もうすぐ2021年!初詣はどうする?
あっという間に2020年も年の瀬。今年は大変なことがたくさんあった一年であり、まだまだ落ち着かないと感じている方も多いと思います。毎年新年は自宅で過ごすという方も、おでかけするという方も、いつもと少し違った雰囲気を今年は感じているのではないでしょうか。今回はそんな2021年の初詣や新年イベントの情報をご紹介します。
新年イベントに出かける前に、感染症に注意
2021年に年をまたいだからといって、コロナ禍が急に治るとはまだいえない状態です。特に2020年の年末年始の過ごし方によって、年明けの状況が左右されると指摘されています。各地では例年通りイベントが開催されることもありますが、例年とは異なる点がいくつかあり、また状況によっても変更になる場合があります。おでかけをする際は体調に気をつけることは第一に、各自治体の要請なども確認し、出かけるべきではないと判断したら中止にするという心づもりも大事です。
東京・関東近郊の初詣2021年版
新年といえば初詣。毎年1月1日から3日の間にお参りをしますが、毎年混雑&長蛇の列に並ぶことが定番の光景になっており、密を避けたい人としては少し心配な点もあるのではないでしょうか。きちんと新年のお参りもしたいという方に、関東近郊の初詣定番スポットと、それぞれの施設が予定している2021年初詣の対策についてご紹介します。
明治神宮
明治天皇と昭憲皇太后をお祀りし、原宿という都心部ど真ん中に建立している「明治神宮」。毎年三が日だけでも300万人以上がお参りに訪れます。皇室に由来したこちらの神社は、皇室反映と国家安泰の願いが込められているほか、家内安全や厄除け、縁結びなど幅広いご利益があります。
参拝時の注意点
今年の大晦日から元旦の終夜開門を自粛することが決定したため、大晦日は16時で閉門します。大晦日にお参りしても開門していない場合があるので注意しましょう。元旦は6時から、社務所は6時半から開始となります。三が日は混雑するため、大晦日や三が日以降の分散参拝を推奨しています。
浅草寺
1400年以上もの歴史を持つ都内最古のお寺「浅草寺」毎年初詣には多くの参拝客が訪れます。ご存知雷門を目印とし、参道である仲見世通りも都内でも有名な観光スポットとして人気を集めています。聖観世音菩薩を本尊として祀っており、所願成就をご利益としています。またここのおみくじは日本一「凶」が多いと言われており、真偽を確かめてみるのもおすすめ。
参拝時の注意点
2021年の正月三が日は、本堂内陣への参拝は中止となりました。また仲見世通りと参道は入場規制を実施し、指定方向のみの参拝順路になるので、例年以上に列に並ぶ可能性があるとしています。YouTubeにて境内の様子をライブ配信する予定で、そちらでの「エア初詣」の協力も呼びかけています。
神田明神
都内最大のパワースポットとして有名な神田明神。近年はアニメやサブカルチャーとのコラボも多く実施しており、多くのファンが参拝に訪れています。もちろん初詣も毎年賑わいを見せ、神田明神とアニメがコラボしたオリジナルのお守りや絵馬などが人気に。勝負運や仕事運、学業成就などさまざまなご利益があります。
参拝時の注意点
神田明神は24時間開門が決定し、分散しての参拝を推奨しています。またおみくじとお守りは自動販売機が設置されることになり、非対面でのお参りも可能になっています。またインターネット上でもお守りが注文でき、初穂料の支払いも可能になっています。参拝の際はマスク着用や手指の消毒を徹底し、咳や発熱などの症状がある方は参拝を控えるようにも呼びかけられています。
川崎大師
真言宗智山派大本山金剛山金乗院平間寺、通称川崎大師は、厄除け大師としても有名。「お護摩」という修法での厄除けが行われており、厄年の人はもちろん、健康長寿や必勝祈願などのお願い事をすることもできます。他にも境内には、金色に輝く釈迦如来像、四国お遍路と同じ御利益を得られる「新四国八十八ヶ所霊場」などのパワースポットがあり、合わせて巡ってみるのもおすすめです。
参拝時の注意点
元朝大護摩供は例年通り、1月1日の0時から開始しますが、時間を分散して実施しているので、公式ホームページを確認して参拝しましょう。またオンラインでもお護摩札の受付・配送を受け付けています。新型コロナウイルスの終息を祈り、是非お護摩を受けてみてはいかがでしょうか。参拝時はマスク着用に協力し、また交通規制も行われているので、三ヶ日を避けての参拝も検討しましょう。
