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古都ならではの風情を感じよう!京都の人気ハイキングコース5選!山歩き初心者にも◎

古都京都は北側に深い山が多く、東西も山に迫った地形で、わずかに南が開いた地形です。京都盆地から少し歩けば山がある。つまり京都は山歩きやハイキングに最も近い土地なのです。そんな古都の京都で歩けるハイキングの場所を紹介します。古都の風情が感じられるコースはここだ!
2021年1月15日
おわっシー
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目次

初めに

京都は人口100万人を超える政令指定都市で、周りは山に囲まれ東、北、西と三方を山を囲まれています。これらの三山は京都に住む者にとっては心が安らぐ景色。これらの山々はかって京の都を守る自然の城壁でありましたし、明治維新に至るまで何度も武将たちが天下の覇者となるため山を越え京の都に馳せ参じてきました。そのような歴史がある京都の山々を行くハイキングを紹介していこうと思います。ウオーキング初心者や子連れでも可能なハイキングできる場所を紹介していきます。足元はしっかりいたシューズを準備しましょう。
 

 

ハイキング・トレッキング・登山とは

ハイキングとは

ハイキングですが、これ日本語に直すと「散策」という言葉はぴったりときます。「散策」つまり「散歩の延長」のような形です。今回京都のハイキングコースをテーマに文章を書いていますが、京都の中で有名な散策コースといえば有名な『哲学の道』があげられると思います。哲学の道といえば、東山山麓にへばりつくように流れる琵琶湖疎水の分流に反った、薬王寺橋から銀閣寺横までの1.8キロのコミュニティが哲学の道と呼ばれる散歩道です。昔の学者達が思索をするために歩いた小路です。

つまり散歩の延長のような形の小道を歩くこと、実はこれがハイキングに当てはまってきます。哲学の道は大変短い散歩道ですが、もっと長いところで言えば大原から鞍馬に至るハイキングがあります 。仰木峠から大原に下ってきた東海自然歩道は、寂光院に立ち寄った後、高野川を挟んで国道と並行する農道を井手町まで戻るように南下して鞍馬に向かいます。古寺や音無滝などの見所も多い「大原」の散策は、京都市内からの「ハイカ―」によく使われています。

 

トレッキング

ものの本によりますと、トレッキングとは「山麓や高原をゆっくりと歩くこと。特に山頂は目指さない」とあります。つまり平地を歩くような、あるいは散歩道を歩くようなハイキングと違い、トレッキングの場合は同じような形態ですが、どちらかと言うと「登山に近い」と言えます。ハイキングの場合は足元はハイキングシューズか、もっと簡単に言えばスニーカーでも歩けると思いますが、トレッキングの場合はスニーカーではとても無理です。

「足元を固めたシューズが必要になる場所」を歩くのがトレッキングです。山頂を目指すことはないトレッキングですが、ルートによっては、山頂を通過したりする事もあるため「軽登山」の名前で使われることもあります。
 

登山

登山の場合は、ハイキングやトレッキングと違って第一に考えることは『安全である」ということです。そのために「服装」や「靴」などの装備、そして「地図の読み方」や、「疲れない歩き方」などが最低限必要なことになってきます。登山の中で最も大事なのが「装備」その中で最も大事な事が「靴選び」です。山歩きをすると血液のうっ血などにより、足が膨らみます、そうなると足は通常よりも1センチほども大きくなることもあり、ゆとりのサイズの靴選びが大切になります。

今回は『京都のハイキング』がテーマです、1000mも2000mもあるような高山を歩くわけではないですから、低い山を歩く場合は軽登山靴を選べばいいと思います。あと山歩きに必要なものは服装、そして帽子、手袋、タオルなども欠かせません。もちろんザックやをセットピッケルや地図そして方位を測るコンパスも必須になってきます。こうして見ると「ハイキング」と「トレッキング」そして「登山」が全然別物であることがわかります。 
 

京都人気ハイキング5選

①哲学の道・銀閣・大文字山ハイキング

『哲学の道」は京都観光スポット中の定番スポットで、子連れでも初心者も安心な散歩道で、東山の麓にある若大路神社から銀閣寺を結ぶ約1.5 km の散歩道です。この散歩道に沿ってある小さな疎水の流れに沿った小道は、春ともなれば桜が美しい観光の名所です。もともとは『西田幾太郎』や『河上肇』などの学者がしばしば散策し、思案を巡らした道であったことから後に名付けられました。
地域住民の協力も実って定期観光バスが立ち寄る京名所の一区画になりました。
この道を通り、銀閣寺を抜け大文字山に至るコースは初心者向けです。
 

