemum paludosum(レウカンテムム パルドムス)、植物図鑑によってはChrysanthemum paludosum(クリサンテムム パルドスム)と表記していることもあります。

原産地は北アフリカですが、耐寒性のある植物で、冬から春にかけて次々に花が咲き続けます。開花時期は12月~5月頃まで。花びらの色は白で、鮮やかな黄色の花芯が特徴的です。

ノースポールの正式名称

ノースポールは英語で「north pole」といいます。名前の由来は北極の大地を連想させるという意味から「north pole」と名付けられました。

こんな意味の名を持つノースポールですが、実はノースポールの本来の正式名称は「クリサンセマム・パルドーサム(Chrysanthemum paludosum)」という名称です。

和名では「カンシロギク」と呼ばれる

正式な名前は「クリサンセマム・パルドーサム」と言いますが、現在は「ノースポール」という名前の方が一般的に知られています。日本では「カンシロギク(寒白菊)」とも呼ばれることもあります。

厳密にいうとカンシロギクはキク科フランスギク属の仲間で、ノースポールとは同じキク科の植物でよく似ていますが、種類が異なります。正式名称のクリサンセマムという呼び名はキク科キク属の総称で、ノースポールと呼ばれるこの本種をはじめ、本種とは属名が違う園芸種がいくつもあります。

ノースポールは丈夫で育てやすいのが特徴

白い一重の花びらに黄色い花芯を持つノースポールは、草丈が20cm程で、12月の開花時期から5月下旬ごろまで次々に花を咲かせる草花です。日光を好み、寒さにも強い育てやすさが特徴の花です。花期が長いのもノースポールの魅力です。

真夏は枯れてしまいますが、こぼれ種からでもどんどん増えていく丈夫さは、ノースポールの大きな特徴です。コンクリートの隙間からでも可愛い花を咲かせる姿も見かけます。花壇や鉢植えでは花がらをこまめに摘むと、次々に花を咲かせてくれます。

ノースポールの花言葉

「誠実」「清潔」「愛情」

言葉にできない気持ちの代役になってくれる花言葉。花を贈るときにそんな味方になってくれるノースポールの代表的な花言葉は「誠実」「清潔」「愛情」という花言葉です。ノースポールはこんな花言葉でイメージされています。

ノースポールのこれらの花言葉の意味や由来は、見た目の印象から付けられた花言葉であると言われます。花の少ない冬の期間の貴重な花。シンプルで可愛く周囲を明るくしてくれるガーデニング材料であるノースポールは、前向きな花言葉でイメージされています。

白い花に共通する花言葉

「誠実」や「清潔」という花言葉は、ノースポールの花言葉に限らず、白い花に共通する花言葉でもあります。見た目の印象から付けられた花言葉は、その意味や由来の根拠に乏しい花言葉であることが多いのですが、白という色のイメージから真っ白い花びらが印象的であるノースポールには、白い花に共通する花言葉である「誠実」「清潔」という花言葉でもイメージされています。


「冬の足音」

ノースポールをイメージした花言葉には「冬の足音」という花言葉があります。この花言葉の由来は、語らずとも開花時期を知ることでわかる花言葉です。紅葉が終わり、花壇の花がだんだんと少なくなっていく季節に開花を迎えるノースポール。

パンジーやビオラと並んで、花の少なくなる冬の時期の貴重なガーデニング材料として期待されている花です。そんなノースポールであるので、「冬の足音」という花言葉でイメージされている意味は当然です。

「輪廻転生」

Photo bysasint

寒い冬に花を咲かせ続け、心を和ませてくれるノースポールの花言葉には「輪廻転生(りんねてんせい)」という花言葉でもイメージされています。「輪廻転生」という言葉は古来から世界各地で言われている宗教的な意味を持つ言葉です。

ノースポールの花言葉でもある「輪廻転生」という言葉の意味は、魂は何度でも生まれ変わるという意味で、死んであの世に行った魂もまた生まれ変わって戻ってくるという意味の言葉です。ノースポールにはこんな花言葉でもイメージされています。

