モンベルとは
登山家が創業した日本の会社
モンベルは日本のアウトドア総合メーカーで登山家、冒険家の辰野勇さんが創業した信頼と実績のある会社です。モンベルの製品は登山でのテント泊でも耐えうる製品や月明かりでも簡単に設営できる製品などがあり人気です。耐候性特に山岳でしようする場合高所特有の強い風と冷気からしっかり守れるように作られています。テントなどのキャンプ用品以外にもロードバイクなどサイクリング用品も充実していて愛用者は多いメーカーの一つです。
登山で使えるテントとは
通常のキャンプとは違う過酷な状況
登山で使うテントには次の要項を満たしているものが使いやすいです。まずは軽量でコンパクトなことが大切です。持っていける荷物の量が限られているため重くなくなおかつコンパクトなものがいいです。次に設営が簡単な事。これは普通のキャンプでもそうですが登山では天候が変わりやすいのもありなるべく簡単に設営でができるものが好まれます。そして最後は耐候性(頑丈、防風、防雨)があることです。風に強く耐水圧が高いテントが大切です。
モンベル クロノスドームの魅力
クロノスドームはマルチに使える
モンベルのクロノスドーム2型を含めクロノスドームシリーズは軽量で耐水圧も2000ミリと耐候性もあるのでツーリング、登山、キャンプとマルチに使えます。フライシートにスカートがついていないので3シーズンでの使用が想定されています。通常のドーム型テントは二本のポールを交差させて設営するのですがクロノスドームでは4本のポールを天井部分で垂直に交差して固定するソケットを利用する独自の方法を採用しています。
クロノスドームは居住スペースが広い
ソケットで固定する独自の方法はバーティカル・クロス・システムという特許技術で天井付近のポールが従来のドーム型のテントと比べ外側に大きく張り出すので補助用のポールを使用しなくても幕内が広くなり快適にすごせます。簡単に設営、撤収できるように4本のポールすべてがショックコードと一体になっているでとても使いやすいです。
クロノスドームは前室が広い
クロノスドームは広い前室をポール無しで作る工夫があり、フライシートの途中から張り縄を引くことができます。フライシートの途中からしっかりと引くことでフライシートが引っ張られ、従来のドーム型テントより前室に高さができるので荷物の出し入れ、お湯を沸かすなどの簡単な作業がしやすいです。
クロノスドームは自然消火される
クロノスドームには難燃性加工が施されているので万が一、生地に火が直接当たっても燃え広がらず自然に消火されます。これも前室でお湯を沸かすなどの作業をするためにはあった方がいい加工です。またテント内で火を使わなくても焚き火などの火の粉が風で飛ばされてテントに燃え移る可能性もあるので加工されていると安心できます。垂直に立てた生地を真下から12秒間炎を当てる燃焼実験では未加工のものと比べると燃焼範囲は半分程度です。
モンベル クロノスドームの耐候性、耐水圧
クロノスドームは耐水圧が高い
クロノスドームの耐水圧はインナーテントのボトム部分が2000ミリ、フライシートが1500ミリとなっています。耐水圧とは1cm四方にどのくらいの水圧がかかっても裏側に浸透しないかという数値で傘がおよそ200~500ミリぐらいです。小雨が500ミリ、普通の雨が1200ミリ、大雨が1500ミリ程度と考えられているのでクロノスドームは大雨でも耐えれます。
クロノスドームは通気性が高い
耐水圧が高いとどうしても通気性が悪くなり蒸し暑くなります。クロノスドームはダブルウォールなので通気性が良くないとなおさら蒸し暑くなりますが、入り口全面、対面上部がメッシュ生地とテント本体の生地でできていてファスナーで開閉することで簡単にテント内の温度調節ができます。また一般的なドーム型のテントではフライシートにあるベンチレーターは一箇所のものが多いですがクロノスドームでは二箇所ありテント内からでも開閉可能です。
モンベル クロノスドームの注意点
クロノスドームでは天井部分のメッシュ棚はオプションパーツ
ドーム型テントには一部天井部分のデッドスペースをなくすようにメッシュ生地できた棚があり小物が置けるようになっています。クロノスドームではオプションパーツになり標準のクロノスドームでは天井部分に棚はありません。サイドにメッシュポケットはあります。
ポールがテント本体と一緒に収納できない
クロノスドームはテント本体とポールをそれぞれ別に収納袋がりそれぞれ別に収納するため少し荷物が多くなります。多くなると言ってもそれぞれの収納サイズは比較的小さめです。
モンベル クロノスドームの設営方法
設営方法に違いはない
クロノスドームは1型と2型、大きい4型でも設営方法は変わりません。簡単に設営できるのはモンベルの製品の強みでもあり登山でも使えるテントとしては大切なポイントです。
クロノスドームの設営方法①
ポールフックが付いている面を上にして地面にインナーテントを広げます。この時風があると簡単にインナーテントは飛ばされてしまうので風がある日はペグを使って軽く止めます。この時はまだ仮止めなので正しくペグを地面に打ち込む必要はありません。
クロノスドームの設営方法②
ポール組み立てます。ショックコード通りに接続します。この時ショックコードが見えなくなるまで奥までしっかりと差し込み、その後インナーテント天頂部中央二箇所にあるフックを同一線上のポールに固定します。クロノスドームはどのポールも同じ長さなので設営に失敗すること無く簡単にできます。
クロノスドームの設営方法③
4箇所のポールの先端をインナーテント底部にあるテープのハトメに通し本体四隅にあるループをペグで固定してインナーテントは完成です。次にフライシートをかぶせます。インナーテントの出口とフライシート出口を確認しフライシートをかぶせ内側のマジックテープでポールにフライシートを固定していきます。そのあとテント底部にあるフライシート固定用のゴム製のループ使いフライシートのフックを使って固定していきます。
