SOTO 桜
スモークチップスミニ さくら
SOTO ウィスキーオーク
SOTO スモークチップ ブレンド
進誠産業 スモーク・チップ サクラ
進誠産業 スモークチップりんご
進誠産業 スモーク・チップ ブナ
ロゴス ヒッコリー
特選薫製チップ300g (メイプル)
スモークチップとは
味の決め手となる
スモークチップは燻製作りに欠かせない重要なアイテムです。使っている木材によって香りが異なり、食品に付く風味が大きく変化します。上級者になると自分でスモークチップを好きなようにブレンドし、好みの味を作り出す方もいます。また、スモークチップは色付き方にも影響し香りは少ない分、飴色のきれいな色が付く種類もあります。つまり美味しい燻製を作るには、スモークチップの選び方や種類、特性に合った使い方が重要です。
スモークウッドとは

スモークチップと似たものにスモークウッドがあります。スモークウッドはチップをさらに細かくして作った棒状(ブロック状)のアイテムで、初心者でも燻製が簡単にできます。チップを使う燻製方法と比べ、ほったらかしでいいことからキャンプやバーベキューのとき定番のアイテムです。今回はチップについて紹介しますが、選び方や種類による特性(香りや色付き方)はチップと同じになります。スモークウッド選びの参考にしてくださいね。
ピートモスとザラメについて
燻製のレシピにはチップやウッド以外のアイテムも登場します。なくても美味しい燻製は作れますが風味や色味をより豊かにしてくれる定番のアイテムがピートモス、ザラメです。ピートモスは特有の風味、香りが生まれます。ウイスキーの特有の煙臭さ(フレーバー)はピートモスです。ザラメは色付きをよくするために使われるアイテムで、飴色のきれいな燻製が簡単にできあがりますよ。どちらのアイテムもチップの上にまぶして使います。
スモークチップの選び方
選び方1:種類の特徴
スモークチップの選び方の決め手となるのは、使われている素材ごとの特徴を覚えることです。風味や香り、色付きが素材となる原木ごとに異なり、同じ素材のチップでも食品によって合う、合わないという相性も出てきます。そのため選び方としては、干物の燻製なら魚に合うチップを選ぶというふうに食材を決めてから選ぶと失敗しにくいですよ。いろいろな食材で作りたいという場合だと好きな香りでも大丈夫です。素材の特徴は後述します。
選び方2:レシピで選ぶ
チップの使い方は、不完全燃焼させて発生した煙で食材をいぶします。そのため熱源が必須になり低温での調理は向いていません。また、アウトドアや家庭用の燻製器が小型なものが多く、熱源を必要とするチップを使うと30度以上になり、30度よりも低い温度で燻製する冷燻は作りにくいです。このようにレシピや燻製方法によって選び方がある程度決まりますよ。スモークチップは80度を超える高温で短時間いぶすレシピなどに向いています。
選び方3:量とコスパ

チップの量や価格はメーカーによって異なります。例えば一種るのチップを多く買いたい方はグラム数の多いものを選ぶようにしてみたり、グラム数の少ないチップを数種類買ってブレンドして燻製をつくってみたりと容量に応じた使い方もでき、量も選び方のポイントになります。また、同じ素材のチップでも価格差はあるのでよく見比べて選ぶといいでしょう。いろいろな選び方がありますが、一番重要なのは前述した風味や香り、そして相性です。
スモークチップの種類別特徴
桜
桜のチップは煙だけでも存在感があり甘みのあるいい香りがします。香りが強く短時間でもしっかり食材に風味がのるため初心者でも扱いやすいと言われている反面、香りが強いためいぶし続けるとおいしくないとも言われていますよ。どんな食材にでも合いますが特に肉類と相性がいいです。定番のチップのためビギナーセットに入っていることが多くキャンプやバーベキューで使うことが多いです。
りんご
桜と同じバラ科の木ですが性質は異なり淡白であっさりとした風味です。主に白身魚や鳥肉などあっさりとしたものに合います。チップの使い方、選び方に癖のない食材には癖のないチップというセオリーがあります。香りをあまり主張しないチップは、あっさりとした癖のない食材と合わせてみましょう。
ナラ・ブナ
ナラは風味よりも色付きがいいタイプとなり、短時間だけいぶしたいときに便利です。色をつけるだけであればどんな食材にも合いますよ。ブナとナラは性質がよく似ていてブナも色付きがよく癖のない風味になるため白身魚などにおすすめです。主に色付けに向いている素材ですが、きちんと燻製の風味もつきます。
クルミ
