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丹沢登山ならココ!初心者から上級者まで楽しめるコース5選!穴場ルートも!

丹沢登山のおすすめコースを紹介します。初心者から上級者まで日帰りでも簡単に行けるルートや穴場スポット、車や電車でのアクセスなども詳しく説明します。おすすめシーズンなども紹介していますので丹沢登山に挑戦しようと思っている方、ぜひ参考にしてみてください。
更新: 2021年2月12日
summer85
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丹沢山地とは

丹沢山地は神奈川県北西部にある山地で、その広大さから「神奈川の屋根」とも呼ばれています。都内から電車で行ける穴場の避暑地でもあるので、登山者以外の観光客にも人気です。

丹沢山地にはケーブルカーでも行ける大山から、標高1500m超えの山も多々あり、都心から電車でも行けるアクセスの良さも相まって日帰り登山には絶好のポイントです。メジャーなコースから穴場まで、初心者から上級者までどのレベルの登山者も楽しめるようになっています。

丹沢登山おすすめの山①初心者に人気な大山

大山は神奈川県秦野市伊勢原市の境に位置する、丹沢の中で日帰り登山初心者の登竜門的メジャーな山です。標高は1252mで、都心から90分ほどで行けるアクセスの良さと中腹までケーブルカーで簡単に登れる気軽さが人気を集めています。

中腹には「阿夫利神社」という神社があり、その周辺は紅葉の名所としても有名で紅葉シーズンになるとライトアップのイベントもあります。阿夫利神社にはケーブルカーで簡単に行けるので、紅葉シーズン以外にもにぎわっています。

大山のおすすめ登山ルート

大山山頂までのルートは簡単に分けるとまず、ケーブルカーを利用するかどうかです。

ケーブルカーを使う場合は阿夫利神社下社がスタートゴールになります。

 

ケーブルカーを使わない場合のコース例(日帰り・難易度初心者向け)

大山ケーブルカー駅→(40分)阿夫利神社下社→(40分)→16丁目(40分)→ (夫婦杉、ぼたん岩などあり)→富士見台(25分)→大山山頂(65分)→見晴台(30分)→阿夫利神社下社(25分)→大山ケーブルカー駅

紅葉シーズンの人気スポット阿夫利神社

ケーブルカーを使わない場合は、ヤビツ峠バス停からのコースと大山ケーブルカー駅からのコースがあります。電車の方はケーブルカー駅からのスタートとなります。

ここから阿夫利神社下社まで40分ほど結構歩くので下社を第一の休憩スポットにするのがおすすめです。阿夫利神社には名物の大山豆腐や2019年にオープンしたカフェがあったりと観光地としても十分に楽しめます。紅葉シーズンにはかなり混雑しますが、それ以外のシーズンでしたら快適に登れます。

夫婦杉→山頂

しばらく歩くと、一本の木が途中二つに分かれた「夫婦杉」、形が牡丹の花に似ているという「ぼたん岩」、15cmほどの穴が空いた「天狗の鼻突き岩」など目印にもなるポイントがたくさんあります。

21丁目の富士見台ではその名の通り富士山が顔をのぞかせます。そこから25分ほどで頂上に到着します。天気に恵まれた日の頂上からの景色は最高で、富士山と丹沢の山々が一望できます。茶屋やテーブルがあるので景色を見ながらのお昼ご飯がおすすめです。
 

アクセス

電車 小田急小田原線「伊勢原」からバス「大山ケーブル」まで
東名高速「秦野中井IC」から市営駐車場まで

丹沢登山おすすめの山②子連れOKの鍋割山

鍋割山は、神奈川県秦野市、松田町、山北町の境にある標高1272mの山で、車でも簡単に行けるのはもちろんのこと新松田駅から20分で行けるという電車でのアクセスの良さが人気です。アップダウンもなかなかに激しく、初心者向きではありますがかなり登りごたえがあります。

山頂にある「鍋割山荘」の鍋焼きうどんは人気の鍋割山名物ですのでぜひ食べてください!単山では簡単すぎるという中級者の方は、塔ノ岳との縦走も可能なので縦走に挑戦するのもおすすめです。


鍋割山おすすめ登山ルート

鍋割山の定番コースは、大倉登山口から登り同じ道を帰ってくる初心者向けコース、中級者は帰りに「バカ尾根」と呼ばれる長い尾根に挑戦するのもおすすめです。その名の通りバカみたいに長く足腰に相当負担がかかるのでトレーニングにぴったりです。富士山や標高の高い山の練習にするのもいいでしょう。
 

コース例(日帰り・難易度初心者向け)

大倉登山口→(90分)二俣→水運び(45分)→後沢乗越→(80分)鍋割山荘(帰りは同じ道をピストン)

大倉登山口→二俣・穴場の滝スポット

大倉登山口を出発すると、しばらく茶畑や民家の間を歩いていきます。登山口までは簡単ですが山に入るまで少し迷いやすいので地図は必須です。山らしい景色になってきたら、ゆるやかな林道に入ります。林道からの距離は長く少しだらけますが次第に沢が出てきて丹沢登山らしいさわやかな風景を楽しむことができます。

沢沿いは真夏でもかなり涼しいので春夏シーズンの登山もおすすめです。暑い季節でしたら途中穴場スポット黒竜の滝に寄り道してみるのはいかがでしょうか?