おすすめの山歩き・山登りルート

銀閣寺から大文字の火床までは人も多く、道もしっかりしている為、まず間違うことはありません。火床から大文字山山頂三角点まで少し登りが続き、山登り気分や山歩き気分を少し味わいますが約20分ほどで到着します。三角点から踏み鳴らされた道が南禅寺毘沙門堂に続き、鹿が谷から登ってくる道と交差する手前に「左薬草園」の道標がありここから左に進みます。ここには三井寺へと向かう道もありますが、ここから先は山道となり歩くのはきつくなります。歩く人も人も少ないため女性の一人歩きは避けたほうが無難です。また道も悪くなるためトレッキングシューズを用いることをおすすめします。
 

京都の哲学の道・銀閣・大文字山の見どころ


銀閣寺からのこのコースは、大文字山の鉱物採集コースとして鉱物に興味のある人がよく訪れています。 銀閣寺から大文字山頂まで約50分の道のりは、小さい幼児や子連れの方でも気軽に歩くことができるため、初心者にも可能なウォーキングとしておすすめのコースです。シューズはウォーキングシューズで大丈夫でしょう。実行する時期は春から初夏にかけてか、または秋口がおすすめです。 8月16日夜に、京都で行われる「五山の送り火」というお盆の行事があります。これは大文字山『如意ヶ嶽』などで行われるかがり火で、詳しく言えばお盆の送り火のことです。その中でも最も大きな「大」の字が点火される山が『大文字山』です。

哲学の道・銀閣・大文字山行きのガイド(電車利用やマップ含む)

POINT『大文字ハイキング』

  • 【JR京都駅】出発
  • 京都市バスで30分・銀閣寺道バス停下車・徒歩10分
  • 銀閣寺(慈照寺)~徒歩20分
  • 千人塚~徒歩10分
  • 大文字火床~徒歩10分
  • 大文字山頂に到着
  • 【阪急河原町駅】出発
  • 市バス32系統「銀閣寺行き」
  • 「銀閣寺バス停」下車
  • 【GWや秋の紅葉シーズン】
    「京都・遺産回遊バス(K’ROOP)」や「永観堂・銀閣寺エクスプレス」などの特別観光バスが京都駅から運行
     

②清滝川・高雄ハイキング

京都の隠れ里『三尾』ここには、 清滝から清滝川沿い上流にある高雄(神護寺)槙尾(西明寺)と栂尾(高山寺)に至るルートがあり、夏は多くの人が納涼のため川床を活用し、また夜には蛍が飛び交う清流があり子連れにも人気のスポットです。秋になれば紅葉の名所として有名な錦雲渓(きんうんけい)と呼ばれる渓谷があり、紅葉の美しさはひときわ冴えてる黄葉スポットで、山歩きの気分が感じられます。世界遺産に登録されている高山寺があり、 華やかな清水寺や金閣寺と違ったわびとさびの世界を感じさせる場所です。 京都でも穴場とされている観光と紅葉のスポットです。
 

おすすめの山歩き・山登りルート

三尾(神護寺、西明寺、 高山寺)へのアクセスは、電車でJR京都駅より、三条京阪・四条河原町から清滝行きの京都バスで約50分(紅葉時期には臨時バスも増発)で到着します。阪急電車の嵐山駅より清滝に行くの京都バスが何本も運行され、グループのハイカーなら嵐山駅からタクシーを利用すれば早くそして安い費用で行けます。愛宕山の麓に存在する集落こそが目的地の「清滝」です。京都バスなら清滝で下車「渡猿橋(とえんきょう)を渡れば、高尾まで約4 km の工程です。「錦雲渓」(きんうんけい) と呼ばれている渓谷は紅葉が美しく、絶景のハイキングが楽しめます、もちろん小さな子連れでも参加可能です。
 

京都の清滝川・高雄山の見どころ

清滝川の渓谷美に目を奪われながらルートを歩いて約90分で高雄山に着きます、道中川沿いには旅館や料亭が建ち並びランチを楽しむことができます。春は山菜、夏はあゆそして秋は松茸や湯豆腐などの、涼しげな川床で京のおいしい料理を味わうことも楽しみの一つです。神護寺へは石畳の階段を上がり、周辺には何軒かの高雄茶屋が営んでいます。きれいな色付きを見せる紅葉を眺めながら、暖かい山菜うどんまたは釜揚げうどんなどを食べるのも、格別でおすすめできます。また、もみじもちや湯豆腐は硯石亭で、瓦そば屋松右衛門の店では、熱した瓦の上に茶そばをのせて絶品のつゆで味わうことができます。

