はじめに
簡単すき焼きレシピとおすすめキャンプすき焼き料理
すき焼きはお好きですか？肉や野菜を甘辛い濃いめの味付けで食べる鍋料理として主に冬に食べたい温かい料理として人気のレシピです。野菜やとうふ・しらたき等も入れますが肉メインということで肉好きな人に特に人気がありますが、使う材料が牛肉ということでごちそう料理としてもイメージが定着している方も多いのではないでしょうか。アウトドアでもちょっと贅沢なご飯を食べたいなら、このすき焼きレシピに挑戦してみてはいかがでしょうか。その理由は美味しいのに作り方がとてもシンプルで簡単だからです。アウトドアのクッキングウェアであるスキレットやクッカーなどを使ってできるすき焼きの作り方レシピと関西風・関東風の基本の作り方を一緒に見ていきましょう。
すき焼きの作り方は大きく2種類に分けられる
簡単に作れるすき焼きレシピですが、これは有名な話なのでご存知の人も多いかと思いますが作り方には2種類あってそれぞれ関西風・関東風という名前で呼ばれています。材料などはどちらもそれほど変わらないのですが、調理方法が全くといっていいほど違うのが特徴。
関西風はすき" 焼き "
すき焼きといえば関西風という方も多いようです。いろいろな作り方がそれぞれのご家庭やお店によってあるようですが、基本的には関西風すき焼きはまず肉だけ焼いて食べる。そのあとに野菜やとうふなどを味付けして軽く煮て食べるといった感じです。関東関西問わずすき焼きは、生卵を溶いたものに濃いめの味付けの肉やそのほか具材を絡ませて食べるのは共通しています。
関東風はすき" 煮 "
関西風のすき焼きは砂糖・醤油・みりんや酒を直接肉や具材にふりかけて鍋の中で調味料をあわせて作りますが関東風は割り下という合わせ調味料をあらかじめ作っておくのが大きな違い。調理も鉄板鍋で焼くのではなく煮て火を通し、溶き卵でいただきます。煮汁がたくさんあるので食べた後うどんを加えたうどんすきも楽しめるでしょう。
どちらも準備しておけば簡単に食べられる鍋料理
すき焼きの作り方のメジャーなものは上記2種類ですが、すき焼きが好まれる理由は肉を美味しくシンプルにいただくだけでなく、準備をしておけばあとはテーブルの上で調理をしながら食べられるという鍋料理の良さが強い作り方だからでしょう。例えばご家庭でも準備をしてしまえばいつもは料理を作る側の人も一緒に食卓を囲んで、なんなら作ってもらった料理をいただくこともできるのです。
美味しい関西風すき焼きの作り方基本レシピ
それでは登山やキャンプなどでスキレットやクッカーで作るアレンジレシピの前に基本的な美味しいすき焼きの作り方をご紹介しましょう。アウトドアでなく家で作る際にも役に立つ作り方です。2つあるので両方作ってどちからが自分にはより美味しいのか食べ比べてみるのもおすすめ！
関西風すき焼き作りに準備する簡単な材料
牛油1個
すき焼き（ロース）肉400g
タマネギ半月切り1個分
糸コンニャク1袋
もどし麩4個
焼豆腐1丁
青ネギ小口切り（5センチ）１把
舞茸1パック
春菊1把
●①砂糖小さじ1
●②醤油小さじ2
●③酒小さじ2
溶き卵1個/人
（辛味）大根おろしお好きなだけ
すき焼きといえばこの作り方を思い出す方も多い関西風のレシピ。というのも関東でも料亭など少しお高い飲食店ですき焼きを注文するとこの方式で提供されることが多いからです。それを考慮するとあくまでも仮説にすぎませんが関東風は地域の差ではなく関東の「家庭料理としての作り方」風すき焼きともいえるのかも知れませんね。肉の他には味が染み込み美味しくなる具材が多いのが特徴。美味しい味のアクセントとしての辛味を大根おろしで加えています。
基本の関西風すき焼きの簡単な作り方とコツ
関西風すき焼きの作り方としては、まずは肉を焼いていただきます。焼いたらすぐに召し上がってしまって構いません。そのあとゆっくりと肉の旨味が落ちた鍋で焼き煮のような状態で加熱した野菜や豆腐などをいただくのが基本の食べ方。さらに野菜の旨味も逃さないようシメとしてうどんで吸わせて食べるという食べ方も美味しいのでおすすめですよ！
詳しい準備手順はこちら
この基本のレシピを活用してスキレットなど鉄鍋で登山キャンプ料理を作ってももちろん良いでしょう。シーンごとの画像付きで詳しく作り方をご覧になりたい方は下記リンクからレシピサイトへどうぞ。
