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レザークラフトの道具特集!基本の選び方や初心者でもわかる使い方をご紹介!

レザークラフトを始めるなら、道具をそろえることが必要。しかし、初めてレザークラフトを制作する場合、どのような道具が必要か迷ってしまいます。そこで、基本の工具の選び方からおすすめの工具まで、初心者でもわかりやすく紹介します。
2020年11月19日
sorayou
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レザークラフトとは?

自宅で楽しめるレザークラフトは、最近注目されているハンドメイドです。キーホルダーのような小さな革細工から、カバンなどの大きな革細工まで作ることが可能です。また、普通の裁縫よりは工具を使う必要がありますが、女性でも簡単にできるのでおすすめです。そこで、初心者でもできるレザークラフトの基本的な工具の選び方や使い方を詳しく説明します。プロ用のかっこいい工具もあるのでぜひチェックしてください。

レザークラフトの基本的な道具

レザークラフトをするにあたって、いろいろな種類の工具を用意する必要があると感じでいるかもしれません。しかし、初心者が最初に制作するものはキーホルダーやコインケースです。これらを作るときは、ひとつ何千円もする工具を買わなくても日用品や100均の商品で代用できる工具もあります。最初からプロ用の工具を揃えるのもよいですが、まずは代用品で揃えても問題ありません。

レザークラフト制作をやってみる

ところで、レザークラフトの基本的な作り方はどうするの?と思うでしょう。雑誌や本でも載ってますが、今は動画で作り方を詳しく紹介しています。また、工具の種類や選び方なども動画で紹介しているのもありますのでおすすめです。レザーでどんなものを手作りしたいか、考えてから動画を視聴してくださいね。

レザーの基本的な選び方

ひとことでレザーと言っても種類がたくさんあるので迷ってしまいます。基本的には牛の革が有名ですが、馬や豚、ヒツジなどの革もあります。また、フェイクレザーと言って全く動物の革を使っていないものもあり、合皮と呼ばれています。自分の好みの素材や色で選ぶのが一番ですが、革の選び方によっては作るものに適していないこともあるでしょう。選び方で迷ったときは、ショップや手芸店の人にじっくり聞いてください。

レザークラフトの道具①【裁断】

カッターやはさみ

レザーを切るものが必要な場合、思いつくのがカッターやはさみです。初心者は、まずカッターやはさみから始めるのがおすすめです。コストも安く、切れなくなったらすぐ交換が可能なのが利点です。しかし、細かい箇所を切ったりだんだん慣れてくるとカッター1本では使いにくくなります。カッターの大きさが何種類も必要になってくるので、そうなった場合はプロ用の道具にステップアップしてください。

革包丁

その名の通り、革を切る包丁です。それならカッターでもよいのでは?と思うかもしれませんが、革包丁は革を切るだけではなく、革のヘリを落としたりすることもできます。どちらかと言うとプロ用の工具になります。しかも、革細工をする際カッターを使うとすぐ切れなくなり交換しなくてはいけません。その点、革包丁だと研げば何度でも切ることが可能なのです。

別たち

別たち(べつたち)は、持ち方に特徴があります。柄の部分を握るように持たなければいけません。そして、刃が片方にしかないので切るときは少し寝かせなければ切ることができないプロ用に近い道具です。しかし、握るように持つので力が入りやすく、厚い革でも簡単に切れます。別たちもきちんと研げば切れ味はよくなります。

裁断道具の選び方

どの道具もメリット、デメリットはあります。初心者はカッターから始めるのがおすすめです。もし趣味として制作するようになれば革包丁や別たちのようなプロ用の工具を使いましょう。革包丁や別たちは、作る革細工によって変えたり、時にはカッターを使うかもしれません。結果、工具は何種類もあった方が便利だということになります。

カッターマット

カッターマットは必ず必要です。力を入れて革を切るため、作業台が傷つかないようにします。100均にもカッターマットは売っていますが、サイズが小さく薄めです。できればA3以上のサイズで厚みのあるものを選んでください。他にも段ボールやまな板などでも代用できますが、しっかり安定した状態で切るならカッターマットを使いましょう。


レザークラフトの道具②【革に穴を開ける】

菱切り

菱切り(ひしぎり)は、使い方が難しいですが慣れるときれいな穴を開けることができる工具です。プロ用で使う人が多く、菱目打ちも一緒に使って作業をすると仕上がりがきれいになります。ハンマーを使わないため、音がうるさいということもありません。ただ、ひとつひとつ穴を開けるので時間がかかります。

