DANCHEL Outdoor
笑'sフォールディング薪ストーブ 焚き火の箱G-neo
MSR ブリザード ステイク
ネオエアーXサーモ マックス
一酸化炭素チェッカー
ハンペンインザスカイ
雪中キャンプとは
雪が積もっている場所で楽しむキャンプ
雪中キャンプとは読んで字のごとく雪が積もっている場所、降雪中でする冬キャンプのことです。冒険家や登山家が行っている険しいキャンプを想像してしまいがちですが、一般人でもできるキャンプスタイルとして密かに人気があります。
雪が溶けず残っている場所のため装備、防寒対策の準備が必須ですが、きちんとした装備と知識があるとキャンプ初心者でも比較的楽しみやすいと言われていますよ。雪中キャンプの他に雪上キャンプというものもあります。
冬キャンプの違い
冬キャンプの一種として雪中キャンプ、雪上キャンプがあるという形になり少しだけ違いがあります。しかし、寒い場所でも過ごせる装備が必要になる点。防寒対策としてストーブがあると便利な点は同じです。そのため注意点も近年流行りの冬キャンプと同じでストーブを使うときは換気をよくして、一酸化炭素チェッカーを利用しましょう。
違いとしては雪が豊富に積もっていることから、スコップや雪用のペグなど装備を追加したり見直す必要があります。
雪中キャンプを紹介
今回は冬キャンプの中でもさらに特殊な雪中キャンプの魅力やポイント(注意点)を紹介していきますね。前述したように防寒対策が必要になるなど似ている点もありますが、テントの設営方法などこまかなところで違いもありますよ。さらに、細かな注意点としては服装やバーナーの火力や燃料など冬キャンプではあまり意識しない点にも注意しないといけません。
雪中キャンプの魅力を紹介
豊富な雪
だたの冬キャンプにはない魅力は「豊富な雪」です。装備が充実していないと楽しめませんが、雪遊びができたりキャンプに慣れている方でも特に非日常感があるキャンプになります。近年冬キャンプが人気になり寒い時期でもキャンプをしている方も増えましたが、雪が積もっていると人と出くわすことが少なく、誰にも邪魔されずまったりと過ごせますよ。
運がいいとキャンプ場が貸切状態になりますが、その分しっかり危機管理ができていないと危険です。
神秘的な空間
地面が見える状態で雪が降っているという風景は、冬キャンプを楽しんでいたらよく目にする光景です。一方で地面が見えるどこまでも続く白銀の世界を自分のテントから見る、白銀の世界にテントを設営するというのは雪中キャンプならではの魅力となります。
夕日や朝日が反射したり、ランタンの明かりや焚き火によりきらきらと輝いて見える景色は、神秘的な光景に見えるでしょう。運がいいと人の足跡さえみえなくなるなにもない白銀の世界が広がりますよ。
設営が楽しい
キャンプに慣れた人でも前述したように設営方法が雪の有無で変わってきます。詳しい設営方法や注意点は「雪中キャンプのポイント」として後述しますが、慣れない環境での設営は達成感につながり、設営自体が新鮮で楽しくなりますよ。
初心者の方もポイントをきちんと押さえ、装備を充実させて挑むと達成感が味わえます。ただし、冬キャンプ自体は初心者向きではないので熟練者と一緒に雪中キャンプをしたほうがいいでしょう。
冬キャンプの魅力が全部入り
積雪している状態での魅力に加え冬キャンプの魅力が全部入りです。気温が低いため虫が少なく(ほぼいない)、キャンプ場が空いていてオフシーズン料金で利用できます。さらに、空気が澄んでいて星がきれいに見え、焚き火とストーブが楽しめるようになっていますよ。
気温が低い分、夏は利用しない湯たんぽなどの装備を使ったキャンプができます。高火力のバーナーやストーブで作る温かい料理も冬ならではの魅力です。
雪上中キャンプの必需品
必需品を紹介
雪中キャンプに必要なものは冬キャンプの装備と雪中キャンプならではの装備が必需品となります。まずは雪中キャンプの必需品を紹介していき、雪中キャンプのやり方やポイント(注意点)は後述しますね。初心者のでも上級者でもしっかり各種ギアや防寒対策の準備しないと冬キャンプ、雪中キャンプは危険です。
雪中キャンプの必需品

