キャットケージとは
猫を飼うときに必要なアイテム
キャットケージは子猫を飼うときにあると便利なアイテムです。ケージとは檻のようなもので中で飼うため少しかわいそうに思うかもしれせんね。しかし子猫の頃は家の中にあるいろいろなものを誤飲してしまう可能性があり、ケージに入れて飼育したほうがいいでしょう。
また、いたずらをしてしまう可能性もあり家を留守にする場合は、安心して預けておける場所になります。成猫になったときもいたずら好きのキジトラはケージがあると安心できます。
自作(DIY)も可能
キャットケージは前述したように大切なアイテムですが、2段、3段の大型ケージになると意外と高価になります。一匹なら高価なケージでもいいのですが、多頭飼育になるとケージだけでも大きな費用になります。
自作すると多頭飼育でも比較的安い費用で作れて小型のものから大型のものまで自由に作れます。基本的な材料はダイソーでもセリアでも手に入り、100均で揃う材料で作れる手軽があり、多頭飼育の方にもおすすめです。
DIYで作ったキャットケージの注意点
子猫の間は、ケージの隙間に頭が入らないようになってから入れましょう。小さい頃はダンボールを入れて飼うことが多いです。100均で作った場合も同じです。大型のケージでも小型のケージでも隙間に顔が入らないようになってから使いましょう。
自作猫のケージDIYに必要な材料
DIYで必要な材料1:ワイヤーネット
メインの材料としてダイソーやセリアでも発売されているワイヤーネットが必要です。ワイヤーネットの間隔は狭いものがいいでしょう。ダイソーやセリアにはいろいろなサイズがありますが、同じサイズのものを揃えると使いやすいです。
実際に必要になる枚数やサイズは小型や大型だったり、おしゃれなデザインだったりとケージで変わるので注意してくださいね。また、ワイヤーネットによって強度が異なるので猫の体重に注意してくださいね。
DIYで必要な材料2:結束バンド
結束バンドはワイヤーネットを固定する重要な材料です。ダイソーやセリアには結束バンドもいろいろな種類がありますが、一度固定したら元に戻せないタイプでも大丈夫です。
元に戻せるタイプはワイヤーネットを仮止めしたときに戻せて便利ですが、最終的には結束バンドの余った部分は猫が噛まないように切って処理するため通常の結束バンドがおすすめです。おしゃれな結束バンドもありますが、噛まないように注意してくださいね。
DIYで材料3:マット
床部分に敷くマットです。ジグソーパズルのようになっていて組み合わせると小型のケージから大型のケージまで対応できます。スポンジのようになっていて柔らかいマットですが、ふわふわとしたフリースのようなものから単なるマットまであります。
住んでる場所や季節によって変えてみるといいでしょう。マットも全体に必要な材料となり、敷かないと網目状のワイヤーネットは非常に歩きにくいです。
DIYで必要な材料4:その他
作り方は基本的に同じですが、爪とぎを設置してみたり、おもちゃを設置してみたり、ワイヤーネットではなくすのこを使ったりといろいろな材料が必要になる場合もあります。
すのこを使うとおしゃれなキャットケージができますよ。おしゃれな木製ケージ(すのこケージ)だと蝶番(ちょうつがい)やネジ、などの材料も必要になってくるので注意してくださいね。また2階、3階のような大型ケージなら突っ張り棒を使い強度を補うことも多いです。
自作猫のケージに必要な道具
DIYで必要な道具:ハサミ
結束バンドでワイヤーネットを固定した後、ハサミで切って処理します。きちんと短くしてないと活発な猫ほど噛み付いたり、じゃれついたりして危険です。どんなハサミでもいいのですが切り口がぎざぎざになる手芸用ハサミは向いていません。
また、ダイソーやセリアなどの100均にはワイヤーネットの連結ジョイントがありますが、ジョイントに合った太さのワイヤーネットを使わないとゆるいので結束バンドを使ったほうが簡単ですよ。
DIYで必要な道具:カラビナ・洗濯バサミなど
壁面となる部分は結束バンドなどを使ってきつく固定していきますが、結束バンドだと開閉式にできないため入り口部分は洗濯バサミや目玉クリップなどを使います。固定方法は作り方によりますが一般的に簡単に固定でき、簡単に外れるカラビナ、洗濯バサミ、各種クリップが使われ安いですよ。
南京錠だとロック部分の強度がクリップとは大きく異なり確実にロックできますが、開け閉めが面倒です。大型のケージだと上部も開閉式にするといいでしょう。
DIYで必要な道具:その他
