ドイター エアコンタクト 55+10
ドイター エアコンタクト 50+10 SL
GREGORY パラゴン 48
ミステリーランチ セプター50
カリマー cougar 55-75
カリマー cougar grace
ミレー サース フェー 60+20
ミレー サース フェー 60+20 LD
カリマー cougar 45-60
カリマー cougar grace 45-60
グレゴリー アンバー55
ザノースフェイス テルス45 NM62200 WM
ザノースフェイス テルス45 L
マムート ネオン ギア 45
登山・テント泊におけるザックの重要性とは
荷物を運ぶ唯一の手段
ザックは道具を預け、山頂まで持ち運ぶための重要な役割があります。適当に選んでしまい容量が少ないと持っていける荷物が減りテント泊ができなかったり、容量がありすぎると無駄に大きく重たくなり疲れやすくなります。
また、街の中でデイバックとして使われているザックと比較すると各種ベルトがなかったり、荷重を分散できる作りになっていなかったりします。単に大きいとどんなザックでもいいというわけではなくザック選びは重要です。
テント泊になるほど選び方が重要
ハイキングなど山歩きでも荷物を持ち運ぶ道具となるザックは重要ですが、テント泊ほど気にしなくても大丈夫です。さすがにピクニックで使うようなランチボックスが収納できる程度のバッグでは小さすぎますが、デイバックとして使っている10~20Lの小さなバッグなら簡単な山歩きで使えます。
しかし、テント泊は荷物が増え歩く時間が増えるテント泊は、容量と長時間背負っていても疲れにくいフィット感が非常に重要になります。
リュックサック・バックパックについて
似たアイテムにリュックサックやバックパックなどがありますが、呼び方が違うだけで同じものを意味し英語ではバックパック、ドイツ語などではリュックサックとなります。ザックもリュックサックもバックパックも同じ背中に背負う袋(バッグ)という意味です。
テント泊で必要になる装備について
テント泊は登山+キャンプ
テント泊は大きめのザックが必要になるとされています。その理由はキャンプ道具もパッキングする必要があるからです。この時点でタウンユース、デイバックとして使われている容量の少ない小型のバッグは、不向きとなります。タウンユースは比較的容量が少なく大きいもの、たくさんの荷物を持ち運べません。
容量の目安
テント泊に必要な容量は少なくとも1泊は50Lからと言われています。50Lになるとタウンユースモデルにはないサイズとなり、登山用を取り扱っている専門店に行かないと見かけない容量になります。
また、最低50Lが目安ですが、40L程度からでもできテントの大きさや持参する道具によって必要になる容量は変わってきますよ。2泊だと55L~65L程度がめやすとなり、日帰り登山の38L程度のザックと比較すると大きいサイズは必要です。
必要な装備とは
普段の登山道具に加えランタン(ヘッドライト)などの明かり、就寝時の家となるテントと布団の代わりになる寝袋、そして食事です。レトルトでもフリーズドライでも自炊するためにはクッカーやガス器具、燃料なども必要なってきますよ。本格的に料理をする方は家で下処理をした食材などが新たな荷物として増えます。
テント泊向けザックの選び方
選び方1:人気ブランドかどうか
意外に重要なのがブランドです。安いザックなら探せばいくらでもありますが、耐久性やフィット感などが悪いと使いにくく非常に不便です。
また、一回で底が抜けるという粗悪品は少ないと思いますが、人気ブランドのほうが信頼できることが多く、デイバックと比較すると非常に重要なアイテムとなるザックは信頼できるブランドから選ぶというのも大切みなります。無名の安いザックを背負っていって山頂でなにかあったら非常に困り危険です。
選び方2:容量
前述したように1泊は50L、2泊は60L程度が目安です。しかし、装備によってはもっと大きいザックが必要になったり、逆に50L未満でも問題ない場合があります。装備を一度考えたり、用意してからザックを選ぶという選び方もおすすめですよ。
またザックの中には50~70Lのように容量を増やせるタイプもあり比較的ルーズに装備を用意しても収納できるものもあります。ルーズに用意しすぎて重たくならないように注意してくださいね。
選び方3:できるだけ背負って選ぶ
背負っている時間が日帰りより長く、疲れやすくなり道具も重たいため疲れにくいザックを選びましょう。ショルダーとヒップのベルトに厚み(太さ)があるとクッション性がよく疲れにくいですよ。
