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実は簡単!火起こしがスムーズになるチャークロスの作り方をご紹介!

いま火起こしがしやすい、チャークロスがキャンプ場で注目を集めています。キャンプの焚き火をスムーズにできるこのアイテムは、実は作り方も使い方もとても簡単。キャンプを楽しくおしゃれに変えられる、チャークロスの作り方をご紹介です。
2021年1月26日
はぐれ猫
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目次

チャークロスとは

火起こしを簡単にするチャークロス

焚き火をする場合には種火を用意し、火口を作ってから炎を薪でどんどん育てるのが基本です。しかし小さな種火を火口や大きな炎に育てるのは、経験不足だったりすれば難儀なことがあります。火打ち石を使う火起こしなら、経験者でも尚更。そこでそんな難しい作業を簡単にできてしまう、チャークロスの出番です。

炭化させた綿100%の生地だから燃えやすい


家で作るのも簡単なチャークロスは、炭化させた綿の生地を原料としたものです。物質は炭化することによって、自然の物質よりもずっと着火しやすくなる性質があります。そのため缶に入った炭布のチャークロスは、コンロや焚き火の種火としての使いやすさを抜群に感じられます。火打ち石での着火の時間はかなり短縮できて、キャンプの時間も無駄にしません。

作り方は簡単なので初心者にもおすすめ

とても簡単に作れることも、チャークロスという種火の良さです。例えば自宅に眠っている道具を使っても、100均で買える激安アイテムを使っても、チャークロスはすぐに作れます。通販で自作キットを求めても良いです。キャンプがまだ初心者な人でも時間をかけないで作れる上、使い方も簡単だから暇つぶしにもおすすめ感があります。

チャークロスの材料

①綿100%の厚手の生地

用意する材料で一番に重要といえるのが、100%綿の生地です。100%綿の素材の場合は他の布よりも炭化しやすさがあり、着火しやすいチャークロス材料として最適です。天然物質の生地と違い、化学繊維の布の場合にはチャークロスとして使い物になりません。選び出す時には、必ず綿であるかの確認が不可欠です。

生地選びのポイント

綿の生地は色やデザインはなにも関係なく、使う綿の布はちょっと厚手のものならなんでもokです。チャークロスの材料の布には、自宅で使わなくなったボロ布や、古着を活用することもできます。その場合、時間もお金をかけることもありません。それとは違い、100均にある綿の布を買い求め、チャークロスにする場合も安上がりです。

②密閉可能な缶

そして家で作るチャークロスで欠かせない材料が、アルミ製やスチール製の缶です。缶の中に綿の生地を詰め込んで、コンロや焚き火台などでチャークロスを作り出すのが基本です。選び出す缶にはフタが付いている必要があり、密閉できることはチャークロスを作ったり保存する上で大切になります。

100均でも入手できるフタ付き缶

使いやすい缶は、100均のショップやホームセンターなどにも販売しています。素材はBBQコンロなどの強い火力に当て続けて問題ない、アルミやスチールを選ぶのが一般的。缶の形状は四角型、丸型、お茶用の円筒形など違いのあるものが何でも使えます。直径は10cm以下の小さいものを選ぶのが、チャークロス作りに最適です。

ボトルタイプも使える

実はこのチャークロス、普通の缶と違って、ボトルタイプのアルミ缶やスチール缶を材料として作ることも可能です。例えばフタの付いているボトルタイプのコーヒー缶は、適度な大きさで使い方も楽だから、チャークロスの作りにもぴったり。焚き火が趣味でコーヒーが好きならば、飲んだ後の缶は捨てないで使ってみてください。

アルミの調味料缶

さらに100均にもある、アルミ製の調味料入れを使った作り方もできます。この材料は容器の上部に小さな穴が開いたもので、開閉式になった違いのあるタイプも見つかります。これを選ぶならわざわざ缶に穴を開ける手間が省けるし、安く手に入るのも魅力的。100均ショップで優先して探してみる価値はあります。


チャークロス作りの道具

火傷防止の手袋

安全にチャークロスを作るならば、コンロなどの熱に耐えられる手袋の用意も不可欠です。チャークロスは火力によって加熱されると、素手では持てないほどまで熱くなっています。素手だと火起こしの段階から火傷するのは間違いなしですが、手袋があれば大丈夫。これは簡易な軍手だけでも、十分に効果は発揮されます。

トングも使える

もし手袋が自宅になくても、BBQによく使われているトングさえあれば安全です。このトングはコンロで加熱されたチャークロスの缶を、挟み込む目的で使います。できるだけ大きなサイズのトングなら、火起こし後にチャークロスの缶を挟むのに無理がありません。

チャークロスの作り方!