成田山新勝寺
千葉県成田市にある成田山新勝寺。関東の初詣の定番スポットとも言われるお寺で、芸能人や著名人も多く訪れています。不動明王を本尊に祀り、厄除けや健康長寿、商売繁盛などのご利益があるとされています。表参道にもグルメやお土産のお店が賑わっており、初詣をしてから名物の一つであるうなぎ料理を味わって帰るのが定番という人も多いです。
参拝時の注意点
成田山新勝寺も「1月ずーっと初詣」とし、三ヶ日を避けてのお参りを推奨しています。成田山新勝寺では、お不動様の日を1月28日としており、その周辺もまた混雑が予想されるので注意が必要です。境内や参道ではソーシャルディスタンスを保ち、周りの人と間隔をあけてお待ちください。
東京・関東近郊の新年イベント2021年版
お正月は初詣のみならず、多くの人気イベントやアクティビティが開催されます。しかし今年はそれらが無事に開催されるのか、また密対策がどのようにされるのか、気がかりという方も多いでしょう。2021年に開催される新年イベントと、それらに参加される際の注意事項をご紹介します。安心した感染症対策で、しっかりと新年をお迎えください。
高尾山で初日の出
都内屈指の初日の出スポットといえば高尾山。登山愛好家のみならず、一般の人もケーブルカーやリフトを使って登りやすいという手軽さから、毎年2000〜3000人もの登山者が初日の出を目指して頂上を目指します。晴天時には、頂上から雪を被った富士山を遠くに眺めることができます。高尾山を御霊山とする薬王院への初詣と合わせて、都内の人気新年スポットとなっています。
2021年の注意事項
今年は新型コロナウイルスの懸念から、山頂を閉鎖することが決まりました。一号路は薬王院までは通行可能になっており、また他の登山路(装備を整えた登山者向け)も通行はできますが、いずれも山頂へは行けないようになっているので注意しましょう。薬王院へのお参りをする際は、感染症にはもちろんのこと、低体温症や高山病にも注意し、体調が優れない際は登山を中断するようにしましょう。
マザー牧場「丑年」イベント
千葉県の房総半島を望む鹿野山にあるマザー牧場は、都内からのアクセスもよく、家族連れでのおでかけやデートとしても人気のスポットです。広大な牧場で牛、羊、アルパカなどの動物たちが遊び、美しい景色や動物たちとの触れ合いを楽しむことができます。2021年は丑年にちなみ「牛」が主役のイベントを開催!牛乳しぼりや牛との記念撮影、牛にちなんだグルメをご紹介します。
2021年の注意事項
動物たちと触れ合う際や乳搾り体験の際、動物たちの体調に留意してアルコール消毒ではなく石鹸を使用しての手洗いを実施します。こまめに手洗いをすることになるので、タオルやハンカチを忘れずに持参しましょう。また一部施設は営業時間の変更や、休止になっている場合もあるため、公式サイトでチェックしておくことをおすすめします。
あしかがフラワーパークで光と花の共演を楽しむ
栃木県足利市にある「あしかがフラワーパーク」は四季折々の花のテーマパークです。夜は花をイルミネーションで装飾し、花と光の美しい共演を楽しむことができます。お正月の期間は「ニューイヤーイルミネーション」に模様替えしています。大人気漫画「鬼滅の刃」の場面が再現されているスポットもあり、作品のファンはぜひお正月のおでかけ候補に入れたい場所です。
2021年の注意事項
広々とした園内ではあるものの、年末年始などの行楽シーズンは混雑が予想されるため、なるべくそれらを避けておでかけするようにしましょう。また園内では必ずマスク着用をし、咳エチケットへの協力をお願いします。
健康に気をつけて2021年を迎えよう
年末年始だからと言っても、まだまだ感染症への対策は気が抜けないのが現状です。初詣で新型コロナウイルスの終息を祈願する方も多いとは思いますが、体調が悪い時や、今はおでかけをする時ではないと判断した時は、お家でゆっくり寝正月に切り替えるというのも立派なお正月の過ごし方です。おでかけをされる方も、自宅でゆっくり過ごすという方も、ぜひ穏やかな気持ちで2021年をお迎えください。