Petromax HK500
ペトロマックス エレクトロ
ペトロマックス プロテクションプレート
ペトロマックス クッキングトップ
ペトロマックス マントルサポート
スターケロシン
ペトロマックスとは?
ドイツ製の加圧式オイルランタン
ベテランキャンパーに人気のペトロマックスとは、ものづくりの評判が高いドイツ製の加圧式オイルランタンです。このタイプのランタンはポンピングなど点火方法が難しいため、はじめてランタンを扱う方は敬遠しがちになります。
しかし、愛用している方からすると、使い方や手入れが難しいからこそ愛着が湧くというレビューが多いです。これから、難易度が高いけれど魅力あふれるペトロマックスのおすすめポイントや使い方を順を追って紹介します。
ペトロマックスの魅力は?
デザイン・明かり・頑丈3つの魅力がそろってる
ドイツ製の人気商品であるペトロマックスは、キャンプの雰囲気を演出しつつ充分な明るさを確保します。また、アウトドアで多少雑な使い方をしても大丈夫なほど頑丈なつくりです。製品を選ぶときに重要となる「デザイン・明かり・頑丈」三拍子そろったペトロマックスのポイントを、詳しく紹介しましょう。
魅力①レトロなデザインと最先端技術
ペトロマックスは1910年マックス・グレーツによってドイツで誕生し、それから今もほぼ変わらぬデザインでつくられています。代表作のPetromax HK500のデザインも、アンティーク調で魅力的です。しかし、技術は常にアップーデートされており、レトロなデザインでも部品や構造などは最先端でつくられています。
魅力②明るく温かみがある
灯油を使うランタンはLEDランタンより点火が難しいですが、その明かりは温かみがありながらもLEDタイプより広範囲を照らします。ガスランタンもLEDタイプより明るく使い勝手がよいですが、ペトロマックスが約8時間も点灯するのに比べ、ガスのランタンは5時間前後しか点灯しません。
点灯時間が短いとその分、燃費も悪くなります。明るいガスランタンですが、違いを見るとオイルランタンの方が優れているでしょう。
魅力③ドイツ軍で実証された頑丈なつくり
世界大戦時、ドイツ軍のランタンはペトロマックスが採用されていました。その際、過酷な環境下であっても壊れることなく、明かりを灯し続けたといわれています。ランタンの故障は火災の原因にもなるので、丈夫なつくりであることは絶対条件といっても過言ではありません。
Petromax HK500の点灯方法
ペトロマックスは使い方が難しいからこそ愛おしい
ペトロマックスは優れた性能から評判が高いにもかかわらず、点火や手入れが難しいと、使用経験がない方からは敬遠されがちです。しかし、愛用者からすれば手間ひまかけるからこそ愛おしく、点火したときの喜びはひとしおだと聞きます。
そんな好意的なレビューが多いペトロマックスを、一人でも多くの方にチャレンジしてもらえるよう、点火方法のポイントを順を追って紹介しましょう。
点火ポイント①保護リングを外す
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— あむろ・れい (@amurogunnsou) July 23, 2021
ペトロマックスを開封したら、ホヤガラスについている「保護リング」を外しましょう。この作業を忘れたまま点火するとホヤガラスが黒く変色し、修理に出す必要があるので注意してください。外した保護リングは移動や保管時に装着できるよう、取っておくことがおすすめです。しかし、捨ててしまっても問題はありません。