何にでも合う万能型です。桜と比べ特徴的な香りがありません。香りが強くないということは長時間いぶしてしまっても香りで失敗することは少ないでしょう。いろいろな食材に使え主張しすぎないことからブレンドしても使いやすいです。万能に使えますが人気なのは桜の方になります。
使い方について
種類によって使い方は変わらず、一握り(20g)程度をスモーカーの中に入れるだけです。直接チップを燃やず、スモーカーの下から熱源を使って不完全燃焼させて煙を立たせてくださいね。
おすすめ人気スモークチップ1:100均
100均のチップ:ダイソー
100均大手ダイソーには桜、クルミ、りんご、ナラの4種類のチップが発売されています。1つ100円ということで試しに作ってみたいという方にとって便利です。また、ブレンドしてみたいという方も少量で4種類もあるため便利ですよ。100均のスモークチップでもきちんと香りのいい燻製ができます。使い方も変わらず、それぞれきちんと特徴が現れていて初心者にもおすすめです。店舗によって品揃えが違うので注意してくださいね。
100均のチップ:セリア
チップの定番のメーカーではありませんが、ダイソーと同じように人気の100均「セリア」にも少量のチップがあります。取り扱っているのは桜やりんご、ブレンドなど。桜は万能ですが、香りが強いためさまざまな食材を同時にいぶしたときに、美味しいけど他と比べていまいちという食材も出てきます。このようなときはオリジナルブレンドを使ってみるといいでしょう。桜のように強い香りがない分さまざまな食材を美味しくしてくれますよ。
おすすめ人気スモークチップ2:定番SOTOの桜
SOTOスモークチップ 桜
SOTO 桜
定番のチップとしてSOTO(新富士バーナー)から発売されている桜チップです。豊富なチップの中でも特に人気がありAmazonではベストセラーにもなっていますよ。容量は500gもあり、通常一回の燻製で使うチップの量は一握り程度しか使わないため500gは非常に多いです。そのため定期的に燻製をしない方には、なかなか減らず少し扱いにくいと言えますが、国産原料で薬品無添加、価格帯などを考えると初心者にもおすすめです。
サイズが豊富
スモークチップスミニ さくら
初心者にちょうどいいサイズの100gもあります。グラム数で考えると少し高価になるため通常サイズの方がコスパはいいですが、500gも使い切れない、木を長期保存する自身がないという方には小型サイズの方が使いやすくなるでしょう。少しパッケージが違うだけで中身は通常サイズと変わらず、いろいろな食材に使えますよ。癖があることを考えると特に肉類や魚との相性がいいです。さらに大きい業務用サイズの1Kgなどもあります。
風味の口コミ
強い香りで燻製した感じが強く初心者から上級者まで愛用している方が多いチップです。いろいろな食材に使えますよ。調味料も燻製でき、手軽に燻製の味を料理に付けられます。キャンプ向けのスターターセットにもよく含まれている人気チップです。
チーズにソーセージ、ミックスナッツやオリーブオイル、醤油にもピッタリでした!
いろいろなチップが欲しくなるかもしれませんが、一回に使う量はそんなに多くないので買いすぎにご注意を
おすすめ人気スモークチップ3:SOTOの珍しいチップ
ウイスキーオーク
SOTO ウィスキーオーク
SOTOのりんごなどの他のチップも国産原木、薬品不使用ということで人気があります。その中でも珍しいのは、ウイスキー作りで使われていた古い樽をチップ状に粉砕したウィスキーオークです。100均にはさくらやりんごなどの定番のチップはありますがウィスキーオーク自体は発売しているメーカーも少なく珍しいチップになります。純粋なオークのチップもありますが、ウイスキーが漬けこまれていたことによりオークとは香りが異なりますよ。
洋酒の甘い香り
洋酒(ウイスキー)の甘い香りがしますが、淡白な鶏肉、魚に向いているチップです。燻製卵などにも使えると人気ですよ。特有の香りはチップを開けたとき香ります。もともとウイスキーと相性のいいナッツにもおすすめですすが、お酒を飲む方がいれば、飲まない方もいるように定番の桜と比較すると好き嫌いが出やすいチップと言われていますよ。実際に口コミで桜が好きな方と桜よりもウイスキーオークが好きという方に分かれています。
風味の口コミ
桜よりも肉類に合うという口コミがあれば桜のほうが美味しいという口コミもあります。好き嫌いが出やすい香りとなるため初心者より中級者に向いているチップと言えます。洋酒の香りが好きな方にはたまらないチップです。
普通の桜チップなどと比べると、香りに奥行きが感じられます。
特に豚肉、鶏肉との相性がいい鴨。
値段も安く、不満な点がゼロでした。
