黒板 油性
はじめに
手作りで黒板を作るには!おすすめペンキやスプレー等も紹介
手作りの黒板の作り方はとっても簡単。最近では100均でも売られている黒板塗料やペンキと呼ばれるものを使うだけです。塗り方も通常のペンキの塗り方と変わりありませんが、スプレー式のものを使えば初心者にはさらに優しい自作黒板作りに。今回は基本的な黒板ペイントの流れと、ペイントしたものをおしゃれに活用するDIYアイデア・おすすめないろいろな種類紹介と黒板塗料の完全攻略方法を解説していきます。
【DIY】手作り黒板作り方・塗料の塗り方1.下地づくり
この塗料に限らずペンキ塗りには下地づくりが大切です。塗料ののりも良くなるだけでなく、黒板の場合は使い心地が大幅にアップ。古い黒板の補修にもこの下地づくりは役に立つでしょう。
下地の作り方1.やすりがけ
手作り黒板の作り方でまず最初にやってほしいのは塗装面のやすりがけ。板にニスなどが塗ってある場合はそれを取り除く意味もあるだけでなく、黒板の場合は書き味や・消しやすさにも大きく影響するからです。ある程度なめらかな木材の場合ははじめから番手の大きなサンドペーパーで。ベニヤ板などざらつきが気になる素材なら小さな番手から大きなものへと数種類使ってなめらかに整えてください。
下地の作り方2.ゴミなどを取り除く
やすりがけが終わった次におこなう塗料塗り方の手順はけずりかすや細かいゴミ・ほこりをきれいに払うこと。これが残っていると塗装面に小さな凹凸ができてしまう場合も。大きなやわらかい刷毛や、水で濡らした雑巾などで拭くと良いでしょう。
塗り方・作り方のコツ
ローラーや刷毛で塗るタイプの塗料だけでなくスプレー缶タイプを使う場合も、この下地づくりは塗装には欠かせない工程です。広い面のやすりがけは手にフィットするサイズの端材にペーパーを巻きつけそれでこすることで平らに一気に広範囲を平らに磨けるのでおすすめ。
【DIY】手作り黒板作り方・塗料の塗り方2.塗装
お好みの黒板ペンキで塗装
下地づくりが完成したら、早速塗料を塗っていきましょう。ひとくちに黒板塗料といってもいろいろな種類があります。壁用・小物用・屋外に設置する場合など用途に応じてお好みのタイプを選んでください。後述で種類ごとの特徴をご紹介していますのでそちらをご参考に!
きれいに仕上げるため塗装は2回がおすすめ
刷毛やローラー・スプレーでまずは1回めの塗装をしたら乾燥させ、必ず2回塗りをしてください。他のペンキペイントでは1回で済むこともありますが黒板にしたいときは地色が見えたのではあまりよい出来とはいえません。厚塗りにならないよう2回に分けて塗るのが作業時間もかからず効果的。
塗り方・作り方のコツ
塗り方のコツは塗装面をまずはしっかり乾燥させること。濡れているとペンキが剥がれやすいためです。木材によっては目止めと呼ばれる吸水性対策のための作業が必要となることも。高い塗料の節約におすすめですので、下地用ペンキを塗ったりシーラー剤を黒板塗料の前に塗布してください。
【DIY】手作り黒板作り方・塗料の塗り方3.乾燥~仕上げ
乾燥時間の目安
最後は塗装面をしっかり乾燥させます。1回めの乾燥時間目安は2-3時間程度ですが、2回めの場合は余裕をもってたっぷりと置いておきましょう。目安として24時間放置すればほとんどの天候で乾燥が完了しています。厚塗りになってしまった場合でもこの時間を見れば大丈夫です。
自作黒板を使う前にやっておきたいこと
ペイントをして乾燥させたらすぐ使いたくなるでしょうが、自作黒板の場合は使う前の下準備をすることで書き心地や消し加減がよくなります。やり方は簡単。まずはチョークを横にして全面に塗りつけます。その後黒板消しで消してから乾いたぞうきんなどで拭き取ります。これをすることで細かい凹凸にチョークの粉が入り込みより表面が平らにならされるでしょう。
塗り方・作り方のコツ
乾燥時間は余裕をもった数字になっています。お急ぎの方は24時間待たずとも使える場合も多いでしょう。乾燥するとペイントした塗料面がやや白っぽくなることでも乾いたのが確認できるでしょう。時間がない場合でも黒板の使い始め処理は是非やってからご使用くださいね。
黒板塗料を活用したペイントアイデア1.基本の黒板
ベニヤと板材で黒板を1から自作する作り方
100均などで売られている黒板塗料を使った自作黒板の作り方です。材料はベニヤ板とホームセンターなどでも売られている40ミリ幅15ミリ厚程度の木材。ベニヤにやすりをかけ塗料でスプレーやローラーなどでペイントしたら木枠とチョーク置きをビスで取り付けていきましょう。木枠はニスやワックスなどで塗装すれば見た目も作品の寿命もアップします。
ワンランク上の手作りアイデアと塗装のポイント
木材加工の工具がある方なら、木枠部分にベニヤの厚み分端部分を削ったり、飾りの掘り加工をほどこすことでさらに市販品のような完成度の高さが実現します。塗装はこちらでも必ず2回。色はグリーンを塗っていますが黒やもっとダークな色合いにしても。目に優しいのはグリーンですので、子どもに使わせる場合などは黒よりこちらを選んでみてはいかがでしょう。
黒板塗料を活用したペイントアイデア2.子ども部屋に
木製踏台を黒板塗装して子どものらくがきテーブルを手作り
ホームセンターなどで売られている木製の踏み台。店舗にもよりますが1000円前後で購入出来る安い素材を使って黒板塗料の活用法として子ども用のらくがきできるプレイテーブルを作ってみましょう。材料は踏み台と合板・フック・タオル掛け・木ネジ・塗料とニス。作り方はやすりをかけた合板に黒板塗料をペイント。足部分などにニスを塗った足場にボンドで固定。まわりにフックやタオル掛けを取り付けて完成!
