4.3型 STRIKER Plus(ストライカープラス)4cv GT20-TM 振動子セット
カヤックでアジ狙い!
魚探でショットガンアジング!
連載第29回!夏の強烈な日差しの中、朝マズメの涼しい時間を利用してカヤックフィッシングへ出かけました。今回は取り付けた魚探の動作チェック、振動子やバッテリーの取り付けに問題がないか、という部分の確認をメインにする予定で海へ出ましたが、偶然見つけた小規模な岩礁でグッドサイズのアジをキャッチ!カヤック定番、ショットガンアジングの実釣記事をお届けします。魚探があること、回遊ルートかアジがついている変化を見つける必要がある釣りですが、釣り方自体は非常に簡単なので、マイボートの釣りを始めた方はぜひ参考にしてみてください。釣り自体に慣れていなくても遊びやすいタイプの仕掛けです!
カヤックに魚探をつけました!
コンソールボックスを加工!
バイキングカヤック「忍 PRO」は、中央のボックスが取り外せる仕様。このコンソールボックスに振動子、バッテリー、魚探と付けて、持ち運びをスマートにしてくれる構造が持ち味のカヤックです。まずはボックスを外して、ホームセンターの作業コーナーで穴あけ。底面の振動子ねじ止めとコーキングをやって、上部にコードが通る穴をあけて、と加工作業を行いました。穴はウレタンの丸材を削って加工したもので塞ぎ、内部のコードのバラつきもウレタンマットを入れて解決。ホームセンターの作業スペースで作業を行うと、足りないものをすぐ買いに行けて便利です。こういう作業は特別得意ではありませんが、短時間でパパっとできました!
魚探はガーミンの「ストライカープラス 4cv」
4.3型 STRIKER Plus(ストライカープラス)4cv GT20-TM 振動子セット
魚探はガーミンの「ストライカープラス 4cv」を選択。価格が魅力の「ストライカー 4」が人気ですが、画面が少し大きいし、クリアビューを使ってみたいし、ということでこのモデルを選びました。振動子はスタンダードな「GT20-TM」です。日本語非対応ですが、初期設定は非常に簡単。1回目は振動子を認識しませんでしたが、抜き差しと強めの差し込みで解決しました。バッテリーに繋いで動作を確認して、海へGOです!
カヤックにつけた魚探を海上でチェック
操作は超簡単!
「ストライカープラス 4cv」のメイン画面操作は非常にシンプル。通常、クリアビュー、フラッシャー、地図と選択肢が表示されていて、見たいモードで決定ボタンを押すだけで使えます。通常+クリアビューなど、スプリット画面も選択肢に表示されるので、基本的には進む、戻る、決定ボタンだけで操作が完結。見たことがある通常魚探(トラディショナル)とクリアビューをつけながらカヤックを漕いで海をチェックです。
反応を見ても判断が難しい
砂地のエリアで水深は想像通り5m程度と激浅。地形変化は緩やかで、沖に向かって徐々に深くなります。時折通常魚探に何か映って魚探から音がしますが、魚なのか別のものなのかまだよく分からない。クリアビューには何も映っていないという印象だったので、無視して沖を目指します。フラットなサーフは本当に永遠、何もないし何もいない。
カヤックでアジを探せ!
実釣の様子を3つに分けてご紹介!
一応このあたりを狙ってみよう、という目途は立てていましたが、ノープラン気味でカヤックを漕ぐばかりのスタート。水深は12mを超え、遠くにシラス船が見えてきました。水深がガク、っと高くなったところで魚探に反応!ここからはラッキーで見つけた根まわりで、アジをゲットする実釣の様子をご紹介します。釣り方は今回の記事タイトルである、ショットガンスタイルです!
①魚探がピピピ!
