サーフゲームを始めよう!
ヒラメ釣り入門向け情報まとめ!
人気のサーフゲームを始めよう!必要なタックル、仕掛け構成に釣り方の基本と、スタートに必要な情報をまとめて紹介しています。晩秋から春まではハイシーズン!道具を揃えてヒラメ釣りに挑戦してみましょう!
サーフゲームはこんな釣り!
浜で楽しむルアーゲーム!
サーフゲームはヒラメをメインにマゴチ、青物、シーバスを狙うルアーゲームの総称です。浜には砂地の砂浜と石で形成されたゴロタ浜がありますが、サーフゲームと呼ぶ場合はヒラメをメインとしているので砂浜を指す場合がほとんど。港の混雑を避けて、価値ある一匹を目指して、近年は浜も混雑するほどの人気ぶりです。アタリが多いタイプの釣りではありませんが、身近な釣り場で大物を目指せる釣り!サーフ特有の関連製品を揃える予算さえ用意すれば、初心者の方でも遊べます!
ターゲットはシーズン次第!
サーフゲームのターゲットはタイミング次第。高水温期はマゴチ、低水温期はヒラメと「フラットフィッシュ」と呼ばれる魚達を年間を通して狙えるフィールドです。エサとなる小魚さえ入れば、シーバスや青物のチャンスも十分。沖に鳥山ができたり、イワシがうち上げられたりと期待感抜群のシチュエーションに出くわすこともあり、まさに夢の一発を狙えるような釣りモノと言えます。ウェーダー、ゲームベストと用意する手間はありますが、一度用意してしまえば、年間を通して遊べます!
サーフゲーム初心者タックルをチェック!
タックルを3つに分けてご紹介!
まずはサーフゲーム向けのタックルについてです。必要なロッド、リール、ラインの条件をチェックしてみましょう。メインにするルアー、季節や釣れる魚のサイズによって必要なスペックが変化するので、今回は入門向けとして幅広く遊べる構成を紹介。これから訪れる晩秋、冬、春のヒラメシーズンを満喫できる構成です!
①サーフゲームタックル:ロッド
ロッドはサーフゲーム専用モデル、シーバスロッドのサーフ向けモデル、どちらかを使うのがスタンダード。ヘビーなルアーをしっかりと受け止める強いバットと、しなやかな穂先を併せ持つ構成が特徴です。飛距離が欲しい、キャストを邪魔するものが無い、というフィールドなので、長さは10フィートクラスから始めてOK!スペックは対応ルアーが40g程度のものを選択しましょう。ティップの硬さ、食い込みの悪さを我慢してライトショアジギングタックルの流用でも遊べますが、やり込むなら専用ロッドです!
②サーフゲームタックル:リール
リールは4000番のハイギア、エクストラハイギアモデルが主流。こちらは糸を巻いたまま、ライトショアジギングタックルにそのまま流用できます。入門用の安価なモデルから始める手もありますが、ルアーが重い、望外の大物が掛かることもある、この2点から、釣り初心者の方にも高剛性モデルと呼ばれるパワー重視の製品をおすすめします。価格は15,000円程度と初心者向けとしてはちょっと高めですが、サーフの過酷な環境に耐える防水防塵性能、高負荷な条件でも快適に釣りができるパワーを備えています!
③サーフゲームタックル:ライン
ラインは伸びが少なく飛距離に期待ができるPEライン!遠くに投げたい、そして何をやっているのか分かりにくいサーフゲームでは、PEラインの伸びない細いという特性が強く活きてきます。先糸の結び方を覚える手間がありますが、釣り初心者の方もぜひPEラインからサーフゲームをスタートしてみてください。最初は面倒に感じますが、慣れてしまえば他の釣りにもバッチリ流用できます。巻き量は200mあると安心、号数は1号前後がおすすめです!
サーフゲームの仕掛けをチェック!
仕掛けを3つに分けてご紹介!
サーフゲームの仕掛け構成はリーダー、スナップ、ルアーと非常にシンプル。ルアーゲーム定番の構成で遊べます。家でリーダーさえ結んでおけば、現地で準備するのはスナップとルアーだけ!砂地であれば根掛かりは少なめ、ルアーは2つ、3つ程度からスタートできます!
①仕掛け:リーダーラインを用意しよう!
PEラインを選択した場合は、道糸から先に1mほどリーダーラインを結ぶ必要があります。準備が必要なラインはフロロカーボン、4号16lb程度がおすすめ。一回あたりに使用する長さが短いので、リールに巻くためのものではなくリーダー用のコンパクトパッケージを用意しておきましょう。結び方は簡単なものでもOKです!
