アリウムって?
基礎情報
「アリウム」、それはヒガンバナ科ネギ属(アリウム属)の総称として本来使われている言葉です。旧分類ではユリ科に分類されていました。最近では、「アリウム」を花の名前として使う方が増えていることもあり、どちらの意味でも使われています。
ちなみに多くの方が「アリウム」と言ってさす花は、紫色の小さな花をたくさんつけるのが特徴的な「ギガンチウム」という花です。とはいえ「アリウム」に含まれる花は、ほかにも種類があるので紹介していきます。
生息地
ヒガンバナ科ネギ属の総称として使われる「アリウム」には、ネギやノビル、ニラにニンニクなどの野菜をさす一方で、花壇や生け花に使われる観賞用の花も含みます。いわゆる、見て楽しむネギ坊主が昨今で言われている「アリウム」というわけです。
原産地はアフリカやアメリカを含む北半球全体になります。寒い地域でも強く育つ特性を持っていますが、さすがに北極での育成は不可能です。どのアリウムも基本的には春から夏にかけての開花で、種類によって多少誤差があります。
アリウムの由来
ラテン語由来
アリウムという名前は英語での名前「Alium」をカタカナ読みします。「アリウム」の語源はラテン語で「ニンニク」という意味です。直訳では「におい」という意味にもなります。
総称で使われる「アリウム」に属する植物たちは「ネギ、ニンニク、玉ねぎ」と、においの強いものが多いことから名付けられました。そのままであればにおいの少ないものもありますが、茎や葉を切るとネギ独特の「あのにおい」がするため注意が必要です。
英語由来
アリウムはもう1つ名前を持っています。それは、「ジャイアントオニオン」。こちらは英語由来の言葉で、その名の通り「大きな玉ねぎ」です。観賞用のネギ坊主と日本でも呼ばれているように、花の部分が丸々として玉ねぎに似ていることや、特有の「におい」から名前がつけられました。
「ジャイアントオニオン」は英語圏内だけではなく日本やドイツなどでも呼ばれる名前です。さらに、アリウム全体だけではなく、ギガンチウムのみをさしたりと場所によって変わります。
アリウム全体の花言葉
日本の花言葉
アリウム全体にかかる花言葉は「正しい主張」、「深い悲しみ」の2つです。茎を長めに切って飾ると、花の重さによって下に向かって垂れ下がるようなシルエットです。これが、人間のうなだれているような姿に見え、悲しみをイメージさせます。
一方で、咲いている時の姿は空に向かって真っすぐ伸びています。この姿は、「人間が力強く立っている姿に似ている」というところから「正しい主張」の言葉が生まれました。日本の花言葉は、シルエットから生まれることが多いです。
英語の花言葉
英語での花言葉は「Humility (謙遜)」、「Prosperity (繁栄)」、「Good fortune (幸運)」の3つになります。由来は諸説ありますが、小さな花が集まっているところから成り立つといわれています。
日本の花言葉とは異なり、言葉の決め手はシルエットではなく、花自身の見た目から生まれることが多いです。また、日本語では悲しいマイナスなイメージですが、英語では前向きでプラスなイメージになります。
アリウムの種類と花言葉
1.アリウム・ギガンチウム(ギガンチューム)
みんなが良く知っているアリウム「アリウム・ギガンチウム」。またの名を「ギガンチューム」といいます。アリウムとして売っているのは大体がギガンチウムになります。全体的に赤紫色で小さい花がたくさんついたポンポン見たいな花です。
ギガンチウムの中でも「赤紫」のほかに「白」が混じったものや「青紫」と3色が多くみられています。青紫は青よりではなく紫よりの色味で、どれも可愛いです。開花時期は梅雨から初夏になります。
花言葉
アリウム・ギガンチウムは「3月16日」の誕生花で、主な花言葉は「不屈の心」「円満な人柄」「正しい主張」です。「不屈の心」と「正しい主張」はアリウム全体の花言葉の由来と変わらず、真っすぐ咲くシルエットから生まれました。「円満な人柄」はまん丸な花のシルエットからつけられました。
しかし、青紫のギガンチウムには怖い花言葉があります。それは「無限の悲しみ」「深い悲しみ」です。この由来は、悲しみの色の「青」よりも深い色から生まれた言葉になります。
アリウム・丹頂
アリウム・ギガンチウムよりも集合体な「アリウム・丹頂」。別名としては「タンチョウアリウム」や「アリウム・スファエロセファラム」と呼ばれています。開花時期は春から初夏くらいまでで、よく生け花などに使われています。
つぼみのような小さな花を多くつけて、茎が大きくしなるのが特徴的です。花の先端は赤紫で、茎に向かってどんどん緑のグラデーションにが広がります。花によっては、赤紫から白に変わって緑になる3色タイプの花もあります。
花言葉
タンチョウアリウムは「6月7日」の誕生花で、主な花言葉は「くじけない心」「無限の悲しみ」です。「くじけない心」は「不屈の心」とほぼ同じ意味ですが、タンチョウアリウムでの由来は茎から花までに葉っぱが生えておらず、頼れるものがない状態から生まれました。
また、ギガンチウムと同じ「無限の悲しみ」という怖い言葉がついています。こちらの由来は、頼れるところがなくぽつんと咲いている姿が、「1人寂しくたたずむ様子に似ている」と生まれました。
アリウム・シュベルティ
「アリウム・シュベルティ」は紫やピンクの花で、別名は「アリウム・シューベルティ」です。平均的なサイズでもかなり大きく、超大輪に分類されます。その大きさは、最も大きいものでもバスケットボールほどの大きさになるといわれます。
線香花火みたいに外に広がるシルエットは、1本だけで飾っても華やかでボリュームがあり、観賞用として好まれています。また、茎が柔らかいため切り花にした際も、水の量が少なくていいところも好まれる1つです。
花言葉
アリウム・シュベルティは4月15日の花言葉で、主な花言葉は「星のように輝く」です。この花はアリウムの中でもポジティブな花言葉がついています。花言葉の由来は、線香花火のようなシルエットは「星に似ている」と考えられ、さらに「キラキラしている」ところから作られました。
マイナスの花言葉が多い中で、ポジティブな花言葉だけのアリウムは珍しいです。そういった意味でも「アリウム・シュベルティ」は好まれています。
まとめ
さて、今回は「アリウム」の由来や種類、誕生花や花言葉などを紹介しました。花の色としては、紫やピンク系が多くなりましたが、この他にも、黄色や真っ白、青色などがあります 。しかし、「アリウム」として花言葉が統一されている花も多く「この花だけ」というものが少ないもの事実です。
怖い花言葉やマイナスなイメージがある一方で、希望に満ちた言葉やプラスなイメージがあるのは面白いですよね。また、国や地域によって言葉の意味は変わるところもポイントです。
花言葉に興味がある方
綺麗な花や可愛い花が多い中で、花言葉で良し悪しは決められません。しかし、プレゼントや作品に使用する上では印象的にも「花言葉」は気になりますよね。今回はアリウムでしたが、ほかの種類の花にも、もちろん花言葉があります。
全ての花に花言葉があるわけではありませんが、種類が同じであれば似た言葉や同じ意味がつけられることがあります。一方で、全く逆の意味やゾッとするような怖い花言葉もたくさんあります。もっと知りたい方はこちらの記事もぜひ読んでみてください。

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