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ライラックの花言葉!「友情」だけじゃない!色で花言葉が違う?

ブライダルシーンでも利用されるロマンチックな花、ライラック。実は花の色や種類ごとに花言葉が違うんです! それぞれの種類にまつわる由来やエピソードを知って、意味をこめた使い方をしてみませんか? ライラックの花言葉について解説します!
2020年8月27日
三ツ矢ナオ
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ライラックの花言葉

春の訪れを告げる花、ライラック。 たわわに咲く薄紫色の花がとっても可憐ですよね。 英語やフランス語では「リラ」と呼ばれます。ペルシャ語では「likak(リカ)」、サンスクリット語では「nila(ニラ)」です。 とくに海外での人気が高いことから、ヨーロッパ的でおしゃれなイメージを抱いている方も少なくないはず。香りも良く、香水に使われることもあります。 寒い気候を好むので、関東以南にお住まいの方にはあまり馴染みがないかもしれませんが、北海道のような寒い地域にお住まいの方にとっては、よく見かける木なのではないでしょうか。 特に札幌では「市の木」に指定されています。 今回はライラックの花言葉について解説していきます!

ライラックは花の色や種類で花言葉が違う!

意味や由来を知ろう

ライラックといえば、一般的によく知られるのが薄紫色の花。 でも、ピンクや白など、さまざまなカラーバリエーションがあるのです。 そしてなんといっても特徴的なのが、花の色ごとに花言葉が異なるという点。それだけではなく、八重のライラックや野生のライラックには、さらに違う花言葉も用意されているんです。 色や種類ごとの花言葉を意識して育てたり、贈り物にしたりしてみるのも楽しいかも……!? それではさっそく、それぞれの花言葉の意味や由来を見ていきましょう!

ライラック全般の花言葉

「友情」「謙虚」「思い出」


まずは色関係なく共通するライラックの花言葉。 「友情」 「謙虚」 「思い出」 この3つが知られています。 ライラックには若々しさ、友情や恋といったイメージを感じさせる花言葉が揃っているのですが、今ご紹介したワードからもさっそくそんな青春っぽい意味を感じますよね。 というのも、ライラックの葉がハート型に見えるからというところに由来するのだそうです。

紫色のライラック

「愛の芽生え」「初恋」

紫色のライラックの花言葉は、 「愛の芽生え」 「初恋」 です。 恋愛にまつわるシチュエーションで活躍しそうな花言葉ですよね。 こちらの花言葉は、本来4枚のライラックの花びらのなかに5枚のものがたまにあって、それを誰にも言わずにのみ込めば好きな人と永遠に結ばれる……という言い伝えからきています。四つ葉のクローバーが幸福を運ぶなら、5つの花びらのライラックは恋愛を成就させるのですね。

ピンクのライラック

「思い出」


ピンクのライラックの花言葉は、 「思い出」 です。 こちらは長年の友情の証として花を贈るときに使えそうな花言葉です。 「ピンクのライラックって、どんな種類があるの?」と迷ったときは、「エスタースターレ」や「ティンカーベル」という種類を購入してみてください。 つぼみのときはどちらも紫色ですが、開花するとピンク色の花になりますよ!

白のライラック

「青春の喜び」「無邪気」

白のライラックの花言葉は、 「青春の喜び」 「無邪気」 です。 その純白でピュアなイメージから付けられたのかな……と感じますよね。フランスで白のライラックは青春のシンボルとして扱われ、西洋には「若者の純潔(youthful innocence)」という花言葉も伝わっています。 ですがイギリスには、白のライラックにまつわるちょっと怖いエピソードが伝わっているのです。

ちょっと怖い!? 白いライラックにまつわるエピソード

白いライラックにはこんな言い伝えがあります。 あるところに、イギリスの貴族の男がいました。彼は庶民の娘と恋に落ち、一度は婚約したのですが、やがて都会の娘へと心変わりしてしまいます。男に婚約を破棄された娘は、悲しみのあまり自殺。その後、娘の友人が彼女の墓にライラックの花を添えると、次の日には白く変化していたのだそうです。 このエピソードを知ると、「青春の喜び」「無邪気」という花言葉に抱く印象も変わってきますよね。 時と共に変化してしまう人の気持ちを皮肉ったような言葉にも思えてしまいます。

さまざまな種類のライラック

色だけじゃない! 種類ごとの花言葉


ライラックの花言葉のバリエーションは、色の違いだけに留まりません。 八重のライラックには「優しく控えめな女性」という花言葉があり、野生種のライラックには「謙遜」という花言葉があります。また、西洋では「愛の最初の感情」、「Pride(誇り)」「Beauty(美)」なんて花言葉も。

ライラックを不吉な花と決めつけるのは間違い

白のライラックにまつわるイギリスのエピソードを知ると、ライラックは不吉な花なのだろうかと思ってしまうかもしれません。 けれど、これだけたくさんの花言葉が存在するということは、それだけ人々に愛されてきたという証拠のような気がしませんか?  実際に白のライラックは、ブライダルの花として現在世界中で広く用いられています。 白のライラックはイギリスでこそ不吉な話が伝わっていますが、ブライダルシーンでは、西洋に伝わる「若者の純潔(youthful innocence)」という花言葉にちなんで重宝されるのでしょう。 あふれんばかりに飾り付けられたライラックの花は、汚れの無さを連想させ、それは見事です。

花言葉の違いや由来を知って、もっとライラックを楽しもう

色や種類ごとに花言葉が違うだなんて、深みがあって面白いですよね。 ぜひ花言葉にちなんだライラック選びをしてみましょう!