検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

【初心者必見】クロスバイクの乗り方講座!正しい姿勢から降り方まで徹底解説!

クロスバイクの乗り方は軽快車とは基本的に違います。そのため、初めてスポーツサイクルを購入した人の中には、乗り方が分からない人もいるでしょう。乗り方が分からないと転倒などの事故にもつながり非常に危険です。そんなクロスバイクの基本的な乗り方を解説します。
2020年11月27日
海龍
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

クロスバイクの正しい乗り方を紹介!

Photo by 上島町

クロスバイクは初めてスポーツサイクルを使用する初心者にも使いやすく、最初のスポーツサイクルとしてはおすすめです。しかし、スポーツサイクルである以上、軽快車とは乗り方が基本から違います。そのため、正しい乗り方を理解していないと、性能を発揮させることができません。この記事ではそんなクロスバイク初心者向けにサドルへの座り方、ペダルの漕ぎ方、止まり方など正しい乗り方やコツを解説します。

クロスバイクは軽快車と乗り方が違う!

Photo by djNIV

移動用の軽快車とスポーツサイクルの違いを解説します。冒頭でも説明した通りクロスバイクと軽快車は基本的な目的が異なります。そのため、乗り方や扱い方が異なるのです。初心者の人はまず軽快車とスポーツサイクルの違いを理解しましょう。

軽快車は移動用

フリー写真素材ぱくたそ

軽快車は基本的に移動に使用します。そのため、乗り降りが容易にできるようにサドルが低く、いつでも足が地面につくのです。また、ギアの数も最小限であるため、頻繁に変速する必要もありません。走る速さより気軽さを追求した自転車が軽快車の特徴です。しかし、スポーツサイクルの中でもクロスバイクは初心者でも扱いやすいため移動用として使用されることもあります。

スポーツサイクルは走りそのものを楽しむもの

Photo bywiggijo

スポーツサイクルは移動そのものを楽しむための自転車として使用されます。特徴としては乗り降りのしやすさよりも走りやすさが追及されているため、基本姿勢がペダルを漕ぎやすいよう前傾となるのです。サドルも高いため、止まり方にもコツが必要となります。

クロスバイクの特徴

Photo byIADE-Michoko

クロスバイクは一般的にロードバイクとマウンテンバイクの間に位置する自転車といわれています。また、初心者でも比較的扱いやすい、という特徴もあるため、移動用として使っている人もいます。とはいえ、クロスバイクはスポーツサイクルに分類されるため、正しい乗り方やコツを覚えなければなりません。

クロスバイクの乗り方①走る前に

ここからはクロスバイクの乗り方について初心者でも理解しやすいよう最初から説明していきます。まずは乗る前に把握しなければならないことを説明するのでしっかりと理解しましょう。

装備の着用

Photo by 上島町

軽快車とは異なり、スポーツサイクルはスピードが出やすいのです。そのため、ヘルメットなどの装備を着用してから乗るようにしましょう。また、スポーツサイクルは比較的長時間ハンドルを握っています。そのため、手のひらを保護するためにサイクルグローブと呼ばれる手袋の着用をおすすめします。

動作確認

Photo bymarkusspiske

まず重要なことは乗る前の動作確認です。ブレーキの利き具合やライトが点灯するか、ベルは鳴るかなど乗る前に把握しましょう。走り始めて、ブレーキが利かない、という状況は最悪です。特に輪行などをした後、ブレーキレバーをはめずに走り出してしまう初心者の人もいます。そのため、まずは乗る前に動作確認を徹底することが必要です。

クロスバイクの乗り方②サドルへの座り方

Photo by torisan3500

基本的なサドルへの座り方について説明します。スポーツサイクルは基本的に軽快車のようにいきなりサドルに座ることはできません。そのため、サドルへの座り方を把握する必要があります。初心者の人はしっかりと把握して事故につながらないようにしましょう。