ワンランク上の手作りアイデアと塗装のポイント
子どもが使うものですので、やはり塗料の色選びは重要。できるだけ目にやさしいものがおすすめです。また天板や踏み台の角などはやすりがけをして面取りをしておくと、木材のささくれでトゲが刺さったりなどということも激減するでしょう。
黒板塗料を活用したペイントアイデア3.壁を黒板に
屋内の壁を黒板にする塗り方は
黒板塗料は雑貨など小物を作るだけでなく壁に塗って楽しむ方法もあります。壁に塗る場合は特に見栄えが気になるのでシーラーは必須。これは外壁でも内壁でもどちらの場合でも塗っておいた方が良いでしょう。室内の場合には塗料は水性でも。ただしきれいに塗るという観点からは油性の方が表面がたいらに仕上がるのでおすすめです。
ワンランク上の手作りアイデアと塗装のポイント
室内の壁を塗装する場合は養生はしっかりしてから作業をはじめましょう。養生シートにマスキングテープがついているものが簡単に素早くシートを固定することができるので便利です。この他コンセントやスイッチ類もしっかりとマスキングテープでカバーしてからペイントしてください。
黒板塗料を活用したペイントアイデア4.野外使用
外壁には水性ペンキは不向き!屋外用黒板ペンキを使う
100均で売られているような水性塗料は屋内や小物づくり・塗装下地として使用するのには適していますが屋外で使用すると早く劣化する・塗装割れがおこりやすい・水洗いに適していないなどの問題が出てきます。屋外の壁や塀などに黒板塗料を塗りたい場合は、屋外用と明記されたものを使うようにしてください。
塗り方は他のペンキと同様に
屋外用の塗料というと油性の物が多いのですがこちらの大きな特徴は扱いが簡単な初心者向けの水性塗料でありながら乾燥させた後は水洗いも可能な屋外用であるというところ。また世界ではじめてのオーガニック塗料なのでたとえ口に入れたとしても安心。シックハウス対策に使ってみるのも良いですね。
DIYにおすすめ!人気の黒板塗料の種類1.100均の黒板塗料
黒板塗料を使った基本の塗り方と使用例をご紹介してきましたが、ここからはたくさんある個性的な塗料を見ていきたいと思います。ひとくちに黒板ペンキといってもひとつではありません。
100均の黒板塗料の種類
まずは100均で売られている黒板塗料。瓶に入ったものとチューブ式とパッケージの形は2種類。ダイソーとセリアで取り扱いがあるものが有名です。カラーは青・黒・グリーンの3色。100円という値段上サイズは小さめとなっているので注意が必要です。
100均ペンキの特徴
#レイヤーのオススメ商品プレゼン大会
— シャンカル (@white_raou2) March 2, 2018
黒板ペイント個人比較。
ダイソー 少し重い(隠蔽力がある)匂いが無い PPに乗りやすい
セリア 少し軽い(隠蔽力が弱め)油性マジックの匂いがする PPに乗りづらい 塗り重ねると表面がすこしザラつく 伸びがいい
スプレー吹く下地にはどっちも優秀! pic.twitter.com/G0jkALCn1r
それぞれの100均の違いと塗料の特徴は上の通り。スプレー塗装の下地として使用する場合はとても参考になるでしょう。塗料の種類は水性で、現在油性の黒板ペンキの販売は報告されていません。
100均ペンキで気をつけること
1つのサイズ的にたくさんの面を塗る場合はそれだけの量を確保する必要が出てくるでしょう。目安としてはアイデアでご紹介した基本の黒板で100均塗料を2瓶使用しています。ダイソーは基本的に通販はしていませんが、商品によっては箱買いであればwebから個人的に購入することも可能とされていますので公式サイトで問い合わせ・ご確認ください。
DIYにおすすめ!人気の黒板塗料の種類2.黒板ペンキスプレー
次にご紹介するのはいろいろなメーカーから販売されている市販の黒板ペンキ。こちらは油性と水性・それぞれのスプレー缶に分けられます。それぞれの特徴と使い方のポイントや選び方のコツを解説しましょう。
油性ペンキの特徴
黒板 油性
油性ペンキの特徴はその耐久力にあります。水性よりも水濡れや屋外での使用に向いているのがこちらを使うメリット。また塗装面も時間経過で自然とたいらにきれいになってくるので、誰が塗ってもきれいに見えるという利点もあるでしょう。濃くなったものを薄める場合は専用のうすめ液を使うため購入するときはタイプを確認してください。
水性ペンキの特徴