スノーシューズやかんじきは雪の中に脚が沈みにくくなったり歩きやすくするための必需品です。スコップは雪を固めたり、整地するときの必需品となります。雪用のペグもあったほうがいいギアですが、ペグダウンの方法を工夫すると大丈夫です。
好きな服装でいいのですが防寒対策が必須でズボンは撥水性、防水加工になっているものが必需品です。荷物の運搬にはソリがあったほうがいいでしょう。遊び道具にもなり一石二鳥です。
情報収集できるもの
天気予報がいつでもわかるようにラジオやスマホなど情報収集できるものは用意しておきましょう。雪中キャンプは雪がたくさん降るエリアでするキャンプのため、これからの天気がわからないと非常に危険です。一晩で30cm以上積もるような場合や猛吹雪になる場合もあります。このような悪天候になる前に撤収できるように常に情報収集しておきましょう。
気象状態によっては台風並みの暴風雪になる可能性もあります。
冬キャンプの必需品

冬キャンプの必需品も雪中キャンプには必要です。スカートがついているテントやストーブなどの暖房器具、冬用の寝袋や床からの冷えを防ぐマット、インナーシュラフなど気温に応じた装備を整えましょう。マットとコットを併用することで暖かい寝床が作れますよ。湯たんぽなどの寒さ対策グッズがあると便利です。
具体的な装備
スカート付きで換気のいいテントのほうが過ごしやすくなります。できるだけスカート付きのテントを選びましょう。また結露が発生しやすいことからTC素材やコットンテントがおすすめです。
インナーシュラフなどを使ってもいいですが、基本的に冬用の寝袋を用意しましょう。最低気温よりも仕様最低温度が-10度ほど低いものがおすすめです。グローブ、スノーシューズ(ブーツ)、ニット帽などを含め防寒対策を用意しましょう。
雪中キャンプの必需品とは
- スノーシューズなど雪に対する装備が必要
- 天気予報などの情報収集できるものを用意
- 冬専用の寝袋など冬キャンプの装備が必要
雪中・雪上キャンプのやり方・ポイント
テントサイトを作る
雪の質にもよりますが、かんじきをつけないと足が沈むような場所ではテントの設営はできません。また、かんじきをつけずに歩ける場所でも積もっているだけで地面と比べ柔らかく歩いただけで床面がデコボコしたり、変に張力が働いたりするためテントを設営する前に踏み固めていきましょう。
キャンプ場によっては雪かきをしてくれている場所もありますが、雪が積もっていたら自分でテントをサイトを作るかのようにスコップで雪かきをしましょう。
サイトの作り方
やり方は設営したい場所の雪をスコップでのけて、テントを設営する場所を歩くだけです。歩くだけでどんどん雪が踏み固められブロックの用に固くなります。しっかり踏み固めるのがポイントです。少し変わったやり方としては、テントを囲むようにスコップなどで雪の壁を作っていくと風よけになります。
壁を作るときは、スコップで叩いたりしながらきちんと固めて雪壁を作りましょう。崩れると大変なため上級者向けのテクニックとなります。
設営する
踏み固めた場所に防水性の高いグランドシートを敷きましょう。見た目にこだわりがないという方は、水を通さないブルーシートなどがおすすめです。普段のキャンプならグランドシートの防水性はあまり気ににしないかもしれませんが、雪の上なので溶けると耐水圧が低いグランドシートなら染み出してしまいますよ。テントはグラスファイバー製のポールでも問題なく使えますよ。
金属ポールの扱い方
重要なのは金属ポールの取り扱い方です。雪が溶けないような気温で金属を素手で握ってしまうと凍りついたり、凍傷になったりと危険です。特に雪が付いている状態で触ってしまうと体温で溶けて、水になり再び凍りつきケガをする原因になりますよ。コツとしては、できるだけポールやテントに雪をつけないようにして設営しましょう。
スカートは内側に
雪中キャンプ以外のキャンプではスカートは地面に垂らしたままにして、テントの外側に向けて設営します。冬キャンプでは少し設営の仕方が異なり、スカートは外に向けるのではなく内側に折り込んで設営するようにしましょう。普段と勝手が違うため注意点として覚えておいてくださいね。