②仕掛け:スナップが便利!
リーダーとルアーの間にはルアーゲーム定番の接続パーツ、スナップを使用します。小さなものから大きなものまで幅広くあるので、サーフゲームルアーに合うサイズと強度、#2番40lb程度のものを選びましょう。シーバスゲーム向けのものでOK、結び方はユニノットなど簡単なもので十分対応できます!
③仕掛け:ルアーを選んでみよう!
ルアー選びはルアーゲームの醍醐味!自分の好きなルアー、始めるきっかけになったメーカーの製品など、サーフ向けで気に入ったものがあれば、使ってみたいと感じるものを選ぶのが一番です。どのルアーにするか迷う方には、飛距離に優れるメタル系、タダ巻きでアクションするリアウェイトなメタルジグやヘビーなシンキングペンシルがおすすめ。ジャクソン「飛びすぎダニエル」やメジャークラフト「ジグパラサーフ」が人気です!
サーフゲームの仕掛けを準備しよう!
PEラインの結び方をマスターしよう!
仕掛けを準備するために習得すべき結び方は2種類。PEラインとリーダーを結ぶための糸同士の結束、リーダーとスナップを結ぶための結び方の2つを覚える必要があります。結び方は強度と手順のバランスが異なる複数の種類があり、どれを覚えるべきか初心者の方は悩みがち。今回は強度よりも手順を優先して、電車結びとユニノットをご紹介します。サーフなら大物が掛かってもある程度はドラグを使ったファイトが可能、強度を活かしたパワーファイトではなく、時間を掛けてのファイトであれば簡単な結びでも十分キャッチのチャンスがあります!
初心者でも簡単な電車結びをチェック!
釣り初心者向けの糸同士の結束方法、電車結びを紹介している動画です。この結び方はPEラインとリーダーの端を向かい合わせにおいて、両方でユニノットをした後締めこむというのが手順。リーダーとスナップを結ぶときは、この片側を結んだときの要領で結束ができます。輪っかを作って糸を巻き込みながら、5回程度通して締めこむだけ!糸同士を結ぶときは、一気に締めこまず最後にギュッと締めるのがポイントです!
サーフゲームと言えばウェーダー!
秋冬の釣りにはネオプレーンウェーダー!
波足が長く、波の大きさが一定ではない砂浜の釣りは、ウェーダーと呼ばれる防水グッズがあると便利。長靴を履いて安全な位置から、という方法もありますが、飛距離は10m程度変わってきます。寒い時期に濡れると釣りを続けられなくなるので、秋冬に出かける方は厚手素材ネオプレーンを使ったウェーダーを用意しておきましょう。価格は安価なものでも一万円以上、高額ですが、水が冷たく風が吹きやすいヒラメ釣りの時期には欠かせないマストアイテムです。
夏は海水パンツでも十分
マゴチがメインターゲットとなる夏は、穏やかな日が多く濡れても釣りを続けられる高水温期のタイミング。冬用のネオプレーンウェーダーを使うのは暑すぎで、薄手のナイロンウェーダーを使うのが主流です。こちらはマストではなく、海水パンツに濡れてもいい靴、という服装でも十分釣りが可能。まずは秋冬用にネオプレーンウェーダー、夏は使えるものを使って過ごすというのがおすすめです。
サーフゲームはゲームベストが便利!
ゲームベストで快適&安全!
出来れば釣り歩いて広く探りたい砂浜の釣り。道具箱を持って歩くよりも、ライフジャケットにルアーケースを入れて持ち歩くのが快適です。サーフ向けはゲームベストとも呼ばれ、ポケットが大きめでいろいろ入って便利。ライフジャケットとしての機能も備えているので、堤防の釣りでも使えます!
プライヤーも用意しておこう
ゲームベストを用意したら、便利な周辺グッズを繋ぐのがおすすめ!最も使用頻度の高いおすすめアイテム、フィッシングプライヤーもチェックしておきましょう。メインの機能は魚からフックを安全に取り外すためのペンチ的な役割ですが、ラインカッターやプライヤーオープナーなど、他の釣りにも使える便利な機能が多数。ルアーゲーム全般で役立つので、合わせてゲットしておくのがおすすめです。PEラインもスパスパ切れます!
サーフゲームの釣り方!
釣り方を3つに分けてご紹介!