点火ポイント②マントル取付
さまざまなブランドからマントルが販売していますが、他社製品を使うと点火しないおそれがあるので「純正品」がおすすめです。また装着時、マントルの紐が長いとマントルが傷つくことがあるので短くカットしましょう。
点火ポイント③灯油を入れる
スターケロシン
ペトロマックスの燃料は灯油です。ガソリンなどそのほかの燃料と間違えないよう気をつけてください。タンクの容量は1Lですが、7分目を目安に注ぎましょう。ペトロマックスは燃料の入れ過ぎや少な過ぎがあると、圧力がかからない、または、燃料を吸い上げることができずに火が取れる原因となります。
点火ポイント④ポンピング
栓やレバーがすべて閉まっているのを確認後、醍醐味である「ポンピング」作業がはじまります。ポンピングは少し大変な作業ですが、手のひらの腹を使ってやると疲れにくいのでおすすめです。ペトロマックスの圧力計の針が赤い中央線に到達するまでおこないます。
点火ポイント⑤マントルから焼き
マントルが白色の灰状になるまで炭化させるため、から焼きをします。なぜマントルを炭化させる必要があるのか、理由は余計な繊維を焼き切って発光物質にするためです。一度炭化したマントルは、壊れたりしなければ繰り返し使えるため、毎回から焼きをする必要は基本的にはありません。
点火ポイント⑥プレヒートとジェネレーター加温
プレヒートとは、灯油を気化しジェネレーターを加温することいい、ここで重要なのが「ポンピング」です。再度ポンピングをし、圧力計の針が赤い中央線に到達したら火を予熱バーナーにつけしょう。
温めている間、圧力計の針が下がらないよう「90秒以上」ポンピングしつづけます。この方法が上手くいき、プレヒートが成功すれば点火まであと一息です。
点火ポイント⑦点火
90秒以上ポンピングをしたらマントルに点火です。この際も圧力計の針が下がらないよう注意し、火が安定するよう心がけましょう。
点火をするポイントで重要なのが、「ポンピング」をつづけることです。ペトロマックスの明かりが灯るまでの工程はコツをつかむまで難しい作業になりますが、苦労してついた明かりは、どのランタンより輝いて見えるでしょう。
ペトロマックスを安全に使うために
ペトロマックス手入れと注意点
灯油は不純物が多い種類の燃料のため、すすがこびりつきやすくこまめな手入れが必要です。また、ペトロマックスは200以上ものパーツからできているので、分解にも手間がかかり少し手入れが難しいランタンになります。
しかし、面倒だからといって手入れをおこたると、故障からおもわぬ事故をまねく原因となるので手入れはとても重要です。ここでは、安全に使うための手入れや注意点について説明します。
手入れ①部品のゆるみに注意
熱のせいでマントルを結びつけるノズルがゆるみやすくなります。そのため、ペトロマックスを使い終わったら必ずノズルにゆるみがないか確認し、ゆるんでいたら締め直しましょう。また、揺れるとマントルを結びつけるノズル以外にも、ネジなどがゆるむため、使う前には安全確認をするのがおすすめです。
手入れ②灯油の液だれなどに注意
灯油を入れるときはジョウゴを使い、こぼれないよう注意しましょう。燃料の液だれに気づかずにいると引火し、火事が起こる場合があります。必ずキャップの周りなど灯油で汚れていないか確認し、汚れがあればすぐに拭き取ましょう。
使ったあとも汚れを確認し、拭き取りなどの手入れを忘れずにしてください。そういった細やかな手入れが、大きな事故を予防してくれます。
ペトロマックスのラインナップは?
