アジング実釣で夏を満喫!
今週も遠投アジング!
連載第27回、今回も遠投でのアジング実釣記事をお届けします。自分の住んでいる地域では大アジシーズン終盤、産卵やアフターの大型が薄くなってくる時期で、実釣でも中小型が増えてきた印象。アジング、とカテゴライズされている枠を超えて、青物回遊の様子見を兼ねたジグサビキも試してきました。今回は今季の釣り全体も振り返り!秋に回遊がある地域にお住いの方は、ぜひ参考にしてみてください!
遠投にこだわった夏のアジング
今年のアジングを振り返り!
何週かにわたってお届けしてきた遠投アジングですが、いいサイズの回遊はそろそろ終わりの気配。今年のアジングを少し振り返ってみたいと思います。今年は自分の都合、長梅雨の影響でスタートがかなり遅れてしまいましたが、毎年遊んでいるサーフ、堤防をメインに遠投アジングを展開。スプリットショットリグにこだわってサイズを狙いました。尺が手にできなかったのは非常に残念ですが、25cm程度は何本かゲット、カヤックで沖側の状況が少し分かったのも大きな収穫です。サーフに関してはやっぱり届いてない気がする!堤防からはチャンスがあるところまで届いている印象なので、次シーズンは堤防にこだわって遊ぼうと思います。いつもの釣り場では、5gで届く範囲で釣るのがバランスがよさそうです!
サーフのカヤックは落ちパク状態
なんだかしっくりこなかったサーフのカヤックアジング、記事にしてお届けするタイミングがありませんでしたが、届かない距離にはアジがいる、回遊速度が超早い、時合いも超短い、と陸っぱりの厳しさを感じる内容でした。岸から500m程度のところを流して、一投で3匹ぐらい釣れる、すぐにアジがいなくなるの繰り返し。一回目のフォールは強烈に反応するという部分を考慮しても、群れが薄いのか移動が速いのか、何十匹も釣るのは難しそうです。流れの変化で一瞬足は止まりそうですが、何かストラクチャーがあって、じっくり待てるような釣り場のほうが気が楽、選べる場合は根がある釣り場がおすすめです!
アジング仕掛けの使い分けについて
とにかく飛ばすならジグサビキ
ジグサビキと遠投リグ、どちらにするか悩む方向けに、自分の判断基準をご紹介!まずはジグサビキを選ぶメリットからご紹介します。最大の特徴は飛距離で、ヘビーなジグまで選べる、つまりタックルもサーフロッドやシーバスロッドでバランスを取りやすいので、専門性の高い道具を揃えず、流用道具でかなりの飛距離を出せます。フォールが速い分スピードが出せて、展開が速いのもイイところ。ゴロタ、砂地とも、サーフで遠投&サーチの釣りでは効率がいいです。アジング感はほとんどない釣りですが、いいサイズが掛かれば釣り味はバッチリ!釣り場の情報集めとしても役立ちます!
夕方と夜は遠投リグ
夕方から夜の釣りは、アジングロッドでスプリットショットリグ。夕方ならジグサビキでも十分チャンスがありますが、時合いが暗い時間になると、真っ暗な釣り場ではジグは効果が薄いと感じています。夜までやりたくなって、という時はワームが圧倒的に有利。2タックル持ち込むのがベストですが、難しい場合は夜釣りも考慮して遠投リグで、とすることが多いです。朝はリアクション、夜は食わせというイメージを持っているというのも選択の理由。飛距離ならジグサビキですが、スローな展開が必要なシチュエーションには遠投リグです!
アジング実釣:投げサビキ編
サーフでジグサビキ!
今週はカヤックで遊んだポイントでサーフアジング!エントリーにやや難アリ、一人だと運搬が厳しい場所なので、サーフロッドでジグサビキを試しました。投げ釣りアングラーが居なかった時点で何となく察しましたが、釣れるのはカマスとワカシばかり、今回は全体でもアジゼロという完全に外してしまった結果に。沖側を回遊している可能性はありますが、自分の出かけているサーフは、いいサイズのアジのみシャローに寄りやすいという傾向があるようです。
ジグの重さは30gを使用
ジグのウェイトは30g。サーフロッドに合ったウェイトなので飛距離は稼げますが、フォールの高さを稼ぐのが非常に難しいです。アジ狙いなので上から落ちる動きを見せたいところですが、思い切りスピードを出して5回ほどジャークしても3カウント程度で着底。ラインが斜めになって波風の影響を受ける中で、どこまで誘う距離を諦めて高さを稼ぐのか、というのが難しいポイントです。サーフロッドの長さを活かして、仕掛けの全長を長く、着底後のステイを長くとるとすると少しだけ誘う時間を延ばせます。青物を狙う場合はフォールを気にせず、早巻きオンリーでOKです!
サビキは2パターン用意するのがおすすめ!