クロノスドームの設営方法④
風が拭いても居住性を確保するためにロープを張ります。張り縄用のループがサイドに2箇所ずつあり前後のベンチレーターに一箇所ずつあり、ロープが張れるようになっています。付属のロープには長さ調節用に自在がついているので調整しながらロープでペグと固定していきます。そのごフライシートの裾部分も同じようにペグで固定して設営終了です。文字で見ると難しく感じますが設営方法自体はよくあるX型のドームテントとそんなにかわりません。
モンベル クロノスドーム2型と1型の違い
2型と1型の違い① 値段
1型は2018年3月6日現在でメーカー小売希望価格 ¥21,000(税別)で2型が同じく2018年3月6日現在メーカー小売希望価格 ¥22,800(税別)です。そこまで差額が多くないのでソロで使う場合でも荷物を置くスペースが前室以外にもできるので1型より少し大きい2型をおすすめします。
2型と1型の違い② サイズと重さ
1型は張り縄やペグ、収納バッグを含む総重量で2.19キロで2型は同じく総重量2.43キロです。インナーテントの大きさが少しだけ違い、1型は220センチ×100センチ。2型が230×130センチとなっています。前室の奥行きは1型も2型も同じ75センチですが前室の幅はインナーテントの幅と同じなので1型は220センチです。収納サイズの違いは1型は33センチ×φ16センチ、2型は35センチ×φ17センチです。
ポール収納サイズの違い
クロノスドームはポールを本体とは別に収納します。1型のポール収納サイズは43センチ×φ6センチ。二型は44センチ×φ6センチです。
モンベル クロノスドーム2型と4型の違い
2型と4型の違い① 値段、対応人数
クロノスドーム4型は一番大きい型でメーカー小売希望価格 2018年3月6日現在¥35,500(税別)と差額が大きくなります。対応人数が1型、2型ともに二人まででしたが4型は4人まで利用できます。
2型と4型の違い② 形状と重さ
4型は1型、2型と比べると形状も少し異なります。前室が前後にできインナーテントのメッシュ生地の位置が両側の出入り口に変わりました。またベンチレーターのも4型は前後に前室ができた為インナーテントの中からは開閉できなくなっています。4型の重さは総重量で3.64キロと登山で持ち運ぶには少し重いです。インナーサイズは240センチ×210センチで前後の前室は奥行き80センチとなっています。
4型の収納サイズ
4型の収納サイズは43センチ×φ20センチでポールの収納サイズは53センチ×φ7センチです。
モンベル クロノスドーム2型の評価と口コミ
クロノスドームの評価
クロノスドーム2型についての評価はどうなっているのか調べてみました。通販大手2社とアウトドア専門の通販サイトで口コミを調べた結果多くの人が満足していることが分かり、通販サイト各店舗のレビューシステムでも星4つや星5つとかなり高評価です。またクロノスドームは型を問わず概ねいい評価が多いです。
170㎝男性で両手両足を思い切り広げることができる広さです。 二人で使用する場合は荷物が少ししか入りません。シングルユースがおすすめです。 設営は簡単。一人での設営でも、一度設営してみれば二度目からは、 ものの10分~15分程度で設営可能だと思います。
クロノスドームも悪いところもある
ツーリング、登山、普通のキャンプで3シーズンとマルチに使えるためそれぞれの専門のテントには及ばないいうレビューも数件あります。携行性を考えた時他のテントと違うところはポールとテント本体が一緒に収納できない点です。設営がしやすく撤収も簡単にできるようになっているのは少し特殊なポール採用しているためです。
山岳でこの重さは、少々辛いところです。 総じて見ると、コストパフォーマンスは良いテントだとは思うのですが、 やや中途半端な感も否めません。特に山岳での使用を考えると。 もし、山岳使用をメインに考えているのでしたら、 少々値は張りますが 別の山岳専用のモデルをオススメしたいところです。
口コミサイトでのクロノスドーム2型の評価
通販サイトだけではなく口コミサイトでも同じように高い評価でした。登山道具などの口コミを投稿できるサイトでも4つ星です。他にも価格を調べる時に役立つ口コミサイト、SNSの検索からみるクロノスドーム2型の多さなどいろいろな所でクロノスドームの名前があります。通販サイトだけではなく口コミサイトでの評価でもクロノスドームは型を問わずに高評価が多く人気だということが分かりました。あえて欠点を書くとしたらやはり収納はあまり評価がよくありません。
お気に入りの点 テント内スペースが広く全く窮屈感がない。全室の広さもあり、料理等々余裕を持って行動できる。 そりて何よりコストパフォーマンスの高さ。2人用テントでこの値段というのは非常にありがたい。 もうひとつの点 収納時の大きさと重量。
モンベル クロノスドーム2型のまとめ
マルチに使えて価格と品質のバランスがいい
クロノスドームはマルチに使えて価格と品質のバランスがちょうどいい感じのテントです。高すぎずかつ性能は十分で唯一の欠点は収納が別というところでしょうか。カラーも2色で発売されていてブルーとオレンジがあります。これから雪も解けてくるので登山でのテント泊、ツーリングでのキャンプ、車でのキャンプと役立ちそうです。口コミの中ではムーンライトという設営がすごく簡単なモンベルのテントもあり、そちらとクロノスドームどちらがいいか迷う方もいてクロノスドーム以外のモンベルのテントも人気があります。
おすすめのリンク
モンベルの設営が簡単なムーンライトの記事です。クロノスドームも人気ですがムーンライトも人気でテント選びに迷っているならこちらもチェックしてみてはいかがでしょうか。
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