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土壌改良の強い味方!パーライトの使い方講座!用途別におすすめの種類や効果も!

土の状態を改良するする資材「パーライト」は大きくと2つの種類があり同じパーライトでも土壌改良効果がそれぞれ違うため使い方に注意しないといけません。2種類あるパーライトの効果ととともに使い方やおすすめのパーライトを紹介します。
更新: 2022年5月3日
揚げ餅
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目次

パーライトとは

白い軽石

Photo byJing

市販の野菜や花の土を観察したことがある方はパーライトを見たことがあるかもしれません。土の中に表面に穴がたくさんあって簡単に潰れる白い石みたいなものが入っていませんでしたか?この軽石こそがパーライトです。表面にある小さな穴は内部まで続いていて、多孔質になっていますよ。

土の量を減らして石(パーライト)を入れているわけですが、実はこの石こそが植物を元気に育てる秘訣になります。
 

パーライトの特徴

そもそもパーライトとは岩石の一種で加熱処理をすると急激に膨張(発泡)するガラス質の火山岩です。最大で20倍にも体積が膨れあがり真珠のような丸い欠片が出ることから真珠岩とも入れています。また真珠岩のように必ず真珠岩の破片が出るというわけでなく、出ないものもあります。

工業、園芸用に利用されるパーライトは多孔質、軽量、断熱性がありろ過装置、土壌改良材として使われますよ。

購入でき場所

ストーブの断熱材としても利用できるぐらい耐火性などもあり建材として活躍しますが、ガーデニング用品なのでガーデニング用品を扱う店なら簡単に購入できるでしょう。ホームセンターなどでも手に入りますよ。

植物の土にはいろいろなものが含まれている

Photo by salchuiwt

市販の土は品質が高いものほど土や腐葉土以外にいろいろな素材が含まれていますよ。パーライトと同じようにバーミキュライト(ひる石)、ゼオライト(沸石)などの鉱石由来のものも多く、真珠岩や黒曜石に由来するパーライトが含まれているからと言って悪い土ではないので安心してください。土だけと比べるとパーライトが含まれているだけでさまざまな効果がありますよ。

バーミキュライトとの違いについて

パーライトはバーミキュライトとよく似た特性がありますが、少し違います。バーミキュライトは再利用しにくかったり、手にくっつくと洗わない限り落とすのが困難で柔らかく、バーミキュライトの塊から数ミリの薄い幕のように表層だけ剥がれることもあります。

ひる石という鉱物を高温処理して膨張させるという製造工程も似ていますが、細かい部分では違うため注意が必要です。

パーライトの種類

真珠岩

パーライトは主に2種類ありそれぞれ効果が異なり、種類に応じた使い方が重要になりますよ。真珠岩は表面まで穴がたくさん空いていて穴が一つ一つ独立せず隣接する穴を一緒になって大きな穴がたくさんある形状です。

この部分が後述する黒曜石との違いになり見分け方にできます。穴が石の中を貫通している状態になり柔らかめです。発泡後の膨張した状態でもあまり大きくなることはなく6mm前後しかないところも見分け方と言えるでしょう。

より詳しい見分け方

後述する黒曜石も含めパーライトと呼ばれていますが、粒の大きさ、表面に穴があるかの2点以外では見分け方がありません。

ただし、顕微鏡があると見分け方がわからない場合でもそれぞれのパーライトの違いが非常によくわかります。真珠岩は丸い穴が特徴的で蜂の巣のように無数あり穴同士が繋がっています。黒曜石パーライトでは鉱石に含まれる水分量の違いから表面まで穴があかず穴同士がつながらず、独立し、表面は無傷です。

黒曜石


黒曜石に熱を加え発泡させたパーライトですが、前述したように水分量が少ないため表面まで穴は貫通せず内部に穴が開いている状態です。比較的硬めの質感で大きさも10mmを超えたり、さらに大きかったりと真珠岩よりも大きいパーライトもありこの部分が見分け方になります。大きさは膨張する前の黒曜石の大きさが関係し、小さいものもあるので注意してくださいね。

黒曜石は黒いですが、パーライトになった時点で色は白っぽくなり色に違いはありません。

第3の種類

あまりメジャーではなく、区別することも少ないパーライトに松脂岩(しょうしがん)でできたものもあります。松脂岩の水分量は5%以上となり真珠岩よりも水分が多いという違いがありますが、あまり見かけない種類です。畑、花壇の土として発売されることは珍しく、ガーデニングで使われるパーライトの主な種類は真珠岩と黒曜石の2種類となります。

