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家庭菜園初心者でも簡単!美味しい野菜作りに欠かせない畝の作り方をご紹介!

初心者でも楽しめる家庭菜園。毎日の生長を見守れる家庭菜園の収穫は美味しさも倍増ですが、初心者でも美味しい野菜を作るには、畝の作り方を覚えるとことが大きな手助けになります。家庭菜園初心者でも上手にそして簡単に作れる畝の作り方を解説しましょう。
2021年2月16日
ティンカー・ベル
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家庭菜園初心者でも簡単な畝(うね)の作り方を解説!

Photo byFree-Photos

野菜の作り方は、種まきや苗を植えつけて栽培していきますが、美味しい野菜の作り方は野菜がよく育つよい土作りが必要です。そして土作りを済ませたら、次に必要な畝の立て方も忘れてはならない作業となります。

ここでは家庭菜園初心者でも簡単に作れる畝の作り方を解説します。畝の作り方がうまくいくと、野菜を育てるうえで、たくさんのメリットがあるのです。美味しい野菜の作り方のコツは、土だけではありません。畝の作り方のコツもぜひマスターしてください。

「畝の作り方」の畝とは

野菜を生育するための土のベッドと考えよう

畝というのは、野菜を生育するために土を盛り上げ、野菜を育てるために作る細長い野菜のベッドのようなものです。野菜の種をまいたり、苗を植えつけ、そしてそこで野菜を育てる。畝は土を盛り上げて、畑に作る野菜のベビーベッドだと考えてください。

畝の作り方にはコツがあり、コツをマスターしてしまえば家庭菜園初心者でも簡単に作ることができます。たとえば傾斜地に作ると、土が流出してしまうために、等高線に沿った位置に畝を作るのは、畝の作り方のコツの1つです。

畝を作るメリット

園芸用語で畝を作ることを「畝を立てる」とか「畝立て」と言いますが、畝を立てるメリットは、水はけがよくなることや、根が伸びるスペースが確保できること、また通路と栽培スペースの区別をはっきりさせることができて野菜の管理がしやすくなることなどが畝を立てるメリットです。

畝の作り方の大きなコツ

畝の作り方の大きなコツは、最初に話したように等高線に沿った位置に作るのがコツの1つです。また菜園全体に日が当たるように、一般的には東西の方角に位置する場所に畝の作り方では良い作り方とされています。

畝を作る位置と方角を見定めて畝を立てる場所を決めることは、畝の作り方の最初に考えなければならない大きな課題あり、美味しい野菜を生長させる畝の作り方のコツでもあります。

畝の作り方の前に畝作りに準備する道具

鍬(くわ)

畝の作り方の前にまずは畝立ての道具を準備しておきましょう。「鍬」は最悪これ1つあれば何役もこなしてくれる万能な道具です。応用のきく道具なので、実際に手に持ってみて、刃の長さや重さや持ち安さを確認して、自分の使いやすいものを選ぶとよいでしょう。

ポピュラーなタイプは刃の長さが20cm~30cmの「平鍬」といわれるタイプです。畝の作り方では周囲の土をすくって畝を盛り上げてくれる役目をしてくれるほかに、刃のサイドで畝を平らにならしてくれます。

スコップやシャベル

スコップは土を掘ったり、硬い土を砕く際に利用します。畝の作り方の際には、刃先が四角いスコップよりも、刃先が尖ったタイプのスコップの方が使用しやすいです。

理由は土に差し込んで掘り起こし安く、穴も深く掘ることができるので、後者のタイプをおすすめします。また土を掘る道具でスコップよりもずっと小さなシャベルも準備しておくと、畝を作った後に苗を植える穴を掘る時に使うので、一緒に準備しておくとよいでしょう。

レーキ


「レーキ」とは土の表面をならす道具です。野菜育ての初心者には聞きなれない言葉かもしれませんが、これも誰もが一度は目にしたことがある道具。子供の頃、砂遊びで砂を掘って遊んだ道具の中でミニサイズの「レーキ」を見たはずです。

「レーキ」は畑の雑草や落ち葉をかき集めるときにも便利に利用できる畑作業の道具となります。畝の作り方の時は、畝を立てた際に土の表面を立ったままならすことができ、抜いた雑草などを集めるときも便利に活用できます。

ホー

「ホー」という呼び名も、野菜育ての初心者には聞きなれない言葉かもしれませんが、実際の道具を見ればどなたも一度は目にしたことのある道具であることでしょう。これは鍬よりも小さめの土を耕す道具で、刃の形は直径15cmくらいの半円形なのが一般的な形。

本来は株が育ってから土を株元に寄せたり、雑草をつけ根から取り除くのに便利な道具ですが、畝の作り方でも立ったまま細かな土運びや、土の表面をならすのに活用できるので、1本用意しておくことをおすすめします。

