今週もカヤックでアジカンパチ!
今週もまだまだ夏の海!
連載第34回!今週もマイブームのカヤックジグサビキ、大アジとカンパチを狙うオフショアゲームで遊んできました。ここのところ気温の低下に秋の風、季節の変わり目といった天候で海に出れない日が続いていますが、海の中はまだまだ夏、アジもカンパチも元気です。やや濁り、タフな海面状況でもジグサビキならチャンスは十分!本州中部の実釣状況と、釣果をお届けします!
風が吹いて天候はイマイチ
オフショアの風で面荒れ
先週に引き続き、今週も風が強く出航できる日はごくわずか。波打ち際手前にワカメの山ができていたり、浜までカヤックを運んで出航を取りやめたり、予報を見ていても難しい状況が続いています。今週後半も遠洋で台風になるかならないか、海にはうねりが入る予報で、数日間は釣りが難しそう。湾ならもう少し出られる日を作れそうですが、外海に向かってというエリアはこの時期、釣りができる日が週に1回あるかどうかです。事前に自分のエリアの海の感じ、風の吹き具合は把握していたのであまりショックは受けていませんが、これからカヤックを買う、という方はぜひこのあたりの部分も参考にしてみてください。土日オンリー、外向きエリアの秋冬は出航可能日がかなり限られます!
手間はそんなにかからない!
まだ暗い時間に家を出て、朝マズメまでに準備を終える、というのは釣り人であればあまり問題にならないポイント。カヤック、特に重量が軽い手漕ぎは準備にそれほど手間がかからないので、現地で出航を取りやめることになっても、エントリーポイントが自宅から近ければ苦労はそれほど感じません。1タックル持っていて陸っぱりでなにか釣ってもいいですし、友人と海辺でおしゃべりして帰ってもいい。風が吹きやすくうねりやすい海、ヘビーなカヤックにビビって軽いもの、手間のかからないものを選んだのは正解でした。ひと手間省ける「忍PRO」のコンソールボックス、すごく便利です!
いつものエリアで回遊調査!
GPSで釣れたポイントへGO!
今回も目指すはサーフの中の岩礁地帯、前回と同じく、ジグサビキを使ったアジカンパチ狙いで出航です。GPSに地点を登録してあるので、方向指示に従って進めば間違いナシ。オフショアの風でぜんぜんスピードが出ませんが、安全第一でゆっくりポイントを目指します。道すがらの小さな反応は極細カマスラッシュとわかっているので無視!水深が8mを超えるあたりからがねらい目、となんとなく傾向が掴めてきました。他のポイントもいくつか登録できればもっと堅いゲーム展開ができそうですが、まずはここをやりこみます!
魚探の反応はまだまだ勉強中
釣ったことがある反応は何となくイメージができるようになりましたが、釣れない反応は何の魚なのかまだまださっぱりわかりません。岩礁の起伏についるアジは明確な反応が出ず、クリアビューに白い点がちょろっと映るくらい。回遊で落とした瞬間に釣れるアジは底から3mほど真っ赤に、このあたりはわかりますが、画像の反応は釣れなかったので正体不明。すぐに通過してしまいました。クリアビュー側の影がいつもよりちょっと大きい気がするので青物でしょうか、またタカッパだったらどうしよう…答え合わせは釣ってからのお楽しみです!
居つきはイマイチも回遊でアジをゲット!
落とした瞬間のバイトがたまらない!
移動中に大きな反応を見つけて、ジグサビキを投下!着底前に違和感があってアワセ、抜けて着底後に2つくっつくというイージーなヒットでまずはアジをゲットです。アベレージは25cm程度、2点掛けなら引き味も十分で、自分はこの釣りが気に入っています。ただ手返しがまだまだで、フックを外したり写真を撮ったりとしていると、カヤックが流されて反応が行方不明になります。この日は風もあって難易度高め。どのようなコースで回遊していくのか、方向にアタリをつけて連発できるように練習です!
根際狙いは不発
この日は根際のアジ狙いは不発。前々回釣ったような起伏、反応を攻めてもバイトがありません。別の魚が映っているのか、アジがいて食わないのか、このあたりもノーヒント。別の魚が釣れればある程度イメージが進むんですが、まだまだ経験不足です。深い方、浅い方と岩礁地帯を流しながら、アジとカンパチを探します!
