ダイワ ダーティンZ 140S アデルマイワシ
ダイワ SLSZ セットアッパー 125S-DR
ジャクソン テッパンストロング 42g
サワラシーズンの締めくくり!
今シーズンの振り返りとおすすめルアーのまとめ!
12月中旬から追いかけてきた堤防サワラもシーズン最終盤、例年であれば2月2週目を皮切りに一気に魚が薄くなって、堤防もガラっと人がいなくなる時期になりました。釣れ始める日と終わる日は毎年多少のズレがあって、いつまで粘るかは難しいところですが、今週は風が強く吹く予報で釣りに行くのが難しそうです。
今回は今季の堤防サワラゲームで活躍したルアーと、タックルの情報をまとめて紹介!どんな風に動かしたのか、ローテーションのイメージやおすすめカラーについてもご紹介します。まだまだ粘れる地域にお住いの方、来期に向けて情報をチェックしておきたい方はぜひ参考にしてみてください!
今季活躍したおすすめルアー3選!
2021年版のおすすめまとめ!
早速2021年春版のおすすめルアー紹介です。20年末から21年春にかけて、メインで使用していたルアーや特によく釣れたルアーをご紹介します。実はほとんど「セットアッパー」を投げていたんですが、他の2種についても、ローテーションで重要な役割を担っていると十分に体感できました。
シーズン直前になると品薄になる傾向が続いているので、ルアーは来季に向けてチェックをしておいて、欲しいカラーを早めにゲットできるようにしておきましょう!
1.ジャクソン「 テッパンストロング」
青物対応&爆風対策!
まずは早朝から日が出た後まで、時間帯を問わずに活躍できる鉄板バイブレーションです。使用していたルアーはブリが来ても安心のジャクソン「テッパンストロング」。スタンダードモデルよりも強いボディプレートとフックを持つモデルで、リーダーカット対策になるボディの長さもバッチリのアイテムです。
ウェイトは33g、42gとあって、使用していたのは強風時に頼りになる42gです。振動が強いタイプのメタルバイブレーションはこのクラスのウェイトだとかなりの引き抵抗になりますが、「テッパンストロング」はスリムで十分に早巻きを続けられるセッティング。ライントラブルは少なく、流通が安定している使いやすさも魅力です。
ローテーションではやや下のレンジを担当
ジャクソン テッパンストロング 42g
実釣時は着水直後からの早巻き、カウントを入れてのストップ&ゴーをメインに使用。後述するミノーよりもやや下のレンジ、2mから3mを担当するイメージで、少し沈めて使うことが多かったです。ジグを使わない場合はフォール系アクションの要となるルアーでもあるので、一つはルアーケースに入れておくのがおすすめです。
おすすめカラーはチェリーキャンディーとグリーンゴールド!サワラはこの手の派手なカラーを入れておけば間違いナシです。スタンダードモデルにはグロー系のカラーがあるので、暗い時間に投げるカラーとしてこちらも要チェック。ブリは置いておいてワラサ、サワラに絞るなら、「テッパンロング」のトロピカルグローもおすすめです!
2.ダイワ「ショアラインシャイナーZ セットアッパー」
投げてる時間が一番長いローテーションの主軸!
シーズンを通して一番投げて、一番釣ったのがダイワの「ショアラインシャイナーZ セットアッパー」。125S-DRはイワシに、145S-DRはコノシロに、サイズの使い分けも冬のベイトにピッタリです。
キャスト回数が多かった理由は多少風があってもよく飛んで、巻き速度の調整が分かりやすかったこと。ティップが揺れる程度は巻き速度が速く、ときどき振動を感じる程度に速度を落として、青物、サワラとよく釣れました。潜行レンジは1.5m、2mですが、リーダーが太いのでイメージは水面下1m程度、鉄板バイブよりも探るレンジは上で、サワラが一番よく釣れる水深を担当します!
ド派手なカラーに挑戦!
ダイワ SLSZ セットアッパー 125S-DR
カラーが非常に充実しているのもセットアッパーの魅力。カラーは暗い時間に「ライムチャートコノシロ」、明るくなったら「ヒラメピンクイワシ」や「カタクチレットベリー」とローテーションできるように、フラッシングとマットカラー両方を用意する揃え方がおすすめです。125と145で計4本あれば完璧。とりあえず1つという場合は125の「不夜城」系カラーをおすすめします。
ジャーク時のレスポンス、飛距離、アクションと完璧に揃っているのは125の方で、145は重い分少し飛距離が伸びますが、ジャーク時の挙動がやや125に劣る印象です。コノシロが特に目立つときに145のスローに、普段は125でいろいろやるというのがおすすめ!移動重心の位置で挙動が変化することだけ覚えておけば、初心者の方でも簡単に使えます!
