ちょっと遅めのお正月
年始初めての休み
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。私は年末年始に掛けて仕事だったため、1月4日が初めてのお休みでした。おせちやお雑煮を例年では楽しむところですが、今年は実家にも行かないし、準備をするのも面倒だと思ったのでいつもどおりの食事を楽しみました。
鯛を使ってお正月気分を味わう
しかし、何もしないままでは少しさみしいと思ったので、少し遅めの初詣に出掛けてその帰りに「いい食材があればといいな」と買い物に寄りました。流石に正月商品はあまりありませんでしたが、小ぶりながら美味しそうな鯛が売られていましたので、鯛めし&初挑戦する塩釜焼きを作ることにしました。
おせちに入っている食材の由来も
今年は食べませんでしたが、おせちに入っている料理や食材は縁起を担いだものがたくさんあります。おせち料理の由来やそれぞれの食材に込められた願いの意味も解説しますので、チェックしてみてください!
お正月に縁起のいい食べ物やその由来
鯛がお祝いに食べられる由来
鯛はお正月やお食い初めなどおめでたい席で振る舞う・振る舞われることの多い魚です。鯛の姿焼きは「目出鯛」と呼ばれており、語呂合わせでめでたいと言うことと、食卓に縁起がいいものを並べられることで将来の成功や運のよさを祈念して縁起物として食べられるようになりました。
おせちの由来
おせちは元々お正月だけでなく、季節の節目となる節句に神様に日頃の収穫を感謝するためにお供えしていた食事が起源とされています。食糧が豊かになるごとに収穫したものだけでなく海の幸・山の幸をふんだんに使ったごちそうへ変化していきました。また、火の神様をお正月の三が日には休んでもらいたい・毎日を過ごす上で料理は欠かせないので、おかみさんを家事から休ませるという意味になったそうです。
よく入っている料理の縁起
おせちには保存が効くものがたくさん詰め込まれていますが、驚くほど縁起がいいものばかりで固められています。子供の頃は「美味しくない」と思っていましたが、今になると美味しさがわかります。ここではおせちによく詰められている料理の縁起担ぎの理由や語源を紹介します。
黒豆
「まめに暮らす」という語呂合わせから黒豆は黒い姿が農作業をするときに真っ黒に日焼けするまで勤勉に働き、健康に暮らせるようにとの願いがこめられた料理です。
数の子
数の子はニシンの卵です。ニシンは「二親」の子どもに通じ、卵の数がたくさんあることから「子孫繁栄」の縁起担ぎとして詰められています。家が続く・繁栄することが尊重された時代の名残りです。
かまぼこ
かまぼこは紅白で揃えられています。赤色は魔除け・白は清浄の意味を込められています。また、半円形が「初日の出」の形に似ていることからおめでたい食材として縁起担ぎが重ねられています。
昆布巻き
昆布巻きは「よろこぶ」の語呂合わせです。また「子を生む婦」として子孫繁栄の願いも重ねられています。昆布の形「末広がり」からより運気が上がるようにと言う意味も込められている食材です。
ブリ
ブリは成長ごとにモジャコ→ワカナ→ツバス→ハマチ→ハマチ→ブリと名前が変わる出世魚です。出世を願う意味が込められていますが、これは戦国時代、節目ごとに名前が変わることにあやかっていると考えられています。例えば木下藤吉郎→羽柴秀吉→豊臣秀吉と改名していったと考えればわかりやすいかもしれません。
鯛めし&塩釜焼きの作り方を紹介!
安い鯛でも味は絶品!美味しい作り方を知ろう!
小ぶりで安い鯛でも上手に調理すると絶品料理を作れます。今回は下処理が済んでいる鯛を使用しますので、鯛めしと塩釜焼きの美味しい作り方を紹介します。ちょっとした工夫をすることで臭みがなく、旨味だけを感じられる料理に仕上げることができるのでポイントをチェックしてみましょう!
まずは鯛めしのレシピをチェック!
