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秋植えにおすすめの球根花9選!春の開花が待ち遠しくなる種類はコレ!

秋に植え付けると、球根に蓄えた養分でしっかりと生長して、春に咲き誇る春咲きの球根花。花の少ない冬の季節からパッと明るくなる春が待ち遠しくなります。ここでは秋植えにおすすめの球根花9選をご紹介。簡単で初心者でも育てやすい球根花をピックアップしてご紹介します。
2021年1月26日
ティンカー・ベル
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目次

秋植えにおすすめの球根花の種類をご紹介

はじめに

Photo byCapri23auto

寒い冬が訪れる前に春に咲き誇る花を想像しながら、その準備をするのもガーデニングの楽しみの一つです。ここでは秋植えして春の開花が待ち遠しいおすすめの球根花の種類をご紹介します。

おすすめの球根花の種類の特徴や、球根花の育て方を簡単に解説しますので、ぜひ鉢植えや花壇に球根花を植えて、春に花咲く球根花でガーデニングを楽しんでください。

球根花の魅力とは

植物にはたくさんの種類がありますが、それぞれの特徴を知ることでガーデニングも大変楽しくなります。たとえば今回ご紹介する秋植えの球根花は、寒い季節になると地下の球根に栄養を蓄えて、地上部が枯れて休眠します。そして春、3月、4月、5月に栄養となる肥料を与えなくても花を咲かせるので、ほかの植物に比べて育て方は簡単です。

誰からも好まれる花が多いのも、球根花の特徴の1つ。見えなくても土の中の球根を育てるという意識を持つと、「寒い季節の楽しみ」とか「何年にわたっても楽しめる」という点が球根花の魅力です。

では、さっそく秋植えにおすすめの球根花の種類をご紹介していきます。

秋植えにおすすめの球根花9選!

1.チューリップ

フリー写真素材ぱくたそ

チューリップは明るく可愛い雰囲気と、ガーデニング初心者でも失敗なく育てやすい丈夫さが魅力の秋植え春咲きの球根花です。古くから春の球根花の主役として親しまれてきました。花色も豊富で花の形や花の大きさも様々です。1つの球根から複数の花が咲くスプレー咲きや原種系の小輪のものも人気です。

開花は種類によりますが、早咲のものは3月から咲き始め、遅咲きの種類は5月のゴールデンウィークごろに盛りを迎ます。種類を選んで植えると花壇で長く、このかわいいチューリップの球根花を楽しめます。

球根の植え付けは9月下旬~11月中旬

Photo bywalkersalmanac

チューリップの球根の植え付けは9月下旬~11月中旬が適期です。球根は9月~10月までには購入するようにしましょう。

鉢植えなら5号鉢に球根3つ、花壇に植えるのなら10cm間隔に球根を植えるのが目安です。鉢植えの場合は根が十分に生長できるようになるべく深めの鉢を用意してください。そして球根の頭が隠れるくらいの深さに植えます。

花壇の場合は、チューリップのかかりやすいモザイク病や軟腐病を予防するために、やや深め(土壌の上から10cmくらいの深さ)に球根を植え付けます。

2.クロッカス

出典:https://pixabay.com/photos/crocus-flowers-bloom-yellow-spring-2107024/#content

早春から可愛い花を咲かせる秋植えの代表的な球根花であるクロッカスは、1つの球根から数個の花が咲きます。日中は開花していますが夕方には花を閉じる特徴の球根花。2月~3月のまだ寒い時期から花を咲かせます。

育てやす球根花として人気があり、おすすめの秋植えの球根花です。咲く時期によって種類が異なり、いち早く咲く寒咲の種類、3月~4月に大輪の花を咲かす春咲きの種類があるほか、たくさんの園芸品種が作られている球根花です。

秋植えの球根花ですが大きめの球根を選んで、水栽培や水ゴケ栽培も気軽に楽しめる丈夫で育てやすい球根花です。

球根の植え付けは9月下旬~10月

クロッカスの球根の植え付けは9月下旬~10月が適期です。球根は8月から出回っています。日当たりが悪いと花が十分に開かないままで終わってしまうことがある球根花なので、花壇に植える場合は日当たりのよい場所を選んで植えましょう。

花壇に植えるときは7cm程の深さに5cm間隔で植え付けるのが目安です。鉢植えなら目安として5号鉢に6球くらい植えるとよいでしょう。花壇そして鉢植えのものも覆土は厚めにします。

花後はお礼肥を施す

Photo by salchuiwt

花が終わったらお礼肥を与え、球根を大きくし、初夏に球根を掘り上げて冷暗所で乾燥保存し、分球して増やすことができます。植えっぱなしで冬越ししても翌年も花を咲かせる強い球根花ですが、毎年掘り上げて植え替えした方が花つきはよくなります。