パーライトの効果

共通の効果・特徴

パーライトをガーデニング用資材として使うなら絶対に覚えておきましょう。まずは真珠岩と黒曜石の2種類のパーライト共通の効果です。

穴が開いているため土の軽量化ができ、ハンギングに使えます。またパーライトは通気性が高く土に混ぜるだけで通気性がよくなり、根が呼吸しやすい状態に保ってくれる特徴があり、穴に空気を溜め込むため外気温の影響をうけにくくなり保温性に優れています。寒いてとき、暑いときでも温度を保てる断熱材になりますよ。

無菌

高温で処理してパーライトが生成されます。この過程で熱により殺菌されるためパーライトは無菌になります。無菌だと芽出し用、種まき用の土にも安心して混ぜられる資材になります。市販されている種まき用の土にもパーライトの様に無菌の資材が含まれている土が多いですよ。また、菌がいないため臭いが発生することもなく室内でも使いやすいガーデニング用資材です。

黒曜石のパーライトの効果・特徴

前述した効果、特徴に加え黒曜石ならではの効果として水はけをよくする効果があります。また、黒曜石により水が少しだけですがミネラル水になり根腐れ防止する効果も得られます。また、水はけがよすぎて、与えた水が流れていくのではなく最低限の保水効果もあり、すぐ乾くこともなくバランスのいい土が作れます。

粒が大きいほど通気性などが高くなりますよ。

POINT黒曜石パーライトの効果・特徴

  • 水はけ改善(排水性)
  • 根腐れ防止
  • 通気性の確保
  • 土の軽量化
  • 保温・断熱効果

真珠岩のパーライトの効果・特徴

前述した通気性や軽量化などの特徴に加え、水持ちをよくする保水性を高める効果、特徴があります。黒曜石とは反対の効果となります。石の表面まで貫通した穴を持っているため、スポンジのように水を吸い上げて維持すると言う特徴があります。水はけが悪いところに誤って混ぜないように注意いしてくださいね。

水持ちをよくするため液肥などは流れにくくなると言われていますよ。砂地のようなところでは有効的な土壌改良材となります。

POINT真珠岩パーライト効果・特徴

  • 保水性
  • 通気性の確保
  • 土の軽量化
  • 断熱・保温効果

パーライトの使い方

土に混ぜるだけ

使い方は簡単です。赤玉土などの基本用土に2割り程度混ぜるだけです。例えば観葉植物だと基本の用土8にパーライト2の割合で混ぜて土を作ります。どの種類を使うかは観葉植物を置く場所で変わるでしょう。乾燥しやすい場所では、保水性のある真珠岩を使ったものを混ぜ込んでくださいね。基本用土が泥のようになるという場合は、水はけをよくする黒曜石を使ったタイプを混ぜ込んでいきましょう。

用途にあった使い方をする


日当たりのいい場所は乾きやすいといえるので真珠岩を使うようにしましょう。ただ土の性質状すでに水持ちがいいという場合は、無理に入れる必要はありません。ガーデニングでは土壌改良用の資材のため必ず使う必要はなく問題があるときだけ使ってください。

例えば市販の土を使った場合は排水性、保水力、保肥性が調整されているため改めてパーライトを混ぜていく必要はありません。混ぜることで排水性、保水力、保肥性のバランスが壊れる可能性があります。

3割以上は混ぜない

量に2~3割という目安があります。どんなに水持ちが悪く砂のようにすぐに乾く場所でも、泥のように乾きにくくぬかるむ土でも2~3割を以上混ぜないようにしてくださいね。たくさん混ぜると土壌改良材として作用しますが、軽石のように軽量すぎて根を張ってもぐらついたり、弱い風でも簡単に草木がひっくり返る可能性があります。

また、軽すぎて水やりのたびに土が浮いてしまう可能性も出てきます。トラブルを避けるためにも2割を目安にしてください。

他の資材と混ぜる

観葉植物なら基本用土とパーライトだけでもいいのですが、それ以外の花や野菜だと基本用土に腐葉土そしてパーライトと言う組み合わせもあります。腐葉土は保水、通気性を改善する資材となりパーライトと少し似ていますが、有機物となり微生物の餌にもなり非常にいい土にしてくれる働きがありますよ。野菜づくりだとパーライトの量を減らして腐葉土を入れてみてもいいでしょう。

パーライトは肥料にならず、単体で使えない素材になります。

水耕栽培での使い方

無菌のため水耕栽培でも使いやすい素材です。水耕栽培とは土を使わず培養液と水だけで栽培する方法で葉物野菜やいちごなども水耕栽培できますよ。使い方はパーライトとバーミキュライトを混ぜた水耕栽培用の特性土を作り、100均などで売っているお茶パックに特性土を入れ種を蒔きます。

