リースキット
はじめに
季節の植物や造花でリース飾りを作るコツ
日本にも昔からお正月の松飾りや節分の飾りなど植物をつかったデコレーションアイテムがありますが、最近は西洋から伝わったものも上手に取り入れておうちや部屋をイメージアップさせている方が目立ちます。そんなデコレーションのひとつがリース。好みの素材を組み合わせて作れる手軽さもうけているようです。おしゃれなリース作りは1度作ったらそれで終わりではありません。季節が変わるごとに別の花や植物を使って新たなものを作成してみたり、クリスマスなどの楽しいイベントをイメージしたオリジナルリース作りを何度も楽しみましょう!シーンや季節ごとのおすすめデザインを御覧ください。
手作りリースの基本的な素材や道具
まず最初に今回ご紹介する作り方やデザインで主に使われている材料や道具類を見ていきましょう。全部なければ出来ないわけではないので、自分の作りたいものに合った素材や道具を選んでお使いください。
ベース
リースキット
リースを作るのには外せないのがベース。100均や花材店でも売られていますがツル植物や柳の枝などしなやかな枝類が手に入るなら簡単に手作りできるでしょう。ナチュラル素材にこだわらずフェルトや折り紙といった材料で作るのでのであれば、紙などで作ることも可能。枝での作り方は柔軟性のある枝を好みのサイズの輪にしてから、ぐるぐると巻き付ける要領で何周か巻き固定。最初と最後や枝が飛び出ているところは他の茎や枝の中にはさみこんで、飾りの邪魔をしないように仕上げてください。
造花やドライフラワー
秋のまつぼっくりや自分で作ったり買ったりしたドライフラワー。100均などでもクオリティの高いものが手に入る造花やフェイクグリーンなど長い期間手入れなしで美しさを保ってくれるものがおすすめ。アロマなどの香りが付けられたポプリ用の素材は自然ではありえないようなカラーに染色されており差し色として便利に使えるでしょう。今回はご紹介できませんが生のグリーンも水苔や麻布などをワイヤーで作った土台に配置して利用するよせ植えでのリースを作る方法もあります。
ワイヤーやグルー
ナチュラル素材のリースなら花などをベースに巻き付けるためのワイヤーにこだわる方もいらっしゃいます。天然石やハロウィン飾りなどワイヤーを掛けることができないものであればグルーガンで接着して作るのが便利。リースという形の縛りこそありますが、これらを使って自由なセンスとお好みのバランスでデコレーションを楽しむことができるのがリース作りの醍醐味!
ナチュラルでおしゃれ!手作りリースの作り方1.春のリース
最初は季節ごとにおすすめの材料で作る、四季を感じることができるデザインをいくつかご紹介していきます。最初は冬から次第にカラフルな明るい温かさを感じられるようになってきた春が旬の植物を使った華やかなミモザのリースづくりを御覧ください。使う素材が1種類であるというところも初めてのリースづくりにはハードルが低くて挑戦しやすいポイント。
季節のリース:春におすすめの花・ミモザ
ミモザといえば春のおとずれを知らせる花としても人気の植物。1つの枝でたくさんの小さなつぼみを付けてくれるので、たいへんボリュームがあり1種類だけでも素敵なものが作れるため初心者向けと言えるでしょう。初めて作る季節のリースとしておすすめ!より華やかなものをという方はもっと花を増加させても。
材料と簡単な作り方デザインのコツ
材料となるのはミモザの枝のみ。これにリールワイヤーや少し太いアイアンワイヤー・花切はさみもご用意ください。ミモザは組み合わせやすいように適度な大きさに何個かに切り分けて。切り方ポイントは枝分かれしているところで切るところ。緑の葉部分も使いますのでそちらも適宜花とちょうどよいバランスになる分量を用意。アイアンワイヤーで飾り付け用フックを作って巻きつけたらリールでミモザの花や葉を巻きつけてください。1周付けてみたらバランスを見て足りないところには花やつぼみを増加させて出来上がり!