まずはフレームにまたがる


Photo byNickyPe

サドルへの座り方ですが、軽快車のようにいきなりサドルに座ろうすると、バランスを崩して転倒してしまいます。そのため、まずはサドルの前のフレームにまたがります。この座り方が、基本的な正しい座り方です。

正しい座り方をしないとお尻が痛くなる

Photo byBen_Kerckx

サドルの座り方を間違えると、すぐにお尻に痛みを感じます。そのため、正しい座り方を覚えましょう。サドルへの座り方は体重をサドル、ハンドル、ペダルの3点に掛けるようにするのですが、最も体重をかけるべき場所はペダルです。半分立漕ぎのような感覚でペダルを漕ぐようにすることがコツです。座り方は基本なので初心者の人は必ず覚えましょう。

サドルの調節方法

スポーツサイクルのサドルは種類にもよりますが、高さと前後、角度の調節ができます。それぞれの調節方法と、合わせ方について説明していきます。

高さの調整

高さの合わせ方はサドルにまたがり、ゆっくりと自転車を傾けて片足を地面につきます。そしてもう片方の足をペダルに乗せ、一番下まで移動させます。その状態でかかとをペダルに乗せて膝が伸びる位置が適切な位置です。

前後の位置調整

前後の位置調節ができるのもスポーツサイクルの特徴の1つです。これは自転車に乗っているうちに適切な位置を見つけるのが最も簡単で適切です。自転車に乗っていて、自然とサドルの前に座っていたら、前に調節して、後ろなら後ろに調節します。

角度の調整

クロスバイクの種類によってはサドルの角度が調節できるタイプもあります。基本的に地面と平行が良いとされていますが、実は人それぞれ異なります。乗っていて、股間に違和感があれば、前部分を下げ、お尻が痛いときは前部分を上げという合わせ方がおすすめです。

サドルの選び方

Photo bymanfredrichter

座り方を見直してもお尻が痛くなることがあります。そんな人はサドルが合っていないことが考えられます。サドルは基本的に座るポジションを変更しやすい溝なしタイプ、股間の痛みが軽減できる溝ありタイプ、圧迫感が最小限の穴あきタイプの3種類があります。お尻が痛くなる人は溝ありや穴あきタイプがおすすめです。

クロスバイクの乗り方③基本的な乗車姿勢

基本的なフォームについて説明します。クロスバイクなどのスポーツサイクルは軽快車と乗車姿勢も異なります。この姿勢に最初は戸惑うこともあると思いますが、慣れればこの姿勢がクロスバイクを走らせるのに最適な姿勢だということに気が付くはずです。

基本の乗車姿勢①軽快車よりも前傾姿勢

Photo byPexels

軽快車と比較するとスポーツサイクルは前傾姿勢が基本の姿勢となります。この姿勢だと足の筋肉だけでなく腹筋や太ももの裏など様々な部位の力を利用してペダルを踏みこみます。ペダルを踏みこむ際に効率よく力をペダルへと伝えるために非常に都合がよい姿勢なのです。

基本の乗車姿勢②手はハンドルに添えるだけ

Photo byFree-Photos

乗車時の前傾具合にもよりますが、基本的に手はハンドルに添えるだけといった具合に力を抜いてハンドルを握ります。強く握るようにしてハンドルを持つと、上半身全体に余計な力が加わり体への負担が大きくなってしまいます。その結果、翌日に筋肉痛などの症状が出てしまうのです。そのため、ハンドルは力を入れずに添えるだけ、といった具合で握りましょう。また、街中など車通りや人通りが多い場所を走行する場合はブレーキに常に指をかけておきましょう。

基本の乗車姿勢③ペダルへの足の置き方

Photo by ryumu

ペダルに足を置くポジションは親指の付け根である拇指球です。よく土踏まずやつま先をペダルに置いている人もいますが、これだと疲れが足首にたまりやすくなり、怪我の原因にもなります。また、かかとで踏むと、ペダルが下にきた際に膝が伸び切ってしまい、膝を痛める原因にもなります。そのため、ペダルには拇指球を置くことを意識しましょう。

