はじめに
丸や三角四角などお好みの形で鍋敷きを作ろう
鍋敷き作りはちょっとしたはぎれがあれば出来るので、DIY初心者にもおすすめの作りやすいキッチン雑貨。鍋つかみと兼用になったデザインが人気が高くその作り方もいろいろなものが公開されています。
そんな中からいろいろな材料で作れる方法を選んで、10個ご紹介しましょう。作りやすい四角い形から鍋に合わせた丸形・四角の変形で三角になるものも使いやすくておすすめですよ!
キルト芯が手に入らないという方の代用品を使った作り方もお教えしましょう。
鍋つかみにもなる!手作り鍋敷きのデザイン1.はぎれで
鍋つかみくらいの大きさだと何か他のものを作った残り布(はぎれ)でちょっと作るのに便利なサイズ。まずはそんなはぎれの中から幅は短めだけれど長さがあるものがあると作りやすい簡単な鍋つかみにもなる作り方から見ていきましょう。
フェルトを芯にした簡単鍋敷き
鍋敷きといえば熱い鍋からテーブルを守るために厚めの出来上がりが良いとされます。キルト芯を入れれば良いのですが、ない場合はフェルトを重ねたもので代用することができます。この他古いタオルなどを重ねても同様な効果が得られるでしょう。
材料と簡単な作り方手順
材料は20センチ幅で68cmの長さがある表布。フェルトも50cmほどの長さがあるものが良いですがカットされたものしかないという場合はできあがりサイズに合わせて数枚重ねると良いでしょう。
表布を中央に2センチ間隔を開けたジャバラに重ねて残り布を被せ、アイロンをかけて横だけミシンがけ。フェルトは三つ折りにしてどうようにステッチします。表布の間に入れてひっくり返してできあがりです。
布端部分が内側に入るため、縫う所も少なく手軽に作ることができる簡単レシピになります。
小さなはぎれで作る場合
ここでは幅が狭くてもある程度の長さがあるはぎれを使っていますが、都合でこの長さのはぎれが用意できない場合はパッチワークの要領で中表にしてミシンステッチで接ぎ合わせてしまいましょう。
折りたたんで作るので、どこの模様が出るか出来上がりの面白さも楽しめるのでおすすめですよ。
鍋つかみにもなる!手作り鍋敷きのデザイン2.三角鍋つかみ兼用
鍋敷きは三角形だと鍋の形的には使いにくいですが、四角のものは珍しくありませんね。縫うのも丸よりも四角の方が直線縫いだけなので簡単。
四角を半分に折ると三角になりますが、そこに手を入れられるようにすれば簡易的な鍋つかみに早変わりします。
鍋敷きに三角のキルト芯を足したら鍋つかみになる
一見難しそうに見えるデザインですが、重ねて縫い合わせてひっくり返してまつり縫いと巾着袋並の簡単な手順で初心者にもすぐ作れる優しい作り方となっています。
ミシンがあるとしっかり縫えますが、このくらいのサイズであれば好きな音楽でも流しながらチクチクと手縫いで縫う楽しさも味わえるでしょう。
材料と簡単な作り方手順
材料は16センチ四方の正方形の布4枚とそれに合わせてキルト芯も同サイズで3枚使っています。これは100均の芯の厚みの場合なので手芸店のもっとしっかりとしたものを使う時は2枚くらいがちょうどよいでしょう。
表布キルト芯2枚裏布その上に三角に折ったものにカットした芯を挟んだものを平らに重ね縫い合わせるだけ。キルト芯があるとひっくり返した時に周りがぼこぼこと厚みがですぎるのでキルト芯だけ縫い代をカットして仕上げてください。
はぎれを同じサイズの四角にして作る
作者さんはポーチ作成で出たはぎれで作っていますが、正方形の布を組み合わせているためパッチワーク用のカットクロス(はぎれ)で作るのにちょうどよいレシピです。
通常の尺で買うとお高めなおしゃれな海外製の布がカットクロスなら安く手に入るので、コスパよく材料を集めることができるでしょう。
鍋つかみにもなる!手作り鍋敷きのデザイン3.丸形キルト
似たデザインを丸型で作る方法
さきほど四角で作ったものを丸型にしたのがこちらの作りたかレシピ。形が変わることで雰囲気も変わってきます。丸いものを袋に縫う方法やキルト芯を使わない鍋敷きの作り方を知りたい方はこちらの動画が参考になるでしょう。
材料と簡単な作り方手順
キルト芯ではなくすでにキルティングされた布を丸く切って使っています。キルティング地のはぎれがある方はこちらの方が楽で良いですよね。その他厚みを出すためにフェルトも組み合わせています。
重ねてミシンを掛けていくのですが、動画での手さばきにご注目ください。布を押さえている右手をカーブに合わせて動かすことできれいな曲線を縫っているのがわかりやすいでしょう。
キルト芯の入れすぎ注意
厚いタイプと薄くしたものの2種類作って使い心地のレビューもされています。鍋つかみとして兼用するなら薄手の方が使いやすいので、キルト芯(キルティング生地)の重ねすぎには要注意!