ヒップベルトは荷重を体全体に分散するために必要です。1泊向けの50L以上になると必ずヒップベルトは付いていますが、念の為に見ておくといいでしょう。また、プレートが入っているものなどもあり一度背負ってから選ぶというのも重要です。
選び方4:機能
登山用のザックはタウンユースモデルと比較するとデイバックではあまり使わなかったり、付いていない機能がたくさんあります。例えば紐で荷物をくくりつけられたり、雨蓋(天蓋)がついていたたり、荷物を吊るせるようになっているかなどザックの機能を確認するという選び方は重要です。
登山用ザック、バックパックには荷物を持ち運ぶだけではなく、下からも荷物にアクセスできる機能などもあります。
おすすめテント泊向けザック1:軽量な50L
ミステリーランチ セプター50
ミステリーランチ セプター50
ミステリーランチのバックパックは、アメリカ軍の特殊部隊にも採用されている信頼できるメーカーで、とくにミリタリータイプの商品が有名ですが、一般向けの登山をはじめとするアウトドアリュックも高機能で人気となっています。
セプター50は、容量が約50Lと1泊には丁度よいサイズで、過酷な状況を想定してつくられているため、非常に丈夫で使いやすく装備も整った商品です。
フィットしやすい
冬山の厳しい状況下での使用を考えて作られているため、グローブをしたままでも簡単に使用でき、必要なものを素早く取り出せます。
また、過酷な状況では荷物の重さが疲労につながり大きな負担となるため、各々の背中にジャストフィットするテレスコーピングヨークを採用し、負担を軽減してくれます。フィット感と安定性に不可欠なヒップベルトは着脱可能になっており、ハーネス装着時もジャマにならず取り付けできます。
軽量なバッグは荷物も軽くしないと無意味
ミステリーランチの中では重量が約1.5kgと軽量なザックです。軽量だと持ち運びやすいく便利ですが、荷物も軽量化しないとほぼ意味がありません。そのため登山用テント、ダウンシュラフ、その他軽量なギアがある方に向いている商品です。
登山用のテントだとコンパクトになるため、50L程度のバッグでも問題ないでしょう。専用ギアを揃えた状態で50Lもあれば、2泊以上も可能と言われています。
おすすめテント泊向けザック2:ファーストクラスの背負い心地
ミレー サース フェー 60+20
ミレー サース フェー 60+20
登山用品やキャンプ用品で人気の「ミレー」から発売されている1泊のテント泊にちょうどいいサイズの60Lのリュックです。登山用品は海外のブランドが多く、人気も日本ブランドよりも有名な海外ブランドに集中しています。
ミレーのリュックは、独自素材が使われていて軽量で強度が高く、撥水性もあり水濡れに一般的な布地よりも強くなっています。また、体格に応じてショルダーベルトを簡単に調節でき、身体にかかる負担を減らして疲れを軽減してくれるリュックです。ミレーのリュックは身体と一体化するようにフィットして背負い心地が非常によいので、ぜひ一度お試しください。
容量が拡張できる
ミレー サース フェー 60+20 LD
ネーミングにある通り「60L+20L」は、拡張ジッパーを開けることで容量が20Lも増加します。その分だけ背負う負担が大きくなりますが、1泊以上のテント泊では重宝する機能です。
また、ミレーのリュックは、男女により骨格などが異なるため、レディース専用に用意されている商品も多く、女性用には「LD」の表記があります。機能や容量は大きく変わりませんが、背負い心地がかなり違いますので、女性には専用の商品をおすすめします。
おすすめテント泊向けザック3:小型の45L
チャチャパック 45
マムート ネオン ギア 45
目安サイズより少し小型の45Lのザックです。小型ですが登山やキャンプなどのテント泊用に多く使われていて高く評価されています。初心者には少しむずかしいですが、きれいにパッキングし登山用のテントなどを使用すると、1泊なら45L程度でも問題なく使えるはずです。
取り外し可能なヒップベルトを装着すれば、フィット感が増して重い荷物も難なく背負えます。通気性も考えた設計で、長時間背負っていても不快感が少なく、さすがはクライマーたちから愛されるマムートの商品と感服させられます。
背面から全ての荷物にアクセスできる