シラスの回遊があるかもしれない、という方向に向かって漕いでいる途中、思いがけずよい反応に遭遇。これまでは魚がいるのかいないのか、このぐらいなら他を探した方がいいと感じるようなものばかりでしたが、この時は底から3m程度に反応がびっしり、魚探のアラームが何度も反応します。当日は釣りモノも何となく、あるものを適当に入れたルアーボックスの中には、陸っぱりで使っていたジグサビキが!幅広く反応するだろうということで、仕掛けを結んでジグサビキを投入します。カマスにムツに、と釣った後で、これまでには無い強い引き込み!上がってきたのは望外の良型アジで、このエリアにいいサイズのアジがいるということを認識しました。
②小規模な根につくアジを攻略!
アジはやはり移動が速く、ポイントの地形が分からないことから効率よく釣るのは難しい状況。漕いで魚を探しながら、仕掛けを落としてまた移動と繰り返します。この動きを繰り返していく中で、2m程度急激に浅くなる小さな根を発見!クリアビューには白い影も映っているし、地形を釣るなら想像しやすい。この変化を狙い撃ちして、深くなればまた戻ってを繰り返してアジを複数ゲットできました。この反応を見てサビキで直撃する、というのがショットガンと呼ばれるスタイルで、落とした瞬間の反応は抜群という釣り方です。コマセを撒かないのですぐ移動するし食い気も続かないし、という弱点がありますが、頻繁に移動するカヤックならこの弱点はあまり気になりません。落ちた瞬間に食わなければ、やさしくシャクって止め、何度かやってダメなら移動、これだけ覚えておけばすぐに実践できます!
③岩礁が小さすぎて難しい
ジグが軽くスタックする感覚があったこと、カサゴ、アナハゼが釣れたことから、この地形変化は岩礁系と判断。永遠続くサーフの中に、小さな岩場がいくつか点在しているというポイントです。流されていくと深くなって、浅くなってと繰り返すので、岩場はいくつかあるのだろうと想像しているのですが、この一つ一つが非常に小規模。すぐポイントから外れて釣れなくなってしまします。何度も流してエリアの範囲をイメージできるようになればもう少し数が伸ばせそう、という反面、他に岩場はほとんどナシという可能性も捨てきれず、次回どの程度流すのかが悩みどころ。水深が浅いので、アンカーを入れてもいいかもしれません!
カヤックゲームも朝マズメが大事!
アジがバンバン釣れるのは朝マズメ!
遊漁船で遊んでいると沖側は時間よりも潮、と感じますが、水深12m程度では時間帯の影響もまだまだ強いようで、8時を回ったあたりでアジが釣れなくなりました。魚探にはそれらしい影があるのですが、ジグとサビキは食わない。アジングのワームを入れたら食ったりするのでしょうか、アジは非常に気まぐれです。時間を効率的に使って、いい時間をバッチリ遊べるようなプランニングが必要です!
潮目に乗って青物狙い
アジを諦めて、ジグサビキで青物狙い。潮目に乗ってキャスティングで魚を探します。自分の住んでいる地域ではイナダはまだ先、この時期釣れるのはシオとワカナゴです。アジ狙いはややスローでしたが、青物狙いはスピードを出すのがコツ!回収時ぐらいのスピードで巻いて、ガツっと止まる釣り味は小物でも非常に面白いです。途中1m程度のサメ(しかも頭が横に長いヤツ)に遭遇したり、風向きが逆になって速度が出なかったり、新しい経験をしながら帰路につきました。
カヤックのショットガンアジングは釣りやすくておすすめ!
サビキを落とすだけ!
今回はジグサビキを使用しましたが、アジのみを狙う場合は無垢のオモリでも十分。サビキもエサ釣り向けの簡易なもので十分反応が得られます。魚探を見て魚を釣る、という練習にはもってこいの釣りなので、最近ゲットした方はぜひ一度試してみてください。秋の大アジ、美味しいですよ!
連載が気になる方はこちらもチェック!
連載が気になる方は、下記のリンクをチェック!陸っぱりアジングの実釣記事と、カヤック実釣記事をご紹介します。今回見つけた岩礁はアジがついている感じ、青物の時期にもよさそうで非常に気になっていますが、シーズンが終わる前にキスももう少しやっておきたい!秋のハイシーズンに向けてデビューをお考えの方は、ぜひこちらも合わせてチェックしてみてください!
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