二俣を過ぎると、ペットボトルに入ったたくさんの水が目を引きます。これは、頂上の鍋割山荘付近に水の補給場がない為登山者が協力して山頂まで水を運んでいるため。これも鍋割山では一種の名物となっています。山小屋を運営するというのは簡単なことではないのだとずっしりと実感させてくれます。

男の人で2Kg、女の人で1Kgくらいでしたらそこまでの負担にならないので特に名物の鍋焼きうどんを食べる方は、無理のない程度にぜひ協力しましょう。

後沢乗越→山頂

次に目指すのは「後沢乗越」これは「うしろざわのっこし」と読みます。後沢乗越を越えると結構な急勾配が続き、梯子なども登場します。ハードですが、危険な個所は少ないので注意して登れば子供や初心者の方でも簡単に登ることができます。長い木道を越えたらラストスパート、最後の急坂を登って山頂に到着です。

鍋割山山頂は、天気が良ければ最高の展望で、富士山もばっちり見えます。富士山を見ながらの鍋焼きうどんは最高ですよ!

アクセス

アクセス

電車 小田急小田原線「渋沢駅」から神奈中バス「大倉行き」
東名高速「秦野中井IC」から30分「大倉登山口駐車場」まで20分

丹沢登山おすすめの山③意外な穴場丹沢山

丹沢山は、日本百名山の一つでもあり丹沢山塊の主峰でもある1567mの山です。丹沢山塊の中心部にあるので周辺の山々からの縦走を楽しむ方が多く、たくさんのコースから自分の体力やレベルに合わせたものを選ぶことができます。

もちろん単山の日帰り登山も可能ですが、コースタイムは9時間ほどになるので中級者以上の登山者向けと言えるでしょう。そろそろ初心者コースは卒業という方は、途中一泊する塔ノ岳、蛭ヶ岳縦走コースが丹沢の魅力を満喫出来ておすすめです。
 

丹沢山おすすめ登山ルート

丹沢山は縦走する方が多いのでたくさんのルートが存在しますが、日帰りで行ける人気の大倉コースを紹介します。歩行距離が長く8時間はかかるので時間に余裕をもって出発しましょう。また、地図をすぐ出る場所に入れておくのがおすすめです。

コース例(日帰り・難易度は中級者向け)

大倉登山口(40分)→雑事場ノ平(40分)→駒止茶屋(30分)→小草平(30分)→天神平(30分)→花立山荘(20分)→金冷シ(30分)→塔ノ岳(60分)→丹沢山山頂→ピストン
 

大倉→駒止茶屋

大倉登山口からはしばらく登山道というより車道で、40分ほど歩いて登山道らしくなってくると雑事場ノ平です。ここからが大倉尾根(通称バカ尾根)となります。木の階段や木道がひたすら続くのですが、これが微妙に歩きづらく体力を奪われます。このだらだらと続く長い長い傾斜がバカ尾根の名の由来です。

駒止茶屋を過ぎると少しゆるくなるのでここで体力温存しておきましょう。その後はまたひたすら階段や岩の転がる傾斜が続きます。


花立山荘→塔ノ岳山頂

花立山荘まで行くと視界が開け、天気がよければ富士山がばっちり見え、しばらく行くと塔ノ岳も見えてきます。花立山荘は土日のみの営業となるので要注意です。

この辺りからは開けた展望と長い木道が美しい、気持ちのいい風景が続きます。20分ほど歩けば鍋割山との分岐点「金冷シ」。そして最後の急階段を登れば塔ノ岳の山頂に到着です。山頂は人気なだけあり賑わっていることが多く、縦走の場合はこちらで休憩するのがおすすめです。
 

塔ノ岳から丹沢山までもまた、展望のいい木道が続きます。アップダウンがあり息が切れますがラストスパートだと思って頑張りましょう!丹沢山の頂上は意外にも何もないがらんとした場所なので、休憩やお昼ご飯は塔ノ岳でとるのが人気です。

丹沢山は丹沢山塊の主峰であるにも関わらず、塔ノ岳程開けていないせいか人も少ないので、ゆっくり登山したい方にとっては意外に穴場な山です。気軽に行ける日本百名山にぜひ挑戦してみてください!