鍋つかみにもなる!手作り鍋敷きのデザイン4.チラシで
鍋敷きといえば熱で焦げてきたり鍋の底の汚れがついて使っていくうちに変色・汚れが落ちなくなるのである程度の使い捨て雑貨と考えるのが一般的。それならば最初から捨てても惜しくないもので作ろうという発想から生まれたのがこのデザインです。
ツルツルの厚めの紙で作るエコな鍋敷き
新聞紙やチラシなどの雑紙を使った工作は子どもだけでなく大人にも人気です。エコなところが良いですよね。ここではツルツルした厚手のチラシを使ってテープを作りそれを折り込んでいくことで四角い鍋敷きの形にする方法をご紹介しましょう。
材料と簡単な作り方手順
材料はチラシ適当なサイズと量ご用意ください。1枚で4本のテープが作れますのでチラシ3-4枚を目安に。他に使うのはハサミのみ。テープを上・下・上・下と交互に重ねることでしっかりと織れます(機織り機で布地を織る方法と一緒)
半分は裏面に残りのテープすべて織り込むことで強度が増します。半分は表側で見た目をきれいに仕上げるために折り返す長さに合わせてカットしてから差し込んでいきましょう。
パーツは4つ折りでしっかりとした仕上がりに
薄手の紙でもできますがより強く鍋敷きとしての機能を強化し作業も進めやすくするために、なるべくツルツルの強い紙でしっかりと4つ折りにして硬さのあるテープを作って織り始めましょう。
もっと見た目にこだわるなら100均の包装紙を組み合わせて、チェック柄などにしても素敵な作品に仕上がるでしょう。
鍋つかみにもなる!手作り鍋敷きのデザイン5.折り紙
チラシで作るやり方が出たところで、もうひとつ紙で作る方法もご紹介します。こちらは折り紙を使ってパーツを作りそれを組み合わせてきれいな放射状のデザインとなる鍋敷きの作り方です。
折り紙を組み合わせてきれいな鍋敷きを作る
三角が2つできるパーツをブルー無地8枚・青系チェック8枚作ってそれを組み合わせていくのですが、2箇所で組み合わせていくのでしっかりと組めます。
和紙風の折り紙で作れば、海外の方をお招きしたホームパーティーなどで喜ばれるでしょう。折り紙は、海外でもとても人気のハンドメイドで有名です。
材料と簡単な作り方手順
材料は折り紙2種類を8枚ずつ。他の道具などは使いません。折り方は途中まで伝承のツルの折り方と同様。あとは動画を見ながら2ステップくらい折りたたんでいけばパーツの完成です。
最初は裏の白い面が表に出るように折り始めるのがコツであり、はじめての方は間違えやすい部分でしょう。
教育折り紙サイズがちょうどよいサイズ
使用するおりがみは、15センチ角のいわゆる教育おりがみと呼ばれる一般的なサイズ。文房具店でも売られているのですが、鍋敷きとしてちょうどよいサイズになります。
作ってみて、サイズは鍋の大きさに合わせて紙の大きさを小さくしたり、大きくしていけば簡単に調整可能です。
鍋つかみにもなる!手作り鍋敷きのデザイン6.割り箸を使う
使い切れない割り箸を鍋敷きにリサイクル
バーベキューなどで大量に購入した割り箸。木の割り箸は放置しておくと引き出しの臭いなど吸ってしまって箸として使うのに躊躇してしまった経験はないですか?