ランタンの種類とオプションパーツ
ペトロマックスの種類には、加圧式オイルランタンの他にもLEDライトタイプや、使い勝手をよくするオプションパーツなど、種類豊富な商品がそろっています。
優秀な商品が多いですが、そのなかでもおすすめのものをピックアップして紹介します。ぜひ、お気に入りのペトロマックスを見つけてください。
Petromax HK500
Petromax HK500
ペトロマックスの種類を紹介するのに欠かせない製品が、代表作「Petromax HK500」です。229個のパーツからつくられている加圧式オイルランタンで、繊細かつ頑丈なつくりになります。また、性能だけでなくレトロなデザインも人気の秘訣です。
Petromax HK500:スペック
サイズ | φ17×40cm |
重量 | 2.4kg |
タンク容量 | 1L |
燃焼時間 | 約8時間 |
明るさ | 500CP(約400W) |
色 | ニッケル(シルバー)、ブラス(ゴールド) |
使用燃料 | 灯油 |
カラーは、ニッケルとブラスの2色です。どちらの色もレトロなデザインのペトロマックスにマッチし、重厚かつ上品さをかもしだします。
ペトロマックスエレクトロ
ペトロマックス エレクトロ
ペトロマックスを家庭でも楽しめるよう、Petromax HK500とほぼ同じデザインで作成されたのが、LEDライトの「エレクトロ」です。使い方は家庭用のコンセントとつなぐだけなので、面倒な作業なしでペトロマックスが味わえます。
ペトロマックスエレクトロ:スペック
サイズ | φ17×40cm |
重量 | 2.4kg |
明るさ | 約40W |
色 | ニッケル(シルバー)、ブラス(ゴールド) |
大きさ・色は、HK500と同じです。デザインもほぼ一緒なため、ランタンの種類が家庭で使いやすいようLEDタイプに変身したペトロマックスといえます。
プロテクションプレートとラジエーター
ペトロマックス プロテクションプレート
ペトロマックスのランタンは明かりを灯すだけでなく、数種類あるオプションパーツを組み合わせると別な使い方ができます。その一つが、「ラジエーター」と「プロテクションプレート」を使った「暖房用ヒーター」です。キャンプはどうしても荷物が増えるので、一つの道具で二通りの使い方ができるのは嬉しい機能になります。
クッキングトップ
ペトロマックス クッキングトップ
「クッキングトップ」をペトロマックスのヘッドカバー代わりに装着すると、ランタンで料理がつくれます。点灯時の放出熱を利用するので火力も充分備わっており、また、頑丈で安定感も抜群です。荷物をあまり増やしたくない方やソロキャンプの方に、おすすめのオプションパーツになります。
マントルサポート
ペトロマックス マントルサポート
「マントルサポート」があれば、消耗品であるマントルを長持ちさせることが可能です。別途でダブルタイマントルが必要になりますが、この商品は上下から炭化させたマントルを支えてくれるため、壊れにくくなりマントルの空焼きを毎回する必要がありません。
ポンプアダプター
「ポンプアダプター」は自転車の空気入れを使い、圧力をかける商品です。醍醐味ともいえるポンピングですが正直、大変な作業になります。しかし、この商品を使えば手で行うよりも楽にポンピングがでるのでとてもおすすめです。色はブラスとニッケル両方あるので、本体に合わせて選ぶことができます。
ペトロマックスの評判・レビュー
使用者の評判・レビュー
実際に使っている方は、どこに魅力を感んじているのか気になります。また、愛用者の声は説得力があり、購入を悩んでいる方の背中を押すきっかけにもなるでしょう。ペトロマックス愛あふれる使用者の評価・レビューを御覧ください。
評判・レビュー①経年変化の味が楽しめる
新品の輝きも素敵ですが使い込んでいくうちに出てくる味の変化も楽しみの一つ、という評判・レビューです。また、ペトロマックスはコストパフォマンスが高い灯油が燃料なのも嬉しいポイントになります。
使えば使うほど、味が出てきますよ。ガソリンランタンもありますが、10年ぐらい使っていません。何より燃料が安いですもんね
評判・レビュー②ガスのデメリットをカバー
低温が苦手なガスランタンは、冬や寒冷地には不向きです。しかし、こちらの評判・レビューを確認すると灯油を使うランタンはガスとは違い、冬でも安定した明るさを保つことが可能な種類だとわかります。
ガスのランタンを使用していましたが、冬場になるとどうしても暗かったのですが、圧倒的に明るいです購入して良かったです。
ペトロマックスを楽しもう
使い方が難しいからこそ魅力的
点灯までの工程が多くありますが、手間があるからこそ無事点灯できたときの喜びが大きいランタンです。ゆっくりと時間が流れる自然の中で行う点灯作業、この魅力を体感し、新たなキャンプの楽しさを実感してみましょう。きっと、今まで使っていたどのランタンより明るく輝いて見えます。
加圧式ランタンが気になる方はこちらをチェック!
当サイト「暮らしーの」では、HK500の記事や加圧式オイルについての記事があります。ぜひご覧になり、お気に入りの1台を見つけてください。
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