モンベルクロノスドームとは
クロノスドームはモンベルから発売されている軽量、コンパクトなテントのモデルです。軽量、コンパクトなクロノスドームは荷物を携行できる量が限られる登山やカヌー、自転車、バイクツーリングをはじめソロキャンプなどに使い易くキャンパーに人気があるテントとなっています。クロノスドーム1型の収納サイズは本体縦33cm×直径16cm。ポールの収納サイズが縦43cm×直径6cmの大きさに納まります。付属品全てを合わせても電話帳ほどの容積と重量しかありません。
クロノスドームの素材とスペック
本体は68デニールポリエステルタフタでできており、機能性は通気性、撥水加工、難燃加工が施されています。フロア地は70デニールナイロンタフタでできており耐水圧2000mmとなっておりウレタンでコーティングされています。フライシートは75デニールポリエステルタフタでできており、耐水圧は1500mmウレタンコーティングされており難燃加工が施されています。テントポールは超軽量の7001超々ジュラルミンが使われています。
モンベルクロノスドーム1型2型4型のサイズ比較
ソロキャンパーに人気のクロノスドームには1型、2型、4型と3種類のサイズ展開があります。1~2人利用の1型2人利用の2型、3~4人利用の4型となっています。テント以外の持ち物をテント内にたくさん入れる時には就寝人数より大きな型を選ぶ方がテント室内を広くゆとりのある居住空間の利用ができます。下部に1型、2型、4型の広さを表にまとめていますのでご参照下さい。
モンベルクロノスドーム1型2型4型の居住サイズ表
クロノスドーム型/単位cm | 前室 | 縦幅 | 横幅 | 後室 |
1型 | 75 | 220 | 100 | なし |
2型 | 75 | 230 | 130 | なし |
4型 | 80 | 240 | 210 | 80 |
モンベルクロノスドームの機能性1
居住性
バーティカルクロスシステムという4本のテントポールを上部で直角に交差させ、ソケットで固定するモンベルクロノスドーム独自のシステムが用いられています。ソケット部で直角に交わる事でテントポールがやや弧を描いたようになりテント内の居住部分を最大限に広げ、コンパクトな収納性を保ちながら広い居住空間を確保していますので高評価を得ています。
前室・後室
フライシートの真ん中部分から張り綱を引く事により従来のテントより広い前室空間を確保しています。1型、2型は前室のみとなっていますが4型は後室を確保しているので3〜4人分の装備を収納しておける空間を確保しています。前室を確保する事によりテント内で就寝する際のスペースを最大限確保する事ができます。最低限の室内を最大限に活かす工夫は高い評価をつける事ができますね。
モンベルクロノスドームの機能性2
快適性
入口前面と対面側の上部がメッシュ地と本体生地の2重構造となっておりジッパーの開閉で簡単に室内の温度調節ができます。フライシートにも前後2箇所のベンチレーション(通気口となる隙間)が設けられており、より効率的な空気の入れ替えができるようになっています。また4型では前面の入口部分と後面の部分に同じ形をしたメッシュ部分がありますので室内の人数が増えても温度管理がし易いようです。
その他快適性を高める機能
テント内部の入口脇に小物類の収納に便利なインナーポケットが設置されておりスマートフォンや山地図など見失いがちな小物類をわかり易く収納しておく事ができます。収納時の工夫もされていてスタッフバッグの入口を大きく下に行く程すぼまる様にする事で撤収時の収納が素早く行える様にできており急な悪天候の登山やバイクツーリングで早く設置、撤収ができる様に細部に拘ったクロノスドームの工夫がソロキャンパーから評価を得ています。
モンベルクロノスドームの機能性3
安全性
クロノスドームの安全性で一番に来るのは難燃性です。万が一テントの生地に火が当たっても生地自身が自己消火し燃え広がらないように燃え広がりにくい加工がされています。そして夜間のテントの視認性を高める為、針網のループ部分に反射テープが取り付けてありますので明かりのない暗闇でテント泊をする際にも安全性が高まっております。
モンベルクロノスドームの機能性4
防水性
キャンプ時の雨天などでテント内へ浸水してくる場所はテント生地の継ぎ目からテント内部へ水が浸み込んできます。クロノスドームではフライシートをはじめ、テントの底面の4隅にまでシームテープ処理がされており、万一の雨の時にもテント下部からの浸水を防ぎテント内が水浸しにならない機能が施されています。クロノスドーム専用のグラウンドシートを合わせて使うとより強い防水性を確保する事ができますので季節や天候に応じて適切な設営の仕方をしましょう。