クロスバイクの乗り方④正しい変速の仕方


変速の仕方について説明します。クロスバイクなどのスポーツサイクルには一般的に前と後ろの両方にギアが付いています。そのため、ママチャリなどの軽快車と比べるとギアの数が圧倒的に多いのです。その多さに最初は戸惑いがちですが、変速を誤ると自転車そのものが破損したり、体への負担が大きくなったりと良いことがありません。そんなクロスバイクの正しい変速の仕方について説明します。

シフトレバーは大きく2種類ある

Photo byJarkkoManty

シフトレバーとは手元でギアを操作するためのレバーを指しますが、このレバーは大きく分けて2種類に分けられます。ハンドルの根元をまわすグリップタイプとハンドルの根元にあるレバーを操作するレバータイプです。それぞれの特徴について具体的に説明します。

グリップタイプのシフトレバー

Photo by cinz

グリップタイプのシフトレバーはハンドルの内側についているグリップを回すことでギアを操作します。ハンドル周りがスッキリとしているため、握りやすいというメリットがありますが、操作の際にハンドルを握りなおしたり、操作に手首をひねったりする必要があるため、疲れやすいというデメリットがあります。主に街乗り用のクロスバイクや軽快車に採用されていることが多いタイプです。

レバータイプのシフトレバー

フリー写真素材ぱくたそ

レバータイプのシフトレバーはハンドルの付け根にあるレバーを指で操作することで変速します。グリップタイプのようにハンドルを握りなおさなくても操作できる上、指で簡単に操作できるため、疲れにくいというメリットがあります。しかし、ギアを上げる用のレバーと下げる用のレバーの2種類のレバーが左右のハンドルに取り付けられているため、グリップタイプと比べると、ハンドル周りがごちゃごちゃとしているというデメリットがあります。

変速のコツ

変速を行う際は誤った切り替え方をすると、上手に変速が行えません。そのため、変速にはコツが必要なのです。そんな変速のコツについて説明します。

前後同時に切り替えない

Photo by torisan3500

前と後ろの両方にギアが付いているタイプのクロスバイクを使用する際は前後同時に変速機を操作してはいけません。同時に操作してしまうと、チェーンが外れたり、ディレーラーが破損する原因にもなります。そのため、片方ずつギアを操作することは上手な変速のコツの1つでもあるのです。

道路の状況に合わせて変速する

Photo byEliasSch

変速のコツの1つに道路の状況に合わせて変速することがあります。初心者の人はよく変速を行わずに不適切なギアで走行することがありますが、なるべく道路の状況や体力に合わせて変速しましょう。道に合わないギアで走行してしまうと、体にはもちろん自転車にも負担がかかり、破損の原因にもなります。そのため、どんな道路でもペダルの回転数を一定になる変速が必要なのです。

たすき掛けをしない

Photo byFree-Photos

たすき掛けは変速において最も重要なコツといっても過言ではありません。たすき掛けとは前のギアは一番重いにもかかわらず後ろのギアが一番軽いといったように前と後ろのギアが正反対の重さになっている状況のことを言います。この時チェーンを見ればわかりますが、チェーンが斜めになっています。この状態だとチェーンやスプロケットに負担がかかってしまい、チェーンが切れたり外れたりする原因にもなります。そのため、走行中はたすき掛けをしないようにしましょう。

クロスバイクの乗り方⑤ペダルの漕ぎ方

ペダルの漕ぎ方のコツについて説明します。漕ぎ方を間違うと、十分な推進力が生まれず、ただ疲れるだけという結果になることもあります。正しい漕ぎ方を覚えて、最小限の力だけで進めるように努力しましょう。

