日原鍾乳洞と周辺観光スポットをご紹介!
東京都の奥多摩エリアに位置する日原鍾乳洞(にっぱらしょうにゅうどう)は、自然が作り出した神秘的な鍾乳石が見学できる人気の観光スポットです。また、日原鍾乳洞がある奥多摩エリアには東京都内とは思えない雄大な自然と触れあえるスポットも多くそろっています。
そんな日原鍾乳洞を中心に、周辺にあるおすすめの観光スポットもあわせてご紹介します。(当記事は2021年2月時点の情報を元に作成しています)
日原鍾乳洞に訪問する前に!
日原鍾乳洞は子どもから大人まで楽しめるおすすめの観光スポットですが、奥多摩駅からさらに奥に進んだ場所にあるため、バスや車でのアクセスとなります。アクセスする際には注意が必要な点もあるので、訪問する前にしっかりと確認しておきましょう。
また、日原鍾乳洞の見どころとあわせて注意点もご紹介します。こちらもあわせてチェックして、当日は日原鍾乳洞や周辺での観光をゆったりと楽しみましょう。
日原鍾乳洞の見どころと注意点
①日原鍾乳洞のスケール
日原鍾乳洞の内部は総延長が1270mほどで、周回するコースとなっているので、入口と出口が同じ場所です。通路は歩きやすいように整備されていますが、高低差が134mほどあります。階段が続く場所もあるので、夏休みシーズンなどで混雑している時には譲り合って楽しく見学をしましょう。
また、日原鍾乳洞の内部の温度は年間を通して11度ほどで、夏のシーズンには涼しく、冬シーズンは暖かく感じるのが特徴となっています。
日原鍾乳洞を見学する際の注意点
日原鍾乳洞は階段が多く、履きなれた靴や動きやすい服装がおすすめです。上から水滴が垂れてきたり、足元が濡れている場合もあるので、帽子やタオルなども用意しておきましょう。特に雨が降っている時や降った後には水滴の量が多くなるため、カッパなどがあると安心です。
日原鍾乳洞の洞内の温度は11度で、季節によっては外との温度差があります。上着などで調整できるように、服装や持ち物をそろえてから観光を楽しみましょう。
②日原鍾乳洞でおすすめの見どころ
日原鍾乳洞は東京都の天然記念物に指定されています。また、信仰の対象とされていた事から、洞内にある鍾乳石や石筍には「白衣観音」などの名前が付けられているのも特徴です。
鍾乳石は1㎝の長さになるまでに70年ほど、石筍は130年ほどかかるといわれています。日原鍾乳洞をゆっくりと巡りながら、自然が作り出した神秘的な景色を楽しみましょう。
日原鍾乳洞内の見どころを巡る際の注意点
日原鍾乳洞には、ライトアップされてさらに神秘的な景色が楽しめる「死出の山」や、縁結びにご利益があるといわれる「縁結び観音」など、たくさんの見どころがそろっています。
中でも「死出の山」は鍾乳洞内とは思えない大きな空間が広がる場所を階段で見学をするスタイルとなるため、混雑している時には足元や周りの人に注意が必要です。小さい子どもを連れて行く時には目を離さないようにして、安全に見学しましょう。
日原鍾乳洞へのアクセス方法
日原鍾乳洞へ電車とバスでのアクセス方法
日原鍾乳洞へ電車でアクセスする際の最寄り駅は、JR青梅線の「奥多摩駅」です。奥多摩駅からは路線バス(西東京バス)で35分ほどとなりますが、平日と土日祝日で終点となるバス停が違うため、アクセス方法も異なります。
バスを使って日原鍾乳洞へアクセスする場合には、下車するバス停とバスの時刻などを事前にしっかりと確認しておきましょう。
「平日」の日原鍾乳洞へのバスでのアクセス方法
平日に日原鍾乳洞へバスでアクセスする場合は、奥多摩駅から西東京バスの「奥20」(鍾乳洞行き)に乗車し、終点の「鍾乳洞バス停」で下車します。鍾乳洞バス停から日原鍾乳洞までは徒歩5分ほどです。
2021年2月時点では、「奥20」の始発は午前8時10分、最終は午後3時25分で、早朝と夕方は「東日原止まり」(奥21)のバスのみとなります。「東日原止まり」に乗車すると、かなり歩く事になるので気をつけましょう。
「土日祝日」の日原鍾乳洞へのバスでのアクセス方法
土曜・日曜・祝日に運行している西東京バスの「奥21」(東日原行き)は終点が「東日原バス停」となり、平日に下車できる「鍾乳洞バス停」からは約2kmほど手前の場所となります。
東日原バス停から日原鍾乳洞までは徒歩で20分ほどかかるので服装や持ち物などにも気をつけましょう。また、小型バスで乗車できる人数も少なめのため、混雑していて乗れなかった時には次の便まで待たなくてはいけない場合もあり、注意が必要です。
日原鍾乳洞へ車でのアクセス方法と駐車場