ナチュラルでおしゃれ!手作りリースの作り方2.秋冬のリース
春の明るさと対象的に秋冬は植物も次第に枯れてきますので、そんなシックさを表すリースづくりがおすすめ。とはいえ茶色ばかりではなく赤や青・紫といった自然の実を集めて差し色やベースカラーとして活用していくのがポイントでありコツ。動画では2人の方がいくつかの作品づくりをしていますので同じ素材でも組み合わせ方でまったく違った印象になるのがおわかりいただけるでしょう。
季節のリース:秋冬のシックカラーの組み合わせ
秋冬のリース素材として人気が高い松ぼっくりなどの実。秋冬はこれらのシックなモチーフがよく使われますし、季節感を感じるものと言えますね。またこの季節は植物がだんだんと枯れて枝もむき出しになっていますので、ベースとするツル類が野山で簡単に手に入りやすい時期ともなっているのが特徴。お金をかけずに素敵なナチュラルリースが作れる季節です。
材料と簡単な作り方デザインのコツ
こちらはいろいろな色の実とグリーンの秋色アジサイをメインの素材として使っています。実は赤や紫・茶色といろいろな色があるので花がなくても色の組み合わせが楽しめるデザインとなるでしょう。長いツルの植物はカットせずにそのままリースに沿って輪にして他の植物を付けるワイヤーで固定していく感じに。端からぐるりと取り付けるのではなくバランスを見ながら欲しいところに花や葉・実を増加させていくパターンの作り方です。
ナチュラルでおしゃれ!手作りリースの作り方3.クリスマス
クリスマスには扉にリースを飾り付けしているお宅をよく見かけるようになりました。どなたでもこれはクリスマスデコレーションだと感じられるクリスマスカラーでまとめることで、とても簡単に素敵な作品が作れるでしょう。
季節のイベント:華やかなクリスマスリース
寒い季節を温かい気分にさせてくれるのが赤や緑・銀や金などのイメージがあるクリスマス飾り。リースもそんな色を組み合わせて作るクリスマスリースはどなたも一度は作ってみたい楽しいデザインとなっているでしょう。生の花やドライフラワーなどはこの時期高価なものとなっていますが、100均の素材で作ればローコストで作ることができますよ。
材料と簡単な作り方デザインのコツ
100均でもいろいろなおしゃれな花やドライな植物素材が手に入るのでおすすめ。ツリーのオーナメント用の松ぼっくりはうっすらシルバーや金にペイントさせているので使うだけでクリスマスらしく出来ますよ。造花だけでなくポプリ材料としても花や実などがありますのでそちらも見てみると思わぬ見つけものができるでしょう。こちらのデザインはランダムではなくシンメトリーに付けているので、迷わずサクサクと作業が進められてスピーディーに仕上がりに。大きな松ぼっくりの位置を決めたらあとはその間を埋めていく感じに、ワイヤーではなくグルーガンで貼り付けているため向きの調整も簡単です。
ナチュラルでおしゃれ!手作りリースの作り方4.ハロウィン
ハロウィンも代表的ないろなデザイン・アイテムがたくさんあり子供だけでなく大人も楽しくなる少し怖くてでもポップな雰囲気がある飾り付けが人気。お店でもこの時期になるとオレンジ色のグッズがたくさん出回りますので植物にこだわらずリース作りに活用してください。きっと楽しいものができますよ。
季節のイベント:100均材料で作るハロウィンリース
ハロウィンは期間こそ短いですが楽しいかぼちゃランタンモチーフなどに代表されるデザインが楽しめる季節のリースづくりに向いているタイミング。本物のミニカボチャなどを使っても良いですし、かわいいフェイクのかぼちゃランタンの飾りなども付けてわくわくするようなものに仕上げましょう!
