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【連載】初めての夕方カヤック!朝マズメとどっちがいい?

連載第35回!今回は夕マズメを狙ったカヤック実釣記事です。朝は強風でカヤックを出すのが難しい日が続く今季、昼過ぎからの午後便も検討してみてはいかがでしょうか!釣果はこうすればよかったと反省が目立つ内容ですが、ぜひ参考にしてみてください!
更新: 2020年10月14日
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カヤックで夕方の海に出航!

初めての夕方カヤックゲーム!

カヤック

先週に引き続き、本州中部は風が強い日ばかりでまともに釣りができる日はごくわずか。この時期の傾向なのか、オンショアの風ばかりで海に出られる日は1日しかありませんでした。アジカンパチでいい思いをしているので、今はとにかくカヤックを出したい!ということで、強風の朝を避けて初めての夕方カヤックゲームに出かけてきました。青物狙いで朝マズメばかり、夕方の釣りのイメージが湧かない、という方はぜひ参考にしてみてください!

風を避けて午後の時間を選択

朝は毎日東風

海

天気予報、風の予報は毎日チェックしていますが、秋になって風は強く東風オンリー。自分がエントリーしているポイントは東風=オンショアのポジションで、外向きの海らしく、沖からのうねりや波が浅場まで強く影響を与えます。現場に行って風はなんとか、と思っても、明るくなって海辺を見ると難しそうということが多発。この日も予報よりも風が強く、朝の出航は難しいという判断になりました。次の日以降もチャンスがなさそうという話になって、夕方出てみようかという流れになったのが今回の経緯。カヤックは長時間釣りをされる方が多い印象ですが、自分は4時間前後とすることが多く、ショートな午後便もあまり気になりません。14時頃に再集合して、夕方の海に出航です!

岸からの弱風でロケーション最高のカヤックゲーム!

鏡のような水面、とまではいきませんが、岸からの弱風で海面穏やか。今までカヤックを出してきた中で、この日は最も快適なシチュエーションでした。カヤックが進むスピードが明らかに速いし、船首がドンドン海面を叩かないし、潮の色も澄んでいる気がする。パドルを漕いで軽快に進む楽しさを味わいながら、いつものポイントを目指します。この日はなぜかいつもない場所に網が入っていて、いつものポイントを直撃するのが難しい状況。大きく迂回して、今まで行ったことが無い場所をチェックしつつ、岩礁の端を釣ることにしました。岩礁の沖側は永遠にフラットで、絶望的な地形が広がっています!

アジ狙いは不発!


違う魚なのか食わないのか

カヤック

道中、迂回といつもより広く探って、ポイントについた時点で何となく感じていたのですが、朝より魚が少ない。フィッシュアラームが鳴る頻度が少なく、クリアビューを見てもなんだか映像が寂しい気がします。いつものスタイル、魚影ではなく地形に着目して反応を見ると岩礁のエッジに魚の気配はあるんですが、食い気もイマイチで魚信がありません。潮は帰着予定時間まで動き続ける潮まわり、キャスティングとバーチカルを混ぜつつ、食ってくれる魚を探します!

この日はアジの回遊もキャッチできず

岩礁ボトムを釣りながら流していると、時折底から3mほどの真っ赤な反応があって、回遊のアジがイージーに釣れるというのがこのポイントの特徴。地形についている魚が釣れなくても何度か回遊に当たるチャンスはあるだろう、と考えていたのですが、この日は回遊が不発でした。そういえばこのエリアで岸からアジングをする時、釣れるタイミングは決まって暗くなった直後だったような記憶があります。沖から届く範囲に寄ってくるわけですから、カヤックなら夕方に顔を見せてもいいような気がしますが、気配無く帰着の時間を迎えてしまいました。何度か釣って結論を出したいところですが、夕方のアジは難しそうという印象です!

回遊してきた青物がヒット!

ジグサビキのキャスティングでワカシをキャッチ!

青物

潮が悪いのか時間帯なのか、今日の準備ではアジは難しそうだと見切りをつけて、青物狙いにシフト。アジをジグサビキで釣る時はボトムをフワフワというイメージで釣りますが、青物にこだわる時は中層で早く動いている時間が長くなるような釣り方をします。ジグサビキをキャストしてカウントから早巻き、ジャークと試しながら流して、フォール中にラインが走るアタリ!フッキング直後は重みがありましたが、上がってきたのはイナダ未満のワカシサイズでした。ジグサビキのハリが2本切られており、フォール中に3匹ついて別方向に走って引っ張った様子。いい群れに当たればすぐ釣れるのが青物ゲームの醍醐味、なんとか坊主は回避です!

