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育てやすくて人気の果樹「フェイジョア」!失敗しない育て方のコツを解説!

気軽にガーデニングで育てやすいと好評な、フェイジョアをご存知ですか?この日本ではまだマイナーな植物、美味しい果物としても知られていて、欧米では人気です。種まきや肥料など、気になるフェイジョアの育て方で失敗しない知識やコツをお伝えします。
2020年12月10日
はぐれ猫
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フェイジョアとは

フトモモ科の低木

育ててみたいフェイジョアは、フトモモ科と呼ばれる種類の樹木です。1年中葉っぱを茂らせる常緑の低木で、南米大陸のブラジルやウルグアイなど、熱帯・亜熱帯の地域が原産地。今では世界中の家庭で、ガーデニングのお馴染みになっています。日本では近年になり、育てやすい栽培品種の注目度されてきています。

野菜栽培並みに簡単な育て方

このフェイジョアは、簡単な野菜栽培と同じくらい育てやすいと言われています。その理由は、熱帯・亜熱帯の植物でありながら、とても強い耐寒性を持っているため。雪の少ない沖縄から関東付近までなら、屋外で育ててもそれほど手をかけず維持できます。病害虫には強く、無農薬で栽培できる特徴もあります。

フェイジョアは果物として人気

庭木としてもぴったりなだけでなく、フェイジョアは美味しい果物としての知名度も高めです。ガーデニングに取り入れてみれば、植え付け後の果物の収穫も楽しいし、爽やかな味わいのフルーツは、デザートとしての魅力も高め。これがいまフェイジョアが国内で人気を高めている理由でした。

フェイジョアの品種

世界中に幾つもの品種

年々と世界中でフェイジョアは品種を増やし、現在では30品種を超えるほどにまでなりました。栽培品種はニュージーランドやオーストラリアを中心として、農園で盛んに栽培されています。その種類には特大型の果実を付けるもの、早世や晩生など特徴は色々。しかし日本には、数種類のフェイジョアしか出回っていないのが現状です。

代表的な品種

いま世界でフェイジョアの品種を多数輩出しているのが、ニュージーランドです。それらはマオリ語を元にした名称の品種が目立っています。果実が大きくて早世のマンモス、味がよいトライアンフなどが代表的です。オーストラリアでは小型の実を付けるクーリッジ、アメリカ産ではパイナップル・ジェムなどがあります。

フェイジョアの樹木の特徴

樹木の見た目

多くのフェイジョアの改良品種は、常緑で樹高が3m程度にしかならない特徴を持つ低木。だから植え付け後のお手入れが、比較的に簡単です。樹木の成長自体も若干遅めな特徴を持つことも、初心者がガーデニングで育てやすい理由でした。しかし原種の場合は、樹高はやや高めの7mほどまで大きくなります。

フェイジョアの葉っぱ

枝の全体に茂って見せる葉っぱは、フェイジョアの魅力的な特徴の1つです。葉は卵のように丸みを帯びて可愛らしい印象で、直径は5~8cmほどになります。葉の色は表側を見れば濃い緑色をしていますが、裏側は銀色や白色をしているのが通常です。

フェイジョアの花

貝殻のような花の特徴と時期

赤と白が合わさったフェイジョアの花が咲くことも、ガーデニングの楽しみです。花の直径は4cmほどで、花びらは内側がとても濃い赤褐色。雄しべがとても目立ち、外側にピンクを含む白い花びらが広がる特徴があります。この花びら、実は果物のように食べられて、甘い味がすると評判。開花する時期は、関東では梅雨となる5月の中旬~6月の中旬頃です。

フェイジョアの花言葉

幾つもの花言葉を持っているフェイジョアですが、前向きな種類が多めです。果物に関係するものが多く、「実りある人生」や「豊穣」、そして「甘美な思い出」などが代表格。南米に由来する綺麗な花だからなのか、「情熱に燃える心」という花言葉もあります。

フェイジョアの果実

果実の特徴と時期


緑色をした楕円形の果実は、店舗であまり見かけられません。フェイジョアの品種によって大きさが違い、直径は3~10cm。重さは50~200g、大きいものは300gを超えています。表面は硬質で、割ってみればゼリー質の果肉と種が詰まっているのが特徴です。果実は10月下旬から11月下旬頃に収穫され、2週間寝かせてからフルーツとしての食べごろになります。

果実の味

食べる人によって味の表現が違っている、不思議なフェイジョア。収穫して食べると、甘酸っぱくてキウイに似た味、パイナップルとバナナを合わせた味、それにイチゴを加えたような味と様々です。食感はしゃりしゃりとした印象で、香りについても、香水のようなフルーティーな感じと言われています。とにかく美味しいことには間違いありません。

含まれる栄養素

今では健康食品としても注目の育てやすいフェイジョアは、有益な栄養素を色々含みます。例えば体の細胞には欠かせないビタミンC、そして腸の健康を維持できる食物繊維も豊富。フェイジョアは抗酸化作用が高いポリフェノールも多いので、老化を防いで若々しい体を維持するのに役立ちます。