3.ラナンキュラス

Photo byCouleur

薄い花びらが重なった華麗な大輪が魅力的なラナンキュラス。花壇や寄せ植えの鉢植えの主役となれる人気の球根花です。花色も赤、黄色、白、ピンク、オレンジなど豊富で、単色のほか、花びらがグラデーションのものや濃淡をぼかしたような色の種類もあります。

もともとポピーに似た一重咲きだった球根花でしたが品種改良されて、今の八重咲きの姿となりました。この球根花を長くきれいに咲かせるコツは、凍らない程度の寒さに充てること、花に雨や水をかけないようにすること、そして咲き終わった花がらは切り、落ちた花びらも拾っておくことです。


球根の植え付けは9月中旬~11月中旬

Photo bycongerdesign

ラナンキュラスの球根の植え付けは9月中旬~11月中旬が適期です。球根は9月から出回っています。ラナンキュラスも日当たりのよい場所を好むみます。冬越しは霜に当てないケアをしますが、逆に高温で育てると花つきが悪くなるので、0℃以下にならない低温で育てるのでベストです。

球根は植え付け前に、湿らせた土に浅く埋めて、球根に吸水させてから本植えします。目安は鉢植えなら5号鉢に2~3球、花壇なら7~8cmの深さに15cm間隔に植えるのが目安です。

花壇の冬越しはマルチングが必要!

冬越しするときは、鉢植えは室内の涼しい場所で管理するのがおすすめです。花壇のものは、冬は過湿にすると霜害を受けやすくなるので水やりを控え、土の表面に敷き藁や、ココヤシファイバー、クルミ殻などに敷いてマルチングして霜を防ぎます。

この球根花は、花後、植えっぱなしではなく、地上部が枯れたら球根を掘り上げて乾燥貯蔵してください。

4.ユリ

Photo byCapri23auto

ユリの仲間は、世界に100種類以上もあり、品種によって名前もいろいろありますが、秋植えのおすすめの育てやす球根花です。品種によっては春植えの種類もありますが、日本のガーデニングで親しまれているヤマユリやテッポウユリなどポピュラーなユリは秋植え、春咲きの球根花の種類です。

どの品種のユリも、すらりと伸びた茎に大輪の花を開き、強い香りが特徴です。ちなみに大輪の優雅な白い花を咲かすカサブランカも、ユリの仲間。カサブランカは日本固有種のヤマユリやササユリなどを交配して作られた品種です。カサブランカも強い香りが特徴で、秋植えの春咲きの球根花です。

球根の植え付けは10月~11月

Photo bysuju

ユリの球根の植え付けは、種類にもよりますが、秋植えの品種は9月~11月が球根の植え付けの適期です。ユリの根は球根の上下に出るので、球根の大きさの3倍ほどの深さに植え付けつので、鉢植えなら7~8号鉢などの大きめの鉢を用意してください。

育てやすい球根花ですが、ユリは球根花の中でも種類が多く、管理の仕方はその種類によって違います。たとえばオニユリやテッポウユリなどは日なたを好みますが、ヤマユリやカノコユリなどは半日陰を好むみます。

鉢植えは2~3年に1回植え替えが必要!

3月下旬~4月、春に芽が出てきたら、水やりの回数を増やします。花後は花首をカットして固形肥料を与えて球根を太らせてください。

ガーデニングを楽しむために花壇に植えたものは、数年間植えっぱなしでも大丈夫ですが、鉢植えのものは2~3年に1回は植え替えするようにしましょう。寒さに強いので冬越しはそのまま植えっぱなしでも大丈夫です。

5.スイセン

出典:https://pixabay.com/photos/daffodil-flower-plant-narcissus-4121255/#content

清楚な美しさで、凛とした花が万人から好まれるスイセン。葉の間から長い花茎をすっと伸ばし、3月になるとその先にうつむき加減の花を咲かす春咲きの球根花です。スイセンの種類は1万種以上もあります。

長くきれいに咲かせるコツは、球根を植え付けたあと、十分に寒さに当てることなので、冬越えの準備の必要はありません。また鉢植えのものは水をこまめに与え水切れに注意すること、そして咲き終わっ花は花首からカットすることです。

球根の植え付けは9月中旬~11月

スイセンの球根の植え付けは9月中旬~11月が適期です。球根は9月から出回っています。日当たりと風通しの良い場所を好むので、ガーデニングで楽しむ時はそんな場所で管理してください。

球根を植え付ける目安は、鉢植えなら5号鉢に3球が目安で浅植えに植え付けます。花壇なら15cmの深さ(球根の3倍くらい)に深さの深植えで、10cm間隔で植えるのが目安になります。

冬の季節は植えっぱなし!