前述したようにおしゃれなケージや蝶番を使った開閉しやすいものだと電動工具、釘打ちハンマー、ノコギリ、メジャーなどあると便利です。
ワイヤーネットを切るときもパイプカッターのようなものがあると便利ですが、ワイヤーネットはセリアでもダイソーでもサイズが何点かあるので小さいワイヤーネットを使っていくと切らなくても大丈夫ですよ。簡単に自作できますが、作り方によって必要な材料や強度も変わります。
自作猫のケージの大まかな作り方
ワイヤーネットでの作り方を紹介
ワイヤーネットを使った作り方(流れ)を大まかに紹介しますね。作りたい大きさに必要なワイヤーネットを揃えます。例えば50cm四方のワイヤーネットで1立方メートルのケージを作る場合1面に4枚必要になります。
少なくとも前後、両サイド、天井の5つの面にメッシュワイヤーが必要になるため合計20枚のワイヤーネットを用意して結束バンドで固定していきましょう。あとは扉部分の開閉方法を考えれば完成です。
床部分はマット
床部分にはマットを敷いておくとフローリングの冷気を遮断してくれますよ。またフローリングの汚れ防止にも役立ちます。いろいろな種類のマットがありますが、前述したようにジョイントマットが使いやすいです。完全に防水ではないのでトイレ周辺はペットシート(シーツ)などを使うといいでしょう。
おしゃれな作り方
すのこを使うとおしゃれにできますが、簡単さ、安さではワイヤーネットにはかないません。
ワイヤーネットにすのこを貼りつけるという方法も考えられますが、ボンドなどの接着剤が気になるという方は、少し大がかりなDIYになりますが、釘などを使ってきちんと作りましょう。また木製はおしゃれですが、ワイヤーネットよりも費用も高くなります。
自作猫のケージの作り方1:デザイン
大きさを考える
ケージの大きさから考えていきます。大型にする場合は特に寸法が大切になりますよ。サイズ感は通販などでキャットケージの実際の寸法を確認して作るといいでしょう。大型のケージも寸法を確認して作ることで多頭飼育しやすくなります。
ダイソーやセリアで発売されているワイヤーネットは約51×26cmの細長いタイプから、約40×40の正方形、約54.5×33cmの長方形など種類が多く寸法を先に考えておかないと分かりにくいです。
キャットケージのサイズに近いものを作る
ワイヤーネットを切断するのは難しいので実際にあるキャットケージに近い寸法になるように必要なワイヤーネットを集めてきましょう。
組み立てラック用のワイヤーネットなら正方形で構成されているためいろいろな形にしやすいですが、大型になればなるほどワイヤーネットの数が多くなります。100均商品でも数が多くなると本末転倒となり市販のキャットケージと価格差がなくなりますよ。
切らなくてもワイヤーネットなら調整可
ダイソーやセリアなどの100均に売っているワイヤーネットはサイズが多くきれいに合わせると同じサイズが何枚も必要になり大変です。見た目を気にしないなら少しずらして結束バンドで固定するとサイズが違うワイヤーネットでもキャットケージが作れますよ。重なっている場所は強度もあります。
自作猫のケージの作り方2:組んでいく
結束バンドをきっちり固定
「入り口部分」を除くワイヤーネットを結束バンドや連結ジョイントで箱型になるように連結します。慣れるまで大変ですが、コツを掴むと簡単ですよ。
ジョイントは前述したように経が細いワイヤーネットだとゆるく、グラグラになってしまうのできちんとワイヤーネットの太さに合ったジョイントを購入しましょう。結束バンドの場合はペンチなどを使って最後まできっちり締め上げることでぐらつかず、押しても変形しない強度の高い連結ができます。
床部分について
正しい作り方というものは自作なのでありません。床部分もワイヤーネットで覆いたい場合は、費用が少しかかりますが床部分もワイヤーネットを用意しておきましょう。マットを敷くのでなくても問題ありません。
ワイヤーネット自体の耐荷重3kg程度と強度は低いので注意してくださいね。マットなどを上に置くことで荷重が分散され強度が低くてもきちんとキャットケージとして使えるようになります。
自作猫のケージの作り方3:出入り口の工夫
入り口は一部だけ留める
先程組み立てる行程で入り口は固定しないようにしました。入り口を固定してしまうと開け締めできなくなるからです。ワイヤーネットでドアを作るには少し工夫が必要です。一部だけを結束バンドやジョイントで固定し、開けられるようにしておきましょう。
ロックする場合は前述したように目玉クリップなどでロックします。小さなカラビナなどでもいいでしょう。簡単にロックできて、不要なときは簡単に取り外せるものがおすすめです。