 

清滝川・高雄山行きハイキングガイド(電車利用やマップ含む)

POINT『清滝川・高尾山のハイキング』

  • 高雄口バス停~徒歩20分
  • 神護寺~徒歩20分
  • 西明寺~徒歩30分
  • 高山寺到着
  • 高雄口バス停を出発して、1時間10分の行程

③洛北・鷹峯(たかがみね)ハイキング

秀麗な山容を誇る鷹峯(たかがみね)や鷲ヶ峰(わしがみね)はもちろん天峰(てんがみね)の山々は、三峰という名前にふさわしい山容をしています。標高としては三山でも最も高い天峰(てんがみね)も、その魅力で心惹かれます。この洛北の鷹峯は、 日本のダヴィンチとも呼ばれた、安土桃山時代の天才芸術家本阿弥光悦によって築かれた場所です。本阿弥光悦が芸術村として開拓したのが、この洛北鷹峯に広がる光悦村です。現在はこの「光悦村」の伝統を継承して、これからの時代の物作りの在り方を示す試みを行っている新しいスタイルの産業拠点が「京都新光悦村」と言われています。
 

おすすめの山歩き・山登りルート


鷹峯(たかがみね)は京都市北区に位置し、北山文化の象徴として知られている世界遺産の「金閣寺」や、洛北屈指の名刹である「大徳寺」からも近いため北の散策のルートして楽しめます。鷹峰三山は隣り合うように集まって建っており、3時間もあれば十分に三つの異なった趣を楽しめます。ルート内には創業300年を誇る湯葉家が点在しており、ハイキング途中に休憩がてらに見学を楽しむことができます。紅葉の時期はどの地域も人ごみや、車の渋滞が発生してしまう京都ですが、 この洛北鷹峯は知る人ぞ知る隠れスポットのため、ここにくれば静かに紅葉の美しさを楽しみながら散策ができます。

 

京都の洛北・鷹峯(たかがみね)の見どころ

京都市内を南北に走る千本通を北に向かうと、道はやがて下り坂になります。佛教大学の東を通り北山通と分岐し、さらに北上すると道は緩やかな傾斜を保ったまま突き当たりの鷹峯まで延びています。この道はかって丹波の国や若狭の国から、炭や薪などの物資を運んできた旧街道で、また日本海へは高浜 まで続く西の鯖街道の入口に当たります。 大昔鷹峯は江戸時代初期の芸術家である「本阿弥光悦」が徳川家康から広大な寺領を拝領し、土岐の工芸家や職人を集めて作り上げた1大芸術村だったのです。そのため鷹峯界隈には古刹が点在して存在し、現在では紅葉の名所としてよく知られています。

 

洛北・鷹峯(たかがみね)行きハイキングガイド(電車利用やマップ含む)

POINT『洛北・鷹峯ハイキング』

  • JR京都駅~京都市営バス(市営6)バス約40分
  • 佛教大学前下車~徒歩30分
  • しょうざん~徒歩30分
  • 光悦寺~徒歩10分
  • 然林坊到着
  • 佛教大学を出発、1時間10分の行程

④鞍馬・貴船の山越えハイキング

京都の奥座敷の 鞍馬神社と貴船神社、ここは運勢アップや良縁縁結び恋愛成就など京都最強のパワースポットとして人気の観光スポットでもあります。鞍馬寺金堂から貴船神社までは、山越えで(約11.5Km)所要時間は1時間から2時間程度です。 比較的高低差が少ないため、初心者むきで、鞍馬寺や貴船神社の紅葉の時期は穴場スポットです、秋のハイキングなどに行かれてはいかがでしょう。秋は紅葉ですが冬には雪景色が目を奪う光景を展開し、雪の為山登りが困難となります。

 

おすすめの山歩き・山登りルート

電車を降りて歩けば、鞍馬駅から徒歩9分で鞍馬寺の仁王門に到着します。この仁王門は俗世界から鞍馬山への結界とされております。門前には他の寺社では狛犬ですが、ここ鞍馬寺では狛犬ではなく阿吽の虎が置かれています。これは鞍馬寺が毘沙門天をお祀りしている為で、虎は毘沙門天のお使いとされているからです。鞍馬山は高さ約580mあり山頂部分に鞍馬寺の金堂(本殿)があり「九十九折り参道」と呼ばれる山道は、自然が感じられ山歩き気分を楽しむことができます。その昔この道を清少納言も歩いた道です、そのまま鞍馬の火祭りで知られる雪神社を経て多宝塔から本殿へと歩いていきます。ここ鞍馬山は新緑の時期や紅葉の時期、さらには雪景色の時も風情がある場所です。
 

