U.L. コンフォートシステム キャンプパッド50 180
U.L. コンフォートシステム エアパッド 180
U.L.コンフォートシステムピロー
キャンプ用マットの必要性について
寝心地に影響する
家の中はベッドや布団があるため地面の硬さが直接体に伝わず、マット用意しなくても快適に過ごせる寝心地があります。しかし、キャンプや登山はクッション性を高めるマットを使わないと寝袋だけでは、地面の硬さが伝わり寝心地が悪く、腰や肩を痛める原因になりますよ。
柔らかい発泡樹脂のような簡易的なマットでも敷くだけで寝心地が大きく変わりますよ。モンベルに限らず、さまざまなメーカーからキャンプ用のマットは発売されています。
快適さ以外にも影響がある
マットと聞くと寝心地だけにしか効果がなさそうに思えるアイテムですが、簡易的な発泡樹脂のマットでも空気を溜め込んでいます。空気は閉鎖的な場所だと、断熱性を持ち冬は寒さを体に伝えにくく、夏は厚さを体に伝えにくくする効果があります。
屋外で過ごすキャンプや登山のアウトドアではマットによる断熱性も重要です。できるだけ厚みのあるマットを使いましょう。今回紹介するモンベルのマットは厚みや種類のバリエーションが豊富にあります。
モンベルとは
モンベルは日本のキャンプ、登山、カヌーやアウトドアウェアなどを扱う日本の大人気ブランドの1つです。また、モンベルは有名ブランドの中では比較的低価格で、高品質なアイテムが揃っていて全国各地にモンベル直営店があります。
モンベルの実店舗ではわからないことがるとスタッフに質問もでき、マット選びや寝袋選びの参考になりますよ。また、初心者でも参加できるハイキングやトレッキングのイベントを開いている場合もあり実店舗もおすすめです。
モンベルのマットの種類
モンベルのマット1:エア注入式
普段は500mlのペットボトル程度の収納サイズの軽量なマットで、浮き輪や風船のように空気を入れることで膨張しクッション性がでるタイプのマットです。非常にシンプルな構造ですが、その分空気と生地しかないため軽量です。
エア注入式の空気の入れ方は自分で息を吹き込むか、オプションのポンプバッグで入れるようになっています。抜き方は、蓋部分にタブが付いているので空気弁に差し込むだけで自動的に抜けて使いやすいですよ。
特徴:厚みがある
モンベルのエアーマットは、隔壁の高さが高めの構造になっていて、冷たい空気の層が減ります。また、壁が高いというのは厚みがあるということなので断熱性とクッション性が高くなり冬に暖かく、夏に過ごしやすくなりますよ。モンベルのエアーマットはワイドモデル、通常モデル問わず7cmものあります。
ワイドモデルは長方形のタイプで頭部から脚部までマットの幅が同じです。通常モデルは頭部と脚部の幅が異なりマミー型の寝袋に近い形状です。
モンベルのマット2:発泡ポリエチレンマット
ふわふわとした樹脂(ポリエチレンフォーム)でできたモンベルのマットです。空気を入れる必要がなく、素早く使える特徴があります。フォームの中は空気を溜め込む空間がたくさんある状態のため、ただの樹脂ですが適度にクッション性があり、適度に断熱性があります。
エア注入式など空気を吹き込んだり、入れるタイプはパンクする可能性がありますが、発泡樹脂は穴が相手も使え傾斜があったり、でこぼこした場所でも使いやすい魅力があります。
特徴:故障がなく折り曲げに強い
前述したようにただのポリエチレンフォームです。でこぼこした凹凸のある柔らかい樹脂のマットのため傷がついても問題なく使えるところが他のマットにはない魅力ですね。丸めることは難しく、折りたたみ方が蛇腹状になるため細長くなります。大穴が空いたり細かくちぎれな限り繰り返し使えます。
ある程度繰り返して使うとだんだん潰れていきます。クッション性がなくなると買い替え時期になりますが、致命的な故障になりにくいタフさが最大の特徴です。
モンベルのマット3:フォーム入りマット
空気を入れて膨らせるのは通常のエア注入式と同じですが、フォーム(マット)が入っているためクッション性、保温性が高いモデルです。穴が空いてもフォームがあるため最低限のクッション性も確保できる特徴があります。
また、膨らませ方が少し変わっていて半自動的に空気が入ります。入れ方は空気弁にタブに差し込むだけで非常に簡単です。微調整はエア注入式と同じ入れ方で自分の息の吹き込み具合で調整します。
特徴:ウレタンフォーム入り