菱目打ち

菱目打ち(ひしめうち)は、穴の大きさや穴を開ける個数によっていろいろ種類があります。例えば、カーブの場所に穴を開けたいとき、4本ある菱目打ちだと小さなカーブに穴を開けることはできません。この場合は2本の菱目打ちで穴を開けていきます。ハンマーで穴を開けるので簡単ですが、表と裏の穴の大きさが違うため、使い方によっては仕上がりが悪くなる時があります。

菱切りと菱目打ちを上手に使う

きれいに穴を開けるときの使い方を紹介します。まず穴を開ける場所に線を引き、菱目打ちで印をつける程度で穴を開けます。その時はハンマーを軽くたたくようにしてください。目印がついたら、菱切りでひとつひとつ穴を開けます。菱切りの先をきちん研いでいると革がさくっと切れますよ。

ゴム板

ゴム板はカッターマットとは違い、穴を貫通させるときの衝撃を吸収させるために使います。硬いマットだと穴を開けるときの力がそのまま跳ね返り、きちんと穴を開けることができません。その点ゴムマットは、その力をゴムの弾力で抑えることができます。ゴム板の代用として、コルクボードもおすすめです。手縫いで革細工をするときの必需品と言えるでしょう。

ハンマー

手作りの革細工で、ボタンや金具を取り付けるときに必要になる道具です。菱目打ちを使うときにも必要になります。基本的には木槌を使います。なぜなら金づちだと革細工に使う金具を傷つける可能性があるからです。100均にも売っていますし、ゴムハンマーや硬い木材を使うこともできます。

レザークラフトの道具③【手縫い】

手縫い針

レザークラフトを作る際、手縫いで作ることが多いです。革細工に使う針の特徴は、先が丸くなっていることです。なぜならレザーの場合は、すでに穴が開いているため、針先が尖っていなくても大丈夫だからです。逆に尖っていると革を傷つけてしまう可能性があります。必ずレザークラフト用の手縫い針を使用してください。

手縫い糸

レザークラフトに使う手縫い糸は大きく分けて、麻糸・ポリエステル糸・ナイロン糸があります。太さや色はさまざまで、手縫い糸によって作品の完成度が変わるといっても過言ではありません。初心者が使うときは、基本的なポリエステル糸(ミシン糸)で挑戦するのがよいでしょう。

糸切りはさみやペンチもあれば便利

糸切りはさみやペンチはなくてもよい道具ですが、日用品として家に必ずある人が多いので一緒に用意しても便利です。糸切りはさみは、手縫いやミシン縫いで必ず使います。ペンチは手縫いの際、針が穴から出ない時に針を引っ張ることができます。革用で特殊な種類があるわけではないので、100均でそろえても問題ありません。

ネジ捻(ねじねん)

ステッチンググルーバーとも呼ばれているこの道具は、菱切りなどで穴を開けるときにガイド線を引くためのものです。プロ用のものになると刃を付け替えることができ、いつでもきれいな線を引くことができます。ペンで線を引いてもよいのでは?と思うかもしれませんが、革はデリケートで少しでも傷むと劣化して品質が落ちるということを覚えておきましょう。


蜜蝋(みつろう)

必ず必要な道具と言うわけでもないですが、せっかくレザークラフトをするなら、蜜蝋があっても損はしません。基本的には麻糸を縫うときに毛羽立たないように蜜蝋や蝋を塗ります。しかも蝋によってコーティングされるため、糸が丈夫になりいつまでも革の風合いを保ってくれます。

麻糸と蜜蝋を使ってみよう

革細工をするなら、すべてナチュラルな素材で作りたいと思うはずです。手縫い糸も、麻糸と蜜蝋で作ると一味違います。それに麻糸は、そのまま使うと毛羽立ち塗っている間摩擦で切れてしまいます。その点、蜜蝋を塗り込むと切れることもないし、緩むこともありません。蝋はしっかりと浸透させるため、5~6回繰り返してください。

レザークラフトの道具④【接着】

革用接着剤

革を手縫いするときに、革がずれないように縫う前に接着するのが基本です。革細工は、革を何重にも重ねて縫うこともあるので、革同士を接着させる革用接着剤がおすすめです。接着が強力なのはもちろん、乾きも早いので初心者にも使いやすいです。