3.ダイワ「ダーティンZ」
届けば最強!ジャークベイト
3つ目のルアーはダイワ「ダーティンZ」です。ブローウィン140Sが手に入らないという理由で選択したルアーでしたが、ジャークベイトというジャンルがサワラに強烈に効くのか、ダーティンZの動きがいいのか、投げた回数に対して釣れた率は最も高かったように感じます。
投げた回数が少なかったのは強風時に使いにくいという一点のみ、追い風や弱風であれば十分な飛距離が出せるんですが、姿勢が崩れるような風が吹くと飛距離がさみしいものになります。陸っぱりでは影響が大きく、日を選ぶものの届けば最強というイメージです。
反応させる力はご紹介しているルアーの中で最も強いと感じたので、特別サワラに強いルアーをお探しの方はぜひ試してみてください。「ブローウィン140S」、発売が予定されているジャーキングエディション、「ルドラ」なんかでもいいと思います!
引いて戻すがジャークの入力!
ダイワ ダーティンZ 140S アデルマイワシ
ロッドによってどの程度入力するといい感じに動くのか、この辺りがマニュアルで分かりにくいルアーですが、実釣では強めに入力、テンポはゆっくり、こんなアクションに反応がよかったです。ヒットはほとんどがアクションとアクションの間のステイ時、間をしっかりとるのもポイントになります。
操作は引きっぱなしではなく、1アクションでティップを引いて戻す、このイメージで動かせば、初心者の方でもすぐに遊べるようになると思います。
カラーは「不夜城」に好反応!サワラ向けにいい色が揃っています。シーバスにも有効なタイプのルアーなので、お持ちのルアーのカラーと合わせてチェックしてみましょう!
サワラタックルのバランスについて
ミノーが使える範囲で調整!
タックルはPE1.5号を巻いた4000XGに、がまかつ「コヨーテS S100MH」の組み合わせ。流行の兆しを見せている、シーバスルアーが扱いやすいタイプのライトショアジギングロッドです。50gまで使えて、ティップがしなやかに入るタイプ。ジャークベイトやミノーの使用感はバッチリです。
サワラはジグよりもプラグ、横系アクションのルアーがメインになる釣りなので、ロッドはティップがしなやかなタイプが特におすすめ!ワラサ、ブリまで考慮した構成、青物を考えると丁度いいセッティングでした!
一番楽をできたのはシーバスタックル説
青物は出るなら朝イチ、サワラもシーズン序盤は回遊がまだ暗いような時間に集中していましたが、サワラは1月を過ぎたあたりからマズメ過ぎの時間でも出るようになりました。堤防がガラガラになる8時、9時でもチャンスアリ。
自分のエリアだけの傾向かもしれませんが、マズメを過ぎたタイミングで入って、日中に強いジャークベイトオンリーで通すようなスタイルが一番楽をできたと思います。強めのシーバスロッド、ブルーブルーの「バルバル99」などジャーキングに強いものを選んで、PEの1号で飛距離を稼ぐ。ランディングの条件が良ければこんな作戦もアリです。
強い構成ほどジャークベイトは使いにくく、飛距離も出しにくくなります。釣り場が混んでいたり、ブリのキャッチ率を上げたい場合はナシなんですが、シーバスが好きな方はこんな構成も要検討です!
来年のサワラシーズンが待ち遠しい!
冬の大物シーズンを満喫!
2020年は水温が高くブリ系が不調、年が明けても青物は少なかったように感じますが、今年はサワラがよく釣れました。全然ダメな期間が短く、釣れる確率は高かったように感じます。特に初めて投入したジャークベイトは効果が高く、たくさんの魚を連れてきてくれました。
春一番どころか二番、三番と吹いてシーズンは終了の気配、得た経験は来シーズンにも活かせそうです。接岸するサワラは全国的に増加傾向にあるようなので、冬の釣りモノとして、来シーズンはぜひ検討してみてください!
連載が気になる方はこちらもチェック!
連載が気になる方は、下記のリンクをチェック!記事中でも登場した「ダーティンZ」、「セットアッパー」の釣行レポートをご紹介します。こちらもぜひ合わせてチェックしてみてください!
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