カヤック実釣早春の青物編!
青物回遊で秋の気配!
今週はカヤック実釣!台風の合間を縫って、前回見つけたポイントへアジを狙いに出航しました。ポイントは魚探に登録済み!向かい風の中必死に漕いで、青物をゲットした釣行の模様をお届けします。前回釣行からは10日ほどですが、釣れる青物のサイズが一気にアップ。海水温はまだ27度と夏ですが、少しずつ秋の海に向かっています。もう一回台風が来るかも、という天候ではありますが、お出かけになる方はぜひ参考にしてみてください。本州中部の釣行です!
今回も砂地のオアシス岩礁地帯へ
向かい風でカヤックがなかなか進まない!
出航時はまあこのぐらいなら、といった風でしたが、勢いを増したオフショアの風でとにかくスピードが出ない。エントリー地点からポイントまでは、魚探のGPSで1.8kmの表示です。前回はこのぐらいでついたような、というタイミングで魚探を確認すると、残りは800mの表示といつもの半分程度しか速度が出せませんでした。ちょっと折れかかって通り道の反応に仕掛けを落としますが、釣果はカマスと豆アジのみ。やはりあの辺りまではいくしかないと意を決して、一休みしてからポイントを目指します。体力作り、パドリングのスキルアップも意識しなくては!
今回のポイントと狙い方!
最近目を付けたこのポイントは、浅く何もないサーフの中で一段落ちた13mライン、小規模な岩礁エリアです。規模は本当に小さくて、ひと流し約50m程度。他の場所よりも1mほど浅く、一か所3mほど高い場所があります。前回漕ぎまわったからなのか、2回目で慣れたのか、ようやく魚探を見て少しイメージができるようになり、今回は流し方が少しマシになりました。魚探の画像は浅くなった場所、もう少し魚が映る時もありますが、地形を見ながら釣っている感じです。キャスティングを交えつつ、ジグサビキで大アジを狙います!
仕掛けは安定のジグサビキ
アジと青物両方狙う!
仕掛けは今回もジグサビキを使用。ベイトはイワシがメインで、10cmほどのサイズが釣れることがあり、魚を捌くと5cm程度のイワシが入っていることもあります。港で得た情報ではサッパもいるようで、とにかくマイクロベイト傾向。ルアーウェイトは30g程度を使うのが釣りやすいと感じるものの、ジグのサイズ的には「TGベイト」でもちょっと大きいです。アジがルアー側を食っても不思議はないかな、というバランスですが、やっぱりサビキがついていると安心感があります。仕掛けと言えばジグサビキの完成仕掛けはショア向け、というイメージがありますが、今秋にジャッカルからSLJ、そしてタイラバ向けのジグサビキが展開される模様!ジグサビキフリークはそちらも要チェックです!
ルアーでタカッパ!
なんでも食うのがメタルジグ、タカノハダイがサビキ側ではなくルアー側を食ってきました。この魚は磯釣りの外道、岩礁地帯を好む魚です。自分が住んでいる地域は永遠とサーフなので、この魚が釣れたのはいい場所を釣っているという感じがあります。岩だらけのエリアならなんてことは無い魚ですが、基本的には砂、という中にある岩礁地帯は好条件。カサゴやベラもヒントになります。回ってくる回遊魚が一休みするならここ、付いている大アジを狙いつつ、両方釣れるジグサビキで釣果を安定させる作戦です!
