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食べる美容液!アボカドの栽培・育て方ガイド!種まきから収穫まで一挙ご紹介!

アボカドの自家栽培、その育て方は実は食後の種まきからでも出来るくらい簡単です。アボカド栽培を庭や鉢・プランターではじめてみませんか。アボカド栽培のおすすめ品種や適温と種まきからの苗木づくりや水やりや越冬の仕方のコツをご紹介しましょう。
2021年2月13日
佐藤3
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はじめに:アボカドを種まきから栽培

地植えで越冬も可能!アボカド栽培のコツ

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/4097075?title=%E3%82%A2%E3%83%9C%E3%82%AB%E3%83%89%E3%81%AE%E8%91%89

アボカドは種まきからとても簡単に栽培しはじめることができるフルーツとして、とてもかわいらしい発芽写真などをSNSでもよく見かけますね。まずスーパーで売られている果実から種が採れ、手軽に栽培がはじめられること。水栽培で簡単に根や芽が出て初心者でもほぼ失敗なしでできることがその大きな理由です。

今回はアボカド栽培初心者の方へ向けて、家の庭やベランダのプランターでのアボカドの育て方と室内での鉢植えの栄養管理など失敗しない栽培の注意点や手入れのコツということで育て方解説をしていきたいと思います。

アボカド栽培をはじめる前に

アボカド栽培の前にまずはこの植物がどういった種類の仲間なのか、またその特徴や面白いアボカドエピソードと一緒にご紹介します。是非こちらから見ていってくださいね。

アボカドの基本情報

Photo byShutterbug75

科・属 クスノキ科ペルセア属
原産地 中央アメリカ
英語名/学名 alligator pear/Persea americana
栽培難易度 とても簡単

アボカドの特徴や性質

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/442063?title=%E3%82%A2%E3%83%9C%E3%82%AB%E3%83%89%EF%BC%88%E5%B9%BC%E6%9C%A8%EF%BC%89

アメリカ原産の常緑の高木ですが葉の寿命は1年しかなく落葉の時期になると大量に枯れて落ちます。ピンチをせずに伸びるがままにしておくと10mほどにもなるようですが、市販の苗木では接ぎ木をしているためそれほど大きく成長しません。

自分で種まきから栽培するときには大きくしすぎないよう芯を詰めてやる手入れの必要があるでしょう。冬には弱いように思われがちですが、品種によっては氷点下でも庭での越冬栽培が可能。比較的冬越しも簡単で育てやすい植物といえますね。

アボカドはギネス認定されたフルーツ

アボカドにはいろいろな別名が付けられているのを聞いたことがある方も多いでしょう。食べる美容液や森のバターなどがその例です。これはアボカドにはたくさんの栄養が含まれていることに由来しており、ギネスブックにも最も栄養価の高いフルーツとして掲載されています。

アボカドの種まきからの栽培

アボカド栽培はSNSなどでもよく食後の種を捨てずにそのまま栽培されている方を見かけます。アボカドという植物は非常に発芽率がよく芽や根を出させるだけであれば水栽培が可能。まずは水栽培でアボカドを発芽させるところからはじめてみましょう。

食用アボカドの種の水栽培

まずはアボカドを美味しくいただきます。残った種を軽く洗ってください。このとき果肉が種に付着していないようにすることだけ気をつけるのがポイント。そのあとつまようじを均等に3箇所刺してコップなどの容器から落ちない工夫をしたらおしりの部分(よく見ると出っ張りがある方がおしり)が水に浸かるようにして栽培を開始。根が出てきたら水溶性肥料を足しましょう。


アボカドを鉢に植えて発芽させる

アボカドは水栽培だけでは大きくなるのに限界があります。多くの人が水栽培で発芽を楽しんだ後は鉢植えや大きめのプランターに植え替えて土の管理に切り替えています。またはじめから鉢の土に種まきをするよりも発芽が早いという人が多いようです。早く芽が出て欲しいという方にもこの方法はおすすめ。

やり方は水栽培と同様で根が確認できたら鉢に植え替えます。植え付ける鉢は種の大きさ5個分以上あればOK。とても成長が早いので年に1度か2度は鉢増し(大きな鉢やプランターに植え替えること)の手入れをしなければいけないのではじめは小さなものでも気にしません。