丹沢登山おすすめの山④360°絶景塔ノ岳

塔ノ岳は表丹沢最高峰の標高1491m、神奈川県秦野市、神奈川県愛甲郡清川村、神奈川県足柄上群山北町の境にあり丹沢山塊の中でも1、2を争う大変人気な山です。

人気の理由は何といってもその景観の良さで、シーズン問わず天気がよければ富士山や南アルプス、三浦半島などが一望できます。首都圏から電車でも行きやすく日帰り登山もできるので初心者の方にもおすすめですし、鍋割山、丹沢山との縦走では中級者以上の方も楽しめます。

塔ノ岳のおすすめルート

一番人気は電車でのアクセスのいい大倉ルートで、鍋割山や丹沢山登山の際にもよく利用されます。ここではヤビツ峠から表尾根をピストンする穴場コースを紹介します。春夏シーズンはヤマビル対策と、シーズン問わず地図は忘れないようにしましょう。
 

コース例(日帰り・難易度中級者)

ヤビツ峠(60分)→二の塔(20分)→三の塔(20分)→鳥尾山荘(20分)→行者岳(60分)→木ノ又小屋(25分)→塔ノ岳

ヤビツ峠→塔ノ岳山頂

ヤビツ峠駐車場から登山道まではしばらく道路を歩きますが、登山道に入ってから一時間も登るとかなり景色がよくなります。二の塔あたりからは富士山も見え、そこからはどんどん景色が開けてきます。三の塔には広場とベンチなどあるので水分休憩するのにいいです。

鳥尾山荘からはいくつか鎖場があったり狭い階段があったりと少しづつきつくなっていきますが、頂上に着けば丹沢一といわれる絶景が広がります。富士山はもちろんのこと、360°見渡せるので疲れが吹き飛びますよ!
 

丹沢登山おすすめの山⑤最高峰蛭ヶ岳

蛭ヶ岳は、神奈川県最高峰の1672mで、主に縦走で登る方が多い中級者~上級者向けの山です。都心からのアクセスも良く本格登山を楽しめるのが人気なので、他の山々に挑戦して登山に慣れてきたらぜひ最高峰に挑戦してみてください。

この記事では一泊のコースを紹介しますが、中級者以上の方や健脚な方でしたら日帰り可能です。また、わかりづらい道も多いので地図は必須です。特に日が暮れ始めるとわかりづらくなるので要注意です。
 

蛭ヶ岳おすすめ登山ルート

大倉→塔ノ岳→丹沢山からの縦走が人気ですが、距離も長く10時間ほどになるので時間管理と体力が肝となります。早朝出発なら日帰りも可能ですが、山荘に一泊することが推奨されています。

少しマイナーですが、この記事では檜洞丸経由→蛭ヶ岳で一泊するコースを紹介します。こちらのコースは簡単ではありませんが、人も少ない穴場的なルートなので慣れている方にはおすすめです。

 

コース例(一泊二日・難易度中級者~上級者向け)


西丹沢ビジターセンター(120分)→展望園地(100分)→檜洞丸(110分)→臼が岳(130分)→蛭ヶ岳→一泊の後ピストン

西丹沢ビジターセンター→檜洞丸

西丹沢ビジターセンターは電車でのアクセスがあまりよくないせいか登山客は少ないのですが、季節によってはバーベキューや人気のキャンプ場があるため駐車場がいっぱいということもあります。電車で行く場合は、バスの時間など考慮しながら登りましょう。

また西丹沢ではツツジが有名で、ツツジのシーズンになると山荘も混雑するので事前に調べてから行くといいでしょう。西丹沢ビジターセンターを少し登った脇に登山道入り口があります。ここからつつじ新道を登っていきます。

ゴーラ沢→檜洞丸→臼ヶ岳

檜洞丸山頂前の木道

30分~40分でゴーラ沢出合に到着です。ここから急な階段に始まり鎖場もあるような急勾配をひたすら登り、50分ほどで展望台に到着です。ここからはちょうど富士山が顔を出す形で絶景ポイントとなっています。原生林や長い鉄の梯子を抜けると丹沢では定番の木階段や木道が出てきます。その先が檜洞丸山頂となります。

檜洞丸山頂からは30分ほどしばらく下り道が続きます。その後、大きな鉄梯子や危険個所もあるので慎重に。緩めな道をしばらく行くと臼が岳山頂です。

臼ヶ岳→蛭ヶ岳山頂

臼が岳からはまたしばらく下りが続き、その先はこの登山のメインともいえるきつい急坂や鎖場が続きます。最後の木道を越えれば蛭ヶ岳山頂到着です!最高峰の名にふさわしい展望は息をのむ美しさです。山頂の蛭ヶ岳山荘で一泊してゆっくり体を休めてください。
 

アクセス

電車でも行けますがバスがかなり長いので車で行くのがおすすめです。

電車 小田急小田原線「新松田駅」から富士急湘南バス「西丹沢行き」70分
東名高速(大井松田IC)から約50分

まとめ

丹沢は、都心から日帰りで簡単に行けるアクセスの良さで絶景あり、穴場あり、観光スポットありといいことづくめです。初心者の方はまずはケーブルカーで簡単に行ける大山から始めるのもいいですし、慣れてきたら縦走するのも楽しいです。色々なルートを試して自分的穴場ルートを探すのもいいですね。

春は花々や新緑、夏は沢沿いの清流、秋は紅葉、冬は雪山とすべてのシーズンで楽しめるので、一つの山に季節をずらして何度も登ってもそのたびに表情を変えて面白いですよ!
 

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