夏のライトゲームを満喫!
雨の合間にライトゲーム!
今週から梅雨本番、雨の日が一気に増えて、7月らしい天気になってきました。釣りの方はといえばこの時期は最終盤のメバル、回遊のデカアジにマゴチ、堤防ヒラスズキと狙いたいターゲットが増える一方で、釣りに行けなかったり、行っても海が悪かったりで、個人的には予定がつぶれやすく、フラストレーションが溜まる時期でもあります。今回は雨の合間に何とか堤防へ、回遊の大アジ狙い、が不発してライトゲームという内容の実釣記事をお届け!今日を逃すと一気に雨模様、しばらく釣りは難しいということで、スプリットショットリグの練習というコンセプトで遊んできました。キャロの定番化で出番が減ってきたリグですが、使いやすくて面白い!外向きでアジングをする方はぜひ参考にしてみてください!
大アジ狙いは不発
一発狙いの回遊大アジ
自分の住んでいる地域では6月の後半から7月中旬、少し空いて8月と、シラスを追っている大アジを堤防から狙えるチャンスがあります。小鯖やカマスが増えて、シラスを吐くようになったら夏本番、ワカシも釣れるといいなあという感じです。釣れる魚のサイズ、釣り味とも申し分のない釣りで非常に魅力はあるんですが、ネックは時合いの短さ。自分が一番マシと感じている狙い方、夕方から暗くなる間の3時間を釣るようなスタイルでも、チャンスは30分程度しかありません。朝や夜中も釣れることはあるんですが、いつ群れが来るのかわからない中で、永遠と釣るような感じになってしまいます。こんな釣りなので、自分はショートに、今回も5時から8時のゴールデンタイムを狙って堤防に出かけました。
サーフとの連動が悩ましい
結果からお伝えすると今回は群れが入らず、大アジ狙いは失敗。無数に浮かぶ遠投ウキが一つも沈まない中で、サバやムツを釣っておしまいという内容になりました。後になって話を聞くと、サーフではいいサイズのアジが釣れていたようで、行く場所を間違えたなと後悔。このサーフと堤防の連動性、どちらかに入ってどちらかには入らない、というアジの動きに毎年悩まされています。情報集めをすると朝だけサーフの日もあれば、サーフに全く入らないということもあって、シラスもアジも気まぐれだなあという感じ。潮や風向きからも傾向を見つけられていません。こんな感じで思いっきり外してしまったんですが、使用したヘビーなスプリットショットの釣りが思った以上に面白い!今回はスプリットショットの釣り味、使い方をメインにお届けしたいと思います!
スプリットショットリグはこんなリグ!
シンカーをプラスする遠投系のリグ
スプリットショットリグは、ライトゲーム黎明期から存在する遠投系の仕掛けです。バス釣りでも使われるスタンダードなリグで、重さを問わず、フックと少し離した位置にシンカーが来るのがこのリグの特徴。他の仕掛けと分類するときに語られるポイントは時代によってさまざまですが、現在のライトゲームシーンでは、シンカーを固定しているものがスプリットショットリグ、誘導式のものはキャロと区別されるようになりました。現在はキャロが主流で、初心者の方もキャロから入る方が多いようですが、スプリットショットリグならではのメリットももちろん存在!キャロになる前のリグ、とイメージして触れずに進むのはもったいない仕掛けなので、遠投リグ入門として、ぜひチェックしてみてください!
キャロライナリグとの違いについて
中通しがキャロ、固定するとスプリットショット、と構造的な部分の違いについてはご紹介しましたが、使用感やマッチする状況についての違いも簡単にご紹介しておきます。スプリットショットリグが優れている点は使用感、シンカーがイメージ通りの挙動をしやすいという部分で、アジングのキャロはバックスライドしたり存在感を感じにくかったり、操作に慣れが必要です。逆にキャロが優れている点は中通し、アタリを感じやすくアジもスムーズに吸い込みやすい、という点で、スプリットショットはシンカーの重さがアジのバイトや吸い込みに影響を与えるケースが出てきます。わかりやすさが欲しい、流れが当たってバックスライドさせると分からなくなる、という場合には、スプリットショットをおすすめします!
スプリットショットはココが面白い!