材料と簡単な作り方デザインのコツ
デザインのポイントなるおしゃれな木はダイソーのピアススタンド。黒のチュールレースの他ハロウィンの飾り付けとして売られているりぼんや顔つきパンプキンランタン風オブジェなどをグルーガンとワイヤーを使って取り付けてください。ピアススタンドの穴にワイヤーをつけた小さなかぼちゃランタンをぶら下げるとリースにも動きがでます。チュールレースやリボンは中央をワイヤーで絞ってグルーガンで接着しながらベースに刺していく感じで。すべてを埋めずに上下をはっきりさせるリースデザインの作り方をお試しください。
ナチュラルでおしゃれ!手作りリースの作り方5.グリーンのリース
季節やイベント以外にいつでもお部屋に飾れるものが作りたい方にはこちらのようなグリーンだけのものはいかがですか。さわやかさと落ち着いたやすらぎを感じさせるインテリアデコレーションとして役に立ってくれることでしょう。
季節を問わず飾れるさわやかなユーカリのリース
落ち着いたインテリアや飾りがお好みの方だけでなく、季節問わず飾れるものとしてグリーンのみで作るリースはいかがでしょうか。ここで使われているユーカリは香りが良いというだけでなく、空気を清浄してくれるという効果つき。リビングや寝室に飾っても他のインテリアの邪魔をしないだけでなく生活しやすい環境にしてくれるお役立ち植物です。
材料と簡単な作り方デザインのコツ
本来の植物の旬は夏ですが生花やブーケの花材として通年流通しているユーカリの葉。とても良い香りがしますね。派手さはないもののナチュラルで落ち着いた大人っぽいおしゃれなリースが作れるでしょう。使用する材料はユーカリのみでワイヤーを使ってぐるりと1周ベースに巻きつけていくデザインとなっています。吊り下げるフックを上にして置き、下からはじめます。13cmほどに枝を切りそろえた葉は巻き始めは5本程度を束にして。最後は最初の枝を持ち上げて丁寧にバランスよく取り付けていってください。コツは正面だけでなく側面にも時々付けること。これによりボリューム感アップします!
ナチュラルでおしゃれ!手作りリースの作り方6.造花の花リース
生活していると壁にかかっているリースを正面だけでなく横から見る機会もあるでしょう。こちらはたくさんのアイテムを使って横からみても隙間なくバランスよくデザインされたリースづくりのコツ紹介です。同じ赤系のアイテムをたくさん使っていますが質感が違うことで作品に動きやかわいらしさが出ているのがよくわかるでしょう。
季節を問わないロマンチックなリース
華やかな花やカラーがお好みの方が通年飾っておきたくなるものといえば、華やかな色や形の造花を使ったロマンチックリースはいかがでしょう。ドライフラワーよりも管理が楽ですので、飾りっぱなしでも手間がかからないのも魅力のひとつ。赤のダリヤを引き立てるための黄色の葉などあしらった珍しいクレセント(三日月型)リースの制作方法です。
材料と簡単な作り方デザインのコツ
造花をとてもたくさん使って作られているデザインのこちらのリース。メインは赤いダリア。同じ色の素材と差し色となるものを揃えてください。また同じ赤でも造花のマット系なリボンとりんごピックの艷やかなニスの光沢など合わせることでそれぞれが引き立て合うでしょう。付け方はこれまで出てきたのとまた違って、ひとつずつ材料をワイヤリング(アレンジフラワーなどで使われる花のみを取り外しワイヤーで巻きつけ角度調節などをしやすくする手法)して、そのワイヤーをベースにグルーで固定しています。このままだと軽く接着されただけなのでやり直しも可能。最後にしっかりグルーで接着して出来上がり!
まとめ
季節ごとにリース飾りの手作りを楽しもう
リースの作り方や材料にもいろいろありますが、今回は簡単につくれるナチュラルな素材を使った方法とデザイン・作り方のコツなどご紹介してきました。いかがでしたか?同じように花や実を円形に取り付けていくだけなのですが、付け方やデザインのポイントが違っていて面白いですね。気に入ったデザインや作り方がありましたら是非オリジナルリースづくりにチャレンジしてみてはいかがでょうか。
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