日原鍾乳洞へ車でアクセスする場合は、圏央道の「日の出インターチェンジ」から1時間ほど、「青梅インターチェンジ」からは50分ほどです。
奥多摩駅の付近からは日原街道を20分ほど進むルートとなりますが、山間で道幅が狭い場所もあるので、安全運転を心がけましょう。また、奥多摩エリアは夏の雷雨や冬の降雪など天気が急変しやすく、観光シーズンには渋滞が発生する場合もあるので、注意が必要です。
日原鍾乳洞の駐車場と注意点
日原鍾乳洞には無料で利用できる駐車場がありますが、観光シーズンや夏休み中など混雑している時には数時間の駐車場待ちが発生する場合があります。また、2kmほど離れた所に臨時駐車場もありますが、収容台数は少なめです。
混雑しているシーズンに車で日原鍾乳洞へアクセスする場合には周辺の渋滞と駐車場待ちを考慮して、時間に余裕を持って出発しましょう。
日原鍾乳洞の施設情報
日原鍾乳洞の営業時間と営業期間
日原鍾乳洞の営業期間は、1月4日から12月29日までで、12月30日から翌年の1月3日までは休業となります。また、荒天などで臨時休業する場合もあるので、心配な場合には日原鍾乳洞の公式ツイッターやフェイスブックなどで事前に確認しておきましょう。
営業時間は、4月1日から11月30日までは午前9時から午後5時まで、12月1日から翌年の3月31日までは午前9時から午後4時30分までです。
日原鍾乳洞の入場料金
日原鍾乳洞の入場料金は、大人(高校生以上)800円、中学生は600円、小学生は500円です。日原鍾乳洞の公式サイトには割引券もあるので、お得な料金で入場したい人は活用しましょう。
25名以上の団体の場合の入場料金は、大人(高校生以上)700円、中学生500円、小学生400円となります。
日原鍾乳洞
- 住所〒198-0211
東京都西多摩郡奥多摩町日原1052 - 電話番号0428-83-8491
- 営業時間営業期間:1/4~12/29(年末年始休業12/30~1/3)
営業時間:9時~17:00(4/1~11/30)/9時~16時半(12/1~3/31) - 公式サイトURLhttp://www.nippara.com/nippara/syounyuudou/syounyuudou.html
日原鍾乳洞周辺のおすすめ観光スポット
①巨樹の魅力に触れる「奥多摩町立 日原 森林館」
日原鍾乳洞がある日原エリアは、巨樹や巨木が多い事でも知られています。日原鍾乳洞にアクセスする途中の、東日原バス停から徒歩3分ほどの場所にある「奥多摩町立 日原 森林館」は、巨樹の魅力に触れられる施設です。
入館料は大人200円、小中学生は100円で、年間を通して営業していますが月曜日(祝日の場合は翌日)が休館日となります。バスの待ち時間などに立ち寄ってみてください。
日原鍾乳洞までのハイキングもおすすめ
「奥多摩町立 日原 森林館」から「日原小学校跡」方面へ向かい、巨樹の間を通って鍾乳洞バス停付近まで進む「巨樹コース」でのハイキングもおすすめです。
所要時間は40分ほどで、高低差も100mほどと子どもでも楽しめるハイキングコースとなっていますが、木々の間を通るので服装や持ち物などに気をつけて、景色を楽しみながら進みましょう。その他にも周辺には日帰りでも楽しめるハイキングや登山コースがそろっています。
奥多摩町立 日原 森林館
- 住所〒198-0211
東京都西多摩郡奥多摩町日原819 - 電話番号0428-83-3300
②気軽に釣りが楽しめる「氷川国際ます釣場」
日原鍾乳洞からすぐの場所にある「日原渓流釣場」は、初心者から上級者まで気軽に本格的な渓流釣りが楽しめる人気のスポットですが、台風による被害を受けたため、2021年2月時点では休業しています。
日原エリアには他にも「氷川国際ます釣場」があり、こちらも釣りやバーベキューが楽しめるおすすめのスポットです。
釣り初心者やファミリーにもおすすめ
氷川国際ます釣場は日原川の流れを利用した管理釣り場で、貸竿もあるので初心者やファミリーにもおすすめのスポットです。釣りとともにバーベキューも楽しめるので、自然の景色を眺めながらゆったりと過ごせます。
奥多摩駅から徒歩圏内の、日原街道から少し入った場所にあるので、日原鍾乳洞の観光とあわせて訪問してみてください。
氷川国際ます釣場
- 住所〒198-0212
東京都西多摩郡奥多摩町氷川397-1 - 電話番号0428-83-2147
③宿泊をして「キャンプ」を楽しむのもおすすめ
日原鍾乳洞は日帰りでも観光できますが、混雑していて渋滞などが予想される時には宿泊施設を予約してゆっくりと過ごすのもおすすめです。