捨てるのはもったいないので、鍋敷きの素材としてリサイクルしていきましょう。
材料と簡単な作り方手順
材料は割り箸(未使用のもの)21本と熱に強い天然素材の布・ボンド・飾り用のタグやワッペンとなります。割り箸の長さよりも大きめにカットした布にボンドを縫った割り箸を上下交互に貼り付けていきます。
乾いたら周りの余分な布はカットしましょう。ワッペンをアイロンで貼り付けて、布端はボンドをつけて割り箸に貼り付けるとほつれ糸が出にくくなるでしょう。
針と糸不要!裁縫が苦手な方にも
布を使っていますが、ボンドで貼り付けるだけと糸も針も使用しません。また割り箸ですので熱い鍋を上においてもテーブルに対するダメージは心配なし。裁縫はしたくないけれど、しっかりとしているが薄手の鍋敷きがDIYしたいという方に試して欲しい方法です。
鍋つかみにもなる!手作り鍋敷きのデザイン7.ロープで
巻くだけ簡単!材料費もかからない鍋敷きの作り方
太いロープの余りがあったら是非作ってみて欲しいのがこのかっこいい鍋敷きのレシピです。土台としてダンボールを使っているので、手持ちにロープがあれば費用もかからず丈夫で厚い鍋敷きを作ることが可能でしょう。
材料と簡単な作り方手順
材料はダンボール・丸いお皿ななどの型・太めのロープ・ボンド・ハサミとカッターです。まずはダンボールを用意した型で円形に切りましょう。ロープの端は一度解いてからボンドを塗りより直すとバラバラの繊維が出てきますせん。
ダンボールに厚めにボンドを塗布。中央からしっかりと手で抑えてくるくると外側に向けて貼り付けていくだけ。最後も最初同様切り口をボンド処理して完成です。
太めのロープとダンボールでしっかりとした出来上がり
ロープをボンドで貼るだけととても簡単なので、どなたでも作ることができるでしょう。また厚みのある素材同士を合わせているので鍋敷きとしての熱からテーブルを守る機能もバッチリです。
鍋つかみにもなる!手作り鍋敷きのデザイン8.簡単毛糸編み
リリアン編みの要領でカラフル毛糸で鍋敷き制作
毛糸の編み物で作る鍋敷きもいろいろなやり方がありますが、小学生の頃遊んだリリアン編みの要領で簡単に作れる方法なら編み物をしたことがない方でもすぐ作り方が覚えやすいのでおすすめ。
材料と簡単な作り方手順
使用するのは毛糸(段染め毛糸がきれい)・トイレットペーパーの芯・割り箸・ビニールテープ・ハサミ・毛糸とじバリとなっています。まずは編み機作りから。トイレットペーパーの芯にカットした割り箸を等分になるよう、テープでしっかり固定します。
編み方は糸を六芒星の形に掛けてスタート。あとは上に毛糸を渡して下の糸を割り箸から外すの繰り返し。編みながら下から出ている編地を丸く仮配置してみて確認。希望の長さになるまで編みましょう。
簡単編み機で工作感覚でできる毛糸鍋敷き
小学生の手芸としてもこのような織り機を作って作る方法がおすすめされるくらい簡単な毛糸の編み方・作り方となっています。作り方のコツは糸を引きすぎるとやりにくい・ふわっとせず毛糸の良さを活かせないため編み機の糸をかける時はただ置くだけという感じで進めてください。
鍋つかみにもなる!手作り鍋敷きのデザイン9.Tシャツヤーン
ズパゲッティなどのTシャツヤーンで編む鍋敷き
Tシャツヤーンは毛糸ではなくTシャツなどニットを切りっぱなしにしたテープです。これで毛糸を編むのと同様に作品づくりが楽しめますよ。
100均などでもカラフルなものからモダンなモノトーンのものまでいろいろなものが売られているので、お好みの色柄を使って鍋敷きを作りましょう。
材料と簡単な作り方手順
材料はTシャツヤーンとジャンボ編み針・ジャンボサイズの毛糸とじ針があると便利ですが、とじ針がない場合でも仕上げることは可能です。
編み図の説明は1分13秒から。編み図がわからない方は動画のスピード調整や一時停止を利用して手元を確認しながら編んでくださいね。
鍋つかみにもなる!手作り鍋敷きのデザイン10.キルト芯入り
