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ネリネ(ダイヤモンドリリー)の育て方を紹介!球根から育てよう!

秋植えの球根、色とりどりのネリネ(ダイヤモンドリリー)は、切り花としても楽しめる彼岸花に良く似た花ですが、多湿と寒さに気を付ければあまり手間のかからない植物です。そんなネリネ(ダイヤモンドリリー)の育て方、球根、時期、鉢植え、などについてご紹介します。
更新: 2021年10月18日
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夏の花火の様な色とりどりのネリネ(ダイヤモンドリリー)の育て方

秋植えの球根、ネリネ(ダイヤモンドリリー)は1本の茎に10輪位の、5~6㎝の花が咲きます。赤、白、ピンク、朱色等、様々な色の花が咲きます。

ネリネの名前はギリシャ神話の「ネレイス」から来ています。彼岸花に良く似ている花ですが、花茎は中空ではなく、花も少し小さく、花が咲く時点で葉も出ています。

花が枯れてきたら、早めに花茎ごと切り落とし、切り花として楽しんで下さい。多湿と、ひどい寒さに気を付ければ、あまり手間のかからない植物なので、育て方のポイントを抑えて元気に育てて下さい。

ネリネ(ダイヤモンドリリー)の種類や品種は?

ネリネには、30種類ほどの品種があります。花びらが大きなものでは10㎝以上になる物もあります。

サルニエンス

赤や白、ピンクの花を咲かせて、草丈が45㎝ほどににまで育つ品症です。ネリネの原種の様な品種です。

ソレトスワン

薄いピンクの雄しべに、白のフリルのような花びらが可愛く上品な感じの品種です。

出典: https://shop.takii.co.jp/CGI/shop/search/detail.cgi?item_code=QNE113&prev=enable

ピンクフェアリー

淡いピンクの花びらが優しく美しい品種です。

出典: https://www.engei.net/Browse.asp?ID=104578

フジムスメ

紫色の花びらで、和を連想させるような落ち着いた印象の品種です。草丈は45cm程度になります。

ネリネ(ダイヤモンドリリー)球根や苗の鉢植えの時期と方法・育て方

ネリネは多湿になると球根が腐るので、梅雨の時期が苦手です。なので、地植えには向きません。鉢植えで育てるのが良いようです。

種から植える事も可能ですが、花が咲くまで年数を要しますので、球根又は苗から育てるのが良いと思われます。球根も苗も植え付けてから2~3週間は涼しい日陰に置いて、蕾が出たら日当たりの良い場所に移すてください。

ネリネ(ダイヤモンドリリー)の球根を植える時期と植え方


8月~10月の涼しい時期に植え付けて下さい。3号鉢位に1球で、5号鉢位に3~4球植えるのが良いでしょう。やや浅めの植木鉢で球根の上半分が土から出るように、浅めに植えて下さい。

植え付け後には、必ず水を与えて下さい。9~10月頃に芽が出て、11月下旬までには花が咲きます。

ネリネ(ダイヤモンドリリー)の球根

ネリネ(ダイヤモンドリリー)は、7月上旬~8月下旬(関東地方を標準として)遅くても10月位までに植え付けます。

ネリネ(ダイヤモンドリリー)の苗を植える時期と植え方

8~10月の花が咲く前に植木鉢に植え替えます。植え付けの方法としては、球根と同じく3号鉢に1株、5号鉢でしたら3~4株植えて下さい。

ネリネ(ダイヤモンドリリー)の鉢植え・育て方

ネリネ(ダイヤモンドリリー)を育てる場所・育て方

ネリネ(ダイヤモンドリリー)は、耐寒力がやや弱いので、強い霜が当たらず水はけのよい軒下の植え込みやベランダなどのでの鉢植え栽培に向いています。

冬の間は凍らない室内の日当たりのよい窓辺に置いて冬越しします。夏の間は、ほとんどのものが、休眠しますが土を乾かさずに通風のよい、長雨の当たらない、涼しい場所に置いて夏越しさせます

ネリネの育て方のポイント

●水のやりすぎに注意する ●日光を好む ●寒さには弱い ●乾燥したやせた土でも育つ ●冬はベランダや温かい室内で育てる ●夏の休眠中は、雨に当たらない涼しい場所に置いて管理する ●地植えよりも鉢植えが良い

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ネリネ(ダイヤモンドリリー)を植える為の用土

ネリネは、水はけの良い土で鉢植えにします。露地での栽培には適しません。土の配合割合は(赤玉土7・腐葉土2・砂1)です。

用土には、暖効性肥料を混ぜ込んでおきます。球根の植え付けは、球根の肩が見える位に浅く植えて下さい。

◎赤玉土とは?

赤玉土は、肥料成分がないので虫や菌が寄り付きにくく、水はけ、水持ち、肥料持ちが良いので、園芸には欠かせない基本の用土の一つです。

ネリネ(ダイヤモンドリリー)の植え付けから芽が出るまでの育て方

ネリネを植えた後2~3週間は日の当たらない涼しい場所に置き、根が出るのを待ちます。3~4週間位で気温が下がり始めますので、鉢植えの中の球根も腐りにくくなります。

土が乾いたら根をのばすために少量の水を与えます。10月位に蕾が出たら良く日の当たる場所に置くと、花梗が固く丈夫に育ちます。この時期には徐々に水の量を増やしていき花が大きく開くようにしましょう。

注意点


◆水やりは必ず晴れた日の午前中に行って下さい。 ◆鉢植えの鉢の中の水分が過多にならないようにして下さい。 ◆花は良く日の当たる場所に置くと花の色も鮮明になります。 ◆花は日に当たる事によって花もちの日数が短くなるので、日の当たる場所に置くのは半日位にした方が良い  です。

