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他のテントと差別化を図れる!【クロノスキャビン特集!】タイプ別の違いとは?

クロノスキャビンはクロノスドームの設計思想を受け継いで開発されたレジャー用テントです。ストイックなテントを開発するのが得意なモンベルが開発しことに、クロノスキャビンの意味があります。特徴を解説しながら、サイズの違いや組み立て方を紹介しますね。
2021年3月27日
hosokawa_taka
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目次

この記事で紹介しているアイテム

クロノスキャビン2型/モンベル

クロノスキャビン3型/モンベル

クロノスキャビン4型/モンベル

クロノスキャビンの特徴を解説!はじめに

クロノスキャビンはクロノスドームに広い前室を追加されたテントで、キャノピーを張り出せるのが特徴です。登山やバイクツーリングに愛用者が多いクロノスドームに、キャンプを楽しむ要素が盛り込まれました。高性能なテントをレジャーキャンプで用いられる意味は大きいですね。

ここではクロノスキャビンの特徴を紹介し、他のレジャー用テントとの違いを深掘りします。なお、この記事は2021年3月25日現在の情報をもとに作成しますことをご了承ください。

クロノスドームとの違い

混んだフリーサイトから悪天キャンプもOK

クロノスキャビンはコンパクトな設営面積に広い空間を確保できるのも特徴です。本体の骨格となる2本のポールを直角に交差させ、インナーテントの容積を稼ぐ構造が用いられています。

フライシートの素材はクロノスドームと同じポリエステル製で、耐水圧も1,500mmと必要にして十分なレベル。梅雨の長雨や夏の一時的な豪雨にも耐えられる耐水圧です。フライシートの色は雨天時でも視認性に優れています。

ファミリーサイズもラインアップ

クロノスキャビンには2人用の2型、3人用の3型、4人用の4型がラインアップされています。クロノスドームとの違いは、クロノスキャビンには1型がなく、3型がラインアップされているところです。

モンベルで人気のムーンライトとの違いは3型の有無。ムーンライトは刷新され、ゆるキャン△リンちゃんの愛幕旧3型は廃番となりました。新2型は旧3型をダウンサイズしたテント。ちなみに、ムーンライトキャビン4は2ルームテントです。

厳しい目で見るほど理にかなったテント

厳しい見方をするほど、クロノスキャビンは理にかなったテントであることが分かります。込み合ったフリーサイトでもコンパクトに設営できますし、低く構えたシルエットは耐風性も抜群。これまでレジャー用テントが妥協していた課題にモンベルが取り組んだテントだといえます。

では本題!モンベルのクロノスキャビンの特徴を解説します。口コミ情報も交えてサイズ感を確認し、クロノスキャビンの組み立て方や似合うキャンプスタイルも考えますね。

クロノスキャビンのサイズ

出典:ライター作成

クロノスキャビンのサイズは登山用としては大きめ、レジャー用としては小さめ、そんなサイズ感です。インナーテントの容積を確保できるバーティカル・クロス・システムの効果をレジャーキャンプに活かしたサイズで、使用目的の範囲内で快適さを得られる設定です。

クロノスキャビンのサイズに小気味よさを感じたあなたは旅慣れたキャンパー。クロノスキャビンは観光地をアクティブにめぐるキャンプにおすすめのサイズです。

動力移動での旅キャンプにおすすめ!

クロノスキャビン【2型】


クロノスキャビン2型は2人用とされていますが、レジャーキャンプではソロキャンプ向きと捉えるのが妥当です。

インナーテントのフロアサイズはクロノスドームと同じです。モンベルの公式HPでの表記方法がクロノスキャビンとクロノスドームで違うものの、高さはほぼ同じだと考えていいでしょう。収納サイズは本体がΦ20×50、ポールがΦ5×46cmで、総重量は4.3kgです。アメニティSやステイシーST2と比較したユーザーの口コミ情報を紹介しますね。

【クロノスキャビン2型】前室部分の高さと景色等を楽しむための開放感がクロノスキャビンが一番優れていると感じた。重さはアメドより軽くステイシーよりは少し重いが、ステイシーでは別売りのポールが付属しているので、それ含めるとおそらく同じぐらい。

クロノスキャビン【3型】

クロノスキャビン3型は大人2人のデュオキャンプでゆとりを感じられるサイズです。大人2人、子ども1人でもキャンプを楽しめます。収納サイズは本体がΦ23×55cmでポールがΦ5×51cmです。

クロノスキャビン3型のインナーテントの面積はクロノスドーム4型より広いですね。モンベルのテントでインナーテントのフロアサイズが同等のはムーンライトキャビン4。口コミ情報では、ソロキャンプにクロノスキャビン3型は大きすぎるといわれます。

クロノスキャビン【4型】

クロノスキャビン4型は大人2人子ども2人のファミリーで快適なサイズですが、前室を荷物置き場にすれば大人4人でも収容可能。収納サイズは本体とポール同梱で31×27×70cmです。

ファミリー用テントとしては高さが140cmとかなり低めです。立っての着替えはできませんし、人によっては膝立ちでも頭が当たる可能性があります。しかし、ファミリーに人気の海水浴キャンプでは耐風性に期待できます。クロノスキャビン4型の口コミ情報を紹介しますね。

家族4人でスペース的にも問題なく過ごせました。今後ファミリーテントの定番に仲間入りしてもおかしくないのでは、と個人的には思います。

クロノスキャビンの組み立て方

クロノスキャビンはクロノスドームの組み立て方を継承し、設営時間を短縮できるように工夫されています。初心者でも15分の設営時間で済むという口コミ情報も見かけます。キャノピーを張り出せばタープは不要ですので、クロノスキャビンを組み立てるだけで設営は完了です。

バイクツーリングでは遅くにチェックインすることもありますので、設営時間が短いのはうれしいですね。ファミリーでは子どもを退屈させないうちに完了する設営時間だといえます。

設営時間を圧倒的に短縮!