京都の鞍馬・貴船の山越えの見どころ

鞍馬天狗や義経伝説で知られているパワースポットの鞍馬山です、大変人気がある貴船神社はこの地域にあります。この二つを結ぶルートが山越のハイキングコースです。鞍馬山から貴船神社へ行くルートは下り坂が多くて楽なため、叡山電鉄の鞍馬駅まで電車で来て、鞍馬駅からハイキングを始めることをおすすめします。鞍馬駅の駅前には全部の大きな天狗のオブジェがあり、初めて電車でこの駅に降り立てば、なんとも長い鼻にびっくりします。大雪になれば鼻がもげてしまう事故があり、しばしば絆創膏が貼られていたこともあります。

鞍馬寺の金堂前には金剛床と言われる「六芒星」の石畳があり、ここが鞍馬山でも最強のパワースポットです。六芒星とは尊天の波動をイメージしたもので、ここに立つと自分の心と宇宙が一体化し、天からのエネルギーが得られるとされています。
 

鞍馬・貴船行きガイド(電車利用やマップ含む)

POINT『鞍馬山ハイキング』

  • 比叡電鉄鞍馬駅~鞍馬駅
  • 鞍馬駅~木の根道
  • 魔王殿~歩行
  • 貴船神社(本社)~歩行
  • 奥社~歩行
  • 貴船口到着:全行程約2時間~3時間
    鞍馬本堂~貴船神社1.5km 徒歩約1時間

⑤鴨川ハイキング


鴨川ハイキングは、鴨川沿いに広がる河川敷公園に広がっています、この鴨川は古い時代から地域の人々に愛されて来ました、ここは京都市民が愛する憩いの場所としられています。鴨川ハイキングは、出町柳から御園橋までの全長約8kmある散歩道は、平均所要時間1時間5分で歩くことが可能で、鴨川をの景色や古都の景観を楽しみながら歩くことができます。幼児と一緒の家族や、子連れでも、ハイキングの初心者でも歩くことができます。スタート地点の出町柳駅からは近いため、気軽に歩くことができ自分の好きな時に行くことができます。

 

おすすめの山歩き・山登りルート

鴨川ハイキングは、京都市民の憩いの場として愛されている場所で、市民が思い思いのスタイルで、散歩したりジョギングしたりして思い思いのスタイルで楽しんでいます。中には幼児と一緒のご家族や、幼稚園くらいの小さいお子様を連れた家族も見えます。もちろん犬を散歩させている年配者の姿もちらほらと。そんな北山から鴨川沿いの、この河川敷に沿った道を京都駅に歩く人の姿も見受けられます。もちろん地図など必要ない散歩道です。鴨川の両岸の道路は整備されており、行きと帰りにコースを変えて変化する光景を楽しむことができます。

京都の鴨川の見どころ

京都の賑やかなスポットから、白石第二ライフスポットへと入っていくこのハイキングコースは、京都の都市としての一面と古からの暮らしが息づく街としての両面を垣間見ることができます。お天気のいい日にはお子様連れのハイカーが賑わい、所々でお弁当を広げて休んでいる姿が見受けられます。また天然記念物のオオサンショウウオが生息しており、運が良ければ見かけることができるかもしれません。またフジバカマなどの源氏物語に登場する植物も栽培され、四季折々の花を楽しむことができるのも魅力の一つです。

 

鴨川行きガイド(電車利用やマップ含む)

POINT『鴨川ハイキング』

  • スタート地点:鴨川デルタ(出町柳)~徒歩20分
  • 出雲路橋~徒歩15分
  • 北大路橋~徒歩15分
  • 北山大橋~徒歩15分
  • 御園橋に到着

まとめ

京都のハイキングを紹介しました、古都京都を囲む山々にこんな素敵なハイキングが出来る場所がある事にびっくりしました。小さなお子様と一緒にお連れのウォーキングを楽しんだりできる簡単な場所や、本格的な山歩きのトレッキングが楽しめえる場所、または世界遺産を見ながら歩き回ったりと、古都京都が持つ自然のすばらしさを体験してみてはいかがでしょう。

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