ネリネ(ダイヤモンドリリー)の蕾

日常の手入れ方

ネリネの花が枯れてきたら、花茎ごと切り落とします。少し早めに切って、これを切り花として楽しみましょう。ポイントを抑えて、過保護より放任気味で育てて下さい。

ネリネ(ダイヤモンドリリー)の水やり

ネリネが葉を出している時期は、土が乾いたらたっぷりと水を与えますが、春、葉が黄色くなってきたら回数を減らして下さい。葉が枯れた休眠期は断水して下さい。

水の与えすぎは厳禁です。しかし、夏でも葉を付けている半休眠タイプは、土を湿らす程度の水をたまには与えて下さい。

ネリネ(ダイヤモンドリリー)の花を楽しむ

ネリネ(ダイヤモンドリリー)は、植えたままでもとても綺麗ですが、切り花にすると花が長持ちしますので、2週間以上は楽しめます。

花が咲き始めると、葉が出てきます。花は水がなくても、しおれにくいので、ブーケや生け花としても楽しめます。

ネリネの花言葉

ネリネの花言葉は、「箱入り娘」「また会う日を楽しみに」等ですが、ネリネの花の名前の由来になっている、ギリシャ神話に登場する水の妖精「ネレイデス」が水の底で不自由な生活を送っていたと言う神話に由来しています。

ネリネ(ダイヤモンドリリー)の肥料の与え方

ネリネは、もともと雨量の少ないやせた土地に育つ植物で、肥料や水はあまり多く必要としません。生育を始める10月頃に、リンとカリが多めの肥料を株元に蒔いておくだけで、根や花の成長に良く効きます。

より多くの花を咲かせたり、「肥大化」や「量を増やす」ためや、葉に艶を出したり、根の元気を取り戻す場合に液体肥料を与えると良いでしょう。

液体肥料の良いところは、固形の肥料に比べて、吸収時間が短いところや、短期間で違う目的の液体肥料を与えられるところです。植物の栽培をはじめたばかりの人は、「ストレートタイプ」の液体肥料を購入するのがおすすめです。

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ハイポネックス うすめず、そのまま使える肥料です。チッソの割合が高く、観葉植物などの栽培や、チッソを補いたい時にも効果的な液体肥料です。うすめずにそのまま株元へひと押しするだけの肥料なので、園芸初心者の方でも安心して使えます。

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ネリネ(ダイヤモンドリリー)の病害虫

ネリネ(ダイヤモンドリリー)の病気

★白絹病:土壌で5月~10月に病原菌が発生する場合があります。それに感染すると株元や土の表面に絹糸の様なものが現れ、そのままにしておくと植物が枯れてしまうので、病気にかかった部分は取り除き、清潔な土に植え替えて下さい。バリダシンやリゾレックス等の薬剤や農薬を利用すると一時的に菌を駆除する事が出来ます。

★菌核病:茎に発生し、茎葉がしおれて枯れてしまいます。原因は多湿なので、水のやりすぎに注意して下さい。

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ネリネ(ダイヤモンドリリー)に付く害虫」

☆赤ダニ:もし葉の裏などに赤ダニなどが付いた時は、薬品を使わなくても霧吹きなどで霧を吹き、葉裏を良く洗い流して下さい。

☆センチュウ:体長1㎜弱の小さな虫のセンチュウは、他に原因が見つからないのに発育が悪いと思ったら、土の中にセンチュウと言うウナギの様な形をした虫がいる場合があるので、土を消毒して下さい。

ネリネ(ダイヤモンドリリー)の花が咲き終わった後の育て方

ネリネの花が終る頃になると葉が伸び始め、12月頃に一番長くなります。ネリネは寒さに弱いので、冬の間は凍らない室内の日当たりの良い場所に置いて管理して下さい。

冬はあまり鉢植えは乾燥しないので、かなり乾いてから水やりをして下さい。そうすると根の発達が良くなります。春になると屋外の日当たりの良い場所に出しますが、雨に当たると根腐れの原因になりますので、長雨に当たらないようにして下さい。

5月中旬には2,3球の子球が付始めます。気温が25℃を超える日が続くと葉が黄ばみ始め休眠に入ります。休眠に入ったら水やりを打ち切って、夏の間雨の当たらない涼しい所で管理して下さい。

3,4年は植え替えをしない方が鉢いっぱいに球根が広がって、花が沢山咲き見事です。

ネリネ(ダイヤモンドリリー)の植え替え・育て方

一度植えたら、あまり植え替えない方が毎年元気に育ちます。球根が増えすぎて手狭になったり、花つきが悪くなったら9月頃に植え替えます。

基本的に3~4年はそのままにして良いです。休眠に入っても基本的に掘りあげません。

ネリネ(ダウヤモンドリリー)の増やし方・育て方

ネリネは、数年間植えっぱなしにしておくと、周りに小さな球根が出来ます。増えた子球を外して植え付けるか、花が咲いた後に出来た種をまいて増やして下さい。種から増やす場合は、4~5年で花がさきます。

まとめ

秋の終わる頃、色とりどりの花を咲かせてくれるネリネ(ダイヤモンドリリー)は、冬に向かってさみしくなる庭を華やかに彩ってくれます。

水のやりすぎや、寒さに気を付けて管理すれば、育て方もあまり難しくなく、心華やぐ花を咲かせてくれるでしょう。切り花やアートフラワーなど色々楽しんで下さい。