フェイジョアの育て方①環境

相応しい日当たり

常に日光をを好んでいるのが、熱い気候を好むフェイジョアです。したがってガーデニングに取り入れるなら、1年間ずっと日が当たる場所に植え付けるのが最適。少なくとも半日陰となる場所を選びます。仮に日当たりが足りて居ない場合、花は勿論果実の収穫量も少なくなるため、果物として期待している場合は日当たりが絶対条件です。

相応しい気温

マイナス10度までの耐寒性を持っている植物ですが、寒さが厳しすぎる土地では育てやすいとは言えません。寒空の下にフェイジョアを放置すると、冬に弱って葉っぱも落ちやすくなります。さらに収穫量も期待できません。これはフェイジョアが元々、温暖な地域の植物なためです。北海道など冬がとても寒冷な地域での地植えは、あまりおすすめできません。

最適な土

水はけの良い場所を作るのがフェイジョアにとっては大切で、同時に水分を保持する土の力も大切です。しかし育てるなら土はそれほどこだわる必要はなく、良好な庭の土や、市販されている普通の園芸用培養土が使えます。または自分で土を作る場合、赤玉土と腐葉土を混ぜると良いです。

フェイジョアの育て方②種まき

種の入手と種まきの時期

ちまたの普通の園芸店やネットショップでは、残念ながらフェイジョアの種を販売していません。種まきを希望するなら、果物として販売しているものを購入するのが、手っ取り早い方法です。あるいは知人に貰い受けるという方法もあります。種まき用の種は、果実を落として日陰でよく乾燥させたものを使います。

種まきの時期と方法とコツ

種まきに相応しい時期は、冬の2月から春の4月までの寒い頃です。種まき用にはセルトレイや小さなポットなど、発芽用具を使うのがおすすめ。発芽を促す手順の一例のご紹介です。土をセットしたら種まきをして、鉢にビニール袋をかぶせて湿度を一定にします。土が乾かないようにみずやりをしながらフェイジョアの発芽を促し、無事発芽したら袋を外すという方法です。

フェイジョアの育て方③植え付け

苗の植え付けの時期

難易度が低くて育てやすいのは、苗からフェイジョアを育てる方法です。購入した苗、あるいは種まきから発芽させた苗です。耐寒性を持つ植物ですが、暖かくなる3月から4月に植え付けるのが最適となります。植え付けの時期は初夏ならば可能ですが、他の時期になると暑すぎたり寒すぎたりで、上手く定着できないことがあります。

地面に植え付けの方法とコツ

日当たりや水はけなど必要条件が整った場所に、フェイジョアを植え付けます。もし水はけが悪いなら、一段高く土を盛って、そこにフェイジョアの苗を植えることで改善できます。またガーデニングでは、庭土に川砂を混ぜることも水はけ改善に効果的です。防寒対策としては、冬期に腐葉土を被せることで、霜害から根っこを守ることができます。

フェイジョアの育て方④鉢植え

鉢植えに相応しい容器


まだ小さい苗の段階では、フェイジョアは小さな鉢に植えるだけで構いません。しかし日当たりが良ければ年々と大きくなっていくので、後々植え替えする必要性が出てきます。植え替える手間を省くなら、やや大きめの鉢を選んでみることです。

植え替える方法とコツ

数年も育てていると、フェイジョアの鉢植えには土の劣化など様々な問題が発生します。そのために植え替える作業も必要です。植え替えは2~3年に1度くらいでよく、植え付けと同じく3月~4月の頃に作業をするのがベスト。水が浸透しなくなったり、鉢から根っこが溢れたなどが見られたら、植え替える時期だと考えてください。

フェイジョアの育て方⑤水やりと肥料

肥料をあげるコツ

肥料が重要なのは、フェイジョアを始めて鉢や地面に植え付けた時で、この時はじっくり効果が出る緩効性化成肥料が最適とされています。成長しているフェイジョアに肥料をあげるのは、冬の2月と秋の11月の頃です。この時ものんびり効き目がある、化成肥料や有機肥料を使います。

水やりのコツ

肥料と共に重視したいのが、フェイジョアの水やりです。鉢植えしているフェイジョアの土が乾いていたら、水やりタイムになります。その時はじょうろなどでたっぷり与えるのがコツ。夏に乾燥が酷い日は、1日2回ほど与えると良いこともあります。一方地植えでは、基本的に水やりを習慣にする必要はありません。乾燥が酷い時だけ、水やりしてあげるようにします。

フェイジョアの育て方⑥剪定

剪定の時期

果実の収穫量を上げるためには、肥料と共に剪定も大切です。フェイジョアの剪定の時期は、毎年春の3~4月頃が最適。選定する道具はガーデニング用の剪定バサミで良いですが、コツを踏まえて剪定しないと、開花しなかったり果物が取れなかったりするので注意が必要になります。

