ライダーズタンデムテント/DOD
DODのライダーズタンデムテント:はじめに
ソロやペアでのオートキャンプに最適!
DODのライダーズタンデムテントはソロキャンプで人気のワンタッチテントです。DODのライダーズシリーズでは最も大きく、ツーリングテントより大きなテントが必要なキャンプに適しています。
ここではライダーズタンデムテントの概要を紹介します。後半ではユーザーの口コミ評価をまとめました。なお、この記事は2021年2月18日現在の情報をもとに作成しますことをご了承ください。
旅行先でオートキャンプ
ライダーズタンデムテントはライダーズシリーズに属していますが、事実上はソロやペアでのオートキャンプに適したサイズです。設営がしやすく環境適応能力が高いのでライダーズシリーズに属しています。
ライダーズタンデムテントはキャンプ場を宿代わりに利用する自動車旅行に適しています。前室のヒサシを張り出せばタープを追加する必要がありません。背が低いので耐風性にも期待できます。
短時間設営でゆったり過ごす
ライダーズタンデムテントはインナーテントとフライシートを同時に立ち上げる仕組みで、大きな折り畳み傘を開く要領で設営できます。キャンプ場へのチェックインが遅くなっても短時間で設営可能です。
簡単に設営できるものの、快適装備は充実していますし、性能は簡易テント的ではありません。オートキャンプ用としてはコンパクトですので、予約不要のフリーサイトでも設営場所を見つけやすいですね。
個性的なワンタッチテントの全貌はいかに!
DODは他のテントメーカーがチャレンジしないテントを果敢にリリースする傾向にあります。ライダーズタンデムテントと同じサイズのテントは少なくなりましたので貴重な存在です。
では本題!ライダーズタンデムテントの概要を紹介します。ライダーズタンデムテントは個性的なテントですが、キャンプの目的に合っていれば最強の相棒となってくれるでしょう。
ライダーズタンデムテントのサイズ
オートキャンプではコンパクトなテント
DODのライダーズタンデムテントのサイズは、バイクツーリング用としては大きく、オートキャンプ用としてはコンパクト。DODではライダーズタンデムテントの収容人数を4人としていますが、事実上は3人です。
ソロキャンプならゆったり過ごせ、ペアキャンプならコミュニケーションをとりやすいサイズ感です。大人2人子ども1人ならピッタリで、未就学の子ども2人なら何とかなる範囲。気心のしれた大人なら3人でも就寝可能です。
本体のサイズ
ライダーズタンデムテントの本体サイズはテントサイトを選ばないコンパクトさが特徴です。小さめの区画サイトでも余裕で設営できます。前室のヒサシを張り出してロープをのばす余裕を加味しても、テントサイトの奥行きは7mもあれば十分です。
ライダーズタンデムテントを付属のグランドシートを用いてシェルターとして使えば、本体サイズを有効活用できます。2人以上であれば、昼間はシェルタースタイルのほうが快適です。
インナーテントのサイズ
ライダーズタンデムテントのインナーテントはレジャーキャンプ基準で3人用だといえます。登山のテント泊で4人用といわれるサイズ。真四角ですのでインナーテント内のレイアウトがしやすいですね。
高さはやや低めで、窮屈な印象はぬぐえません。本体サイズでもいえることですが、これは短所ではなく長所。高さが低いテントは設営しやすいですし、耐風性に期待できます。
前室とタープのサイズ
ライダーズタンデムテントの前室は利用人数によって使い方が変わります。ソロキャンプでは前室にローチェアとテーブルを設置できますが、ペアキャンプではお座敷スタイルのほうが快適です。
2人以上でのキャンプでは前室のヒサシを張り出しましょう。向かい合って座るのは難しいものの、タープの代用となります。別途タープを追加せずに前室のレイアウトを工夫するのがベストですが、3人ならタープを追加したほうが快適です。
ライダーズタンデムテントの設営と撤収
設営は簡単だが撤収にはコツが必要
ライダーズタンデムテントは設営に自信がない初心者だけでなく、手早く設営したいベテランキャンパーにもおすすめです。お買い得価格ですので、ゲスト用のテントとしても使えます。
キャンプツーリングのスタイルをオートキャンプに持ち込んだ考え方は画期的。時刻ギリギリにチェックインしても、短時間で設営できます。ワンタッチ式ですので、薄暗くなっても設営しやすいですね。
設営方法
ライダーズタンデムテントの設営方法は①地面に広げる②フレームの関節をのばす③中央ジョイントのロープを引いて立ち上げる④前室用ポールを組み立てて取り付ける⑤出入口をペグダウンする、この5行程です。
ワンタッチテントは関節部に粘りがありません。DODでは「必要に応じてロープでペグダウンする」と説明されていますが、必ずロープでペグダウンして、耐風性を確保しましょう。
撤収方法
ライダーズタンデムテントは折りたたむだけで撤収できますが、キャリーバッグに入れるのにコツが必要です。丁寧に折りたたむのが難しいので、くしゃくしゃの状態でキャリーバッグに収納する方法もありです。
丁寧に折りたたむとキャリーバッグ内でフライシートとフレームの関節の擦れる箇所が決まってしまい、その部分が傷みやすくなります。折りたたみにくいのなら、インナーテントを外して折りたたんでもいいですね。
設営や撤収での注意点
ライダーズタンデムテントは風向きに注意して設営しましょう。出入り口を風下にして設営するのがベスト。出入り口を風上にして設営すると、風でフライシートが風船のように膨れてしまいます。
強風でフレームの関節が破損すると現地でのリペアは難しくなります。フレームや関節は設営や撤収をしているときに破損しやすいので、無理な力を加えないように注意したいですね。
ライダーズタンデムテントでのキャンプスタイル
季節と焚き火
ライダーズタンデムテントの機能を確認し、どんなキャンプスタイルを実現できるのかについてまとめます。テントは幅広い使い方ができるほうが便利です。厚い寒いは寝袋で調整できますが、湿度のコントロールはテント頼りになります。
キャンプのハイシーズンといえる夏の快適さは外せませんよね。近年流行りの冬キャンプではどうでしょう。焚き火に対する適応性も気になるところです。
夏キャンプでの使い方は?