早朝の大アジ狙いはイマイチ
豆アジとカマスのラッシュ
前回と同様に今回も大アジを、と意気込んで仕掛けを落としますが、ポイントを変えても釣れるのは豆アジばかり。魚探に大規模な反応が映ると、落とした瞬間にカマスが2つくっついてきます。岸釣りで悩まされるこいつにオフショアでも悩まされるとは。小型のルアーに対して好反応、非常にアグレッシブな魚なので、ジグサビキのままカマスを避けつつ他の魚を狙うというのが難しいです。ジグだけにするかポイントをずらすか、他のポイントにあてがないので、魚探を見ながらなるべく避けるようなコースを流すしかありませんでした。小型魚がガンガン食ってしまう、ジグサビキはこの部分が明確な弱点です。
なんとか掛けるも海面でポロリ
ティップがピクピクするだけのカマスのアタリが続きますが、なんとかまともなアタリをフッキング。青物ほど走らず、連続して叩く引き味がいかにもアジです。25cm程度でしょうか、やっといいサイズのアジを掛けたと思ったらカヤック際でポロリ。フッキングが甘かったのか口ギレしたのか、せっかくのアジをバラしてしまいました。落とすだけで食う日もあれば、やっと食わせてもバラしてしまう日もある、アジ釣りは難しいです。とはいえ、今回もいいサイズのアジが見えたことで一安心。同じコースを同じ釣り方で攻めます!
ジグサビキでワカシがヒット!
イナダにはまだまだ届かないものの青物の釣果!
ジグサビキを回収中、速い動きに青物がヒット!それなりに引いて、上がってきたのは30cm弱のワカシでした。ついこの間までは25cm程度だったような、育ったのか違う群れが入っているのかは分かりませんが、ベイトだらけの海にはやはり青物が入るようです。イナダサイズにはもう少しという感じながら、このサイズなら釣っても楽しい。予想通り、岩礁エリアに青物が回ってくるのが分かったのも大きな収穫です。ヒットはサビキ側、少々大きめのサビキが効きました!
海面への反応にも期待
この日は青物の群れが魚探に映ることはありませんでしたが、海面になにか魚が出ているような瞬間がありました。手のひら程度のシオなのか、ワカシなら大きな群れかも、と期待しましたが、ナブラといえるほどの反応は無し。つい先日漁港から大規模なナブラを見たので、水面系ルアーへの反応も楽しみにしています。大好きな「SLS Z セットアッパー」はもちろん準備済み!カンパチが消えてイナダが期待できる時期になったら、ミノー、トップを試してみる予定です!
グッドサイズのカンパチがヒット!
アジ狙い中に大きな引き込み!
気をよくしてジグサビキを続行中、ボトム付近のスローな誘いに強烈な引き込み!ドラグを使いながらのファイトを楽しんで、上がってきたのは50cm程度のカンパチでした。小型は海面付近で小魚を追っていますが、このぐらいのサイズになるとポジションがカンパチらしく、ボトムで根を好むような性質が色濃いですね。自分の住んでいる地域ではまさに早秋の魚、高い海水温がカンパチを育てて、水温低下と共にイナダが増えていくというのが通年のパターン。ロッドとリールがいい働きをしたし、このサイズならカヤック上でもたついてもコントロール不能にはならないし、大満足です!
アジとカンパチの平行は手堅い選択肢?
イナダはやや浮き気味なイメージがありますが、カンパチはどちらかと言えばボトム傾向。アジも明らかにボトムなので、自分が釣っているポイントはジグサビキでアジとカンパチを平行で狙うのが手堅い釣りになりそうです。ジグサビキのハリスが4号、5号というところなので、このサイズならサビキ側を食っても問題ナシ。メインラインがPE0.8号で、そもそも16lb程度までしか強度が出ません。根もそれほど荒くないし、カンパチが黒潮に帰るまで、ジグサビキのボトム狙いで釣果安定を狙います!
カヤックゲームもハイシーズン突入!
ベイトの回遊に期待!
台風後ということもあって海水温はまだまだ高めですが、本州中部は本格的な青物の回遊が始まりました。釣って楽しいサイズも登場、数が出ればいうことなしですが、カヤックゲームらしい釣りが楽しめると思います。台風11号の気配があるので、風とうねりの予報はお出かけ前に必ずチェック!メタルジグを用意して、秋のカヤックゲームを楽しみましょう!
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