バッテリー充電器/Niccen
MP-200/メルテック
MT-347/テックメイト
BC-GM12-V/スーパーナット
バッテリー充電器/ADPOW
リチウムイオンバッテリーチャージャー/マキシマ
NO.2706バイクチャージャー/大橋産業
マルチタイプバッテリーチャージャー/マキシマ
バイク用の人気バッテリー充電器:はじめに
元気のないバッテリーにサヨナラ
バイクを走らせるうえでバッテリーは必要不可欠なものです。ストリートバイク全盛期にはバッテリーの代わりにコンデンサーを用いるバッテリーレス化も流行りましたが、昭和の時代から一部の車種を除き、エンジンの点火方式にはバッテリーの電力を用いる「○○式バッテリー点火」が採用されています。現行車種は燃料の噴射に電力が必要なインジェクション車ばかりです。
酷使されるバイクのバッテリー
しかも現在はナビ、ETC、デジタルデバイスの充電など、バッテリーに負担をかけることが多くなっています。バイクはバッテリーの電圧が低くなると走行できなくなりますし、電装系の点検はバッテリーが正常であることが前提です。そこで人気なのがバッテリーの充電器。バッテリーの電圧を正常に戻すだけでなく、蓄電量を復活させる機能を備えた充電器もあります。
バッテリー充電器を解説しておすすめを紹介!
しかし、バイク用の充電器は種類が多く、選び方に悩んでいるバイク乗りは多いことでしょう。バッテリーの種類は多いですし、充電器の機能も増えました。ここでは、バイク用のバッテリー充電器について解説します。バッテリーの種類や充電器の機能をまとめて選び方を解説し、バイク用の充電器をおすすめランキング順に紹介します。なお、この記事は2020年12月27日現在の情報をもとに作成しますことをご了承ください。
バイク用バッテリー充電器の選び方:種類
バッテリーの種類からの選び方
バイク用のバッテリーには①開放型バッテリー②MFバッテリー③リチウムイオンバッテリーがあります。開放型バッテリーを搭載しているバイクは少ないですね。旧車や輸入バイクでまれに見かけます。国内向け現行車種はMFバッテリーです。リチウムイオンバッテリーはリッタークラスのSS車にされ始めました。電圧は12Vですが、旧車の原付バイクや原付二種バイクには6Vのバッテリーを搭載している車種もあります。
開放型バッテリー
開放型バッテリーはフタが密閉されておらず、バッテリー液の量を確認できるように容器の色は乳白色です。バッテリー液の量を定期的に確認しなければならず、転倒するとバッテリー液が漏れる可能性があります。バイクは転倒するリスクを抱えていますので早い段階でMFバッテリーへ以降しましたが、自動車には今も開放型バッテリーを搭載している車種がありますね。自動車と充電器を共用する場合は開放型バッテリーに対応しているかを確認しましょう。
MFバッテリー
MFバッテリーの「MF」はメンテナンスフリーを意味します。開放型と同じ鉛バッテリーなのですが、バッテリー液を点検したり補充したりする必要がありません。密閉型ともいわれ、電圧の上がり過ぎでガスが発生しても抜けないため、開放型専用の充電器では充電できません。ジェル(ゲル)バッテリーやAGMバッテリーはドライバッテリーと呼ばれることもありますが、どれもMFバッテリーです。
リチウムイオンバッテリー
リチウムイオンバッテリーはデジタルデバイスなどの充電式電池と同じ仕組みで蓄電され、容器の色はメーカーによって違います。レアメタルが用いられていますので高価ですが、軽量でコンパクトなのが特徴です。現在は一部の大型SS車のみに純正使用されていますが、原付バイクに対応している互換バッテリーも見かけます。原付バイクは車重が軽いのでメリットを得られるでしょう。原付の充電バイクにもリチウムイオンバッテリーが用いられています。
バイク用バッテリー充電器の種類
バイク用バッテリーの充電器はバッテリーの種類に合わせてリリースされています。ですので、バイクに搭載されているバッテリーに合わせた選び方をするのが正攻法。また、バッテリーの充電器は自動車でも使えますので、自動車に搭載されているバッテリーの種類を確認してからの選び方もありです。リチウムイオンバッテリーへの充電も見据えた選び方も今後の課題となります。
人気は全自動タイプの充電器
充電器で人気なのは全自動タイプです。電気は一歩間違えると火災や爆発の危険性を含んでいますので、バッテリーの状態に合わせて自動で充電してくれるバッテリーは安心です。ひと昔前は開放型と密閉型の切り替えスイッチがある充電器もありましたが、現在はほぼ見かけません。6Vと12V、12Vと24Vに対応している充電器がありますが、6V車や24V車に乗る可能性がないのなら、12Vにさえ対応していればOKです。
防水性は必要か?