種まき後や苗木からの基本のアボカド栽培

アボカドの種を水栽培から鉢に植え替えたところまで進みましたね。苗を購入される方ともここで足並みが揃います。ここからは鉢植えやプランター・地植えのアボカドの栽培や越冬のコツをご紹介しましょう。

アボカド栽培のコツ1.日当たり

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まずアボカド栽培で気をつけたいのが日当たりのよい置き場所。室内や半日陰のような場所でも育ちますがひょろひょろと徒長したり、落葉が激しかったりと見た目が悪くなる場合も多いので注意が必要です。

また日当たりが悪いといつまでも土がじゅくじゅくと湿っておりそこから虫が発生する場合も。特に室内管理で昼間は家に誰もおらず風も通らないような場合は日中は日当たりがよく風も吹くベランダまたは庭に鉢やプランターを出しておくことをおすすめします。

アボカド栽培のコツ2.夏や冬の水やり

アボカド栽培:夏の水やり

Photo by sorarium

アボカドは水が好きな植物ですので、温かい時期(夏も含め)はたくさん水をあげても大丈夫です。葉がおじぎをしてきたり、地植えでも何日も雨が降らないようであれば散水をしてあげた方が良いでしょう。水切れをおこさせないのがアボカド栽培の水やりのコツ。

アボカド栽培:冬の水やり

冬のアボカドの水やりは少し難しく感じるかも知れません。他の多くの植物同様冬の寒い時期は水やりを控えるのがセオリーなのですが、鉢が小さすぎると逆に水切れを起こして枯らしてしまうこともあるからです。鉢増しをしっかりとしているアボカド苗であれば冬の水やりは控えめに。鉢が少し小さめなまま栽培している方は、頻繁に土の状態と株の様子をチェックして水切れには注意しながら越冬させます。

アボカド栽培のコツ3.肥料と追肥

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アボカドは野菜のような扱われ方をしていますが立派なフルーツですので、果樹用の肥料が追肥として適しています。特に春から秋の生育時期には定期的に緩効性肥料を与えるのが栽培のコツ。

アボカドの追肥は年2回

植え付け時の元肥の時の他には追肥はあげないという方もいらっしゃいますが、見た目を良くしたり果樹をならせるためには春と秋の2回は追肥をあげるのがおすすめです。先程ご紹介した果樹用(リン酸が多めな配合)肥料を追肥として株元に散布します。こちらは緩効性肥料のやり方ですので開花時には様子を見て水溶性肥料を水やりと一緒に追肥として与えても構いません。

アボカド栽培のコツ4.果実を収穫するには


Photo bycoyot

食用のアボカドの種から水栽培で育てた苗。大きくなっても結実することはないので観賞用のトロピカルな観葉植物として楽しむのが一般的。ここから果実を収穫していただこうとお考えであれば、もう少し工夫と出費が必要となるでしょう。

それというのもこのアボカドは1本の木の雄花と雌花の開花時間が異なり1つの木では受粉しないためです。開花種類の違う別の品種を一緒に育てなければアボカドを収穫できません。

もう少し詳しいアボカドの育て方・栽培方法

詳しい育て方1.剪定時期とやり方

地植えにしてから2年くらいたったら剪定をはじめても良いでしょう。こみあった枝を整理したり、高木となるアボカドの高さ調整のためにも定期的に剪定を行う必要が出てくるでしょう。適した時期は3-5月頃。

強めに剪定してもすぐに切り口の下くらいからたくさんの脇芽(新芽)が出てきますので思い切ってバッサリと切るくらいがちょうど良いでしょう。

詳しい育て方2.病気と害虫

パキラなどの観葉植物と同じようにハダニやカイガラムシ・炭そ病に気をつける植物と思っていてください。家で観葉植物を育てている方であれば同様のお世話でOK。ハダニ対策には夏場は葉水といって葉にスプレーで霧吹きをして物理的に洗い流してあげるのも有効手段。基本的に株を風通しのよい場所に置く・葉が混み合ったら剪定してあげるといったお世話を心がけることで病気や害虫の予防と対策になるでしょう。