モンベルクロノスドームの機能性5
防風性
クロノスドームは登山キャンプの利用を想定し、高い暴風性を確保しています。フライシートとインナーテントをゴム製のコードと金属製のフックで接続する事により強風が吹いた時の生地の収縮を吸収しどんな時も最適なテンションを保持します。またクロノスドームのフライシートはジッパーを生地よりも長くする事により強い風圧が掛かった際にも開きにくい仕組みを構築しています。
エンドチップ
クロノスドームのテントポールは先端部分のエンドチップに段差をつけマッシュルームの様な形にする事でテントポールがポール受けから抜け出しにくくなっています。グラウンドシートを取り付けた場合にも効果を発揮します。標高が高いところでは強い風が吹きますのでエンドチップの加工は登山利用する型に評価されています。
モンベルクロノスドームの機能性まとめ
上記の様に様々な工夫が施されたクロノスドームですがバイクツーリングで利用するのか登山にに利用するのかまたはソロキャンプで利用するのか複数の人で使うのかによってベストな型数が異なります。いろいろなテントと比較してどんなシチュエーションで使っても高い機能性を誇り、快適な居住空間をクロノスドームは提供してくれます。クロノスドーム用に機能を拡張できる小物も別売でラインナップされていますので値段は少し張りますが検討してみてはいかがでしょうか。
モンベルクロノスドーム1型2型4型の選び方
人数やテント室内のゆとりによってクロノスドームの型の選び方が異なります。利用目的にあった就寝人数や収納容量から最適な型数を選び、快適なアウトドアライフを満喫しましょう。バイクツーリングなのか登山利用なのかで重要視する事柄が違いますので比較検討してみてください。値段もクロノスドームの型数により異なりますので合わせて比較しましょう。
クロノスドーム1型
クロノスドーム1型は単独登山やソロバイクツーリングなどで荷物を最小限にしたい場合にもっとも軽量コンパクトに収納できる為おすすめです。しかし前室でなくテントの室内に所持品を保管したい場合は就寝人数の上限が2人となっていますが1人で使用した場合でも室内は窮屈になります。
クロノスドーム2型
クロノスドーム2型は1型と比べると横幅が20cm広く取られており1人で使用する場合、室内に荷物を保管する余裕があります。2人で使用する場合には頭を並べて寝る余裕がありますが荷物をテント室内に保管する場合には窮屈さを感じるかもしれません。余裕のあるスペースを確保しながらソロキャンプで利用するにはクロノスドーム1型と比較して値段もそこまで高額にならない為おすすめです。
クロノスドーム4型
クロノスドーム4型はラインナップ上1番大きなモデルです。クロノスドーム1型、2型と比較して値段もやや高額となり、重量と収納サイズも大きくなりますが最大就寝人数は4人となっており4人で利用する場合は頭を入れ違いにして眠らなければ窮屈になります。ベストは3人で就寝利用し、空きスペースに荷物を保管するのがクロノスドーム4型のベストな使い方となっています。
クロノスドーム選び方のまとめ
ソロキャンプで尚且つ軽量、室内の余裕が必要ないいなら人気のクロノスドーム1型を、ソロ利用でもテント室内の広さにゆとりが欲しい場合は2型を。4人で利用する場合は4型を選びましょう。4型で前室、後室でなくテント室内に荷物を保管したい場合はクロノスドーム以外のテントの利用を検討した方がいいかもしれません。4型でもベストな就寝人数は3人と荷物保管スペースとなっていますので最大就寝人数から1人を引いた数が室内に空間の広さを保てる選び方となっています。
モンベルクロノスドーム実用性を口コミから評価
クロノスドーム1型の口コミ
ここでは軽装キャンパーに人気のクロノスドームの実用性や使用感値段に対してのコストパフォーマンスなどをAmazonのレビューから引用してご紹介します。
ソロキャンで使っている人が多い人気テントなので あえて避けていたものの、誘惑に勝てず購入。 「かなり良い」というのは知っていましたが サイズ、作り、値段、どれを見てもレベルが高く 欠点らしい欠点がありません。 冬キャンで使って、一番凄いと思ったのが 他のテントと比べ、結露がかなり少なかったことです。 フライを外した時、 「あれ?濡れてない???」 と、びっくり。 おかげで、撤収も早く済みました。 これからは、メインで使うことになりそうです。
値段の割りに高品質という声ですね。人気があるだけに避けている方でもクロノスドームの魅力に引き込まれるのですから細部まで作り込まれたテントのラインナップだという事がよくわかりますね。クロノスドームの値段に対してのコスパの良さも言われています。