木工用ボンド

家でもよく使われる木工用ボンドも使うことができます。気を付けることは革からはみ出した場合、革にシミが残るので素早く拭き取ることです。また、縫い糸の始末にも使えますので、いろいろな種類の接着剤をそろえるより、木工用ボンド一つ必ず用意しておく方がよいでしょう。

瞬間接着剤

瞬間接着剤は速乾性がとても早く、接着が強力なので使いやすいです。ただ速乾性が高すぎるため、ズレたものを直すのが難しいのが難点。角や端をきちんと接着させたいときのポイントで使うときに便利です。また、両面テープも代用できます。使い方によっては接着剤より細かいところまでしっかり接着してくれるのでおすすめです。

レザークラフトの道具⑤【仕上げ】

ローラー

ローラーは、接着した部分を均一に圧着させるために使う道具です。そのほかに折り目を付けたり、手縫い部分を滑らかにするときに使います。圧着するためだけに使うのなら、木槌でも代用可能です。ただ、強く叩きすぎると革に跡がついてしまうので気をつけてください。そのほか、100均で売っているダブルクリップもおすすめです。プロ用などにこだわらず、使い勝手の良い道具を選びましょう。

やすり

やすりは、切った断面を滑らかにするために必要です。種類はいろいろありますが、100均などでは粗目のやすりから細目のやすりまでセットになっている商品もあります。裁断面は触るとかなりざらざらしてるので、粗目で大まかに削ってから最後に細目で整えます。

ヘリ落とし

やすりで裁断面をきれいにしても、細かいところはどうしても滑らかになりません。その時は、ヘリ落としを使って角をそぎ落としていきます。プロ用になると豆鉋(まめかんな)という道具を使いますが、使い方が難しいので初心者はヘリ落としで問題ありません。

トコフィニッシュ


裁断面をやすりやヘリ落としできれいにととのえたら、トコフィニッシュという革専用の仕上剤を使うとより仕上がりがきれいになります。また、革の裏面の毛羽立ちもおさえることができる優れものです。トコノールという名前の商品もありますが、販売している会社が違うだけで同じ性能です。どちらも手芸店などの専門店でしか売られていませんが、安価なのでおすすめです。

トコフィニッシュの使い方

トコフィニッシュは、伸びやすく表面についてもシミになりにくいので使い方は簡単です。しかし、初心者の時は裁断面に塗る時、麺棒を使って丁寧に作業しましょう。また、広い部分に塗るときは帆布や硬い布を用意して均等に伸ばしてください。トコフィニッシュは無色しかないので、色を付けたいときはトコノールの色付きを使いましょう。

レザークラフトの道具⑥【その他】

丸錐(まるきり)

丸錐は千枚通しともいわれています。例えば、革にホックやカシメをつけるときの目印をに使用したり、型紙を革に写すときに使うので何かと便利です。プロ用になると握るグリップを自分好みにカスタムしますが、初心者のうちはホームセンターなどで売っている丸錐で十分です。

ステンレス定規

定規といってもいろいろ種類がありますが、おすすめはステンレス製の定規。なぜならプラスチック製の定規だと、軽くてズレてしまう可能性があるからです。また、長さも短すぎると作る革細工によっては足りません。収納などに困るかもしれませんが、最低でも30センチ以上の定規を用意しておきましょう。

ハトメ抜き

ハトメというのは、革に穴を開けた時にそこから破れないように、金具で補強することをいいます。その穴を開けるためにハトメ抜きが必要で、大きさによってさまざまな種類があります。紙に使うときは穴あけパンチで丸く穴を開けられますが、革の場合厚みが問題。なので、ハトメ抜きと木槌を使って穴を開けなければいけないのです。

カシメを使うときは?

カシメはハトメと同じように革に穴を開けて使います。革と革をくっつける際に使う、ボタンの形をしたものが通常のカシメになります。カバンの本体と持ち手を付けるときによく使い、キーケースではホックと合わせて使うことが多いでしょう。穴を開けるときはハトメ抜きを使いますが、カシメをつけるときは作業台が傷つかないようにメタルプレートなどの台をおいてください。

レザークラフトを始めるなら、本当に必要な道具を選ぼう!

手作りの革細工をしてみたいと思っても、基本的な道具の選び方がわからなかったり、使い方を知らなければ満足した革細工を作ることはできないでしょう。しかし、本当に必要な道具の選び方や使い方が分かれば、より作る楽しさが膨らむこと間違いなしです。プロ用の道具ではなくても、使い方ひとつでプロみたいな仕上がりになります。おうち時間が増えているこの時期に、ぜひ挑戦してください!

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