詳しい育て方3.発芽後の直射日光

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/4044776?title=%E3%82%A2%E3%83%9C%E3%82%AB%E3%83%89%E3%81%AE%E9%89%A2%E6%A4%8D%E3%81%88%E3%80%80%E8%8A%9D%E7%94%9F%E8%83%8C%E6%99%AF%EF%BC%93

発芽するまでは日光は必要ありませんので、経過を見るためには直射日光が当たらない室内管理をされている方も多いでしょう。この場合発芽したからといきなり太陽の下(直射日光下)に移動させるのはNGです。新しい環境には少しずつ慣れさせるよう段階を踏んで少しずつ移動するのが少し詳しい育て方のコツ。

詳しい育て方4.庭に地植え

以外と0度を下回っても平気な植物なので畑や庭といった屋外での地植えにも耐えられます。まずはその種類が何度まで耐えられる種類であるのか確認してから畑や庭に地植えにしてください。地植えなら水やりや植え替えの手間がかからずとても管理が楽になるでしょう。

適温が高い種類の場合は鉢植えのまま冬は室内管理がおすすめ。それでもあまり高温の場所に置く必要はなく玄関先など屋根があればOKというものも少なくないので、苗木を購入するときにその木の冬の管理方法を聞いておくと良いでしょう。

栽培におすすめなアボカドの種類・品種

アボカドにはたくさんの栽培種があって、そのひとつひとつが味が違ったり何よりも大きな違いとして午前に花が開くか午後開くかの違いが出てきます。受粉させるためには同じタイプの品種の中から2種類選ぶ必要があり、その選び方はお住まいの地域の冬の気温を元にすると良いでしょう。

栽培人気品種1.ベーコン

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ベーコンは-4度くらいまでなら耐えられるアボカドの種類ですので温暖地であれば冬の屋外での栽培も可能。午前に雄花が開花午後に雌花が開花するタイプで、果肉はなめらかで甘みがあり家庭栽培でも人気のある品種です。

栽培人気品種2.エッティンガー


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エッティンガーもベーコンと同じく午前雄花午後雌花が開花するタイプ。一緒に濃厚なアボカドが好きな方にうけている品種です。こちらも寒さには強い方で-4度程度までは冬の庭で栽培することが可能です。

栽培人気品種3.ピンカートン

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ここまでご紹介したものと一緒に植えたいタイプ違いの品種でおすすめなのがピンカートン。こちらは少し寒さには弱いですがそれでも-2度程度までの冬の寒さには耐えられます。着果率が高いので初心者におすすめ。このタイプの違う品種は必ずしも1:1の同数である必要はなく食べたい方の割合を5倍くらいに増やしても大丈夫です。

栽培人気品種4.ハス

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ピンカートンは最大だと500gくらいの大きな果実が付くのですがそれと比べると少し小さめですがとにかくたくさん収穫できるのがこのハス。適温は-2度まで耐えられる品種で、午前に雌花午後に雄花が咲くタイプですので上の1屋2と一緒に植えると良いでしょう。

まとめ:アボカド栽培は簡単

初心者でも簡単なアボカドの冬越し栽培

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/4349245?title=%E3%82%A2%E3%83%9C%E3%82%AB%E3%83%89%E3%81%AE%E5%AE%9F

アボカド栽培はおもっていたよりもとても簡単だったと感じた方が多いのではないでしょうか。基本的に捨ててしまう種から発芽させることができ、そのままでもある程度の大きさまで育つアボカド栽培は、おしゃれなインテリアとしても人気。庭や畑で地植えにするにも種類によっては屋外での越冬も可能なくらい手間がかからず初心者向けの果樹です。

アボカドを収穫するには異なる2つのタイプ・種類のアボカドを近くに置く必要がありますのでまずは観葉植物のように樹姿を楽しむ用に栽培をはじめてみてはいかがですか?もし自分で採取した果物を食べてみたいと強く思うようになってから別の種類の苗を買っても良いでしょう。

ほかの果樹栽培が気になる方はこちらもチェック

今回はアボカド栽培にスポットを当ててとても簡単にできる果物栽培をご覧いただきました。この他にも暮らし~ののガーデンカテゴリには果樹のなる木の栽培方法もご紹介しています。アボカド以外のフルーツ栽培を自宅で楽しみたい方はこちらも是非育て方ヒントとしてご活用ください。