剪定の方法とコツ

まだ植えてから1年か2年目のフェイジョアは、長い枝を剪定して樹形を整える作業をします。高さは樹高の1/3までカットして良く、これにより新たな相応しい枝を増やせます。4年以上経過したら地面に近い枝はすべて落とし、多すぎる枝も幹から落とします。実が付きそうな枝の剪定は、花の芽をしっかり残すことが大切です。

フェイジョアの育て方⑦結実

人工受粉で結実させる

ほとんどのフェイジョアの品種は、実を自分で付けられない自家不結実性の特徴を持っています。そのため結実させる時には、人工受粉が効果的です。これは開花したばかりの若い花を取って、雄しべの花粉を別の株の花にこすりつけて受粉させる方法です。そのためフェイジョアは、2株あると果実を増やす確率が高まります。

違う品種を隣に植えて結実させる

育てやすいことを重視するなら、別の品種のフェイジョアを近くに植えるという方法がおすすめ。この場合は人工受粉の作業は必要なく、ミツバチや蝶や蛾などの昆虫が、受粉の役割を果たしてくれます。選ぶ品種は、フェイジョアならばどの種類でも構いません。1年目から2種類を栽培すると良さそうです。
 

1本でも実る品種を選ぶ

実はフェイジョアの中には、わずかに1本だけでも実を付ける品種があります。それがオーストラリアの品種、クーリッジです。手間がかからないという意味では、ガーデニングで選んでみたい一本です。ただ日本の園芸店で販売しているかどうかは不明なので、クーリッジをネットで探してみてください。

収穫のコツ

熟した段階でも、見た目がとても青々しいフェイジョアの果物。ちょっと収穫時期がわかりにくいようですが、実は収穫する時にはもぎ取る必要はありません。なぜならフェイジョアは収穫にちょうどよい時期になると、自然と地面に落下するからです。10月になったら、毎日のように地面に落ちていないかを見ていることが大切です。

フェイジョアの育て方⑧増やし方

挿し木で増やす


種まきだけでなく、フェイジョアは挿し木の方法で増やすことができます。挿し木に相応しい時期は毎年6月の下旬を過ぎた頃から、7月上旬までの暑い時期。剪定した10cmほどの枝を水につけ、1時間したら土に差します。新芽が出るまで毎日のように水やりをすることが大切で、大きくなったら鉢に土と肥料を入れて植え替えをします。

取り木で増やす

さらにフェイジョアは挿し木の他、取り木の方法でも増やせます。取り木とは幹の表面に湿らせた水苔を巻き、その上にビニールなどを巻いて湿度を保って根っこを出し、切断して鉢植えにする方法です。春に始めると、取り木が成功するまでは数ヶ月を要します。比較的根っこが出やすいと言いますが、種まき同様に確実性はないので、複数ヶ所でやってみると良いです。

フェイジョアの育て方⑨病害虫

病気にはとても強いフェイジョア

とても病気に強いことも、ガーデニングで育てやすい理由に含まれているフェイジョア。病気にかかりにくいのは、強い抗酸化作用を持っていたりすることが理由です。ただ水はけが悪く湿気が多い、日当たりが悪いなどの悪条件が重なれば、うどんこ病や斑点病が出てしまうかもしれません。良好な環境の維持が大切です。

害虫も付きにくい

害虫も比較的に少なくて育てやすいフェイジョアですが、苗木の段階や新緑の春の時期には虫がつきやすくなります。例えば苗木にはコウモリガが寄りやすく、枝にカイガラムシ、葉っぱにはハダニが付くこともしばしばです。虫は見つけ次第取り去ることや、竹酢液の散布、あるいは病害虫用のスプレーなどを使うと良いです。

フェイジョアの美味しい飲み物

フェイジョアの果実酒

普通に生食をしても良いフェイジョアですが、果実酒にしてみる方法もあります。材料は自宅で収穫できたフェイジョア、そして氷砂糖やホワイトリカーを使うのが簡単です。ヘタを取って半分に切ったフェイジョアが1kgに対して、ホワイトリカーは1.8L、氷砂糖は300g必要です。大きな容器にすべてを入れ、3ヶ月ほど熟成させると独特なお酒が完成します。

フェイジョアティー

南米やアメリカのほうでは、フェイジョアティーも好まれています。これはフェイジョアから中身を取出した後の、緑の皮を使って作れる飲み物です。皮は細長くぶつ切りにしたら、あとは熱湯をそそぎます。待つこと5分、黄色く色が変わったらエキスが抽出された証拠。飲んでみれば酸味と甘味が効いた味わいが楽しめて、おやつタイムにもぴったりです。

フェイジョアを育てよう

美味しい果実を食べてみたい

収穫が楽しみになるフェイジョアなので、育ててみたい気持ちが湧いてきませんか?植え付けや肥料なども含め、ガーデニングで育てやすい特徴があるので、経験がない人にもおすすめ。不思議な美味しい果実を、たっぷりと実らせてみたいものですね。

珍しい果物が気になる方はこちらもチェック!

当サイトでは育てやすいフェイジョアの他にも、世界の珍しいフルーツ情報をまとめています。まだ食べたことのない果物の木をガーデニングに取り入れたい方は、チェックしてみてください。