美味しい関東風すき焼きの作り方基本レシピ
次に見ていただくのはもうひとつの関東風の基本の美味しい作り方です。割り下という大きな違いが出てきますので、その作り方を特にご注目ください。
関東風すき焼き作りに準備する簡単な材料
牛肉（すき焼き用）適量
豆腐1/2パック
しらたき1/2パック
春菊（水菜等でも）適量
長ネギ1/2本
きのこ（椎茸・舞茸など）適量
☆だし汁1/2カップ
☆みりん1/2カップ
☆しょうゆ1/2カップ
☆さとう1/3カップ
卵（お好みで）お好きな量
すき焼きに準備する具材というのは基本的に関東関西あまり違いは無いでしょう。これは各ご家庭でも好みなどの問題で入れる入れないは変わってきます。しかし大きく変わってくるのが割り下の存在で、材料では星がついたものが割り下のために準備する調味料です。
基本の関東風すき焼きの簡単な作り方とコツ
関東風すき焼きの良いところは最初から鍋に具材をきれいに配置して割り下を入れグツグツと煮ていくというビジュアルの良さと簡単さがマッチしている作り方でしょう。しらたきや糸こんにゃくは肉を固くする成分が含まれているので、隣に並べない方が良いというのは古い通説。今はこれらの食品もアク抜きなどした上で売られているのであまり気にする必要もないのですが、気になる方は並べるときにも少し気をつけると気分的にも良いですね。
詳しい準備手順はこちら
関東風に使われる割り下はいわば合わせ調味料のひとつと言えるでしょう。最初に混ぜて作っておくのが美味しいコツ。このレシピを流用してスキレットやクッカーでアウトドアでも作ってみてくださいね。詳しい写真付きの作り方は下記サイトでご確認できます。
キャンプ登山におすすめ！すき焼きレシピ1.締めにうどんすき
基本的な代表的美味しいすき焼きレシピを見ていただいたところで、ここからはスキレットや小型フライパン・鉄板やクッカーなどアウトドアでそれ用のクックウェアを用いたレシピを動画でご紹介していきます。より登山やキャンプで活用しやすいようなアレンジが加えられているでしょう。
肉からはじまり締めのうどんまで満喫するレシピ
こちらは作り方としては関西風ですね。先に肉だけを牛脂で焼いて味付けして溶き卵を絡めていただく。そのあと同じ鍋やフライパンで野菜や豆腐などを入れて甘辛く味付けしてそちらも食べるというのが美味しい作り方・召し上がり方手順です。動画では最後に締めのうどんすきもしています。こちらも見るとつい食べたくなってしまう方も多いのではないでしょうか。すき焼きの締めには是非真似したいアイデアですね！
準備する材料や簡単な作り方はこちら
牛肉
焼き豆腐
糸こんにゃく
しいたけ
ねぎ
うどん
(量は食べたいだけ)
水・酒・砂糖・しょうゆを適量
こちらはレシピサイトの料理ではないので具体的な分量などは明かされていません。目安として調味料の割合は味のあるもの(砂糖や醤油)1に対して水を2にするくらいが一般的な分量でしょう。あとは味見をしてみてお好みで濃くしたり薄くしたり、甘みをもっと増やしてみたりなど加減してください。みりんは酒で代用される方も多くどちらか一方入れれば十分。分量的には砂糖や醤油と同じくらいで良いものです。
残りの具材とうどんでシメる
動画でもされていますが、関西ではすき焼きの最後にうどんでシメる方が多いようです。クッカーやスキレットに残った具材と肉や野菜の旨味をうどんに染み込ませていただくという食べ方ですね。こちらも是非登山キャンプ飯でも試してみてください。
キャンプ登山におすすめ！すき焼きレシピ2.鉄板で関西風
すき焼きというのは農耕具である土を耕す鋤で焼いて食べたのがはじまりという逸話があります。ですので鍋やフライパンなどを使わずに鉄板で作る方がすき焼きの原点に近い作り方なのでしょう。そんな雰囲気を楽しむ作り方をご覧いただきます。鉄板が手に入らないという方はアウトドアではクッカーよりも鉄製のスキレットで作る方が作りやすくおすすめ。
鍋でなく鉄板ですき焼きを
もし手に入るのであればクッカーやスキレットを使わず、このような鉄板ですき焼きを作って食べてみてください。おひとりさまサイズなのですき焼きの食材とそれぞれマンツーマンで向き合うことができます。効率だけにこだわらず、普段の忙しさを忘れゆったりとした食事時間を楽しむ登山やキャンプ料理には合っているのではないでしょうか。