ダイワ サムライ ジギングサビキセット 3本 30g
サビキはセット製品についているフラッシャータイプだけでなく、エサ釣り向けのシンプルなスキンサビキを用意しておくのがおすすめ!青物やカマスはシルエットが大きなフラッシャーを好む傾向がありますが、アジはこのフラッシャーのシルエットが大きすぎる場合があります。ジグに興味を持って、コンパクトなスキンを食うイメージ!両方試してみるのがおすすめです!
アジング実釣:遠投リグ編
フグの猛攻に耐えながら
夕方は堤防で遠投アジング!初夏のサバ、ムツのラッシュが無くなって、大きめのフグが増えてきました。エサ釣りではイワシも釣れており、魚の気配はバッチリ。スプリットショット5gにジグヘッド0.5gの組み合せをキャストしながら、アジの回遊を待ちます。混雑もあって探れる範囲には制限がありますが、沖側なのか手前なのか、というところを意識しながら魚をサーチ。遠投系のリグであっても、手前で釣れるならフルキャストにこだわる必要はありません。明るい時間はフグとワカシ、暗くなってからが勝負です!
バイトはフォールに集中!
太陽が沈んで時合いがスタート!大きなサイズの気配はありませんが、豆アジの中にときどき中型が混ざる、という内容で30分ほどバイトがありました。今季お気に入りのステップフォールだけでなく、大きくシャクってテンションフォールの繰り返しでも反応アリ、バイトはフォール中に集中します。アタリが無ければ派手な色に、小型や外道ばかりなら地味な色にとワームをローテーションしつつ、遠投で手前は回収としながらサイズを狙いますが、大型は無く中小型のみでタイムアップとなりました。釣り場で少し話をする程度、という方に話を聞くと、夜中も大型のアタリは無い模様。大アジシーズンは終了の気配です。
ステップフォールが超面白い!
残念ながら尺には届かなかった今期のアジングですが、スプリットショットリグの面白さをつかめたのは大きな収穫。キャロより鮮明でフロートほどだるくないバランス感、分かりやすくフォール中に食う釣り味が面白いです。スプリットでダメならキャロ、というローテーションも同じロッドで楽しめるので、次シーズンもこの構成で決定!夏だけでなく真冬もチャンスがあるので、準備はしておこうと思います!
アジングシーズンの推移について
ベイトの回遊が夏アジの始まり
釣りの時期、特に細かいところは地域や年によってかなりズレが出てきますが、本州中部、自分が住んでいるエリアのシーズナブルパターンも簡単に紹介しておこうと思います。アジの回遊が始まるのは6月中旬、シラスが入ってサバだらけの海から、アジのレンジまで仕掛けを落とす、という釣りから始まります。シーズン序盤は大アジの期待大。この回遊は産卵が絡んでいるケースが多く、7月、8月と季節が進むにつれて、少しずつ大型が減って、中型、小型が増えるという内容で進行します。
今年のアフターは8月初旬まで?
産卵が終わってアフターまで、と考えても、8月を過ぎると明らかにピークオーバー。抱卵個体、大型が減って、中型もいなくなるというのが例年のパターンです。9月になるとイワシやサッパについたイナダが入って、と青物が始まるので、アジをやる人自体がほとんどいなくなります。11月から12月にも大アジのチャンスがあるようですが、いつもは大型青物を狙っている時期。夜釣りをやって朝マズメをやって、というのはちょっと難しいですが、夏の尺アジを取り戻すためにも、今年は冬もアジを狙ってみようと思います!
いろいろな仕掛けでアジングを遊んでみよう!
次シーズンのアジにも期待!
釣り場の状況次第ではありますが、自分の場合はナイトのジグ単オンリーをやめて、マズメの遠投オンリーとしたことで、アジングの釣果が大きく向上しました。サイズが出ない、と悩んでいる方には特におすすめ。ライトなスプリットやキャロであれば、アジングらしい釣り味を損なうこともありません。せっかく釣りに行くなら、いろいろな仕掛けにチャレンジしてみるべき!秋の釣りモノにアジを選ぶ方は、ジグサビキ、スプリットショット、ぜひ検討してみてください!
連載が気になる方はこちらもチェック!
連載が気になる方は、下記のリンクをチェック!ライトゲーム関連の記事を2つご紹介します。「スプリットショットで小物釣り!」で釣り方を紹介しているので、気になった方はぜひチェックしてみてください!
【連載】雨の合間にライトゲーム!スプリットショットで小物釣り!
連載第22回!梅雨の合間のライトゲーム、アジ狙いが不発して、ムツやサバでスプリットショットリグの釣りを練習したお話です。スプリットショットに...
【連載】夏本番の伊豆!常夜灯回りは豆アジだらけ!
連載第26回!今回は夏の伊豆チェック、常夜灯回りで豆アジングをしてきました。豆なら目で見てすぐわかるほど魚が多いタイミング、大型は出ませんで...