漕ぎ方の基本①拇指球でペダルを踏みこむ

Photo byxavalox

親指の付け根にある丸い箇所である拇指球をペダルに置くことは漕ぎ方の基本です。拇指球をペダルに置くことで、上手に力を伝えることができ、より多くの推進力が生まれるため、少ない力で自転車を漕ぐことができます。ペダルに置く足の位置は漕ぎ方の基本なので、気を付けるようにしましょう。

漕ぎ方の基本②様々な部位を使う

Photo byAnrita1705

スポーツサイクルは軽快車のように太ももの力だけで漕ぐものではありません。お尻や太ももの裏の筋肉、腹筋など様々な部位の筋肉を使って推進力を生み出します。そのため、まずは太ももの力だけではなく、下半身全体でペダルを踏みこむ、ということを意識しましょう。

漕ぎ方の基本③ペダルはまっすぐ真下に踏み込む

Photo bydenzel

真下にペダルを踏み込むことで、最小限の力で自転車を漕ぐことができます。この時つま先の向きにも注意しましょう。つま先が進行方向に対してまっすぐにしておくことを意識しましょう。つま先が曲がっていると膝に負担がかかり、痛めてしまうこともあります。ペダルをこぐ際は足をまっすぐ下に落とすこと、つま先が進行方向を向いていることは漕ぎ方の基本なのでしっかりと意識しましょう。

クロスバイクの乗り方⑤止まり方・降り方

ここからはクロスバイクの止まり方と、降り方のコツを説明します。特に街中でサイクリングを行う際には信号待ちなどで止まる機会が多くあるため、止まり方や降り方を把握しておかなければ交通事故につながり非常に危険です。ここで止まり方や降り方をしっかりと把握して安全にサイクリングを楽しみましょう。

止まり方・降り方①サドルに座ったままでは地面に足がつかない

Photo byzhivko

サドルの高さにもよりますが、基本的にクロスバイクはサドルに座ったままでは地面に足が着きません。そのため、軽快車のようにサドルに座ったまま止まってしまうと、転倒につながり、非常に危険です。まずは、サドルに座ったままでは地面に足が着かない、ということを理解しましょう。

止まり方・降り方②減速

Photo by Yuya Tamai

止まる際にはまず減速する必要があります。減速の仕方は軽快車と同様に、前後のブレーキを同時にかけます。前後のブレーキをバランスよくかけることは、スポーツサイクルだけでなく、自転車の止まり方の基本なので、しっかりと把握しておきましょう。

止まり方・降り方③降り方の基本

Photo byJiriD85

止まり方は前記で紹介した通りですが、降り方を把握する必要があります。サドルに座ったままでは地面に足が着かないため、止まったらすぐにサドルからお尻を浮かせておく必要があります。サドルからお尻を浮かせておくことで、足が地面につくようになり、安全にクロスバイクから降りることができます。クロスバイクの正しい止まり方と降り方をしっかりと把握しておきましょう。

クロスバイクで快適なサイクリングを楽しもう

フリー写真素材ぱくたそ

クロスバイクの漕ぎ方や止まり方、降り方など基本的な乗り方について解説しました。スポーツサイクルは軽快車とは乗り方が基本的に違います。そのため、乗り方を把握していないと、自転車そのものの性能を発揮させることができないばかりか、転倒などの事故につながる恐れもあります。そのため、スポーツサイクルを使用する際には必ず乗り方を把握しておきましょう。乗り方さえ把握すれば、快適なサイクリングが楽しめますよ。

クロスバイクの選び方やパンク時の対策が知りたい人はこちらもチェック

クロスバイクを初めて購入する人は選び方が分からないという人もいることでしょう。そんな人はこちらの記事もチェックしてみてください。初心者や女性におすすめのクロスバイクの情報が掲載されています。また、パンクはサイクリング時に最も発生しやすいトラブルの1つです。そんなパンク時の対処策が具体的に掲載されている記事も紹介します。是非参考にしてみてください。