分かりやすさが一番の魅力
仕掛けの準備が簡単、操作も簡単、というのがスプリットショットの魅力。着底が分かりやすく、シンカーを引っ張った時に感じる存在感もハッキリしています。また、ラインテンションを抜くとシンカーが真っすぐ落ちる、テンションを掛けると手前に来る、ジグヘッドはシンカーに引っ張られると、挙動が分かりやすいのも大きな魅力。キャロのように流し続けるとシンカーがジグヘッドを追い越す、ということが起こりません。流れに入れたときの挙動もイメージしやすく、直感的に、気軽に釣りの時間を楽しめます!
シンカーとジグヘッドのラグで釣れる!
スプリットショットリグで意識しておきたいアクションがコレ。ある程度リフトした後、ラインテンションを抜くとシンカーはスーっと落ちますが、シンカーからジグヘッドまでのラインの分だけ、ジグヘッドはジグ単のスピードで落下します。このシンカーとジグヘッドの関係をイメージしながら動かして、意図したところでアタリが出る、というのがこの釣りの面白さ!キャロにも共通する部分がありますが、ここでも分かりやすいという特性が活きてきます。遠投リグ初心者の方にもおすすめです!
スプリットショットリグの練習!
セッティングはこんな感じ!
実釣時に使用したウェイトは5g。飛距離を優先したウェイトを選んでみました。ジグヘッドは0.5gで、流れがあっても着水点から斜めになりにくい構成です。釣り場の混雑と、潮が効いている状況を想定したセッティング。シンカーのウェイトは自由、2gでも3gでもOKなので、釣り場に合うものを探してみてください。水深が深ければ重く、というのがセオリーですが、どちらかというと潮の速さで使い分けるのがおすすめです!
サバとムツならいくらでも釣れる!
シラスを吐く魚はいませんでしたが、海の中はサバ、カマス、ムツだらけ。少しジグでサバを釣って、釣れなくなってからスプリットショットへ移行という流れで釣りの時間を楽しみました。この時はアジを諦めていなかったので、ワームのカラーをローアピール方向へ進めてアタリが減るように、本命に届くようにという組み立てをしてみましたが、それでも釣れるのはムツばかり。ライトなタックルで釣る分には十分楽しめる内容ですが、次回はアジのバイトが欲しいです!
スプリットショットリグの操作方法について
リフト→サビく→フォールの流れ
スプリットショットリグの操作方法についてです。基本的にはジグ単と同じ流れを重いシンカーでやる、という釣りなので、特有のコツに絞ってご紹介します。1つ目はリフト時、素早くショートにシャクるとあまり高さが稼げないこと。ラインはしっかり回収しつつ、ゆっくりとしたテンポで大きくシャクるのがおすすめです。2つ目は即フォールに行かず、サビく動作を入れること。シンカーにテンションを掛けてスピードを抑えることで、一回目のジグ単フォールを活かせます。3つ目は後述するステップフォール!古のテクニックですが、効果が高く釣り味を高めてくれるポイントです。動画も合わせて紹介するので、ぜひチェックしてみてください!
ステップフォールを動画でチェック!
フォール時のちょっとした工夫で、釣りを面白くしてくれるのがこのステップフォール。やり方は非常にシンプルで、フォール中にテンションを掛ける、抜く、掛ける、抜く、とロッドを前後に動かすだけでOKです。この動きを入れると、シンカーとジグヘッドにラグができる瞬間が一気に増える!抜いた時にアタリが出るので、誘いを入れて釣った感も倍増します。ジグ単状態はほんの少し、ロッドを動かすのは5cm程度という部分だけチェックしておけば、釣り場ですぐ楽しめるテクニックです!
夏のライトゲームに出かけよう!
スプリットショットのアジングも面白い!
アジングに出かけたのにアジはゼロ、釣果的には不満の残る実釣でしたが、スプリットショットリグの面白さを体感できたのは大きな収穫。この釣りでアジを釣りたい、という気持ちが膨らんで、ライトゲームに対するモチベーションも大きく上昇しました。分かりやすさもスプリットショットの魅力の1つ、ジグ単でイマイチ釣りきらないなという方は、スプリットショットリグを要チェックです!
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