後は、ザルなどにお茶パックを並べ液肥を入れた水に付けておくだけで水耕栽培できますよ。水が減ってきたら水を足たしてください。

パーライトだけでも可能

バーミキュライトは柔らかいですがパーライトは硬めの素材となり根を張るのが難しく生育不良になる可能性も考えられますよ。よく似た2つの素材ですが、少し特性がことなるため完全に代用するのは難しいでしょう。ただし完全にできないというわけではなくパーライトだけでも水耕栽培できます。バーミキュライトを使ったものと比べると用途が異なるものを使ってるので少し難易度が高いです。

底石として使う

Photo by frontriver

黒曜石を使ったパーライトは大きなタイプも有り底石として使用できます。底石はプランターなどの容器で栽培するときに使う石で底に惹くことで水はけをよくする効果があります。実際に底石として発売されている製品の中には、黒曜石パーライトを使ったものもありますよ。

小さなパーライトの場合目のこまいネットなどに入れて代用できます。保水性のある真珠岩パーライトは根腐れを起こす原因になるので底石に向きません。

パーライトの再利用について

Photo by naitwo2

パーライトは鉱石が原料です。鉱石は微生物によって分解されない素材のため再利用もできます。再利用したものは無菌という特徴が失われるので芽出し用には使わないようにしましょう。再利用のやり方は栽培が終わった土から取り出し、よく洗って太陽の当たるところに広げて殺菌消毒しましょう。

時間がないときは熱湯をかけて消毒できますよ。再利用はできますが基本的には使い捨てたほうがいいとも言われています。

廃棄について

用途問わずパーライトや土は自治体で回収してくれる場所は少ないです。庭があれば庭の土に戻すようにしましょう。ホームセンターが引き取ってくれる場合もあります。近所に造園店があるなら相談してみるのも1つの方法です。

おすすめパーライト

ハンギング・保水性改良に


真珠岩を使用した小型のパーライトです。土を軽くできるためハンギングに使ったり、水はけがよすぎる場所の土壌改良に使えますよ。粒が大きなく保水性が高いため水耕栽培にも向いています。水耕栽培のように土を使わないで育てるには無菌状態と種が乾かないように管理する必要があり保水性がある真珠岩のほうが向いていますよ。

前述したように必ず土に混ぜる必要はなく問題がある場所にだけ使うようにしてくださいね。

真珠岩の主な用途

砂地のようにすぐに水が乾いて固くなってしまう場所に向いています。通気性を確保しながら保水性がほしいときにもいいでしょう。また、水持ちがいいことから種まき用土に混ぜるなら真珠岩のパーライトが向いていますよ。芽出し用でも土壌改良する場合でもパーライトはただの石のため養分がありません。必ず土と一緒に混ぜて使いましょう。

水はけが悪いところにおすすめ

国産の黒曜石を使ったパーライトです。保水性がなく排水性があるため水はけの悪い場所におすすめの資材です。ガーデニングでは土壌改良として腐葉土やゼオライト、バーミキュライトなどさまざまな資材がありますが、保水性と排水性の両方をもつ資材として黒曜石のパーライトは便利ですよ。

長野県諏訪市のパーライトは吸水率が小さめのためぬかるんだ場所の土壌改良に最適な素材です。混ぜる量は他のパーライトと同じように2割り程度を目安にしてください。

黒曜石の主な用途

水はけが悪い畑、プランターの土壌改良に使えます。ハンギングするときの基本用土の軽量化、根腐れ防止などの用途が一般的です。また、水はけを改善しつつ用土の軽量化、水はけを改善しつつ根腐れ防止など水はけを改善するときにおすすめです。

底石におすすめ

軽石のように非常に軽い底石です。大きいですが黒曜石パーライトのため非常に軽いですよ。そのままプランターなどの容器栽培に使えますが、使い終わった後は再利用したり、そのまま花壇などの土壌改良材としても使えて便利です。

水はけの悪い庭に植えると水たまりができにくくなる効果も期待できますよ。ガーデニングが好きな方におすすめです。

まとめ

適材適所のパーライトを使う

パーライトは黒曜石と真珠岩の原料があり、それぞれ反対の性質をもつため効果をきちんと覚えておかないと土壌改良ができず、逆効果になってしまいます。ぬかるむ水はけの悪いところには黒曜石パーライトを混ぜて、すぐに水が染み込んで乾いてしまう場所には真珠岩パーライトを撒くようにしてくださいね。鉱石が原料のため単体では植物は育ちませんよ。

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