準備する材料や簡単な作り方はこちら
牛肉
えのき
はくさい
卵
すき焼きのタレ
登山やキャンプ用に用いられるアウトドアでの鉄板はそれほど大きなものでないので、少しずつ材料を鉄板に乗せ焼いて食べるのが良いでしょう。材料はあくまでも動画でヒロシさんが召し上がっていたものでこれでなくてはいけないというものではありません。ただし、豆腐やしらたきなどは水分が出てしまうのであまり鉄板でやるすき焼きには向いていないでしょう。できるだけ水分が出てない具材を選ぶのがコツ。
良い肉や野菜をシンプルに鉄板で焼いて食べる
鉄板の上で焼いていただくとなると、どうしても鍋よりも一度に調理できる具材の量が限られてきます。何度も焼いて食べるよりも少しでお腹いっぱいになってしまうでしょう。用意する材料は量よりも質で選ぶとより満足感が高いすき焼きとなりおすすめ！お肉だけでなく野菜も新鮮さや産地にこだわってみてはいかがですか。調理方法もシンプルなので素材の良さが違いとなって現るはずです。
キャンプ登山におすすめ！すき焼きレシピ3.すき焼き鍋で関東風
最後にスキレットやクッカーでも作れる関東風のアウトドアすき焼きの作り方動画をご紹介しましょう。関西風と少し違って作るのに煮込みますので蓋があった方が断然便利で具材もクタッといい感じに仕上がるでしょう。そのためソロキャンプでなければ大きめの蓋付き鉄鍋を持ち込んでも良いでしょう。
登山キャンプでもすき焼き鍋で関東風レシピ
大きな鍋で一度にたくさん調理できる関東風は家族やカップルなど複数の人で食べるアウトドア飯に向いています。車移動などである程度重量のある荷物でもOKという場合は、鍋は大きなものを持っていった方が楽しめるでしょう。鉄製の大きな鍋ということで、ダッチオーブンでも良いですね。しっかりとした蓋があるので関東風すき焼きにも適した調理器具と言えます。もし蓋がないクッカーなどを使う場合は、アルミホイルを丸く形を整えて落し蓋のようにして使ってください。
準備する材料や簡単な作り方はこちら
牛肉
とうふ
はくさい
ねぎ
しいたけ
春菊
市販のすきやきのタレ
鉄鍋を十分に熱したら牛脂を溶かしてそこで肉からサッと色が変わるまで焼きます。割り下を入れたら野菜など他の具材を加えてさらに割り下をプラス。基本的に関東風は煮る調理なのでつゆの味付けは関西よりも薄めで水分が多いです。ひたひたにして蓋を閉めグツグツと煮込んでいただきましょう。春菊などの緑の葉物野菜は必ず最後に入れてください。
煮込むタイプの関東風も寒い時期のアウトドア料理に
すき焼きの季節は何といっても冬ですね。温かい鍋物ですので、テーブルにボンベやコンロなど熱源を置いてそこを囲んで食べるというのがまず温かいです。ソロキャンプなどでは少しさみしいかも知れませんが、牛肉など贅沢素材をひとりじめしてつつくすき焼きと温かい日本酒はちょっとリッチな冬の思い出となってくれるでしょう。
まとめ
スキレットやクッカーでアウトドア肉料理を楽しむ
出典：https://www.photo-ac.com/main/detail/4114045?title=%E3%81%99%E3%81%8D%E7%84%BC%E3%81%8D
今回はごちそうだけど簡単に作れるすき焼きという料理にスポットをあてて、基本的な作り方レシピの関東・関西風の違いやスキレットやクッカー・鉄板等を使用したアウトドア調理アレンジの様子と材料などを動画でご紹介してきました。ひとつの料理なのに複数の作り方がありどちらも美味しいというのは珍しいことなのではないでしょうか。普段食べ慣れている作り方だけでなく、新しい食べ方にも挑戦していただければと思います。またアウトドアレシピも気になったものがあれば是非お試しいただければ幸いです。
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暮らし～のではこの他にもスキレットやクッカー・ダッチオーブンなどアウトドアクックウェアをもちいて作る簡単な美味しいレシピをたくさんご紹介しています。もっといろいろなもののアウトドアアレンジレシピが知りたいという方は、こちらの記事も是非見てくださいね！
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