カーカムステントとは?
カーカムステントは、1960年にアメリカで創業したカーカムス(Kirkham's)というアウトドアブランドから誕生しました。
「おしゃれな見た目で、設営も簡単!」と、多くのキャンパーたちの間で注目されています。種類が豊富なのも評価されるポイントです。 ソロサイズからファミリーサイズまで幅広く展開しています。
デラックスシリーズとハイラインシリーズの違い
カーカムステントは、デラックスシリーズとハイラインシリーズに大きく分けられています。この2種類は、機能や見た目に大きな違いはありません。しかし、製造場所や工程に違いがあるため、詳しくご説明します。
違いその①製造地
1つ目の違いは、製造地です。デラックスシリーズのカーカムステントは、テント製造の全ての工程がアメリカの工場で行われています。
一方のハイラインシリーズは、テント製造の一部の工程を中国の工場で行っています。 とはいえ、ハイラインシリーズの品質が劣っているわけでは決してないのでご安心ください。
違いその②防水・撥水加工
2つ目の違いは防水・撥水加工です。デラックスシリーズのカーカムステントには、防水加工とシリコントリートメントが施されています。また、コーティング溶剤を浸透させた糸を使用して生地を織るため、通気性はありながらも、撥水力は抜群です。
一方のハイラインシリーズには、これらの加工は施されていません。ただし、ハイラインシリーズ独自の撥水・防カビの加工がされているので安心です。
違いその③受注方法と価格
3つ目の違いは、受注方法と価格です。デラックスシリーズのカーカムステントは、ベテランの縫子さん4,5人によるこだわりの作業で製造しています。そのため、基本的に受注生産です。それに伴い、価格もお高めに設定されています。
一方、ハイラインシリーズは生産が安定しており、比較的入手しやすいです。また、デラックスシリーズよりもリーズナブルな価格設定となっています。
カーカムステントの魅力
カーカムステントは設営が楽で簡単
カーカムステントは設営がとても楽です。その秘訣は、スプリングバーを構造に取り入れたテントフレームにあります。この構造のおかげで、1人でも大型テントの設営が可能なのです。
また、設営方法がとても簡単です。「テント幕を広げ、ペグを打ち、ポールを通す」だけ。固定用ロープも必要ないのに、とても頑丈で強風にも強いです。
あらゆるギアと相性がよいキャンバス生地
カーカムステントのテント幕は、コットンダッグキャンパス生地が使われています。シンプルなのでどんなギアとも相性がよいです。コットン100%なので通気性がよく、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせます。
とても丈夫で耐久性がある反面、重さがあります。濡れるとさらに重くなるうえ、乾きにくいためカビの発生に注意が必要です。テントの上からタープなどを張ることで、雨や露などから守ることができます。
SNS映え間違いなしの窓
カーカムステントのおしゃれな窓は、SNS映え間違いなしです。また、通気性もグッと上がります。大きな窓のおかげで外の景色を存分に楽しめるため、雨の日キャンプでも開放的です。
シッパー式の窓は、フルクローズにもメッシュスクリーンにもなります。ハイラインシリーズには両サイドに三角窓が付き、非常にかわいいです。
ボックス型だからテント室内が広い
カーカムステントは、壁が立ち上がったボックス型です。そのため、同じ収容人数のドーム型テントより、一回り広いテント室内となっています。
また、中央にポールが立たないおかげで、テント室内のレイアウトも幅が広がります。そのため、長期キャンプや冬のおこもりも快適です。
カーカムステントの種類~サイズ別5選~
ソロ向けから大人数向けまで、幅広い種類があるカーカムステント。その中から5つの種類を、口コミと評価を交えてご紹介します。