内側に折り込み雪で隙間を覆うようにテントの囲むことで隙間風が完全に入らなくなります。上部にベンチレーションがきちんとあるテントだけ使える方法です。
ペグダウンのやり方
ペグの使い方、ベグダウンのやり方が通常のキャンプと大きく異なります。突き刺しただけではペグが張力に耐えきれなかったり、表面の雪が溶けてペグが抜けることもあるので、雪中(雪上)キャンプのペグダウンはペグを日本使い十字状に交差させてからロープでくくり雪の中に埋めるというやり方が一般的です。
ある程度幅のある竹串をヘアゴムで十字状に束ねたものでもペグとして使えますよ。また、スノーペグという雪中キャンプ向けのものもあります。
通常のベグダウンも可能
基本的に雪中キャンプでは前述してた雪に埋めるというペグダウンが多いですが、積雪量が少ない場合は雪かきをして地面を露出させてからロープとペグの頭が平行になるようして地面に打ち付ける通常のベグダウンも可能です。雪がたくさん降り積もると抜くときに大変ですが、覚えておいても損はないでしょう。ペグを埋めたた場合はきちんと掘り起こして回収してくださいね。
凍結対策

雪が溶けず降り積もっていく状態というと氷点下になる場所が多いです。普通の冬キャンプではあまり気にしない点ですが、雪中キャンプではテントそのもの、ファスナーの凍結対策も重要になります。金属製のファスナーは凍りつきやすく、フライシートに雪が付着している状態だと凍りつきやすいですよ。
雪が付着しないように防水スプレーなどを使ってしっかり撥水するようにしておきましょう。防水スプレーは有毒のため屋外で使ってくださいね。
雪中キャンプのやり方
- 雪かきをして踏み固めて設営する場所を作る
- スカートは内側に折り、雪で隙間を塞ぐ
- ペグは十字にして雪に埋める
- 凍結対策を忘れずに
雪中(雪上)キャンプの注意点
焚き火は暖かくない
長時間焚き火ができる魅力がありますが、暖房として役立つかは全く別問題です。雪が溶けないような寒い場所では焚き火で暖を取るのは難しいです。また、厚着をしていることも影響し直接火の暖かさはなかなか感じられません。寒い場合は無理せず撤収やテント内に引きこもったほうがいいでしょう。
ストーブは要換気
何度も紹介していますが石油ストーブ、薪ストーブは換気が不十分だと無味無臭の一酸化炭素が発生し最悪の場合、死に至ります。ストーブを使うときは警報機とセットで運用しましょう。電気ストーブでは寒すぎて出力不足になります。湯たんぽなどの寒さ対策グッズやコットにマットを使って暖かい寝床を作り就寝時にはストーブを消しましょう。火事になると化繊テントは一瞬でも燃え広がりますよ。
装備はケチらない
しっかり装備を整えてから冬キャンプ、雪中キャンプに挑みましょう。格安テントでもできますが、格安テントよりもスカートがついていたり、凍結しにくいコットンやTC素材のテントを選ぶなどして過ごしやすくしましょう。寝床も同様にマットとコットを利用して底冷えを防ぎましょう。グランドシートは必ず使ってくださいね。
バーナー・ガスについて

ガス缶には、カセットボンベとアウトドア用のOD缶がありそれぞれ対応するバーナーがあります。カセットボンベは手軽に入手できる反面寒い場所に非常に弱いため、テント内を暖かくして使いましょう。OD缶は比較的寒さに強いです。また、寒さに一番強いバーナーはガソリンを使うタイプとなり氷点下でも高い火力が出せますよ。
おすすめギア6選
ブリザードステーク
MSR ブリザード ステイク
積雪があるときに向いている冬季専用ペグですが、砂浜のような柔らかい場所でも使えますよ。砂地での使い方は他のペグと変わりません。雪上キャンプでは前述したように特殊なペグダウンが必要となります。必ず、雪の中に埋めて使いましょう。メタリックカラーの赤色のため雪の中でもよく目立ってくれますよ。材質はアルミ製で非常に軽く、携帯しやすいです。
D&Rコットンベルテント(ストーブジャケット2個付き)