ノースポールの花言葉に選ばれた由来

ノースポールにこの言葉が花言葉に選ばれたのは、こぼれ種からでも育つノースポールの生命力の強さ、寒い冬に開花し春の終わりまで、次々に花を咲かせるノースポールの植物学上の特徴が由来して、ノースポールの花言葉として「輪廻転生」という花言葉が付けられたという説があります。

ノースポールの種類

ノースポールの学名の意味

先に紹介したノースポールの学名Leucanthemum paludosumのノースポールの属名である「Leucanthemum(レウカンテムム)」の意味は、ギリシャ語で白い花という意味で、種小名の 「paludosum(パルドムス)」は、池に生えるという意味です。

Chrysanthemum paludosumと学名で表記している属名の「Chrysanthemum(クリサンテムム)」とはキク科キク属を示す言葉です。キク科の植物は似たような花を咲かせる仲間がいくつかもあります。
 

黄色い花を咲かせる「ムルチコーレ」

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

ノースポールの正式名称であるクリサンセマムは、本来、キク科キク属の総称ですが、本種のノースポールをはじめ園芸種にはいくつかの属名の違うキク科の花があります。その1つが、黄色い花を咲かせる「ムルチコーレ」です。キク科コレオステフス属の草花です。

ノースポールと同じキク科の仲間で、白い花を咲かす本種のノースポールの園芸品種です。この種類は本種のノースポールより寒さに弱く、開花時期も3月~5月。ただ白いノースポールと同様に次々に花を咲かせ、まぶしいような黄色い花をたっぷりと楽しめます。

ノースポールより少し大きい「マーガレット」

Photo byPezibear

ノースポールを大きくしたような花姿のマーガレットも、もとをたどるとノースポールと同じキク科の草花。キク科フランスギク属の草花です。マーガレットは真っ白い一重の花びらに花芯が黄色ものが定番でしたが、今では黄色いやピンク、オレンジ色の花びらのものや、八重咲きの種類なども登場しています。

開花時期はノースポールよりも早く、10月~6月下旬。マーガレットも次々と花を咲かせます。シンプルで清楚な花姿が好まれて、鉢植えや花壇に欠かせない花材として楽しまれています。

花びらの多い「デイジー」


ノースポールと同じキク科の仲間で、ノースポールと似ているデイジー。デイジーはキク科ヒナギク属の草花です。ノースポールと同じように花の少なくなる12月~晩春まで、元気に花壇や鉢植えを可愛い花で和ませてくれます。

デイジーは本来一重咲の寒さに強い宿根草ですが、栽培上1年草として楽しまれているのがほとんどです。ノースポールに比べると、黄色い花芯は同じですが、花びらの数が多いのが特徴。色は白のほか濃いピンク、薄いピンク色がポピュラーです。

開花時期が初夏の「フランスギク」

Photo byHans

ノースポールの仲間でフランスギクという種類も、ノースポールやマーガレットとよく似た花を咲かせます。フランスギクはキク科フランスギク属の植物で、マーガレットと近い種類です。ノースポールやマーガレットと違うのは開花時期で、開花は6月~7月。初夏に咲く花です。

花の色はノースポール同様に白い花びらの黄色い花芯の1色です。ちなみに属名は違ってもキク科のノースポールと仲間であるどの花の香りも、キクのような香りがします。ただどの種類も香りはそれほど強い香りではありません。

ノースポールの仲間の花言葉

ムルチコーレは「誠実」

Photo by kanonn

ノースポールの仲間であるコレオステフス属のムルチコーレの花言葉は「誠実」です。まぶしいくらいに明るい黄色の花をたっぷりと咲かせます。春らしく明るくナチュラル感のある花です。

