九条ネギを堪能!関西風すき焼きの作り方をご紹介!
関西風すき焼きで美味しい九条ネギを味わおう
今週は九条ネギを美味しく食べられる関西風すき焼きの作り方と九条ネギに関すること、すき焼きの関西風・関東風の違いについて解説します。私は生まれも育ちも関西なので、基本的に自分が作るすき焼きは関西風です。意外と知らない関西風・関東風の違いも紹介します。冷え込む日に家族で囲むすき焼きはご馳走です。気になる方は作ってみてください!
関西風すき焼きの美味しい作り方
関西風すき焼きは食卓が調理場所!
関西風すき焼きはカセットコンロを準備して肉を焼くところから始めます。鍋奉行の真価を問われるような料理となりますので、腕の見せどころ。食材を切って調味料なども全てスタンバイしてから作りましょう。材料から調理の手順をそれぞれ解説しますので、参考にしながら作ってみてください!
材料
今回の材料
牛肉モモうすぎり800グラム
脂の強い切り落とし300グラム
九条ネギ1束
焼き豆腐1丁
糸こんにゃく2袋
調味料
濃口しょうゆ適量
ラカント適量
牛モモ肉は外側から内側に掛けて円を描くように並べるとお店で食べているような感覚を味わえます。中心はボリュームが出るように高く積み上げるようなイメージで盛ると誰でも簡単にこのような盛り付けができるので、一手間掛けてみてください。
関西風すき焼きの作り方
糸こんにゃくは水を切ってザクザクと適当な大きさに切りましょう。
九条ネギ・豆腐も食べやすい大きさにしてから大皿に盛り付けると豪華な雰囲気になるのでおすすめ。
今日はうっかり牛脂をもらい忘れたので脂身が多い肉を一切れ焼いて鍋全体に脂を馴染ませます。なければサラダ油でもかまいませんが、風味がよくなるので、牛脂がおすすめです。
脂がまわったら九条ネギを炒めて香りを出します。少し焼き目が着くまで炒めましょう。
そこへ肉を広げながら両面焼いていきます。
肉に8割ほど火が通ったら豆腐・糸こんにゃくを加えますが、昔から糸こんにゃくと肉をとなりにすると肉が硬くなると言われています。今では誤解だったと日本こんにゃく協会が発表していますが、長年染み付いた調理の癖は取れないので、画像のような順番で並べて調理しました。ひとつひとつの食材を区切ると見栄えがよくなるので意識してみましょう。
材料に粗方火が通れば砂糖(今回はラカント)としょうゆを全体に掛けて味を調整します。
グツグツと煮え、味が行き渡ったら完成です。このあとは食材を足す・調味料で味を整えるを繰り返しながら美味しくいただきましょう。
溶き卵と準備した美味しいビールを飲みながら私は食べます。
味の感想
肉の旨味が強く、九条ネギがアクセントになるすき焼きでした。こどもがたくさん食べるだろうと思い肉をたくさん準備しましたが、思いのほか残ってしまいました。残ったすき焼きは翌日にうどんやごはんを入れて美味しく食べれば無駄がありません。関西風すき焼きをぜひ楽しんでみてください。
九条ネギの旬や栄養をチェック!
九条ネギは京都名物!
九条ネギは1000年を超える歴史を紡いできた伝統的な野菜です。京野菜として知られる九条ネギは関西圏では定番の野菜として親しまれています。九条ネギは年間を通して食べられますが、甘味・食べ応えがよい旬の時期に関することや栄養面の特徴をここでは解説します。
九条ネギの旬
九条ネギは季節ごとに味わいが異なる野菜です。一般的に甘味が増すのは12月から2月に掛けて寒さの厳しい時期がもっとも美味しい旬とされています。理由は霜が降りることによって九条ネギは寒さに耐えるために糖分を内側へ溜め込み、甘味・粘りが増すからです。他の季節の特徴としては春は柔らかい味と食感が、夏から秋に掛けてはぴりりとした辛味の強さが季節ごとの違いです。
九条ネギの栄養
九条ネギの青い部分と白い部分にはそれぞれ異なる栄養が詰まっています。青い部分はビタミンA・B1・ビタミンCなど身体に欠かせない栄養素が豊富です。白い部分には独特な匂いの元である硫化アリルが含まれています。硫化アリルは体内に入るとアリシンという物質に変化して血行促進や消化機能の働きを助けてくれる栄養成分が含まれています。昔から風邪をひいたらネギと言われていますが、ネギを食べたり喉に巻いたりとさまざまな利用法で取り入れられている野菜です。
関西風・関東風すき焼きの違いは?
すき焼きは関西風・関東風に分かれる
うどんの出汁が違う・お雑煮の作り方が違う。など同じ料理でも地方ごとに作り方が異なります。すき焼きの作り方も関西風・関東風と分かれているのはごぞんじでしょうか?ここではすき焼きを始めとしたあらゆる料理で関西風と関東風の違いを紹介します。違いを知ると普段食べているものが関西・関東どちらだったのかを知ることができ、日常の食事が楽しくなるかもしれませんよ。
関西風すき焼き
今回はすき焼きを作ったので、私が紹介した「肉を焼いて、調味料で味付けする」のが関西風です。関西風は牛脂を使って牛肉を焼き上げる工程から肉の旨味を楽しめる特徴があります。また、割り下と呼ばれる合わせ調味料を使わずにしょうゆや砂糖・酒で調整しながら食べることも特徴です。
関東風すき焼き
関東風のすき焼きは「牛鍋」がルーツです。割り下を煮立ててから野菜を加熱し、後から牛肉を入れます。関東風は煮込むことで食材から旨味が割り下に移り、食材の旨味を味わえる特徴があります。よく教科書で聞かれる「牛鍋」がルーツなのですき焼きというより「牛鍋」のイメージが強い調理方法です。
うどん関西風・関東風
関西風うどんは出汁を効かせた味わいが特徴です。昆布・鰹節や煮干しなどあらゆる食材を出汁として使います。また味付けのメインとなるしょうゆは薄口しょうゆを利用し、見た目の色も薄いのが特徴です。
関東風うどんは鰹節をメインに昆布・煮干しはあまりたくさんいれません。関西風と異なり濃口しょうゆで味付けしているので、濃い色のつゆが特徴です。
落語でも関東では「時そば」が有名ですが、上方(関西)の落語では「時うどん」と出てくる料理が変わるのも面白い点となります。
お雑煮関西風・関東風
関西風のお雑煮は丸餅・白味噌仕立てが主流です。丸餅は「円満」を願うことから使われていることと、雑煮が生まれたのは平安時代の京都ということから京料理に使われる白味噌が味付けのベースになったと言われています。
関東風のお雑煮は角餅・おすまし仕立てとなります。これにも由来があり、関東で雑煮が食べられるようになった江戸時代は人工流入が進み、一度に大量生産できる角餅が普及していたと言われています。
すき焼きはみんな大好きな味!
まとめ
今週は九条ネギを味わえる料理「関西風すき焼き」の作り方や九条ネギに関すること、関西・関東と食文化の違いのことについて解説しました。普段、食べ慣れている料理にも由来や違いがあると分かれば「自分は何風を食べているんだろう?」と新たな興味の対象にもなります。それぞれの良さや違いを知って、毎日の食事を楽しんでみましょう!
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