おすすめ人気スモークチップ4:SOTOブレンド
ブレンド
SOTO スモークチップ ブレンド
人気SOTOのオリジナルブレンドもおすすめです。定番の単品での燻製と比べSOTOが独自にブナやナラなどの広葉樹を混ぜたものとなります。いろいろな食材に使えきちんと色が付くことから初心者でも楽しみやすいですよ。同時にいろいろな食材をいぶしても大きく味が崩れることなく、きちんと飴色に輝くきれいで美味しい燻製が作らると評価が高いです。ブレンドタイプは比率で風味が異なることからメーカーごとの風味があります。
初心者向き
おすすめする理由は初心者でも失敗しないからです。桜は香りが強く上手に燻製できると美味しいですが、その分失敗するということもあります。ブレンドは色付き、風味や香りに癖がなく初心者でも失敗しにくいです。裏を返せば特徴がないというわけですが、初めて燻製する、初めて燻製料理を食べるとなるとスタンダードな風味抑え気味のほうが作りやすく、食べやすいものができますよ。いろいろな食材に使えて燻製の知識が少なくても大丈夫です。
風味の口コミ
落ち着いた風味でしっかり色と香りを食材に付けてくれると評価されていて、初心者でも簡単に美味しい燻製が作れますよ。一方で前述したように桜やウイスキーと比べ特徴的な香りはなく、慣れてくると香りの強いものなどを足すといいでしょう。
単材で燻すより遙かに香りがよく、素材の旨みを引き出してくれます。色つきもよく、綺麗な色が出ます。
いわゆる「優等生」的なブレンドだと思います。
ただし、悪くいえば「個性が薄い」のでこれをベースに、素材に合わせて桜やナラを上掛けしてやると個性を演出できると思います。
おすすめ人気スモークチップ5:進誠産業の桜
進誠産業 スモークチップ サクラ
進誠産業 スモーク・チップ サクラ
燻製用品を手掛けている専門ブランド言っても過言はない進誠産業の桜チップです。500gと大容量でしっかり桜らしい香りのある煙が立ち上りますよ。岩手県産の桜が使われていてきちんと放射能検査もされている安心安全のチップです。桜ということでどんな食材でも使えますが、特に相性のいい食べ物は癖のある肉類になります。肉類の中でも癖が強いマトンなどにぴったりと言われていて美味しいベーコンを作るときにおすすめです。
使い方は簡単
メーカー問わず使い方は大体一握り程度となるため、初心者でも分かりやすいですよ。手の大きさでグラム数は変わりますが、燻製は燻してすぐに食べず放置することで美味しくなるため煙でいぶす時間よりも行程のほうがある程度重要です。数グラム違うだけでは大きく失敗することはないでしょう。国内産の天然木100%使用し燻製専門メーカーから発売されているため人気があります。また、サイズバリエーションも豊富で業務用もありますよ。
風味の口コミ
定番の燻製料理がきちんとできると好評です。煙の量はチップの水分量などによって変わるため同じ木でもメーカーによって煙の量が変わる場合もあり口コミなどを参考にしながら好きなチップを選ぶといいでしょう。使い方に大きな変化はなく熱源は必要です。
既にベーコンやチーズ、卵など定番食品のスモークを作りましたが、とても香りが良く、スモークの出も良いサクラチップだと思います。
おすすめ人気スモークチップ6:進誠産業のりんご
進誠産業 スモークチップりんご
進誠産業 スモークチップりんご
専門メーカーのリンゴチップです。開けた瞬間からふんわりと優しいりんごの香りがして、桜のような強い香りはありません。りんごは前述したように桜と同じバラ科ですが、性質がことなり淡白なものに上品な風味、香りを付けてくれますよ。原料のリンゴの木は日本産(岩手県産)100%、放射能検査をクリアした安心安全のチップです。スモークチップは探すと安いものも多いですが、きちんとしたメーカーのもののほうが安全性が高いですよ。
風味が優しいと使いやすい
風味が優しいと使いやすいため初心者にもおすすめです。強い香りがないため淡白なものに向くと言われていますが、肉類を燻製しても大きく味のバランスが崩れることはなく、扱いやすいですよ。桜と比べ香りの違いを感じやすいため食べ比べてみると面白いです。癖のある食材に使うと味に燻製の風味が負けてしまいますが、量が多いので倍でいぶすなどの工夫をすることである程度オールマイティーに使えるとも言われています。
風味の口コミ
特有の優しいほのかな香りに惹かれる人も多いです。香りと味は切っても切れない関係性にあり、普段は桜を使っている方もあっさりめのりんごを試してみると、味の違いから気にいるということもありますよ。量も多く、一回あたりの量を増やしても長く使えて便利です。