【〇人用】の表記人数は、並んで寝転べる大人の最大人数です。テントを使用する人数+荷物の量も想定して選ぶことが、購入後にサイズのことで後悔しないための大切なポイントとなります。
【2人用】カーカムスのコンパクト2
コンパクト2はデラックスシリーズのカーカムステントです。2人用テントでソロやカップル向けの種類となります。その名の通り、大きさも重さもコンパクトです。
正面と背面に大きなドア兼窓が付いており、どちらからも出入りできます。キャノピーは別売りのものを取り付け可能です。以下がサイズの詳細となります。
サイズ | 縦183㎝×横260㎝ |
高さ | 122㎝ |
重さ | 10㎏ |
コンパクト2の口コミと評価をご紹介
コンパクト2は、収納後もコンパクトサイズに収まります。また、重さも10㎏と、カーカムステントの中では軽量です。そのため、車が小さい場合や荷物が多い時なども、「持ち運びが楽だ」と評価する口コミが多くありました。
設営・撤収の時間が勿体無い時や荷物抑えなきゃいけない時はとっても便利な幕です
【3人用】カーカムスのキャンプサイト3
キャンプサイト3はデラックスシリーズのカーカムステントです。3人用テントですが、床面積が広めにできています。そのため、荷物が多くても快適です。
正面にはドアと窓、背面には大きな窓があります。キャノピーは縫い付けです。以下がサイズの詳細となります。
サイズ | 縦213cm×横305cm |
高さ | 183㎝ |
重さ | 21.5kg |
キャンプサイト3の口コミと評価をご紹介
キャンプサイト3は、ソロやカップルに「ちょうどよいサイズ感だ」と評価する口コミが多いです。また、窓が多いので、「通気性がよく見た目もかわいい」と高評価されています。
カーカムステントの口コミに共通しているは、「設営が簡単」という声です。それも、スプリングバー構造のテントフレームの成せる技と言えますね。
設営が簡単、通気性が高くて、何よりこの絶妙なサイズ感⛺️
この可愛さに惚れてお迎えしました😻
【4人用】カーカムスのバガボンド4
バガボンド4はデラックスシリーズのカーカムステントです。4人用テントで、ファミリー用にと開発されました。見た目がかわいらしいため、特に人気がある種類です。
正面にはドア、背面には大きな窓があります。キャノピーは別売りです。以下がサイズの詳細となります。
サイズ | 縦244cm×横305cm |
高さ | 193cm |
重さ | 23kg |
バガボンド4の口コミと評価をご紹介
バガボンド4は、サイズに対して窓の数が少なく見えますが、通気性はあると評価されています。
テント幕はもちろん、コットンダッグキャンバス生地です。冬キャンプでバガボンド4を使用した方の口コミでは「安心感が違う」と高評価されていました。
久しぶりのコットン幕…
やっぱり冬キャンの時は安心感が違いますね!!!w
【5人用】カーカムスのトラベラー5
トラベラー5はデラックスシリーズです。カーカムステントの代表的なモデルとなります。5人用なので、ファミリーやグループにちょうどよいサイズです。
ドアは正面に1つ、縦長窓は正面に1つと背面に2つ付いています。キャノピーは縫い付け済です。以下がサイズの詳細となります。
サイズ | 縦305cm×横305cm |
高さ | 200cm |
重さ | 28kg |
トラベラー5の口コミと評価をご紹介
トラベラー5は、「ソロやカップルなら、冬のおこもりを快適に過ごせる広さ」と評価されています。また、テント幕は淡い水色です。デラックスシリーズならではのカラーと言えます。「その水色がたまらない!」と高評価する口コミが多くありました。
ちなみに、ハイラインシリーズのテント幕は薄い緑色が多いです。種類によってはアイボリーや、サンタン、バイソンなどの限定カラーもあります。
このカラーがたまんない◎
カーカムススプリングバーテント!