バッテリーの充電は危険を伴う作業ですので、屋外や半屋外で行うのが基本です。防水性を備えたバッテリー充電器は防塵性が高いので、できれば防水性のある充電器を選びたいですね。バッテリーをバイクに搭載したまま充電するケースも想定したいところ。しかし「防水性はほどほどでOK」という選び方で大丈夫です。コンセントは屋内にある場合がほとんどですし、コンセントプラグまで防水された充電器はありません。
原付バイクのバッテリー充電器は?
多くの原付バイクの多くは12V車ですので、250ccクラスのオートバイと同じ充電器でOKです。250ccクラス以上のオートバイのバッテリーと違うのは容量。原付バイクの小さなバッテリーは蓄えられた電気の量が少ないだけです。なお、原付バイクと同じバッテリーを搭載した250ccクラス以上のオートバイも存在します。例えば、ヤマハの原付スクーターのビーノ(~2018)とホンダの250ccオートバイのXR250(全年式)は同じ型のバッテリーを搭載しています。
バイク用のバッテリー充電器の選び方:機能
機能からの選び方
バッテリーの充電器にはさまざまな機能が備えられています。かつては切り替えスイッチがついた充電器が主流でしたが、近年はバッテリーの状態に合わせて機能を自動で切り替えてくれる充電器が人気です。しかし、充電器の機能を確認すると聞きなれない言葉がたくさん見つかります。充電器は備えられた機能を知ったうえでの選び方をしたいところですので、聞きなれない言葉について解説します。
トリクル充電
トリクル充電とは、バッテリーが満充電になってもつなぎっぱなしにし、微量な電流を流して満充電状態を維持する充電です。バッテリーは満充電でも充電を止めると自己放電で電圧が下がります。その自己放電分を補うのがトリクル充電です。常に充電をしている状態ですので、長期間のトリクル充電には電気代がかかりますが、バッテリーに不安を抱える旧車ファンにおすすめです。
フロート充電
フロート充電はバッテリーが満充電になると電流を止め、自己放電で電圧が下がると充電を再開する機能です。常に微量の電流を流すトリクル充電と似ていますが、バッテリーが満充電になると電流を充電器内部のバイパスに通します。バッテリーの状態に合わせて停止と充電を繰り返してくれますので、冬にバイクを冬眠させるバイク乗りにおすすめです。
サルフェーション
サルフェーションとは放電で負電極板に発生する非伝導性結晶被膜です。サルフェーションはバッテリーが元気なうちは充電でバッテリー液に溶け込みますが、バッテリーが放電と充電を繰り返している間に、あるいは長期間放置されている間に硬化します。次第に充電してもバッテリー液に溶け込まなくなって負電極板を覆ってしまい、バッテリーは寿命を迎えます。
パルス充電
そんなサルフェーションを除去してくれるのがパルス充電です。バッテリーにパルス電流を流すことで振動を与え、負電極に張り付いたサルフェーションをバッテリー液に分解させます。いわばバッテリーを若返りさせてくれる機能です。バッテリーは処分しにくいものですし、能力を回復させて使い続けるほうがエコロジーにつながります。サルフェーション除去機能あるいはパルス充電機能は備えていてほしいところです。
バイク用の人気バッテリー充電器おすすめランキング8
口コミ情報も参考にした選び方を!
