あなたも自作出来る!ハンドメイドルアー
こんにちは。みなさんは、ハンドメイドルアーを使った事はありますか?しかも自作で作ったものを使った方は、少ないのではないかと思います。ですが自分で好きな形のルアーを作り、釣りをすると釣り自体が楽しくなって来ます。
しかも、そのルアーで釣れた時は感動は計り知れません。 そんなハンドメイドルアーの作り方や設計図の書き方、塗装の種類などを今回はご紹介して行きます。どうぞお楽しみに。
ハンドメイドルアーを自作する魅力
ルアー釣りをする際に使う道具は数多くあります。ロッドにリール、ラインやルアーと言った道具です。ですが、この中で自作して作れるものは限られます。ロッドやリール、ラインは自作する事はほぼ不可能です。 ですが、ルアーは違います。ルアーは少しの知識とやる気、あと少しの資金があれば自作する事が可能です。
自作したルアーを使ってバスが釣れるのか、不安に思う方もいるかも知れません。しかし安心してください。実はブラックバスは、どんな形のものでも食いつく習性があります。この習性を利用して、様々な材料でオリジナルの形のルアーを自作してみるのも1つの魅力ですね。
自作ハンドメイドルアーのメリット
ハンドメイドルアーは形が自由
ハンドメイドルアーを自作する時に、1番不安なるのは自分にちゃんとしたルアーが作れるかです。市販で売られているものは、綺麗なカラーリングで小魚を模した綺麗なフォルムをしています。自分にあんなに凄いのは作れない…そう諦めてしまう方もいるかも知れません。
ですが、ご安心ください。ハンドメイドルアーには、これと言った決まりは無いのです。基本さえ守っていたら、どんな形のものでも大丈夫なんです。材料からパーツ、色だって自分好みのコーティングで作れます。たとえその形が実際にいない形でも、なんの問題ありません。
作り方は自由!発想次第で爆釣ルアーも
市販のルアーはプロの方が考えて作られているので、しっかり魚にアピールをしてくれる様に作られています。しかしハンドメイドルアーが、すべて負けるわけではありません。
素人の考えたルアーが、アイデア次第では予想もしないアクションをしてバスにアピールする可能性もあります。これは市販のルアーには無い動きが、バスの目に新鮮に映るからです。作り方だって自由なので、常識に縛られないものが出来るかもしれませんね。
はじめてのハンドメイドルアー
自分で作った最初の自作ルアー
先ほどお話した通り小学生の時に、はじめての自作でルアーを作りました。その時はあまりバス釣りの知識もなく、設計図は作ってませんでした。材料は木材を削って、魚の形に仕上げました。パーツもヒートンをねじ込んで、そこにフックを付けただけの簡単なものです。
そこにニスを塗装して、コーティングをおじいちゃんに手伝ってもらったのを今でも覚えています。完成した初めてのルアーは、トップウォーターです。自作のルアーをはじめてのキャスティングし、水面を泳いだ時はとても嬉しかった事を、今でも覚えています。
はじめてのハンドメイドルアーの釣果
はじめて作ったハンドメイドルアーで、何度か釣りにでました。その時の結果は…0匹でした。そのルアーは色つけなどは塗料は使わずマジックで黒く塗っただけの無塗装で、目を書いただけのルアーでした。今思えばショボかったと思います。
ですがそんなルアーでも、今でも覚えている大切なハンドメイドルアーです。しかしそのルアーもキャスティングの時に、ヒートンというパーツが抜けて飛んでいきロスト。その時の悲しい気持ちも、まだ覚えています。 今回はそうならないようしっかりと解説していきますので、ご覧だくさいね。
自作の方法
様々なルアーの自作方法
ハンドメイドルアーの作り方は、いくつか方法があります。ここではその作り方を、いくつかをご紹介します。
木材加工型
この木材を加工してハンドメイドルアーを作る方法が、1番ポピュラーで知られている方法では無いでしょうか?方法としては、木材を作りたいルアーの形に整えます。その際一本の木材から削り出しか、別々に加工した木材を繋ぎ合わせる方法があります。
材料は、ヒノキ・桂・米松・バルサなどが一般的です。 その中でもバルサは加工がしやすいので、初心者の方が使う材料にはおすすめです。
木材を削り出す作り方は、まず全体の形を整え大まかに形が出来たらヤスリをかけます。
ヤスリがけを行なったら、フックを取り付けるためにヒートを取り付けます。その際に気をつけたいのは、重心です。重心が取れていないと、ルアーか真っ直ぐと浮いてくれないことがあります。
ヒートンを取り付けたら、塗装をします。好きな色の塗料を使い塗装したら、ニスなどを塗りツヤを出します。このニスが木材に水が染み込みにくくする役割も担っています。
最後にフックを取り付けて完成です。
もう1つの別々の木材を繋ぎ合わせる作り方は、2つの木材にルアーの半身にを作るために設計図を書きます。その際2つの大きさが違うと、出来上がりが不恰好になってしまいますので要注意。それぞれの木材をカットして、フックを付ける為に加工をします。ワイヤーを形どり、ウェイトなどをどの位置に配置すりかを考えます。
配置が終わったら、その2つを瞬間接着剤で繋ぎ合わせまず。その後は削って形を整えます。塗料などで色を塗装して、ニスをつけてツヤ出しを行います。
こちらもフックを付けたら完成です。
ありもの活用型