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結露に強く、焚き火の火の粉で穴が開きにくいコットン製のベルテントです。ベルテントはワンポールテントのためサイトの整地に疲れていてもすぐに設営できます。薪ストーブの煙突を通す穴が開いていて、初心者でも薪ストーブが導入しやすいですよ。側面にはベンチレーションがあり換気もきちんとできます。
選び方としてはコットンテントは重たいため必要以上に広いものを選ばないようにしましょう。運搬が大変ですよ。
雨天のときは横から煙突出せる
側面にも煙突を通す穴があり、雨天ときは側面の穴を利用しましょう。雨の日に天井の穴を使って煙突を通してしまうと、テント自体は防水性の高いコットンですが、煙突の穴から雨が入り込んできますよ。
焚き火の箱G-neo
笑'sフォールディング薪ストーブ 焚き火の箱G-neo
別途専用の煙突が必要になりますが、収納サイズが約400×230×70mmと非常にコンパクトかつ薄くなるフォールディングタイプの薪ストーブです。雪がある状態で大きくかさばるものを持ち運ぶのは大変ですが、フォールディングタイプは持ち運びやすいですよ。煙突も7段に折りたため本体同様に約115×300×40mmが2本と持ち運びやすく冬キャンプの暖房器具としておすすめです。
大きい薪は注意
薪ストーブとしては小型でコンパクトなタイプですが、ガラス扉もあり燃えている様子が確認できる本格派のストーブです。しかし、庫内の大きさは390×220×165mmしかなく、大きい薪を入れるときは薪を切る必要があります。
一酸化炭素チェッカー(警報機)
一酸化炭素チェッカー
一酸化炭素チェッカーはテント内で薪ストーブなどの暖房器具を使うときにセットで使ってほしいギアです。安い海外製のものから信頼できる日本製のものなどいろいろな種類がりますが、本品は海外製でもキャンパーから支持されている一酸化炭素チェッカーになります。ランプと音で一酸化炭素の濃度をしらせてくれますよ。命を守るためにも必ず持っていきましょう。
海外製の物を使うときは複数あると精度が高められて安心です。
マットレス ネオエアーXサーモ マックス
ネオエアーXサーモ マックス
非常に高価なマットですが、圧倒的に暖かく過ごしやすいマットになります。マットの断熱性能を表す数値にR値というものがあります。R値とは数値が高いほど断熱性能が高く、冷気を伝えにくくなるというものですが、R値を表記しているメーカーは少ないのが現状です。サーマレストはマットとしては非常に高価ですが、R値を記載してくれているため、わかりやすく確かな性能、品質のためおすすめギアです。
R値6.9
本製品のRは6.9と非常に高いです。家の断熱材として使われているウレタンフォーム、硬質ウレタンの板よりも遥かに温度と伝えにくいです。また、防寒着などに使われる羊毛は2.7程度となり、本製品の断熱性能が高いのがよくわかりますね。冬キャンプ、雪上キャンプは寒さ対策非常に重要なため初心者ほどいい装備を使いましょう。
ハンペンインザスカイ(コット)
ハンペンインザスカイ
コットも底冷えを防ぐ有効的な手段です。DODのハンペンインザスカイはエアーマットが付属しているコットのためより断熱性が期待できますよ。エアマット単体でも使えて非常に便利です。また、エアマットの上にさらにマットを足すとより断熱性を向上でき寒い場所でも過ごしやすくなります。耐荷重が高くベンチとしても使えるハイコット仕様のため小型のテントには向きませんがおすすめのギアです。
ハイコットのほうが断熱性が高い
ローコットは小さいテントでも導入できますが、地面との距離が近いことから寒さ対策でコットを利用する場合、ハイコットのほうが断熱性が高くなります。地面と体が離れているほど空気が断熱材の役割をしてくれます。
まとめ
雪があるかないかでキャンプの雰囲気は一気に変わります。普段よりも幻想的で人が少なく過ごしやすいキャンプが楽しめますよ。ただし、設営方法やペグダウン、床からの冷え具合は雪の有無で変わるため注意してくださいね。マットだけではなくコットを使って地面から体をできるだけ離して寝るようにすると底冷えを感じにくいですよ。
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