ここからは人気のバイク用バッテリーチャージャーをおすすめランキングで紹介します。対応するバッテリーや機能を確認して、あなたに合ったバッテリーチャージャーを探しましょう。価格の安いバッテリーチャージャーは有名メーカーの商品より劣る?いえいえ、そんなことはありません。大切なのは口コミ情報!信頼性は有名メーカーに軍配が上がりますが、コスパ重視の選び方なら安いバッテリーチャージャーも見逃せません。
人気バッテリー充電器おすすめランキング8
リチウムイオンバッテリーチャージャー/マキシマ
リチウムイオンバッテリーチャージャー/マキシマ
出力電圧 | 12V |
---|---|
出力電流 | 4A |
開放型 | ✕ |
MF型 | ✕ |
リチウムイオン | ◯ |
防水性 | IP65 |
マキシマのリチウムイオンバッテリーチャージャーは商品名のとおり、リチウムイオンバッテリーのみに充電できるチャージャーです。リチウムイオンバッテリー専用ですので開放型やMF型には使用できません。当然ながらパルス充電もできませんが、リチウムイオン専用のチャージャーは少ないので貴重な存在です。出力電流は4Aもありますので、自動車への充電にも余裕があります。口コミ情報を見るとパワフルな印象を受けますね。
バイクに装着したまま充電できるケーブルが付いているので便利です。2-3時間で満充電になりました。
人気バッテリー充電器おすすめランキング7
マルチタイプバッテリーチャージャー/マキシマ
マルチタイプバッテリーチャージャー/マキシマ
出力電圧 | 12V |
---|---|
出力電流 | 4A |
開放型 | ◯ |
MF型 | 全対応 |
リチウムイオン | ◯ |
防水性 | IP65 |
マキシマのマルチタイプバッテリーチャージャーは開放型やMF型のバッテリーだけでなく、リチウムイオンバッテリーにも対応しているチャージャーです。人気は他の商品より低いのですが、すべてのバッテリーに充電できるチャージャーは少ないので紹介しました。リチウムイオンバッテリーへの換装を考えているバイク乗りだけでなく、通勤用の原付バイクはコスパの高いMF型、ツーリング用のオートバイはリチウムイオン型という使い分けも可能です。
バッテリー及びリチウムイオンバッテリー両対応との事ですが、いずれにしろサルフェーション除去機能がないので高電圧になるわけではないからモードの差は殆ど無いと言える。
人気バッテリー充電器おすすめランキング6
NO.2706バイクチャージャー/大橋産業
NO.2706バイクチャージャー/大橋産業
出力電圧 | 12V |
---|---|
出力電流 | 0.75A |
開放型 | ◯ |
MF型 | 全対応 |
リチウムイオン | ✕ |
防水性 | IP50 |
大橋産業のNO.2706バイクチャージャーは低価格帯ながらパルス充電機能を備えたチャージャーです。コードが3.7mもありますので、コンセントから離れた位置からでも手軽に充電できるのがおすすめポイント。バイクにつけっぱなしにしておける充電コードも付属しています。維持充電機能はトリクル充電。公式HPで取扱説明書を公開していたり、充電コードにヒューズが付いていたりなど、きめ細やかさにメーカーの姿勢を感じます。
ワニ口とO型金具の充電ケーブルがついていますが、ヒューズがついたしっかりしたものです。これよりも高価な充電器でもケーブルからヒューズが省略されていることがあるので廉価ですが万一のことを考えても安心できると思います。
人気バッテリー充電器おすすめランキング5
バッテリー充電器/ADPOW
バッテリー充電器/ADPOW
出力電圧 | 6Vと12V |
---|---|
出力電流 | 1.5A |
開放型 | ◯ |
MF型 | 全対応 |
リチウムイオン | ✕ |
防水性 | 不明 |
ADPOWのバッテリー充電器は6Vと12Vのバッテリーに使える安い価格のチャージャーです。パルス充電はできませんが、最大電流を流して満充電するバルク重電が終わった後、一定の電圧で充電し続けるアブソーブ充電で最大電圧を維持し、フロート充電へ移行します。出力電流が大きいので、充電器を自動車と共用したいバイク乗りにもおすすめです。口コミ情報では、表示はシンプルながら見やすいと評価されています。
ミニトレは6Vなので両対応のこの機種にしました。充電の進み具合で点滅箇所が変わるので進行具合が確認できて便利です。LED表示も明るいグリーンで見やすいですね!!
人気バッテリー充電器おすすめランキング4
MT-347/テックメイト
MT-347/テックメイト
出力電圧 | 12V |
---|---|
出力電流 | 1A |
開放型 | ◯ |
MF型 | 全対応 |
リチウムイオン | ✕ |
防水性 | 不明 |
テックメイトのMT-347(オプティメート4デュアルver.3)は価格が高価なものの、メーカーの信頼性の高さはナンバーワンだといっても過言ではありません。口コミ情報ではオプティメートシリーズを複数台稼働させてバッテリーを充電しているバイク乗りもいます。他社製のチャージャーで復活しなかったバッテリーもよみがえったとのこと。BMWのキャンバスシステムにも対応しています。
バイクのバッテリーは小さくて長期に使用しないとすぐにバッテリー上がりをおこします。しかし、オプティメイトを使用しているバイクは5年してもバッテリー上がりをしません。
人気バッテリー充電器おすすめランキング3
全自動パルス充電器MP-200/メルテック
MP-200/メルテック
出力電圧 | 12V |
---|---|
出力電流 | 0.75A |
開放型 | ◯ |
MF型 | STD |
リチウムイオン | ✕ |
防水性 | IP63 |
メルテックの全自動パルス充電器(MP-200)は有名メーカーのフル機能チャージャーでありながら価格が安いのでおすすめです。コンディションがいいバイクならバッテリーのトラブルは頻繁に起きませんので、コスパ重視で選んで正解です。商品説明に物足りなさを感じますが、公式HPでは取扱説明書も公開されています。口コミ評価も上位機種に負けないほど良好ですので、バイク用ならコンパクトで使いやすいMP-200がおすすめです。
何度も上がってあきらめていましたが、この充電器で48時間充電したらバッテリーが良好になりました。今では4週間乗らなくてもバッテリーは上がりません。パルス充電はキキメがあると自分は思います。
人気バッテリー充電器おすすめランキング2
バッテリー充電器/Niccen
バッテリー充電器/Niccen
出力電圧 | 12V |
---|---|
出力電流 | 4A |
開放型 | ◯ |
MF型 | 全対応 |
リチウムイオン | ✕ |
防水性 | 不明 |
Niccenのバッテリー充電器は出力電流が大きいので、バイクと自動車でチャージャーを共用したい人におすすめです。防水性は不明ですが、価格が安い上に状態が詳しく表示されますので初心者でも扱いやすいといえます。開放型からMFバッテリーまで、鉛バッテリーなら全対応ですし、パルス充電も可能です。チャージャーを使用していて気になるのは温度上昇。Niccenのバッテリー充電器にはクーリングファンが付いていますので安心です。
バッテリーもバッテリーチャージャーも価格があまり変わらないので購入してみました。(中略)2週間に一度くらいしかバイクに乗りませんが、一発でエンジンがかかるようになり快適です!