メジャーとひも

Photo byThomasWolter

育てる野菜によって畝の大きさは多少異なりますが、家庭菜園で畝の立てるときに畝の長さ、畝幅、畝の高さ(厚み)、また株を植えるときの株間などを図る時にメジャーが必要となります。

また家庭菜園でひも類は、野菜が育った時に誘引したり支柱に結束させる時に使いますが、畝の作り方の場面では、畝を立てる予定場所をひもで囲い畝立ての目安にして土を盛り上げます。初心者はひもを目安とすると便利です。使うひもはポリプロピレン(PP)製のひもを準備するとよいでしょう。

肥料

畑の作り方はまず土の作り方から始まりますが、土作りが整ったあとに大切な作業が畝の作り方です。畝の立て方が上手にできれば、あとはそこに野菜の種をまいたり、株を植えて育てていくだけです。野菜が育つためには、栄養となる肥料が必要で、畝立ての準備の時に肥料も用意しましょう。

この時用意する肥料は元肥(もとひ)と言って、栽培前に畝立てした土に予め施しておく肥料のことを指します。家庭菜園の初心者なら元肥は市販の粒状の緩効性化成肥料を使うと簡単です。

できれば活用したい被覆資材

畝の作り方で必要となる被覆資材とは、畝立てした最後にする作業に必要な道具です。被覆資材を使って畝立てした土の表面を用意した被覆資材で覆います。ただし畝の作り方で使用しなくても野菜が育たないわけではありません。

この作業のことを園芸用語で「マルチング」と言いますが、畝の作り方の最後の作業にこのマルチングをすることによって、野菜を害虫や寒さなどから守ることができ、上手に使いこなせば、家庭菜園でも見た目も立派な美味しい野菜を育てることができます。

マルチングのメリット

マルチングのメリットは、畝立てした土の水分の蒸発と乾燥を防ぐこと、地温をあげてくれることで生育のスピードアップがはかれること、育てる野菜によっては雨による泥はねを防ぐことができ病気の予防になることなどがあげられます。

また畝にマルチングすることで雑草が生えにくくなることや、雨や水やりで肥料が流れてしまうことを防ぐ、またアブラムシなどの害虫の予防ができるメリットもあります。

被覆資材の種類

土の表面を覆う被覆資材にはポリエチレンフィルム(ポリマルチ)や藁などがあります。また家庭菜園ではクルミの殻などを使うこともありますが、畝の作り方で準備する被覆資材にはポリエチレンフィルムを用意しましょう。

ポリエチレンフィルムにも種類があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。選び方は育てる野菜の性質を考えて選んでください。たとえば初心者におすすめする「黒マルチ」は、オールシーズン使用でき、光を通さないので雑草防止効果もあります。

簡単で上手な畝の作り方

畝の作り方の始めは畝の大きさを図ること!


Photo byqimono

畝を立てる位置や方向は最初に畝の作り方のコツで解説したように、位置は等高線に沿った場所、方角は東西方向の方角に畝を立てる場所を決めること。そして場所が決まったら次に畝の高さ(厚み)、畝幅、長さ、通路の広さを図ります。

畝幅については、野菜を1列に育てるか2列にするか、また育てる野菜により幅が違ってきます。また生長した時の葉の広がり方や茎の生長の仕方など、生長した野菜の姿を仮定し、育てる野菜の性質を知っておくと簡単に畝幅が決められます。
 

畝の高さ(厚み)について

畝の立て方には大きく分けて平畝(ひらうね)と高畝(たかうね)があります。この2種類の畝の立て方の違いは、土の盛り上げる高さ(厚み)の違いです。一般的に平畝は5cm~10cm、高畝は15cm~20cm以上に、土を盛り上げる作り方です。

野菜の性質や土壌の状態で平畝か高畝を選択し畝立てしてください。たとえば、野菜の性質は別として、水はけが悪い場所なら高さ(厚み)のある高畝を立てると湿害を防ぐことができます。水はけのよい畑なら平畝でかまいません。

畝の長さ・通路・幅について

畝の長さは菜園の広さや、育てる野菜の株数で畝の長さを決めます。通路は畝立てした長さに沿って作るのが一般的な作り方です。通路を作る目的は野菜の管理作業や収穫に立ち入るスペース用です。

畝幅については通路側から管理作業や収穫しやすい幅が好ましく、一般的には60cm~70cmほどの幅をとるのがよい作り方とされています。畝を箱にたとえると通路は縦=長さ、横=幅、高さ=畝の高さの長方四辺形の土の箱の縦に沿ってつける作り方だと想像するとよいでしょう。

畝の立て方

菜園の場所と畝の幅と長さなどの大きさ決まったら畝を立てていきましょう。畝の立て方は、測量した場所をひもで一周張り、それを印にします。そしてひもの内側の土に肥料を施しよく耕し、そのあとひもの外側の土を鍬で内側に入れて盛り上げていくのが畝の作り方です。

鍬でその作業を繰り返し1周してください。内側に土を盛り上げたら、土の表面をレーキでならし、土の表面を平らにしひもを外せばきれいな畝立てが作れます。被覆資材を使うならこの時点でかぶせてください。
 

スイカなどは「鞍つき」の畝がおすすめ!