油性ペンキの方が良いところばかりという感じを受けるでしょうが、水性塗料の良さは何といってもあの気になるニオイが少ないという点です。塗装にはつきもののアルコール臭。屋内作業で風通しが悪いと長時間続けることは難しいですが、水性塗料であれば換気さえしていればそれほど苦労せずペイントも可能。
スプレー式と道具を使うタイプの選び方
ローラーや刷毛など道具を用いてペイントするタイプの他にスプレー塗料というものも売られています。黒板ペンキにおいてもスプレー式があります。この良さとしては他の道具を用意しなくてもすぐ濡れる手軽さでしょう。よくペンキ塗りをする方であれば道具を用意しても良いですが、小さな雑貨を作るくらいであればスプレー式の方が初期費用が少なくて済む場合も。
自分に合ったペンキを選ぶのがポイント
水性・油性・スプレー式の選び方は何を作るか・屋内か野外用かなどを考慮して自分に合ったものを選ぶのがポイントといえますね。基本の考え方として屋外なら油性・小物づくりにはスプレー・DIY好きで道具も揃っており屋内で使うインテリア雑貨を作りたいという人ならば水性と大まかに考えておくと良いでしょう。
DIYにおすすめ!人気の黒板塗料の種類3.マグネットペンキ
ホワイトボードなどにある磁石がくっつく仕様。木製の黒板でもある特別な塗料を使うだけでマグネットを使えるようにできるとご存知でしたか。これらのペンキをマグネット塗料と呼びます。
黒板塗料を塗るだけで板にマグネットが付く
使い方は簡単で普通の塗料と同様に塗るだけ。もちろん黒板にできるマグネット塗料もありますので、それを使えば見た目は黒板だけれどかわいいマグネットも使える少しお得な雑貨づくりができるでしょう。
マグネット塗料の特徴
マグネットのちからをより効果的に体験したいならば、通常の2回塗りではなくて3回塗りがおすすめ。㎡あたりの塗料の量によって磁力のパワーは変わってきます。3度重ねて塗ればコピー用紙を重ねてマグネットで貼り付けることもできるでしょう。下地塗料としても使えるので、100均黒板塗料の下地にこれらのタイプを使うことも可能。
マグネット塗料の使い方のコツ
通常の塗料は重ね塗りはきれいに仕上げるために必要になってきますが、このペンキの場合は磁力アップに比例するでしょう。目安として通常3回がおすすめで、4回塗ることも公式サイトでは推奨されている方法。2回程度ではマグネットは付くけれど紙を固定するのは難しい程度といわれています。強度が不足していると感じる方は重ね塗りしてみてくださいね。
DIYにおすすめ!人気の黒板塗料の種類4.クリア黒板ペンキ
黒板といえばグリーンや黒のものが一般的ですね。ごくまれに青いものも見かけることができますが、あまりカラフルなものではないイメージがあるでしょう。もっと違う色の黒板があれば良いのにと感じている方にはこちらのクリア黒板塗料はピッタリ。
クリアなのに黒板として使えるすぐれもの
見た目は白い塗料ですが、ローラーや刷毛などに付けて塗ると薄く表面に白い膜がある程度の塗り具合となり、乾燥することで完全に透明になって下地色に変化はありません。こちらも1度塗りではあまり効果が発揮できないので2度塗りをするのですが、それでも地色はそのままのニュアンスで使うことができるでしょう。
地色を生かしてチョークで書けるペンキ
見た目はもとのままですが、そこにチョークを使って文字を書くとまるで黒板のようになめらかに描くことができるでしょう。もちろん、黒板消しで消せば簡単にチョークは消えます。色が付かないのではあまりお得感がないとお考えの方もいらっしゃるかも知れませんが、使い方次第で変わった面白いDIY作品づくりに役立つことも。
いろいろなカラー黒板DIYにおすすめ
まずクリア黒板塗料を使うことで、今までになかったカラー黒板が作れるというのが基本的な使い方でしょう。子供部屋の壁に塗ればチョークなら自由に落書きし放題で、大喜びされることまちがいなし。レンガの外壁でも表面をたいらにしてからこの塗料を使うことで黒板のように書いて・消してが可能です。
まとめ
自作黒板づくりに役立つアイデアとスプレーや塗料を活用しよう
いかがでしたでしょうか。黒板塗料の基本の塗り方とそれを使ったアイデア例・いろいろな種類のペンキと選び方・使い方をご紹介してきました。クリアタイプの黒板塗料などは黒板のイメージを大きく変えることができるペンキとして注目されています。気になる使い方やペンキがありましたら、是非お手にとってみてはいかがですか。
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