リピーターです。
とてもいい香りがつきます。
飲み会でも大好評です。
その上いろんな会社のチップと比べても、安い。
お勧めです。
おすすめ人気スモークチップ7:進誠産業のブナ
進誠産業 スモークチップ ブナ
進誠産業 スモーク・チップ ブナ
里山の木として知られているナラやブナ。このスモークチップのブナとはまさに里山に生えている身近な木です。木材としても利用される木となります。その煙はナラよりもすっきりとしていて、発色がよくザラメを使わなくてもきれいな飴色に仕上がりますよ。日本では主に魚に使用されれますが、ヨーロッパではハムに使用されることから意外と肉類とも相性がよく使いやすいですよ。個性の光る強い香りではないので合わせやすいでしょう。
日本産原木
他のスモークチップと同じように放射能検査を合格した日本産原木が使われていて、ススパがいいと人気なっています。ナラ、ブナは色付きのよさに定評がりますが、ナラは渋みもあるため初心者はブナのほうが、失敗せず美味しい燻製が作りやすいと言われています。進誠産業株式会社のパッケージは簡単なレシピも記載されていてバーベキューのときになんとなく買っても燻製が作りやすいですよ。
風味の口コミ
桜やりんご、ウイスキーオークのように開けた瞬間に鼻に抜ける香りはありません。しかし煙とともに色とすっきりした風味がきちんと付きますよ。ナラとくらべ渋みもなく癖のない味わいと評価されています。失敗が少ないという意味では初心者向きかもしれませんが、しっかり風味を付けたいという場合には向きません。
チップ自体の香りは然程強くないのですが、燻製で使用すると確りとした色付きをしてくれるし香りも好きな感じです。
おすすめ人気スモークチップ8:ロゴスのヒッコリー
特選薫製チップヒッコリー
ロゴス ヒッコリー
クルミ科の木でアメリカで愛されているチップです。日本の桜のようなものでバーベキューの燻製としては定番の素材です。香りは強く肉類との相性が抜群にいいですよ。スモークサーモン、チーズなどいろいろな食材に使えることからオールマイティーに使えるとも言われています。さらに、桜と比べると色付きもよくしっかりきれいな飴色に仕上がることから初心者にもおすすめです。
扱いやすい300g
扱いやすい300gというのもポイントです。500gだと頻繁に燻製を作らない限りかなり長持ちし、100gだと数回でなくなります。300gというちょうどいいサイズで発売しているのは、有名メーカーではロゴスの燻製チップシリーズだけです。他社と同じようにチャック付きの袋に入っていてヒッコリーは香り、煙の量、色付き、使いやすさが揃っています。日本ではヒッコリーとオニグルミを同じ木のように扱いますが、厳密には少し種類が違います。
おすすめ人気スモークチップ9:ロゴスのメイプル
特選薫製チップメイプル
特選薫製チップ300g (メイプル)
非常に珍しいメイプル(サトウカエデ)のスモークチップです。ウイスキーオークなどはSOTO以外のメーカーも発売していますがメイプルを発売している人気ブランドはロゴスだけとなりほとんど見かけないチップです。余談ですが、ロゴスのロゴマークはメイプルの葉となっています。メイプルシロップのような強い香り、甘みはなく以外にも癖は少なめとなり鶏肉などの淡白な食材からチーズのように癖のある食材にも使えますよ。
初心者向け
珍しいだけで使い方は変わりません。定番の薫製チップではありませんが、ほのかに甘みがある軽い香りというだけでチップが樹液(メイプルシロップ)でベタつくということもありません。また色も付きやすく初心者向きと評価されていますよ。少し高価ですが珍しいチップということでおすすめです。
風味の口コミ
珍しいメイプルのチップですが、決して甘くなるということはなく食材を美味しくしてくれます。色付きがいい点も扱いやすく誰でも美味しい燻製ができます。
アウトドアショップでも少々珍しい、メープルチップ。
興味本位で買いましたが、予想以上に奥深い味がつけられて大満足です。
スモークチップのまとめ
食材とチップの種類が大事
美味しい燻製を作るには、食材とチップの種類が大事です。癖のある肉類は香りが消されないように桜やヒッコリーのように香りの強いチップを使い、鶏肉や白身魚などの淡白な食材には、りんごやナラ、ブナなどの優しい香りがするチップを使うようにすると初心者でもうまく作れますよ。また、薫製はしたてを食べるのではなく時間を置いたほうがより美味しくなりますよ。初心者はアレンジせずまずはレシピ通りに作ってみましょう。
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