畝の種類は高さ(厚み)の違いで平畝と高畝の2種類があると解説しましたが、たとえばスイカやカボチャのようにツルが四方に伸びる野菜は、「鞍つき」の畝の作り方を知っておくとよいでしょう。

「鞍つき」の畝というのは、直径および深さ共に30cm程の穴を掘って、その中に元肥を入れます。そして円錐状に高さ(厚み)20cmくらいに土を盛り、表面を平らにし、中央に植え穴をあけて苗を植えます。ツルが伸び始めたら株の周囲に藁を引いて被覆してあげてください。

「鞍つき」の畝はこんな野菜に最適!

Photo by yto

スイカやカボチャのように、旺盛にツルを伸ばし、ツルが地面に広がって生長する野菜は、家庭菜園ではこのような丸い畝を作り方を覚えて畝を作ると上手に野菜を育てることができます。美味しい野菜の作り方のコツのです。

1つの野菜につき1つの「鞍つき」の畝を作ります。畝の大きさは直径30cm程ですが、生長した地上部の株は葉やツルが広がり、1m四方の栽培スペースが必要となります。「鞍つき」の畝の作り方の注意点です。

畝を作らない場合のデメリットについて

根が育ちにくい

家庭菜園を楽しむものの、畝を作らない方もいます。畝を作らないでも土壌を良く耕し、管理に手を抜かなければそこそこ野菜は育ちますが、畝を作らない菜園は土が締まりやすくなるため根が育ちにくく、生育不良の野菜ができてしまうデメリットがあります。

畝を作らないと苗を植える本数を増やすことはできますが、株の数が増えても、畝を作らないと根が育ちにくいので、美味しい野菜の収穫数が減ってしまうという点は野菜の作り方では大きなデメリットです。


排水不良で根が生育できない

畝を作らないと排水されにくくなり、土の中は排水不良を起こした状態が続いてしまう場合があります。そうすると根が腐ってしまい、野菜の生長不良の原因となります。

野菜は根を伸ばして土の中で栄養を吸収して生長するので、栄養の吸収口となる根が腐ってしまうと育たないのです。畝を作らないとちょっとした雨でも排水できないことがあり、水没してしまう原因にもまります。またその管理に手間がかかる点が大きなデメリットとなります。

土が乾燥しやすい

畝を作らないと土壌の表面が乾燥しやすくなり、地方によっては、菜園の土壌がまるで砂漠のようなカリカリの状態になってしまうことがあります。乾燥がひどくなると水やりしてもなかなか吸収してくれず、これもまた根を弱らせてしまう原因です。

排水が悪い土は乾かないので地温が上がりにくくなりますが、反対に乾燥がひどくても地温が上がりにくくなります。これも野菜の生長の妨げになるデメリットです。

土の中の有機物が雨などで流出する

梅雨の時期や雨の日続くと、畝を作らないと土が流れてしまうのと同時に、土の中の有機物や施した肥料が流れ出てしまいます。すなわち土壌の保肥力や保水力が弱いために、これも野菜の生長の妨げの原因となってしまうのです。

せっかく土作りをしても、土に仕込んだ栄養が流れてしまっては台無しの結果となってしまいます。畝に作り方を知り畝立てすると野菜の生長を助けるいろいろなメリットがあります。ぜひ畝の作り方をマスターして自分の菜園にその作り方をご活用ください。

畝の作り方をマスターして美味しい野菜を育てよう

Photo by __U___

家庭菜園でも美味しい野菜を育てるために、育てるスペースに土を盛り上げて畝を作れば、家庭菜園初心者でも、簡単に美味しい野菜を育てることができます。畝の作り方を覚え畝立てすると野菜の生育を助けるさまざまなメリットがあります。

畝は東西方向の方角に等高線に沿って立てるのが畝の立て方の基本です。菜園の場所の広さ、育てる野菜によって畝の大きさを決め、高さ(厚み)は土壌の状態や野菜の性質によって決めましょう。上手に畝立てし美味しい野菜を作ってください。

畝作りや野菜栽培についてもっと知りたい方はこちらもチェック!

当サイト「暮らしーの」では、畝作りや野菜栽培について、他にもまとめています。農作物を育てるのにもガーデニングにもメリットのあるヘアリーベッチの畝の効果や、野菜栽培について知っておきたい情報が他にも掲載されています。畝に関する情報や野菜栽培についてもっと情報を知りたい方はこちらもチェックしてみてください。