イワシを吐き出して期待感アップ!

釣ったワカシはジグにもバイト、キャッチ直後にイワシを2匹吐き出したので、ベイトを追っている活性の高い群れと判断。連続ヒットの期待が高まりますが、その後は残念ながらノーバイトで終了となりました。ミノーやトップを試すも反応ナシ。いい場所で釣っているというイメージは湧きますが、今回はイマイチ結果が伴いませんでした。また来ようと思えるヒントがあっただけでも御の字ですが、やっぱりカンパチを釣らないと満足度は低めです!


夕方のカヤックゲームは早めに帰着!

暗くなる前に浜に帰るのだ!

カマス

カンパチがいる暖かい海ですが、日の出日の入りはもう低水温期。夕方のカヤックゲームは暗くなる前に帰着するのがマストです。片付けもありますし、多少風や波が出てもいいように余裕が持てるタイミングで浜に帰ります。やっぱりワカシ1匹は寂しいということで浅場の反応にサビキを落としてみますが、釣れるのはカマスと豆アジばかり。やはり水深がある程度ないと大型は望めません。粘る時間も勿体ないので、諦めてエントリーポイントへ漕ぎだします。

夕方のカヤックはどうだった?

今回初めての夕方カヤックゲーム、一度の釣りで得られる情報はごくわずかですが、とにかく入っている魚の数が少なかったという印象です。朝に比べると食い気もイマイチ。やる気のあるヤツを刺激するジグサビキがマッチしていなかったという気もしています。それと、帰着時間はやっぱり気になる。いい時間が終わるまで釣れる朝の釣りと比べると、もう少し粘りたかったという気がしてしまいます。カヤックは移動時間を考慮に入れて釣る必要がある関係上、やはり時間を選べるなら朝からのスタートがおすすめ。釣りの時間を延長できますし、帰りもゆっくりできます。よかった点を挙げるとすれば、早起きしなくていい、駐車場も空いているしで気楽に遊べる、この2点!近場で釣りやすいキスやシーバス、イカならもう少し落ち着いて遊べそうです!

夕マズメのパターンを探せ!

青物狙いに絞って挑戦!

魚探

次回以降、もう一度夕方を釣ることがあった時に備えて、今回の反省と試してみたいプランを検討。今回のワカシ、陸っぱりでの経験から青物は夕マズメの前半、明るい時間で釣りやすいという印象があるので、ジグサビキではなくジグ単体で集中して狙うのがいいかなと感じました。底でアジをやりたくなるし、枝スを2本切られてしまいましたし。魚探を見ていると泳いでいる層はさまざまですが、2m付近を泳いでいるようなケースがあったので、プラグやバイブレーションも出したいところです。もっと横方向の動きを試せばよかったと感じています。秋はバイブレーションがハマるベイトパターンがあるので、メタルバイブを用意しておかないと!

アジをやるならワームを試したい


魚探の反応全てがアジ、というわけではないと思いますが、サビキを無視しているアジが居るのも間違いナシ。朝バタバタと釣って食いが止まった時のことも考えて、ワームを試してみようと思っています。仕掛けは胴付きでバーチカルコンタクトスタイル。オモリ10号ぐらいでちょうどいい水深を釣っていますし、陸っぱりライトゲームの経験も流用できそうです。ロッドが無いのが悩みどころ、とりあえずワームを食うか落としてみて、掛からないまでも違和感を感じたら購入を検討しようと思います!

カヤックハイシーズンもあと少し!

イナダシーズンに間に合うか

カヤック

悪天候続きで出航が難しい今季、沖側に台風の気配があって、今も風が強く吹いています。カンパチは暖かい潮を、ブリ族は冷たい潮を好む関係から、例年であれば10月中頃までカンパチが釣れて、11月に入るとイナダが登場というのが地元のパターン。できれば冬の風が吹く前に、イナダをゲットしておきたいところです。最近は予報が外れて天候悪化というパターンが多いので、お出かけ前に必ず予報を再度チェック!夕方の釣りも考慮に入れながら、安全に出航できる釣行計画でカヤックゲームを楽しみましょう!

連載が気になる方は下記のリンクをチェック!

連載が気になる方は、下記のリンクをチェック!今回と同じポイント、同じ仕掛けで釣ったカヤックの実釣記事をご紹介します。グッドサイズのアジカンパチが登場する理想的な展開!ジグサビキで底を釣って、両方を同時に狙うというスタイルで遊んでいます。カヤック導入を検討中の方は、ぜひチェックしてみてください!