本体のポールが一体化


クロノスキャビンの本体を支えるポールはストレッチコードでつながれています。2本のポールを直角に交差させて…と先述しましたが、厳密にいえば、本体を支えるポールはクロスソケットで一体化されています。キャノピーポールを立ててロープでペグダウンしても、設営時間は30分あれば十分です。

クロノスキャビンのインナーテントは吊り下げ型。専用のグランドシートを用いれば、フライシートをシェルターとして活用できます。

組み立て方

クロノスキャビンの組み立て方はモンベルのyoutube動画で確認しましょう。インナーテントを広げ、ポールを立ち上げながら接続し、フライシートをかぶせたら、前室のサブポールをスリーブに通して固定するのが基本的な流れです。ただ、本体ポールを無理に立ち上げるとポールが破損する可能性があります。クロスソケット付近でポールが破損すると、現地での補修は困難です。

余談:ポールの破損を防ぐために

ポールにかかる負担を軽減するために、インナーテントのドアを開けて空気が入りやすくする組み立て方を試してみましょう。ポールを立ち上げてから頭頂部のフックをかける組み立て方もあります。4型なら、1人がインナーテントに入ってクロスソケットを持ち上げ、もう1人がポールと接続する組み立て方もありです。

クロノスキャビンは前室を風下にして設営するのがおすすめです。風の向きを考慮しながら、確実にペグダウンしましょう。

キャノピーの張り出し方

クロノスキャビンのキャノピーの組み立て方は、2本のロープでペグダウンするだけと簡単です。別途にタープを設営するより設営時間は短縮できます。

クロノスキャビンの前室は非常に広いので、別途にタープを設営する必要がありません。別途にタープが必要であれば、クロノスキャビンの横や後室側に設営する方が効率的なレイアウトになります。また、キャノピーを低くペグダウンすれば、プライバシーを守りながら通気性を確保することも可能です。

クロノスキャビンが似合うスタイル

クロノスキャビンはすべての型で前後に出入り口が設けられているのも特徴です。クロノスドームの1型と2型は出入り口が片方にしかありません。前室を荷物置き場にすれば、インナーテントの収容人数を最大にできます。前室のキャノピーを張り出して、キッチンとして活用するのもありです。

収納サイズが大きく、総重量が重いのも事実です。しかし、広い前室を上手く活用すればタープは不要ですので、荷物の軽量コンパクト化にも貢献してくれます。

自転車やバイクは?焚き火やストーブとの適正は?

自転車ツーリングに適している?

出典:ライター作成

クロノスキャビンは動力移動でのキャンプが似合うテントです。モンベルの公式HPには、2型は自転車ツーリングでもOKと記載されていますが、総重量は4.3kgもありますので、自転車でのソロツーリングには重いですね。

しかし、デュオやグループでの自転車ツーリングで荷物を分け合って積載するスタイルならクロノスキャビンはおすすめ。雨が降っても仲間とルート確認やミーティングができますし、絆を深め合うこともできます。


バイクツーリングに適している?

キャンプを楽しむバイクツーリングにはクロノスキャビン2型がおすすめです。総重量は重く、収納サイズもコンパクトではありませんが、パッキング性は一般的なツーリングテントにタープを追加するのと同程度です。

コールマンのツーリングドーム/STと似通っていますが、ポールがアルミ製で、インナーテントが吊り下げ式なのが大きな違い。強風下でも形状を維持してくれますし、専用グランドシートを併用すれば、雨天時の撤収が楽になります。

ストーブや焚き火との相性は?

クロノスキャビンのフライシートには難燃加工が施されています。しかし、燃えないのではなく、炎の燃え広がりを防ぐための加工です。焚き火やストーブの熱に強いわけではありません。

クロノスキャビンで焚き火を楽しむなら、焚き火の熱や火の粉がフライシートを傷めないように注意しましょう。また、クロノスキャビンは他のレジャー用テントよりも容積が小さいので、前室でストーブを焚いて冬キャンプを楽しむには、十分すぎるほどの換気が必要です。

クロノスキャビンの特徴を解説!まとめ

モンベルがレジャーキャンプに提唱するもの

クロノスキャビンは自然の美しさと厳しさを知り尽くしたモンベルが開発したことに意味があります。ストイックなテントを開発してきたモンベルのノウハウが活かされたテントだといっても過言ではありません。

キャンプは多くの人から親しまれているレジャーです。自然に親しみ、自然を楽しんでこそキャンプは有意義なものとなります。しかし、ときに自然は人間に対して牙をむきます。そんな悪天候にも耐えられるレジャー用テントは稀有な存在ですね。

クロノスが気になる人はこちらをチェック!

クロノスキャビンはクロノスドームの設計思想を受け継いで開発されました。クロノスキャビンと違い、クロノスドームのサイズや重量はストイック!登山や自転車ツーリングなどの人力移動はもちろん、バイクツーリングやキャンプ場を宿代わりにする自動車旅行にも適しています。レジャーキャンプ向けのクロノスキャビンと比較しながらチェックしたいですね。