【6人用】カーカムスのハイライン6
ハイライン6は、ハイラインシリーズの6人用テントとなります。ソロやカップルなら、リビングと寝室を分けて使うことが可能です。
ドアは正面に1つ、縦長窓は前面に1つと背面に2つ付いています。その他、両サイドにはかわいい三角窓付きです。下記がサイズの詳細となります。
サイズ | 304cm×304cm |
高さ | 198cm |
重さ | 33.5kg |
ハイライン6の口コミと評価をご紹介
ハイライン6は重さがあるにも関わらず、一人でも設営できる点が高く評価されています。また、テント室内をおこもり用にレイアウトすると、「ソロまたはカップルでの使用でちょうどよい」という口コミが多くありました。
4人以上でおこもりキャンプをお考えの方は、同じハイラインシリーズのハイライン8(8人用)がおすすめです。
6人用のテントですがお籠もりでレイアウトすると2人で丁度よいくらい。4人以上なら8名用をお薦めします。
カーカムステントにはグランドタープを
カーカムステント本体のセットには、グランドシートは付属していません。そのため別に準備する必要があります。
カーカムスではグランドシートを、「グランドタープ」の商品名で販売しています。耐久性に優れたポリエステル素材の防水シートです。グランドタープなら、各種類のカームステントの床面にぴったりサイズが揃っています。
カーカムステントのお手入れ方法
カーカムステント使用後はよく乾かす
カーカムステントを使用した後のお手入れにおいて、よく乾かすことが重要です。お天気のよい日のキャンプでも、朝露などで思いのほか湿ります。そのまま畳んでしまうと、カビや悪臭の原因となるため注意が必要です。
キャンプから帰宅したらもう一度広げて干し、完全に乾かします。室内干しをする場合は、椅子を利用して幕と地面との間に空間を作り、エアコンの除湿機能を利用して乾かす方法がおすすめです。
カーカムステントのたたみ方
カーカムステントは台形なのでたたみ方も非常に簡単です。全てのポールを外してからペグを抜き、収納ケースの大きさに合わせてたためば完了となります。
カーカムステントの設営からたたみ方までを紹介している、こちらの動画も参考になさってください。
カーカムステントに修理が必要になったら
愛用のカーカムステントに、万が一、修理が必要となった場合の対処方法をご紹介します。カーカムステントは海外製品ということもあり、修理保証が付いていない場合も多いようです。
修理内容によっては、ご自分で対処できる場合もありますので参考になさってください。
カーカムステントの修理を自分でする
カーカムステントにできた小さな穴や裂傷程度であれば、自分でも修理ができます。穴の修理にはカーカムスオリジナルの専用パッチが有効です。パッチの種類は床布用・壁布用・天井布用があります。
また、ちょっとした裂傷の修理には、コットンテント専用の補修剤が有効です。補修する場所によっては、跡が目立つこともあります。すこしでも目立たなくするために、透明の補修剤がおすすめです。
カーカムステントの修理を修理業者に依頼する
カーカムステントを自分では修理できない場合は、テントの修理専門業者に依頼することがおすすめです。
傷や破損の程度にかかわらず、自分で修理をすることは勇気が要ります。大切なテントであればなおさらです。不安であれば無理をせず、プロに頼りましょう。
カーカムステントでワンランク上のキャンプ
設営もたたみ方も簡単で、機能性に優れたカーカムステント。おしゃれな見た目から、キャンプ場で注目の的となること間違いなしです。サイズもソロからファミリー用まで、幅広く展開されています。
コットンダッグキャンパス生地でできたテント幕は、使えば使うほど味が出てくるのでキャンプの相棒にぴったりです。ぜひカーカムステントと一緒に、ワンランク上のキャンプをお楽しみくださいね。
レンタルが気になる方はこちらをチェック!
「カーカムステント以外のギアは持っていないけど、一刻も早くキャンプがしたい!」 「ソロキャンプで荷物は極力減らしたい」そんな方には、レンタル用品を上手に活用するのがおすすめです。
こちらの記事では、キャンプ用品のレンタルについて詳しく紹介しています。ぜひ、あわせてお読みください。
キャンプ用品レンタル|買うよりお得?厳選サイト決定版10選!
SNSでもアウトドアが話題です。今年は自分もキャンプデビューしたいと思っている人もいるでしょう。キャンプ用品は全部買おうとすると結構な出費と...
手ぶらキャンプができるキャンプ場12選!レンタルで手軽にキャンプ体験をしよう!
初めてキャンプを体験するなら、キャンプ機材をレンタルできる手ぶら可能なキャンプ場がおすすめです。本記事では、設備やレンタル品の充実した手ぶら...
キャンプを身近に!おすすめのレンタルサービス4選!テントから何でも揃うのはここ!
キャンプブーム中の今、キャンプには興味はあるけどテントなど道具をイチから用意するのは大変、という方も多いはず。アウトドア用品のレンタルサービ...