冬越しの準備は必要がなく、冬の季節は植えっぱなしでも丈夫な簡単で育てやすい球根花ですが、3~4年に1回は花が終わり葉が黄色くなった7月頃に球根を掘り上げて、乾燥保存したのち、分球しましょう。掘り上げない年は水やりを控えて休眠させて冬越しします。

6.ヒヤシンス

出典:https://unsplash.com/photos/tcItSOAcgiU

パステル調の花色と強いけれど優しい甘い香りが人気のヒヤシンスも、とても育てやすい秋植えのおすすめの球根花です。鉢植えにすると甘い強い香りがお部屋の中でも春を感じさせてくれます。

20cm程の花茎の先に小花が多数集まって大きな花穂を咲かす春咲きの球根花。寒さに強いので花壇に植えっぱなしにしておいても冬越しでき、手軽に水栽培も楽しめます。

球根を選ぶときは、重くて大きな球根ほどボリュームのある花が咲くので、球根選びも大切です。


球根の植え付けは9月中旬~10月

Photo by salchuiwt

ヒヤシンスの球根の植え付けは9月中旬~10月が適期です。球根は8月から出回り10月中旬まで店頭に並んでいます。鉢植えの植え付けの目安は6号鉢に3球、5号鉢なら1~2球を球根がぎりぎり隠れるくらいの深さに植えます。

この球根花は、芽が出るまでは戸外で寒さに当てます。花壇なら20cmの深さで20cm間隔で植え付けます。

花後は球根を太らせる!

枯れた花から順に摘みとるか、全体の花穂が咲き終わったら、しごくように花柄を取り除きます。花後は球根を太らせるために花茎を残して、植えっぱなしで冬越します。

この球根花は、3年に1回を目安に、花後に黄変した葉を付けたまま球根を掘り起こして乾燥させ、そのあと枯葉を取り除いて乾燥保存します。

7.アネモネ

フリー写真素材ぱくたそ

色とりどりに群ら咲く花の揺れる姿がとても優美な球根花のアネモネ。アネモネという名の由来はギリシャ語の「アネモネ(風)」という意味で、由来するとおり、風通しの良い場所に自生しています。

この球根花を長くきれいに花を咲かせるコツは、日当たりと風通しのよい場所で育てることと、花がら摘みをこまめにすることです。花色が豊富で園芸品種もたくさんあります。コンパクトな草姿で、1球根から15~20本の花が咲く品種も人気です。

球根の植え付けは10月~11月

アネモネの球根の植え付けは10月~11月が適期です。球根は9月~10月に出回ります。鉢植えなら5号鉢に3球、花壇なら3cmの深さで15cm間隔に植えるのが目安です。

秋に芽出しをした球根を購入した場合は、球根の尖った方を下にして植え付けます。球根が小さいので密植しがちですが、間隔をとるようにして植えてください。

肥料も大切!

アネモネの球根花を育てるには肥料も大切です。最初に元肥として土壌や用土に緩効性の肥料を施しておくのはもちろんのこと、葉が茂り始めたら月に1回程度、リン酸とカリ分を多く含んだ液体肥料を追肥しましょう。

花後は茎ごと切り取り、葉が黄色くなったら(5月下旬~6月ぐらい)掘り上げて乾燥保存します。そして秋になったら分球して植えてください。

8.フリージア

Photo byPezibear

早春に甘い香りを放ち春の訪れを告げる春咲きの球根花のフリージア。細くしなやかな花茎の先に花が片側に並んで咲きます。オランダで改良がすすみ、新品種がたくさんある球根花です。

花色によって香りの強さも違い、特に黄色と白い花は香りを強く漂わせます。一重咲きや八重咲きのもの、花径が7cm以上の大輪を咲かす種類もあります。

この球根花は、寒さには弱い性質なので霜に当てないように冬越しするときは、敷き藁などで土の上を覆いましょう。生長初期は特に水ぎれしないように注意してください。

球根の植え付けは10月~11月

フリージアの球根の植え付けは10月~11月が適期です。球根は8月から出回り10月まで店頭に並んでいます。秋植えすると気温が上がった春の季節の3月、4月、5月まで花が咲きます。

鉢植えなら5号鉢に5球、花壇なら5cmの深さで10cm間隔に植えるのが目安です。鉢植えは球根の上に3cくらい土がかぶる深さに植えます。

生長したら、茎が柔らかいのでマス状に支柱を立てるといいでしょう。花が萎れたら、花の付け根の房から手で摘み取り、先端まで咲き終わったら花茎からカットします。

アブラムシの予防を忘れずに!