軽量化を兼ねて肉抜きされたマットが使われいる場合がありますが、モンベルのマットは肉抜き処理されておらず抜群のクッション性がありますよ。
また、ジョイントでマット同士をつなげたり、スタッフバッグをピローにしたときに位置がずれないように固定できたりと使い勝手のいい細かな配慮がされていて、別売りの枕兼座布団になる「エクステンションパッドクッション」などと組み合わせて使えます。クッショ性のあるマット入のため重たいです。
空気の抜き方
フォーム入りエア注入式の空気の抜き方はバルブを開くだけです。ある程度空気が抜けたら丸めていくだけでとなります。抜き方よりもマット入りのため丸めて収納するときのほうが大変です。コツはバルブを開いたまま荷重を掛けながら巻くことです。
モンベルのマットの選び方
モンベルのマットの共通の選び方
モンベルのマットはサイズが多彩です。基本的に自分の体に合ったマット、自分のキャンプスタイルに合ったマットを選ぶというのがコツになります。
キャンプなら長い180cmものがおすすめですが、スタイルが異なると使い方も異なるため、サイズや厚みなどスペックのどの部分を重視したらいいかも少し異なるためマットの種類別選び方を紹介しますね。
エア注入式の選び方のコツ
エア注入式の1番の魅力は収納サイズが小さい点で軽量かつコンパクトです。キャンプスタイルに合った選び方としては、自転車や徒歩などで荷物をあまり持ち運べないときにおすすめです。
自分で空気を入れるのが難しいという方は別売で空気入れのようなポンプになるスタッフバッグもあるため、肺活量に自身がない方でも大丈夫ですよ。ワイドタイプの長さ180×60×厚さ7cmのものでも収納サイズは、わずか直径11×25cmしかありません。
サイズ・長さ
モンベルはキャンプ用品だけではなく登山用品も扱っているブランドです。そのため一般的なマットよりもサイズや長さがコンパクトなウルトラライトモデルのマットも発売していますよ。特に軽さ、収納サイズの小さいところが魅力的なエア注入式はサイズ感を大切にしましょう。
例えばキャンプではなく登山で使いたい場合でなおかつウルトラライトにしたいという方は、エア注入式の長さ90×50×厚さ7cmがおすすめになります。
1番小さいサイズの使い方
一番小さい、長さ90cmのマットは、頭部をスタッフバッグ、足元をバックパックにすることでサイズが小さくてもクッションの代わりなります。持ち物をうまく代用することで、最小サイズマットでも寝床が作れます。
長さ180cmのものと比べると寝心地は悪くなりますが、非常にコンパクトで軽量です。サイズバリエーションは発泡樹脂やフォーム入りタイプでも同じですが、収納サイズの小ささではエア注入式が一番小さくなりますよ。
フォーム入りエア注入式の選び方のコツ
ただのエア注入式と比較すると半自動で空気が入り、クッション性や断熱性が高くなるなど魅力的ですが、マット入りのため重量があります。そのためキャンプスタイルに合った選び方としては、オートキャンプ向きです。
バイクでも積載可能ですが、発泡樹脂、エア注入式と比較すると非常に重たく大きくなりますよ。モンベルのフォーム入りマットは2.5、3.8、5cmの3種類の厚みがあり、厚みが増すと重たくなりますが、断熱性なども高くなります。
厚みが重要
もともと他のマット比較すると重たいものなので、収納サイズや重量で選ぶというより厚みで選びましょう。オートキャンプなら1番厚い5cmのものでも問題なく持ち運べますよ。厚みがあると段差も感じにくくなることから、車中泊でも使いやすくなります。
キャンプで使うなら3.8cm以上のタイプがおすすめになり、5cmだと車中泊におすすめです。2.5cmのものはフォーム入りマット中では重量と断熱性のバランスが取れたタイプとなります。
冬キャンプにおすすめ
フォーム入りマットは、膨らませ方も簡単で半自動で膨張することから、忙しいときにでも準備しやすく、荷物が多くなる冬キャンプでも使いやすくなります。
冬のアウトドアを快適に過ごすコツは底冷えしない寝床を作ることです。モンベルのマットの中では、フォーム入りマットが1番断熱性が高いモデルになります。モンベルでもキャンプ用マットとして発売されている種類になり、収納しやすいゆとりのあるスタッフバッグになっていますよ。
発泡樹脂マットの選び方のコツ
どんなシーンでも使いやすいタイプのマットです。スタイルに合った選び方というものはなく登山でもオートキャンプでも自転車や徒歩でのキャンプでも使いやすく軽量です。モンベルの発泡樹脂のマットは厚みが1.6cmとなり、モンベルの他のマットと比較すると一番薄いです。