①布をカットする

まず手元には切れ味良好なハサミを準備して、チャークロスの布作りを始めます。この時には必ず材料となる布を入れるアルミやスチールの缶を、手元に用意しておきます。それは布のサイズを、できるだけぴったり缶に合わせるため。布の量は缶に入るだけなので、それほど大量は必要ありません。缶にサイズをあわせるため、ハサミで切断する作業をします。

布をカットする時のコツ

缶の幅などのサイズに合わせて、チャークロス用の材料の布を切断していきます。生地の大きさについては、できるだけまとまった形にしても、小さく10cm四方程度にしても良いです。小さな断片にしたほうが、取り出す時に他の炭化した生地が崩れることがありません。

②布を缶に入れる

上手に切断が完了した生地は、用意したチャークロス用の缶に詰め込みます。缶に材料を詰め込む方法については人それぞれですが、布を横置きに重ねて配置することや、布を巻物のようにぐるぐると巻く入れ方もできます。手元に用意した缶の形状に合わせて、詰め方を検討してみてください。

生地を入れる時のポイント

生地を缶に入れる時のコツは、缶と布の間に発生しやすい隙間をできるだけ無くしてあげることです。缶の中の隙間を無くす入れ方をすることで、缶の加熱中に内部に空気が入り込む余地を減らすことができ、それによって炭化が進みやすくなります。チャークロスの完成度を高めるためには必須なコツです。

③フタに穴をあける

手元のチャークロス用の缶のフタ部分には、必ず中央に1ヶ所、小さな5ミリほどの穴を開けるようにします。この小さな穴が開けられていることによって、燃焼時に炭化した中身のガスを抜く目的があります。アルミやスチールなどの違いはあっても、穴あけは1ヶ所だけだから女性でも簡単。用意するものは釘とハンマー、キリ、電動ドリルなどです。

穴あけのポイント

釘やキリを使うならハンマーで叩いて穴を開けますが、チャークロス用のフタが歪んでしまうことがあります。そうなると缶のフタがしまりにくくなって、あまり良くありません。歪まないためにはフタの下に支えとなる木材の欠片を置いて、釘を打ってみるなど工夫をすると良いです。

電動ドリルは綺麗な穴が開けられるので、おすすめの方法になります。ただ穴が5ミリ以上に大きくなりすぎると、酸素が入りすぎることも。中身が燃えて失敗する可能性が高まるので、作り方では十分気をつけてください。それと違いナイフなどの刃物を使うと、危険性があることは否めません。

④缶を1時間強火で加熱


次にいよいよチャークロスを炎で加熱して、中身の生地の炭化を進めます。この作業はキャンプなどの焚き火のついでにもできるし、庭でBBQコンロを使ったり、キッチンのコンロで行う人もいます。作り方はとても単純で、炭火やガスの火力によって缶ごと加熱するだけ。酸素が入り込まない不完全燃焼をすすめることで、チャークロスの炭化が成功します。

燃焼のポイント

作り方の一番のコツは、チャークロスの缶のフタで完全に密閉状態にすることです。缶によっては加熱でフタが外れてしまうこともあるので、加熱の時間はよく見ていることも大切。強火で加熱をすすめると缶の炭化した布から炭酸ガスがシューッと吹き出ますが、このガスに着火しないことがうまく作る秘訣です。ガスが出なくなるまで、1時間ほど加熱を続けます。

⑤火を止めて冷やす

コンロで加熱を開始して1時間、完全にチャークロスからガスが出なくなったことを確認したら、火から取り出して冷まします。この段階では缶と内部の炭化した生地は、高温アツアツ状態です。火傷してしまうので、コンロでの取り扱いにはくれぐれも注意です。完全に冷めるまで、時間にして15分から20分程度、放置しておくのをおすすめします。

冷ます時のポイント

ここで重要なのが、チャークロスのフタを絶対に開けないことです。高熱状態のチャークロスは、フタを開けた途端に酸素が供給され、中身の燃焼が始まってしまいます。せっかくここまで上手にできたのに、最後の段階で全てが台無しになりかねません。穴は棒などできっちり塞ぐのも忘れずに。熱い缶は冷めるまで放置してこそ、チャークロスは完成します。

チャークロスの使い方!