前面には手持ち用のフックがあり、シンプルなデザインで大きなザックと比較すると小型ですが、内部や細部にはテント泊に便利な機能が満載です。内部には背面にある大きな開口部からアクセスが可能で、全ての荷物を簡単に取り出せます。
外側にはトップフラップポケット、内側にはシューズなども収納できる大型のメッシュポケットも装備されており、キャンプ用品を収納するのに非常に便利です。ギアを追加して取り付けられるデイジーループチェーンなどもあり、記載容量よりも便利に収納できるスマートリュックです。
おすすめテント泊向けザック4:大人気ザック
クーガー55-75
カリマー cougar 55-75
大人気ブランド「カリマー」の1泊から連泊(縦走)に対応した55~75Lのザックです。背面は調節できメンズ・レディース分かれていませんでしたが、レディース専用も発売されたことにより実質的にはメンズ用となります。
大きいですが背負ったときに頭が動かしやすくなっていてヘルメットをしていても引っかかることはなく非常に快適です。グローブをしていても開けやすくなっているなど細かなところも配慮が行き届いています。
クーガーグレース(レディース専用)
カリマー cougar grace
少し仕様が異なるレディース向けの「クーガーグレース」です。基本的な仕様はメンズ(男女兼用)タイプとあまり変わらず、無段階で背面のパッドとフレームが調整できる点も同じですが、背面長は39~47cmに変更され最大容量は70Lになっています。
背面は無段階調整
メンズ、レディース問わずテント泊で重要なのはフィット感です。背中のパッドとフレームを無段階で上下させちょうどいい位置に移動できるようになっていて、男女兼用の背面長は44~55cmになります。細かく調整できるため性別問わず使いやすい商品です。
ショルダーベルトやヒップベルトもきちんと調整でき抜群のフィット感があり使いやすいと人気ですよ。また、小さな気配りとしてホイッスル機能、ヒップベルトにポケットなどがあり便利です。
おすすめテント泊向けザック5:1泊にいいサイズ
クーガー 45-60
カリマー cougar 45-60
カリマーの前述したモデルよりも一回り小さなモデルで、1泊や2泊ならちょうどいいサイズの人気バックパックです。メンズ、レディースに分かれていませんが、前述したようにレディース専用タイプもあります。
容量は45~60Lになりパッキングがうまい方、装備が整っている方なら最小容量でちょうど一泊のテント泊ができるサイズになります。キャンプ向け装備でテント泊をする方でも60Lあるとパッキングしやすいでしょう。
クーガーグレース45-60
カリマー cougar grace 45-60
容量はメンズ(男女兼用)モデルと差がなくなりほとんど違いがないレディース用モデルです。背面長39~47cmとなり自由に調整できフィット感が抜群にいいリュックです。
小さくてもスノーギアを楽に持ち運べる大きなフロントポケット、大容量のサイドポケットなど使いやすくなる工夫も変わらず豊富にあります。大きなモデルとの差額もあり、選び方としては最終的に縦走や連泊も視野に入れている方は大型の75Lタイプがおすすめです。
おすすめテント泊向けザック6:2泊以上にいいサイズ
エアコンタクト55+10
ドイター エアコンタクト 55+10
ドイターも人気があり、ザックの評価が高く信頼性のあるブランドです。エアコンタクトシリーズは通気性がよく連泊もしやすいトレッキングモデルとなり、山登りの動きに応じてバックパックが対応してくれるためずれることが少なくフィット感がいい商品です。
正しく背負えることでヒップベルトとショルダーベルトでしっかり荷重を分散し、重たい荷物でも持ち運びやすくしてくれます。さらに他のブランドと同様に体格に応じて背面を調整できますよ。
レディース向け
ドイター エアコンタクト 50+10 SL
エアコンタクト自体は体格に応じてサイズ調整できる男女兼用ですが、レディース専用もあることから実質エアコンタクトはメンズ向けとなりサイズのあとに「SL」が付いているモデルは女性の体格に合うように重心などが変わっているモデルになります。
基本的な仕様は変わらず2泊以上のテント泊におすすめです。メンズ、レディースともにしっかりした生地で重心のバランスが整い背負いやすくなります。
荷物にアクセスしやすい
荷物へのアクセスが非常にしやすい仕様になっています。一般的なバックパックは上部にジッパーがあり奥のものが取り出しにくくなりますが、本製品は正面が開くフロントオープンになっていて、上部からアクセスするタイプと比較すると連泊で荷物が多い場合でも出し入れがしやすいですよ。