さまざまなスタイルのアウトドアに向いていますが、大きな段差ができやすい車中泊には向いていません。前述したように傷つき、穴あきに強いことから登山におすすめです。
特徴を比較
発泡したポリエチレンということでモンベルのマットの中では一番軽いですが、1番クッション性がないマットです。また軽いですが、コンパクトにはならず折りたたみ方が蛇腹状に折るだけのため一番小さいサイズ(91×51×厚さ1.6cm)でも収納サイズが51×15×5.5cmになります。
ラフに使っても壊れないことを考えると登山にも向いていますが、かさばることも考慮してモンベルの他のマットと比べて選ぶといいでしょう。
使い方を少しだけアレンジできる
背の低い方限定となりますが、あえて大きい発泡ポリエチレンマットを購入し頭の方を折りたたむことで枕のように少し高くして寝るというちょっとしたアレンジもできます。モンベル以外のマットでもできますが、発泡ポリエチレン以外ではできない使い方です。
また、発泡ポリエチレンマットはモンベルの中でも価格の安いマットとなりキャンプデビューとしてさまざまな道具を揃えるために、マットに費用をかけたくない方にもおすすめになります。
モンベルのおすすめマットとピロー(枕)
U.L. コンフォートシステム キャンプパッド50 180
U.L. コンフォートシステム キャンプパッド50 180
モンベルのウレタンフォーム入りのマットで1番厚みのあるモデルです。車なら難なく持ち運べ、5cmものクッション性があり非常に使いやすいですよ。半膨張式で膨らませ方がわからない方でも簡単に膨らませられる構造になっています。
重量は1278g、横幅60cmもあり標準的な広さがありリペアキットとスタッフバッグが付属します。収納サイズは直径16.5×60cmと大きいですが、車を使うキャンプなら簡単に持ち運べるでしょう。
膨らませ方
前述したようにモンベルのマットの膨らませ方は、バルブを開くだけ、蓋にあるタブで弁を押し開けるだけとなり空気入れを使わなくてもある程度自動で膨張してくれます。この膨らませ方、入れ方はモンベルに限らずウレタンフォーム入りマットだけになるので注意してくださいね。
モンベルだけではなく車を使うキャンプでは一番人気のあるタイプのマットです。
脱気のしかた・折りたたみ方
動画の製品はモンベルの別の種類ですが、ウレタンフォーム入りのエアーマットでも同じように空気を抜いていきますよ。また、折りたたみ方も似ています。詳しくは取扱説明書を確認してくださいね。モンベル公式HPでは説明書がPDFで公開されています。
U.L. コンフォートシステム エアパッド 180
U.L. コンフォートシステム エアパッド 180
モンベルのエアーマットです。空気がクッション材になるため空気量で生地の張りを調整できますよ。口でも簡単に膨らませられますが、ポンプの役割をするスタッフバッグも別途用意されているので必要に応じて追加購入するといいでしょう。
本品は長方形ではなく、マミー型の寝袋のように体にフィットしたモデルになります。長さ180×50×厚さ7cm、わずか507gと非常に軽いですよ。収納サイズはモンベルのマットの中でトップクラスの小ささです。
U.L.コンフォートシステムピロー
U.L.コンフォートシステムピロー
モンベルのマットと一緒におすすめなのがモンベルのピローです。モンベルのマット、ピローはトグルボタンで連結できるようになっているため寝返りなどでマットからピローが離れて起きてしまう事がなくなりますよ。
ピローの膨らせ方はモンベルのエアーマットと同じで簡単に膨らませられます。付属品にはピローカバーもついてきていつでも清潔に使えて便利ですよ。前述したエクステンションパッドとの併用も可能でモンベルマットは拡張性がります。
モンベルのマットのまとめ
モンベルのマットは多彩
モンベルのマットは90、120、150、180cmの4種類のサイズがあり、小さいサイズにバックパックなどを追加するスタイルだと荷物が減り携帯しやすくなります。キャンプ用品だけではなく、登山用品も発売しているモンベルらしいですね。
モンベルのマットをキャンプで使う場合は十分な長さがある180cmがおすすめになります。モンベルのマットは種類も多いためキャンプスタイルに合ったものを選びましょう。
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