花言葉の由来はその根拠に乏しいところですが、ノースポールと同様にこぼれ種からでも増える丈夫さや、次々に花を咲かせる植物学上の特徴からノースポールと同じように「誠実」という花言葉でイメージされているのではないかという説があります。

マーガレットは「真実の愛」

Photo byNickyPe

ノースポールを大きくしたような花姿のフランスギク属のマーガレットの花言葉は「真実の愛」という花言葉でイメージされています。ヨーロッパでは、花びらで恋占いをする花として古くから親しまれてきた花です。そんな遊びが由来した花言葉です。

ギリシャ神話の中では純潔の女神に捧げられた花であるということで「誠実」「信頼」という花言葉もあるますが、花びらで恋占いをしたことから「真実の愛」という花言葉も生まれたそうです。

デイジーは「無垢」「無邪気」

Photo by t.shigesa

ノースポールより花びらの多いヒナギク属のデイジーの花言葉は「無垢」「無邪気」という花言葉です。マーガレットと同じようにイギリスではデイジーの花びらを1枚ずつちぎりながら「好き、嫌い、好き…」と恋占いに使って子供たちが遊んだ花。そんな事柄がこの花言葉の由来となっているという説があります。

フランスギクは「忍耐」「寛容」

Photo byPezibear

マーガレットと同じフランスギク属の仲間であるフランスギクの花言葉は「忍耐」「寛容」という花言葉です。原産地は西アジア~ヨーロッパ。自生しているフランスギクは草原のほか、荒野でも可憐な花姿で花を咲かせています。荒れ地でも繁殖力旺盛である特徴から、「忍耐」「寛容」という花言葉でイメージされていると言われます。

ノースポールの誕生花

誕生花とは


古来から花や樹木には神秘的な力が宿っていると言われていました。花言葉とはギリシャ神話や、古来から言い伝えられている伝説、歴史、宗教、習慣、植物学上の特徴、そして見た目の印象で、その植物をイメージして花言葉が選ばれています。

そして花(植物)には花言葉以外に、その植物を暦の日にちに割り当てた誕生花というものがあります。誰がどのような方法で決めたのかその由来はわかりません。ただ遥か昔、まだ神々が支配していた時代に、その日に神秘的な力を宿す植物を神々が割り当てて決めたという説があります。

ノースポールの誕生花は1月9日、12月24日

ノースポールの誕生花は1月9日、12月24日です。また植物図鑑によっては3月27日と12月21日もノースポールの誕生花として紹介していることがあります。花言葉と同様に誕生花も花を贈るときに小粋なメッセージとなってくれます。

花言葉同様に花を贈るときに活躍!

365日すべてに日には、決められた花(植物)があり、決められた花がその日の誕生花です。それは365日のうち、たった1日しかないこともあれば、ノースポールのように365日のうち、何日か誕生花とされていることがあります。

花をお誕生日に贈るときは、その日の誕生花を調べて、花束に添えるとその花が持つパワーも一緒に届けてあげることができるので、花言葉と一緒に誕生花を覚えておくとよいでしょう。

花言葉を知って可愛いノースポールを楽しもう!

日本人好みの上品さと可憐さが人気の冬の花壇を彩るノースポール。「誠実」や「清潔」「輪廻転生」など前向きの花言葉でイメージされているノースポールは、寒い冬の間も心を和ませてくれます。花によってはネガティブな内容の花言葉を持つ花もありますが、ノースポールの花言葉には悪い意味の花言葉や怖い言葉の花言葉はありません。花言葉を知って、ノースポールをより一層に楽しんでください。

ノースポールについてもっと知りたい方はこちらもチェック!

当サイト「暮らしーの」では、ノースポールについて他にもまとめています。花壇が寂しくなる冬の季節に可愛い花を咲かせてて花壇や鉢植えを飾ってくれるノースポール。ガーデニング初心者でも育てやすい花として人気です。当サイトではノースポールの育て方ついて解説しています。ノースポールについてもっと知りたい方はこちらもチェックしてみてください。