日原鍾乳洞の周辺には、自然を満喫しながら過ごせるキャンプ場がたくさんそろっています。その中から厳選して、ここでは「氷川キャンプ場」と「アメリカキャンプ村」をご紹介します。予約や利用方法、料金などをしっかりと確認して、日原エリアを満喫しましょう。
キャンプ初心者から上級者まで人気の「氷川キャンプ場」
氷川キャンプ場は奥多摩駅から徒歩5分ほどとアクセスが良好ながら、多摩川での川遊びなど自然あふれる場所でのキャンプが楽しめる人気のスポットです。
多摩川沿いのテントサイトで直火のキャンプを堪能したり、ロッジやコテージに宿泊してアウトドアを楽しんだりと、シーンにあわせた楽しみ方ができます。サイトにより予約の有無や料金が異なるので、予約方法などを確認しておきましょう。
氷川キャンプ場
- 住所〒198-0212
東京都西多摩郡奥多摩町氷川702 - アクセス奥多摩駅から徒歩で5分
- 電話番号0428-83-2134
ファミリーでも気軽に楽しめる「アメリカキャンプ村」
アメリカキャンプ村は奥多摩駅から徒歩30分ほどの場所にある、宿泊やデイキャンプのほか、アスレチックや川遊びといったレジャーなど、色々な楽しみ方ができる人気のスポットです。
宿泊はテントではなくログハウスとなりますが、バスやトイレ付きで、BBQ機材のレンタルなどもあるので、ファミリーでも気軽にアウトドア気分が楽しめます。宿泊プランが豊富にそろっているので、シーンなどにあわせて予約をしてみてください。
アメリカキャンプ村
- 住所〒198-0213
東京都西多摩郡奥多摩町海沢230 - 電話番号0428-83-2724
④観光の後におすすめの「日帰り温泉」
日原鍾乳洞やその周辺での観光を楽しんだ後に、ゆったりと温泉で疲れを癒してから帰宅をするのもおすすめです。
ここでは、観光の後におすすめの日帰り温泉施設の「奥多摩温泉 もえぎの湯」と、旅館の大浴場を日帰りで利用できる「氷川郷麻葉の湯 三河屋旅館」の、2つの温泉スポットをご紹介します。それぞれ趣が異なるので、シーンにあわせて選んでみてください。
日帰り温泉施設「奥多摩温泉 もえぎの湯」
奥多摩温泉 もえぎの湯は、奥多摩駅から徒歩10分ほどの場所にある日帰り温泉施設です。四季折々の景色を眺めながら源泉100パーセントの湯を堪能できる内風呂や露天風呂、足湯がそろっています。
また、ヤマメなど奥多摩ならではの料理が楽しめる食事処もあるので、ゆったりと過ごしましょう。3時間までの料金は大人850円、小学生450円で、超過料金は1時間ごとに200円となります。
奥多摩温泉もえぎの湯
- 住所〒198-0212
東京都西多摩郡 奥多摩町氷川119-1 - 電話番号0428-82-7770
- 営業時間10:00~20:00(月曜定休、月曜が祝日なら翌日休業)
- 公式サイトURLhttps://www.okutamas.co.jp/moegi/
立ち寄り湯が楽しめる「氷川郷麻葉の湯 三河屋旅館」
氷川郷麻葉の湯 三河屋旅館は、奥多摩駅から徒歩7分ほどの場所にある、創業200年の歴史を持つ老舗旅館です。
緑豊かな自然を間近に堪能できる温泉大浴場は、日帰りでも利用できます。料金は大人1000円、子ども600円となりますが、混雑状況などにより利用できない場合もあるので訪問前に確認しておきましょう。また、宿泊予約をして、ゆったりとした時間を過ごすのもおすすめです。
氷川郷麻葉の湯 三河屋旅館
- 住所〒198-0212
東京都西多摩郡奥多摩町氷川1414 - 電話番号0428-83-2027
- 公式サイトURLhttps://mikawaya-ryokan.com/
日原鍾乳洞と周辺観光スポットを満喫しよう!
東京都の奥多摩エリアにある日原鍾乳洞と、その周辺にあるおすすめの観光スポットをご紹介しました。日原鍾乳洞は奥多摩エリアの中でも、ややアクセスしにくい場所にありますが、神秘的な景色が楽しめる人気のスポットです。
アクセス方法などをしっかりと確認してから訪問をして、日原鍾乳洞や周辺のスポットをゆったりと堪能しましょう。
奥多摩エリアが気になる人はこちらもチェック!
日原鍾乳洞がある奥多摩エリアには、今回ご紹介したスポットのほかにも、たくさんの魅力的なスポットがそろっています。奥多摩の滝スポットや、ドライブやツーリングにおすすめのスポットをまとめた記事をご紹介しますので、あわせてチェックして、奥多摩エリアの人気スポットを隅々まで楽しみましょう。
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