①木くずや枯れ葉で準備

気に入った素材や自作キットで完成したチャークロスの使い方では、火起こしで着火しやすい素材を集めるのも大切です。その材料になるのは、キャンプ場なら森の落ち葉、松ぼっくり、木くずなど。それらを火口とするために、カラカラに乾燥したものだけを使用します。

枯れ葉などの準備のポイント

火種となるチャークロスの使い方は、まず缶の中から炭化した布の小さな欠片を取り出します。そのチャークロスはカラカラな枯れ葉、木くずなどで取り囲まれるような形にして、着火しやすい状態を作るのがコツ。こうすることで、着火した後に炎が大きくなりやすい効果を得られます。

麻ひもを使う

他と違いのある材料とえいば、麻ひもです。これはDIYにはお馴染みのアイテムで、麻が編まれて作られています。麻ひもの使い方は、適度な大きさに切断し、ほどいて設置します。麻ひもは木くず並みに燃えやすい特徴を備えているので、種火を大きくするのにはぴったり。100均ならば予算も気にせずに購入できます。

フェザースティックがおすすめ

枯れ葉や麻ひもの他にも、チャークロスを燃やす火口にできるのがフェザースティックです。この材料は適当な木の枝、割り箸などを削っても作り出せるもので、枝先が細かくなるために燃焼しやすい仕組みです。作り方や使い方は他と違い、ちょっとしたコツや慣れが必要になってきます。しかし焚き火台やBBQコンロで時間をかけずに着火できて、とても便利に感じます。

フェザースティック作りのポイント

ナイフ1本さえあれば、フェザースティックは作れます。作り方は棒の先端のほうから、ナイフで棒を削って行くことの繰り返し。削る部分は分離しないようにするのがコツで、フェザースティック全体の削った部分が密集するような形にします。使い方は集まった木くず部分を切り取って焚き火台にセットするだけなので、とても単純です。

②着火する

焚き火する場所に落ち葉や麻ひもなどの素材、チャークロスを準備できたら、そこに火種を落とします。この時には通常のライターやマッチを使っても良く、火打ち石やメタルマッチも定着しています。これらは火花を起こす使い方で、火口を得られるアイテムです。

火打ち石を使うポイント


この時に火打ち石やメタルマッチの火花は、チャークロスと燃えやすい木くずや麻ひもに目がけて落とすようにします。風が強い日には火打ち石での着火に時間がかかりますが、根気よく火花を落とし続けることが大切。風防を付けたりすることで、火打ち石などを使った着火の成功率を高められます。

③小枝を燃やす

十分に火力が得られたら、チャークロスとしての役割はこなせました。あとは用意しておいた燃料の薪を炎のなかに追加し、焚き火の火力を高めたり、料理の間じゅう維持していくだけです。この時には、小さな火力を上手に上げたり、維持できるコツが存在しています。

薪をくべる時のポイント

上手にチャークロスの火を大きくするには、燃えやすい小さいサイズの薪から使います。落ちている小枝を使うなら、それが十分に乾燥して着火しやすいかの見極めが必要です。一回バキッと折って確かめてみてください。小さな枝が十分に燃えているなら、大きめの薪をくべた時の燃焼効果は格段に上がっています。

チャークロスの保存

密閉して保管する

種火としての効力を維持したいチャークロスなので、保管は缶を密閉しておくのが大切です。フタが外れてしまわないように、きっちりと閉めて保管をします。缶に開いている穴の部分にも、テープを貼っておくのが手っ取り早い方法です。その場でしのぐなら、木の棒を刺して空気を遮断する方法もあります。

作成用と保存用を分ける

何度も作っていると、スチールなどの缶はどんどんと劣化します。保存すれば焦げ臭い感じもあるチャークロスですが、そんな時はチャークロスの缶は、コンロでの作成用と保存用、2つに分けた使い方をすることです。別々にしておくだけで、保存や持ち運びの諸問題の解決に繋がります。100均のアイテムなら高額になる心配もありません。

チャークロスを作ってみよう

火起こしをもっと楽に

今度の焚き火に使ってみたい、チャークロスの作り方や使い方は非常に簡単でした。家で作るチャークロスがあれば、BBQコンロや焚き火を使った屋外のお食事も楽になるから、これまでと違いのあるものにできそう。理想的な材料や自作キットを入手して、キャンプ中など時間がある時にチャークロス作りを初めてみては?

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