カンパチのベイトは豆アジ!
今週もグッドサイズのカンパチが登場!
今週も50cmクラスのカンパチが登場!今回もサビキ側ではなくジグ側へのバイトで、初秋の海の魅力を楽しませてくれました。傾向通りバイトはボトム、魚探の反応では掴めませんでしたが、小さな群れで一帯を回遊しているようです。アジとカンパチ、この2魚種が同時に狙えて満足度抜群!このサイズならメインライン0.8号、サビキの幹糸4号で十分ファイトできます!
ベイトの種類とサイズが判明!
持ち帰って捌いたカンパチの胃には、丸のみにされた豆アジが。サイズは10cm程度で、ちょうど鉛40gジグと同じくらいのサイズです。もっと小さいベイトを食べているのかと思っていましたが、中アジに交じってときどき釣れる豆アジを食っている、ということが分かりました。自分の釣りの中でこれはかなり明確なヒントで、アジとカンパチがリンクしていること、中層まで反応がでる回遊の中大アジに交じるのではなく、岩礁でボトムに軽く反応が出る豆アジゾーンがチャンス、とイメージが大きく前進。サビキを外し、メタルジグ単体で豆アジっぽい反応を釣るという作戦が狙えそうです。例年通りであれば10月中頃まで、水温低下とともにカンパチは姿を消すので、今期中にもうワンチャンス欲しいところ。豆アジが釣れたらジグに切り替えてカンパチ狙いです!
カヤックジギングサビキのサイズ感について
今週はシンプルな飾りを使用
今週はいろいろな仕掛けパターンを試してみたいということで、かなりシンプルなハゲ皮サビキ+細身のジグで釣ってみました。細身のジグは落下が素早くシャクりも楽、扱いやすさがありますが、食いはフラットでヒラヒラ落ちるタイプの方がいいような気がします。サビキは小さくシンプルなものほど小型のアジまでフォローできて、青物のバイトからは離れていく印象。中大アジ、青物狙いならサビキ側も飾りにある程度ボリューム、サイズ感があって、派手なものでいいと感じました。状況次第かとは思いますが、カヤックのジギングサビキには、目立つティンセルにスタンダードな「サムライジグ」が付く、ダイワ「サムライ ジギングサビキセット」がおすすめ。ジャッカルの新作も試してみる予定です!
アジはジグを食わないのか
これも明らかに状況次第、アジが魚を食っているシチュエーションであれば間違いなくジグを食いますが、今のところジグサビキのジグ側を食ってきたことはありません。カンパチはサビキをあまり食わない気がするし、イナダはサビキが好きな気がする。流れと水深で30g前後は欲しいので、マイクロジグを単体で運用するのは難しく、やっぱりジグサビキが効率的です。SLJ的にメタルジグ単体で釣れたらもっと面白そうなんですが、これは釣れるアジのサイズやベイト次第。ベストなセッティングを見つけるには、もう少し同じ場所に通って経験を積む必要がありそうです。
カヤックゲームハイシーズン!
いろいろ狙えるカヤック初秋の釣り!
10月目前としてはちょっと水温が高い印象ですが、アジが釣れて青物が釣れて、初秋はカヤックゲームも非常に面白いシーズンです。少し水温が落ちてきたら、真鯛やイナダのチャンス!深めも浅めも、面白い釣りができると思います。気温、風、うねりと予報外れが出やすい時期でもあるので、安全第一、余裕を持った釣行計画でカヤックゲームを楽しみましょう!
連載が気になる方は下記のリンクをチェック!
連載が気になる方は、下記のリンクをチェック!今回と同じくアジカンパチ狙いで出船したカヤック実釣記事、カヤックゲームで使用しているロッドと、候補をまとめた記事をご紹介します。使用している「ゴクダイナミック カゼキリ ULJ-602S-50G」は、価格が手ごろで扱いやすいおすすめロッド!攻めていると感じたソフトティップハードバットのギャップも、アジをしっかり乗せつつカンパチをリフトする、イイ感じのセッティングだと感じています。タックルは破損やロストのリスクがあるカヤックゲーム、手ごろな価格のロッドをお探しの方は、ぜひチェックしてみてください!
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