鯛めしはいつもの炊飯にちょっとした手間を掛けた鯛を乗せてほぐせば豪華な一品となります。今回の材料と作り方のポイントに分けてレシピを解説しますので、参考にしてみてください。
鯛めしの材料
今回の鯛めしの材料は小ぶりな鯛:2尾・お米:4合・白だし:大さじ2・塩昆布:適量・水:適量です。うっかり昆布を買い忘れてしまったので、塩昆布を流用してみました。
鯛めしの作り方
まず鯛の両面に塩を振って10分程度おきます。その間にお米を研いで浸水させておきましょう。鯛の表面から浮き出た水分をクッキングペーパーで拭き取ってから魚焼きグリルで表面だけ焼き目をつけてください。鍋に水・塩昆布を入れた上に焼いた鯛を乗せて蓋をして中火に掛けましょう。吹きこぼれたら一旦蓋を開けて蒸気を逃してから弱火にし、水分がなくなるまで炊きましょう。お米が炊き上がったら鯛の身をほぐしアラを取り除きます。全体的に混ぜれば鯛めしの完成です。
鯛めしの感想
想像通り鯛の旨味がお米全体に行き渡り滋味深い料理に仕上がりました。生のまま塩振りをせずに調理することも可能ですが、生臭くなるおそれがあるので作り方でも紹介したように塩振り→水気取り→表面焼きの手順をしてから炊き始めるようにしてみてください。
次は塩釜焼きのレシピを紹介!
塩釜焼きの材料と作り方に分けてレシピを紹介します。大量の塩を一気に使うことや手間が掛かる料理と思っていましたが、実際に作ってみるとそこまで難しくもなく時間さえ掛ければ家庭でも簡単に作れますので、挑戦してみてはいかがでしょうか?
鯛の塩釜焼きの材料
塩釜焼きの材料は小ぶりな鯛:2尾・塩:500グラム・卵白:3個分です。
鯛の塩釜焼きの作り方
塩釜焼きをするときは塩振りや水気取りの下ごしらえは不要です。まずは卵を白身と黄身に分けます。白身だけをホイッパーで泡立ててください。そこへ塩500グラムを入れて全体的に行き渡るように混ぜましょう。このとき オーブンを200度の予熱を始めます。次にオーブン皿の上にアルミホイルを敷き、鯛の面積だけ下に塩を敷き詰めます。その上に鯛を乗せて全体が塩で隠れるように覆って形を整えてください。予熱したオーブンへ入れて30分焼けば鯛の塩釜焼きの完成です。
鯛の塩釜焼きの感想
作るのも食べるのも初めてでしたが、鯛の身がフワッフワに焼き上がってとても美味しく仕上がりました。調理のポイントとしては塩釜を作ったらなるべく早く焼き始めることです。塩釜で覆うとすぐに鯛の身へ塩が入っていきますので、この手順で時間を掛けすぎると塩辛くなってしまいます。
アラは捨てないで!
アラも捨てずに料理に使いましょう。鯛めしは混ぜる前によけておき、塩釜も食べながら頭や背骨をよけておくとすぐにダシをとれます。別の手鍋にお湯を沸かし、鯛のアラを入れます。短時間熱を加えたら火を止めて、ザルとクッキングペーパーで漉します。そこへ薄口しょうゆを入れるとお吸い物になりますし、おすすめなのはダシを鯛めしに掛けてダシ茶漬けとして食べると鯛の旨味がより強く感じられる一品に仕上がります。
鯛を満喫してみよう!
まとめ
今週はほんの少しでもお正月気分を味わうために小ぶりな鯛を使った鯛めしと塩釜焼きの作り方を紹介しました。はらわたやウロコを処理しているものを使えば楽に調理できますので、魚屋さんに下処理を相談してみてください。どちらも鯛を丸ごと使いますので、たくさんのアラが出てきます。そのまま捨ててしまいがちですが、鯛めしはごはんに混ぜ込む前にアラを外す。塩釜焼きは食べ終わったあとによけてからまとめて鍋で煮出すといいダシが取れます。薄口醤油を入れてお吸い物にしたり、翌日に残った鯛めしへダシを掛けてダシ茶漬けにしたりするとまた違った美味しさを堪能できます。
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