フロントオープンでもレインカバーが付属し雨が降ってきても荷物が濡れないようにきちんと対処できます。
おすすめテント泊向けザック7:軽量
パラゴン48
GREGORY パラゴン 48
グレゴリーは登山用のバックパックよりも街で使うデイバックが人気のブランドです。しかし登山用のバックパックも人気が出てきて評価も高いですよ。
いろいろなバッグがある中で軽さが売りのパラゴン48は48Lと初心者には窮屈に感じるかもしれませんが、テント泊の標準的な目安に近いサイズと非常に軽いところが使いやすく人気です。薄めの生地を採用しているため少しデリケートですが重さはわずか1600gしかありません。
アンバーシリーズ
グレゴリー アンバー55
レディース向けは「アンバー」という少し仕様がことなる別モデルになります。容量は55Lで、1泊程度のテント泊におすすめのサイズとなります。
メンズ向けのパラゴンと比較するとショルダーベルトやヒップベルトの丸みがあり女性の体つきにフィットするようになっています。レディースも軽量となっており、容量55Lでわずか1540gしかないため、年配の方にもおすすめです。メンズ、レディースともに他のブランドと同じように背面長は調節可能となっています。
サイドからアクセスできる
軽いだけではなく他に特徴があります。特に大きな特徴になるのはサイドのファスナーから中にアクセスできる点です。ギアを詰めると底の方や中間の方の道具を取り出しにくいですが、横からアクセスでき、横から荷物を入れることもできます。
また、ヒップベルト部分には小物入れがあり地図や方位磁石など道中でよく使うものを収納でき、薄めの軽量な生地ですがポケットなどもきちんとあり他のブランドと比較しても遜色ありません。
おすすめテント泊向けザック8:ジャストサイズ
テルス45・L
ザノースフェイス テルス45 L
通勤や通学の普段使いのバックパックで人気のザ・ノース・フェイスはアウトドア用品を作っている人気ブランドでもあります。デイバックのイメージが強いかも知れませんが登山用のバックパックもきちんと作っていて他社と比較しても遜色なく山登りで使えますよ。
45の表記ですが、Mサイズは約47L、Lサイズは48~49Lまで容量は大きくなります。本体はMが1490g、Lが1560gと軽量で、荷物を含め全て軽量化したときに非常に軽やかになります。フロントには大容量のポケットがあり使い勝手が抜群にいい商品です。
テルス45・WM(レディース)
ザノースフェイス テルス45 NM62200 WM
レディース版もあります。基本にはメンズと変わりませんが、女性の体型に合わせてチェストベルト(ハーネス)が調整されて、男女兼用タイプと比較するとよりフィットするようになっています。同じ「テルス45」の表記ですが、レディースタイプは42Lとメンズサイズよりも容量は小さくなっています。
バックパックは、背中にフィットしていないと重心が離れてしまい非常に重たく感じるものです。男女兼用だと背面は調整できますが、各種ベルト類までは調整できないものが多くフィット感が異なり、重さの感じ方も全く違ってきますので、女性専用サイズや専用の商品があるならば迷いなく専用のサイズを選びましょう。
扱いやすい
本体へのアクセスには雨蓋を外す他に、サイドジッパーや下部に取り付けたアクセスジッパーからも簡単にアクセスできます。また、雨蓋は容量を大きくして、レインカバー専用の収納ポケットもついています。
軽量でフィット感に優れるPEシートが、軽量のワイヤーフレームと一体化しており、ヒップハーネスは更にフィット感を高めています。またPEシートは通気性を高めるためメッシュ型に改良し、長時間でも快適に背負うことができるリュックです。
テント泊向けザックのまとめ
目安を大事に
1泊するだけなら50L前後が目安になります。小さいものは収納サイズが小さい本格的な装備が必要になりますが、45L程度でもできますよ。連泊の場合は60Lほどあるとやりやすいと言われています。
各社それぞれ工夫があり持ち運びやすい登山用のザックがおおいですが、テント泊をするための選び方として目安はきちんと守るようにしてくださいね。その次に機能などを確認することで、きちんとキャンプ道具が持ち運べるようになりますよ。
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