ライダーズタンデムテントは夏のキャンプに適したテントです。インナーテントのベンチレーターは左右にあり、テント後方の大型窓は通気性を確保してくれます。前室の両サイドにも大型窓が付いていますので、夏のキャンプは快適です。
フライシートの耐水圧は梅雨の長雨や夏の集中豪雨にも耐えられるほどハイスペックです。中央ジョイントの紫外線劣化を防ぐため、夏のキャンプではトップシートを必ず取り付けましょう。
冬キャンプでの使い方は?
ライダーズタンデムテントは冬を想定したテントではありません。しかし、通気性を確保しやすいので冬キャンプでも使えます。一酸化炭素チェッカーを用いれば、石油ストーブをテント内に持ち込むスタイルに対応可能です。
冬キャンプを楽しむ人は増えました。しかし、冬キャンプは初心者が手軽にチャレンジできるものではありません。初秋から初冬にかけて、徐々にノウハウを蓄積していきましょう。
焚き火との相性は?
ライダーズタンデムテントと焚き火の相性は一般的なテントと同じだと捉えるのが無難です。ライダーズタンデムテントの生地はポリエステル製ですので、焚き火の熱や火の粉に弱いのです。
ポリエステル製のライダーズタンデムテントで焚き火を楽しむなら、熱や火の粉の影響を受けない距離を保つようにしましょう。ちなみに、ポリエステル65%綿35%のポリコットン生地でも焚き火の熱や火の粉で溶けます。
DODのライダーズタンデムテントの口コミ評価
個性的で賛否両論分かれる口コミ評価
ライダーズタンデムテントの概要とキャンプでの適応性について紹介してきましたが、ここまではメーカー発表をもとにまとめたもの。実際の使い勝手を確認するために、ユーザーの口コミ評価を項目ごとに見ていきましょう。
サイズの口コミ評価は感覚的なものですが、数値に表れないところが見えてきます。設営や撤収がどのように行われているのかも気になりますね。
サイズの口コミ評価
ライダーズタンデムテントのサイズに関する口コミ評価を確認すると、広さに満足するユーザーは多いですね。前室の広さも好評で、ライダーズタンデムテントだけで完結できるとのこと。
ソロやペアでのオートキャンプで使われることが多く、3人以上でのキャンプで使うユーザーは少ないですね。バイクでのタンデムキャンプツーリングで愛用する人は少数派。やはり積載性が問題視されています。
T2-466(ライダーズバイクインテント)と比較するとT3-485(ライダーズタンデムテント)は寝室が広く、大人二人のシュラフに荷物を入れても余裕あり。前室もT3-485の方が少しばかり広いが、程好い前室スペースの使勝手が素晴らしく、ロースタイルで二人なら余裕~ 三人でもなんとか過ごせます。
設営と撤収の口コミ評価
ライダーズタンデムテントの設営に関する口コミ評価は高いですね。重くて展開しにくいともいわれますが、中央ジョイントを高く持ち上げてロープを引けば簡単に展開できるとのこと。
問題なのは撤収です。口コミ評価では撤収を課題にしているユーザーは多いですね。大きめのバッグを用意して押し込んでいるユーザーもいます。自宅に展開できるスペースがあるのなら、帰宅してから畳みなおすのもありです。
テントの設置はすごく楽なのに、片づけるときはむちゃくちゃ難しい。折りたたみ方とかの説明が不十分なので、結構苦労します。最後は、袋に無理やり押し込んで直す始末。ワンタッチならではのことなのかな?まーそれでも良かったですよ。
夏と冬の口コミ評価
ライダーズタンデムテントで冬キャンプをした人の貴重な口コミ評価を紹介します。防水性の高い生地は結露しやすいものの、ベンチレーションの効果で結露を最小限に食い止められるとのこと。
梅雨の長雨や夏の夕立にも耐えられる生地が用いられていますが、雨の日の過ごし方は課題になるとんこと。ソロなら前室だけで十分な広さなのですが、ペアならシェルタースタイルに切り替えたり、別途タープを設営したりするほうが快適です。
1月朝霧高原で使いました。まずテント素材は防水のみで結露、乾燥は考えていません。テントの通風のあるなしを作ってみましたが、なしの側は結露ありの乾燥が遅い。通風ありの方では結露はありません。雨漏りと間違う結露は納得です。(中略)通気が良く、プライバシーが守れるような通風法なので、夏のキャンプには良いかも。
DODのライダーズタンデムテント:まとめ
ワンポールテントの特性を知って使おう
ライダーズタンデムテント/DOD
DODのライダーズタンデムテントはソロやペアでのオートキャンプでコンパクトに設営できるオールインワンテントです。テントが大型化している今日、ライダーズタンデムテントはキャンプのあり方を問いかけているといえます。
フリーサイトは早い者勝ち!という情報も見かけますが、それは間違い。人数に見合ったテントでコンパクトにキャンプを楽しみ、譲り合う心を養いたいですね。ライダーズタンデムテントは、そんな良識のあるキャンパーにおすすめです。
DODが気になる人はこちらをチェック!
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ちなみに、ライダーズワンポールテントと同サイズでさらに快適な居住性を求めるなら、「ザ・テントM」や「ザ・ワンタッチテントM」もおすすめです。
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