サーフゲームの釣り方まとめ!初心者の方向けに簡単な釣り方、基本的なことに絞って、釣り方のポイントを紹介しています。思ったよりも浅い、変化が分かりにくい、というのがサーフゲーム入門で難しいと感じやすいポイント。まずは練習、歩き回って感覚を作るところから始めてみましょう!
①釣り方:底を取ってストップ&ゴーから始めよう!
釣り方の基本は巻いて止めるタダ巻き!なるべく遠くに投げて、底まで沈めてから巻き上げるというのが初心者の方におすすめの釣り方です。サーフ向けのルアーは巻き続けると抵抗を受けて浮き上がるので、ときどき止めてもう一度底へ、再度巻き上げとすると、ヒラメなど底に張り付いている魚をしっかりフォローできるアクションパターンが作れます。どの程度巻くとどのぐらい浮き上がるのか、沈む速度や水深は使うルアーと状況次第。波風の影響で操作感を失いやすいのがサーフゲームなので、まずは着底時にトンッと伝わる重めのルアーで状況を把握しましょう。砂地であればほとんどの場合は水深5m、6m程度、着水から底まで10カウントほどなので、糸ふけ回収の時間で底についてしまっているケースがある点を意識しておくとスムーズ。ルアーをゆっくり巻きすぎて引きずってアクションしない状態になるよりは、早めに巻いてもう一度落とせばいいとイメージしておくのがおすすめです!
②釣り方:アクションパターンを動画でチェック!
サーフルアー向けのアクションパターン解説動画です。リールを巻くスピード、ストップ&ゴー以外のアクションパターンもチェックできます。初心者の方に特にチェックして欲しいのがキャスト後の動作で、スピードが落ちてくる後半は手でスプールをおさえ、余計なラインの放出を防いでいます。ラインを出しっぱなしにすると分かりにくい着底も、これなら把握がスムーズ。穂先を見ていると手元に感覚が伝わらなくても把握できます。タダ巻き、リフト&フォールもマスターできれば釣果アップ!動画で予習して、釣り場でいろいろためしてみましょう!
③釣り方:まずは歩き回ってポイント探し!
サーフゲーム入門でネックになるのが釣れる場所を見つける作業。サーフ自体の形状、沖側の波の砕け方やリールを巻いているときの抵抗感がポイント探しのヒントになりますが、初心者の方が砂丘の上から見て、小さな変化を見つけるのは難しいです。おすすめの探し方はとにかく歩いて変化を探すこと!足元が砂から砂利混じりに、河川の流れ込み、この2つは目で見て分かりやすい変化です。釣れないときは粘らず少し移動を繰り返すのがおすすめ。魚のアタリがあった、流れが強くてリールを巻くのが重かった、こんなポイントがあったらチャンス!しばらく粘ってみましょう!
サーフゲームで釣れないときは
釣れないときはアクション変更!
釣れないときはルアーをローテーション、アクションを変えてアプローチするのがルアーゲームの基本!メタルジグ、ミノー系、ワームの3つはアクションの性質が大きく異なるので、まずはこの中から複数をローテーションさせる方法がおすすめです。初心者の方には底がとりやすいワームをおすすめします!
釣れないときはジグサビキ!
釣れないときはターゲットを拡大!堤防で人気のジグサビキは、サーフゲームでも釣れないときのお助けアイテムになります。アジ、小型回遊魚、コノシロやイシモチなど、ヒラメ向けのルアーが大きすぎる魚を釣って、魚がつく場所を見つけておけば、次回の釣りの参考に。季節ごとのパターンも学べます。ヒラメや青物が食ってくることもあるので、釣れないときはぜひ一度試してみてください!
サーフゲームでヒラメをゲット!
価値ある一匹を手にしよう!
価値ある一匹を目指して、多くのアングラーが通い詰める秋冬のサーフ。イージーに釣れる状況は少ないものの、価値の高いヒラメ、サイズに期待できる青物、シーバスと、サーフゲームには何度も挑戦したくなる魅力があります。諦めずに通うのが上達の秘訣!夢の1匹を目指して、サーフゲームを始めましょう!
リールが気になる方は下記のリンクをチェック!
リールが気になる方は、下記のリンクをチェック!シマノ、ダイワの2020年おすすめアイテムまとめをご紹介します。記事中で紹介した高剛性モデルのエントリークラス、もう少し安価な入門モデルも登場!タックルも見つけておきたい方は、ぜひチェックしてみてください!
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