Photo byekamelev

冬越しは寒さに弱いので霜に当たらないように、鉢植えは室内に移動したり風の当たらない軒下に移動し、花壇のものは敷き藁などでマルチングしてあげましょう。

フリージアはアブラムシがとてもつきやすいので、アブラムシを媒体に病気にもかかりやすいです。予防は鉢植えのものは必ず新しい土を使うこと。また害虫が付いてしまったときは市販の殺虫剤を使用して予防をしてください。葉が変色したら掘り上げて、球根を消毒してから風通しの良い場所で乾燥保存所します。

9.スノーフレーク

出典:https://pixabay.com/photos/snowflake-flower-bloom-spring-4018252/#content

白くて小さな釣り鐘型の可愛い花を咲かすスノーフレーク。簡単に育てられるおすすめの春咲きの秋植え球根花です。スズランのような花が咲き、スイセンのような草姿をしているので、別名スズランスイセンとも呼ばれています。

釣り鐘型の白い花の先端部分は緑色の斑点がはいっているのも可愛いアクセントです。土質を選ばないとても丈夫な球根花で、花壇に植えらば植えっぱなしでも数年はよく咲きます。

草丈は40cm程度。その先の花茎に2~7個の花が咲きます。園芸品種には草丈が10cm程度のミニサイズの種類もあり、それは1茎に1花しか咲きません。しかし近年鉢植えなどは人気の種類です。


球根の植え付けは10月~11月

スノーフレークの球根の植え付けは10月~11月です。基本的には日当たりのよい場所を好みますが、半日陰でもよく育ちます。鉢植えなら5号鉢に5~6球、花壇に植えるなら7cmの深さに10cm間隔で植えるのが目安です。花壇には10球くらいまとめていえると見栄えがよいです。
 

株が混みあったら掘り上げる!

Photo bynadjadonauer

花つきが悪くなったり、株が込み合ってきたら、掘り上げましょう。そして葉を束ねて日陰の風通しのよい場所で乾燥させ、分球した後、また風通しのよい場所で保存し、翌年の秋に植え付けしてください。

球根花のもとである球根の選び方

よい球根はどっひりしていて重い球根

球根花を丈夫に育て、きれいに咲かせるためには、どんなに育て方が簡単な球根花でも、一番最初の球根選びは重要なポイントになります。球根選びのポイントは、球根を手にしてみて、大きくてどっしりとした重みがあり、傷やカビ、腐敗のないものがよい球根の目安です。

秋植えの球根はその時期の少し前になると園芸店やホームセンターで販売し始めます。同じ大きさの球根なら、手に持って重たい方を選んでください。丈夫そうな球根を購入したら、なるべく早く植え付けるようにしましょう。

ネットに入れて保管する!

Photo byAllNikArt

咲き終わった球根花の球根を保管する場合は、ニンニクや玉ねぎのようにネットに入れて吊るして乾燥保存するのがおすすめです。この時もカビや腐敗していないか定期的にチェックしながら保管します。

たとえば、秋植えの球根花の代表であるチューリップ、クロッカス、ヒヤシンス、アネモネ、フリージア、ラナンキュラス、そして今回はご紹介していませんが、これも秋植えの球根花におすすめのムスカリの球根などは、ネットに入れ、風通しのよい場所で乾燥保存します。

養分が蓄えられて充実した球根はずっしりと重いということを頭に入れて、同じ大きさの球根であるなら、手に持ち重たい方を選んで購入してください。

秋植えの球根花を植えて花咲く春を待とう!

Photo by yellow_bird_woodstock

秋に植え付けると、土の中で冬の間にたくさん栄養を蓄えて、春に可愛い花を咲かせる秋植え春咲きの球根花。おすすめの育てやすい秋植えの球根花を9選ご紹介してきました。中には寒さが苦手な種類もありますが、敷き藁などで土の上をカバーしてあげるだけで簡単に冬越えできます。

寒くなる前に球根を植え、土の中で栄養を蓄えながら眠っている姿を想像しながら、春の花咲く時期を待つのも楽しみです。秋植え春咲きの球根花、楽しんで育ててみませんか。

球根花についてもっと知りたい方はこちらもチェック!

当サイト「暮らしーの」では球根花について他にもまとめています。球根を植えた咲く花の種類は色々ですが、こんな花も球根から花を咲かせます。球根花についてもっと知りたい方はこちらもチェックしてみてください。