すのこを使った場合
すのこを使ってネジや接着剤などで組んたおしゃれな木製のキャットケージだとロック部分は本格的な掛金(かけがね)が使えますよ。しっかりロックできるので脱走の心配がありません。掛金もダイソーやセリアなどの100均で取り扱われています。
色々なタイプがあり鳥小屋で使われているような掛金や丸落しなど使えそうな金具を取り付けてくださいね。やんちゃで活発な子はクリップだけだと脱走する可能性があります。
ワイヤーネットで掛金を使う場合
ダイソーやセリアなど100均で手に入るワイヤーネットで、強度のあるロックを作りたい場合は少し工夫が必要です。掛金はネジで留める作りのため、ワイヤーネットにネジが貫通しない厚みのある木の板を結束バンドで固定し、そこに掛金を取り付けましょう。
あらかじめ木の板はキリやハンドドリルなどで結束バンドを通す穴を開けておかないと結束バンドで固定できません。手作りでは少し大変ですが、愛猫のためにも頑張ってくださいね。
自作猫のケージの作り方4:マットを敷く
ジョイントマットが便利
100均のマットは種類が多いですが、ジグソーパズルのピースのように簡単に連結できるジョイントマットが便利ですよ。ハサミで切ってゲージの合ったサイズに簡単に調整できます。セリア、ダイソーなどの100均でも売られていますよ。
同じ色で統一してもいいですが、色を混ぜて使うことでおしゃれにできます。前述したようにワイヤーネットでは非常に歩きにくいので必ず敷いてあげましょう。
マットの調整方法
マットをいったん並べて入り切らなかった部分に折り目をつけてカットしましょう。ジョイントマットはふわふわのスポンジのようなものでできているため折り目をつけやすく、ハサミでキリやすく、簡単に連結できる特徴があり手作りキャットケージに非常にマッチした材料です。
連結するマットの色を変えるだけでおしゃれなパターンもできますよ。前述したようにマットにも起毛タイプなど種類がありますが好きなものを選んでくださいね。
自作猫のケージの作り方5:2階・3階の作り方
二階の作り方
大型ゲージとなる2階建てはきちんと突っ張り棒を使って補強していきましょう。まず2階となる部分に突っ張り棒を使って床の台を作ります。突っ張り棒も結束バンドでしっかり固定し、その上にワイヤーネットを置き、動かないように突っ張り棒と一緒に固定します。
前述したようにワイヤーネットの耐荷重が3kg程度しかなく、子猫の間は強度が足りていますが大きくなるとそのままでは強度不足です。必ず2階部分は突っ張り棒を使いましょう。
二階の床ができたらマットを敷く
二階の床ができたら一回と同じようにマットを敷きます。前述したように折り目をつけてもサイズ通りにカットしてもいいですが、別のやり方としては一度ジョイントマットを連結し、サイズ通りに切るという方法もあります。
やりやすいやり方でマットを敷いてくださいね。すのこなら釘で二階が作れるためおしゃれな外観のまま高い強度が出せます。
3階の作り方
非常に大型になりますが、3階も同じようにして作れます。しっかり突っ張り棒を使って強度のある床の台を作りましょう。突っ張り棒もダイソー、セリアなどの100均で発売されていますよ。2階や3階にも出入り口があると掃除するときに便利です。
また天井も開閉できると便利ですよ。台ができたらマットを敷いて完成です。
天井について
天井の作り方も基本的に結束バンドで留めるだけですが、上部は補強をするかすのこを使ったほうがいいでしょう。ケージの外に出すとキャットタワーのようにケージを上る可能性があり、3kgしか耐荷重がないワイヤーネットだけでは少し強度が不安です。
手作りでは強度をどのように保つかというところがポイントになります。2階や3階の台を作ったときのように4隅に突っ張り棒を入れると強度が補強できますよ。
100均自作猫のケージのまとめ
ワイヤーネットと結束バンドで作れる
100均のキャットゲージは主にワイヤーネットと結束バンドできます。しっかり結束バンドで締め上げきちんと固定し、結束バンドの余った部分は根本から切り落としておきましょう。
活発な猫ほど噛み付いて危ないですよ。2階や四隅の補強に突っ張り棒を使って重たい猫が乗ってもいいように作っておくと安心できます。おしゃれなケージはすのこを利用してワイヤーネットと同様に組み立てていきますが接着剤やネジで協力に連結できますよ。
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出典:ライター撮影