人気バッテリー充電器おすすめランキング1
BC-GM12-V/スーパーナット
BC-GM12-V/スーパーナット
出力電圧 | 12V |
---|---|
出力電流 | 0.75A |
開放型 | ◯ |
MF型 | 全対応 |
リチウムイオン | ✕ |
防水性 | IP65 |
バイク用バッテリーチャージャーで一番人気なのはスーパーナットのBC-GM12-Vです。難しいことは機械任せにしたいという人におすすめ。表示はシンプルですが全自動。バッテリーとつないでコンセントにプラグを差すだけで充電できます。価格も比較的に安いですね。パルス充電はできませんが、トリクル充電はできます。スーパーナットのチャージャーはBC-GM12-V以外にも、6V&12V対応やハーレー専用のものも人気です。
使用方法は非常に簡単でした。(中略)充電中でも本体も熱くならず、過充電もしないのでちょくちょく見る必要もなく、安心して充電できました。
バイク用のバッテリー充電器にコードレス?
100V電源にコンセントを差して使います。
バイクの構造をご存知の方は当然のことと思うでしょうが、バイク用のバッテリーはコードレス充電ができません。しかし、敢えてコードレスではないことを知らさなければなりません。バイク用のバッテリー充電器の口コミ情報に「コンセントに差さなければならないのを知りませんでした」というコメントを見かけたのです。
コードレス充電できるバイクが登場する?
しかし、近い将来にコードレス充電ができる電動バイクが登場する可能性はあります。東京都は2030年までに脱ガソリン車100%を掲げていますよね。ホンダのPCXのハイブリッドやエレクトリックがラインアップされ、映画「AKIRA」の主人公金田の名台詞「やっとモーターのコイルが温まってきたところだぜ」とつぶやく日が来るかもです。
環境問題は無視できない
バイクは趣味性の高い乗り物です。しかし、ここ近年に登場した車種を見ると生活に寄り添うキャラクターのバイクも多くなりました。現在はハイスペックなバイクが続々と登場していますが、それもユーロ6までといううわさ。中国のヤマハはガソリン車を縮小し、電動バイクに力を入れています。ではどこで充電する?という問題になるのです。
コードレス充電できる電動バイクの可能性
バイクは機動性が高く、都市部では有効な移動手段として愛用されています。しかし、バイクは自動車のように大きな駆動用バッテリーを搭載できません。頻繁に充電する必要があるので、コードレスで充電できる電動バイクが登場する可能性は否定できません。環境問題を考える上でも、バッテリーを長持ちさせる意識をバイク乗りは持つべきだといえます。
バイク用の人気バッテリー充電器:まとめ
バッテリーの能力を回復してエコロジー
バッテリーは電圧が極端に低くなると能力を回復できなくなりますので充電器でいたわる必要があります。バイクのバッテリーは自動車に比べると容量が少ないので電圧不足に陥りがちです。バイクを冬眠させるときにバッテリーの能力を回復させたいと思うバイク乗りも多いことでしょう。バッテリーを長持ちさせるとお財布だけでなく地球にも優しいのでバッテリー充電器を活用しましょう。
バッテリーが気になる人はこちらをチェック!
バッテリー上がりは症状であって原因ではありません。バイクの電力はジェネレーターで発電されたあとにレギュレーターで整えられてバッテリーに蓄えられます。ジェネレーターの発電量が低かったり、レギュレーターがパンクして正常な状態でバッテリーへ送られていなかったりする場合もあるのです。電装系のトラブルは目に見えないものを追いかける難しさがありますが、バッテリー上がりの原因を予測できるように知識を深めておきましょう。
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