クロノスドーム1型バイクツーリング利用の口コミ
バイクツーリングでクロノスドームを使用した方の口コミです。前室の広さが少し狭いとのことでしたが、強い雨にも耐えられる耐水性はテントの最も大切な要素ですのでとても高い評価をされていますね。こちらの方も値段に対してのコスパの良さを言っておられるので低価格、高品質な事が伝わりますね。
ソロツーリングで使用。強い雨で下がかなり水たまりになってしまいましたが、中への浸水はなし。 前室がもう少しだけ広ければ文句なしですが、軽量性、耐水性、広さ、価格などを考慮すれば、それでも五つ星。 これだけ機能性高く価格が抑えられているのなら前室は諦めもつく。周囲も同じテントが設営されるのは仕方ない。モノが良すぎて、他のものを アルミペグの短いのがピッタリの本数しか入っていないので鍛造ペグの予備は必携
2型、4型の口コミ
クロノスドーム2型、4型のレビューを先程と同じ様に引用してご紹介します。
クロノスドーム2型の口コミ
こちらのレビューをした方は海外で長期間テント泊をされていた様で初めて最適なテントに出会ったとまで言わしめています。クロノスドームの機能性の高さが伺い知れますね。
1年前に3か月間、ヨーロッパ・サイクリング1人旅に行った時に使いましたが、とても良かったので、また購入しました。90日の旅行の内、半分以上使いましたが、全然問題ありませんでした。雨の日は走れないので、キャンプ場暮らしになります。フランス、イギリス、オランダ、ドイツ、オーストリア、スロバキアと走り、フランス、イギリスは雨が多く、ドイツも1週間連続の雨日がありましたが、防水機能も、とても良いです。30kg位の荷物を運んで走るので、荷物の収納スペースが必要ですが、それでもゆったり寝るスペースがあり、十分です。前室には靴やヘルメット等も置いておけるので、便利です。 カナダ横断5か月のサイクリングやオーストラリア横断3か月の時には、別なテントを使いましたが、今回のテントでやっと長距離サイクリングに最適なテントに出会ったような気がします。設営や撤収が簡単な点や、軽くて小さく収納できる点や、丈夫で取扱いに気を使う必要が無いのも気に入っています。金槌は付いていませんが、ヨーロッパでは土が柔らかくて、手でペグを押し込んでいました。必要なのは1回位で石で代用しました。 毎回、帰国時にはテントは捨てて帰りますが、このテントだけは、まだまだ使えそうで捨てる判断に時間がかかりました
クロノスドーム4型の口コミ
こちらのレビューをした方は他の人がクロノスドームを利用している所を自身の目で見て購入して使用しており、広さや機能性がよくわかり、尚且つ高評価なので参考になる口コミですね。グラウンドシートもクロノスドームに対応したものを購入するとさらに良いようです。
毎年行くキャンプ場は標高1500mで毎回夕方から強風になります 一度キャンプ場内の常設テントも全て倒壊してしまうほどの悪天候となり我が家の2ルームも倒壊しました そのキャンプ場でびくともせずなんら損傷も無かったのがクロノスドームだけでした そんなこともあり、主人と二人でキャンプに行くようになったので設営が簡単で風にもつよい 念願のクロノスドームを買いました 真夏のキャンプはしないので温かみのあるオレンジ色を選びましたが武骨な感じがしないので気に入っています 二人で使う予定ですが3人になってもいいように4型にしました 荷物を入れても二人で十分なスペースがあります GWにリベンジでその荒れ狂うキャンプ場へ行きましたが 雪は舞うわ風は強いわで相変わらずの悪天候でしたが、テントの中は思ったより暖かく 強風でもポールがきしんだり幕が押されるようなこともなかったので安心して寝ることができました グランドシートは家にあるものでと思ったのですが、サンシェードにもできると言うことで結局クロノス用のを購入しました
モンベルクロノスドーム1型人気のまとめ
クロノスドーム1型の記事はいかがでしたか。クロノスドームは型によって広さや就寝人数が異なりますのでご自分にあった型数を選ぶようにしましょう。広さスペースの余裕がクロノスドームの型によって異なりますがクロノスドームのどの型数を選んでも高い評価がされていますので充実したアウトドアライフのパートナーとしてクロノスドームをおすすめします。
クロノスドーム1型以外のキャンプギアが気になる方はこちらもチェック!
当サイトではクロノスドーム以外のキャンプギアの記事をたくさん掲載しています。気になる方はぜひチェックしてみて下さい。
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