キルト芯を使ったモダンな鍋敷き
グレーの布と厚めのキルト芯を使ったシックでモダンなデザインのおしゃれな鍋敷きです。真ん中にステッチが入っているので、簡易鍋つかみとしても使用可能。
材料と簡単な作り方手順
材料はグレー無地の布と厚めのキルト芯・バイアステープ(共布で作っても)。道具はミシン・はさみ・アイロンを使います。家にある丸形の鍋敷きなどを型にして型紙を作成。こちらでは直径19センチの円となっているので、コンパスで書いてしまっても。
縫い代は1センチで布を表裏と2枚カット。キルト芯も同サイズで裁断。重ねて丸く縫い、真ん中に1本キルティングミシンをかけます。バイアステープで周りをくるんで縫い付け完成です。
ミシンでも!キルト芯を使ったキルティング作成
キルト芯とは
キルト芯
サイズ | 約100×200cm |
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キルト芯はドミット芯とも呼ばれる綿でできているある程度の厚みのある板状のものです。種類は厚みによって変わってきて厚いものを使用すればキルティングも厚くなります。
鍋敷きなどに使うならキルト芯を2枚重ねてつくるという作り方もありでしょう。パッチワーク作品と相性が良く使われることが多いですが、好みのキルティング地がない場合の自作材料としても一般的な布地に対しても使われます。
キルティング材料
キルティングには表布キルト芯裏布と重ねてステッチしていきます。このほかミシンで縫う場合はインサイドベルトをはさみながら縫うとズレやよれが出にくく初心者にはおすすめ。
手縫いであればミシン用のカタン糸ではなくきちんとした手縫い糸(できればパッチワーク用の丈夫な糸が好ましい)とキルティング用針を使うと素早くきれいに仕上がるのでご用意ください。
糸の色は表地に合わせて選びましょう。
ミシンキルティングのやり方と便利な用具
ミシンキルティングのやり方ポイントは必ず中央からはじめること。端から縫い始めると最後の方でキルト芯と布が大きくずれてしまうことがあるからです。
クロスにするのは少し難易度が高いので、はじめは斜め45度の角度で並行にミシンキルトしていくのがおすすめです。縫う時にインサイドベルト(スカートのベルトとして挟む手芸用品)を押さえの下に入れて縫うことで、布がよれたりズレたりせず縫いやすいです。
手縫いキルティングのやり方とおすすめ用具
手縫いのキルティングもやり方としてはミシンと同じとお考えください。中央から縫い始めるのが基本。パッチワークの場合は大きなフープを使う場合もありますがなくてもできます。並縫いで3針塗ったら糸を引きというリズムで。
その時右手中指で針を押すためキルティング(パッチワーク用)の指ぬきがあると手を傷めず素早く作業が進められるでしょう。金属製のものも人気製品ですが、革製の良さは指にフィットして動きに柔軟性がでるところ。
針が当たる部分だけ金属が入ったものもあるので自分にあったものをお試しください。メーカーとしてクローバー製は種類や取り扱い手芸店も多く手に入りやすいだけでなく、どのタイプの指ぬきも作りが丈夫&しっかりできているのでおすすめ。
まとめ
はぎれ利用にも!自作鍋敷き・鍋つかみのDIY
いかがでしたでしょうか。キルト芯やキルティング地・フェルトやタオルなどを間に入れることで厚みが出て鍋の熱をテーブルから防いでくれる自作の鍋敷きの作り方でした。
形は四角が一番縫いやすいですが、鍋の形に合わせた丸も素敵ですね。お好みのデザインや作り方でお試しください。
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出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/629219?title=%E9%8D%8B%E3%81%A4%E3%81%8B%E3%81%BF%E3%81%A8%E9%8D%8B%E6%95%B7%E3%81%8D