ルアーを自作するのは、何も完全手作り出ないといけないという決まりはありません。もともとある、文具や雑貨を使ってもルアーを作る事はできます。
例えば今では既製品として売られているルアーの『スプーン』も、元々池に落としたティースプーンにニジマスが反応したのを見て作られたものです。このようにアイデア次第では、新たなスタンダードルアーを作る事も出来るかもしれませんね。
完全自作型
この完全自作型は、フックやヒートなどの金具以外を全て自分で作ると言うものです。木材を材料にしたとのも分類されるかもしれませんが、今回は分けさせていただきました。 その中の1つに、レジンと言う紫外線やLEDで固まる樹脂を材料に使ったものがあります。
このレジンと言うものは、型使えばどんな形にでもなります。それを使い様々なルアーを作ることが可能です。 色も後から塗料で塗らなくても、レジン自体に色をつけることができるのでコーティングのみで済みます。 しかしレジンは水に弱いので、しっかりと塗装して防水することが必要です。
ハンドメイドルアーの難しい点
重量バランスはハンドメイドルアーの命
ハンドメイドルアーで1番難しい点は、バランスです。ミノーの様な水に潜っていく様なルアーは、特に重量バランスが大事になっていきます。パーツの位置や、フックのサイズでも変化があります。
トップウォーターなどの浮くだけのルアーでさえ、パーツの重量バランスがおかしいと、まともに泳いでくれません。これは、何度も何度も試行錯誤を重ねてチャレンジするしかないですね。本体のバランスだけでは無く、パーツのバランスでも完成に近づけられます。たかがパーツ、されどパーツですね。
自作ルアーの耐久性
自作したルアーも、数回使っただけで壊れてしまったらイヤですよね?やはり自作ルアーは、既製品に比べると耐久性が少し落ちてしまいます。こればかりは仕方のない事ですが、塗装の仕方で格段に良くなります。丁寧な塗装が、ハンドメイドルアーを長く使うコツですね。
設計図はどう書くの?
ハンドメイドルアーの設計図は、最初に書くのは大変難しでしょう。特に初心者の方などは、どこから設計図わ書いていいのかわからないと思います。今回は私なりの設計図の書き方をご紹介します。 まず方眼用紙を用意して、作りたいルアーを◯cm×◯cmとサイズを決めます。
次は作りたい形を、先ほど決めたサイズの中に書きます。その際に慣れていない方は既存のルアーで、こんなルアーが作りたいと言う目標を設定するといいかもしれませんね。
形を決めた後は、その方眼用紙をハサミで形に沿って切ります。その切り出した形を、木材にかたどって書き写します。
その形に合わせて木材を切れば、目指していたルアーに近いものができるはずです。
ハンドメイドルアーの鬼門は塗装
先ほども言いましたが、塗装はハンドメイドルアーの寿命を左右すり重要なポイントです。塗料などで綺麗に塗装出来れば、見た目にも気に入って最高の相棒になってくれるかもしれません。コーティング1つで仕上がりが全く違うので、大事な行程ですね。
塗装の方法
塗装は換気をしっかりしないと、危険ですのでその点は気をつけてください。 塗料にも様々あります。ラッカーにセルロースセメント・スプレー塗料などもあるので用途に合わせて使って下さい。 塗装の方法はいくつかありますが、セルロースセメントかルアーには適しています。
セルロースをまずつけて、塗料で色を塗る。これを繰り返すだけでも塗装はできます。下地にラッカーなどをコーティング剤に使うと薄めの塗装が可能です。スプレーコーティングも非常に便利ですね。ラッカースプレーでコーティングし、その後クリアのラッカースプレーとエキポシボンド。これもなかなか綺麗にコーティング出来ます。
自作すると愛着が湧く
既製品のルアーはもちろん性能も保障されていて、出来上がりも綺麗なので安心感はあるでしょう。しかし材料選びから、加工・コーティング・仕上げまで自分で行ったルアーは我が子の様に可愛いでしょう。さらに世界に1つだけの自分のルアーなので、他の人と違いが欲しい方にはうってつけですね。
本当にハンドメイドルアーで釣れるの?
みなさんが疑問に思うところに、ハンドメイドルアーで本当に釣れるのかと思われる方もいるかと思います。結論から言うと、必ずではないにしろ釣ることはできます。バスはどんな物にでも食いついてきます。その性質を利用すれば、どんな形でも釣れるはずです。
ですが最初は試行錯誤の連続だと思います。どんな動きを水中でしてくれるか?どんな風にバスにアピールしてくれるのか?材料は?重量バランスは?など考えることは沢山ありますが、それが自作ルアーの楽しいところです。諦めずに、自分だけのオリジナルルアーを完成させてください。
まとめ
今回はハンドメイドルアーを自作する方法などを、ご紹介してきました。ハンドメイドルアーは材料1つ選ぶのも自分で決めて、塗装や仕上げも行います。少し面倒に思えるこの行程も、全てを楽しんでいただきたいです。
1つとして同じものがないハンドメイドルアー。みなさんも興味がありましたら、一度作ってみてはいかがでしょうか?この記事かあなたの釣りライフに少しでも役立てば幸いです。 ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
このようにハンドメイドルアーについての本も発売されているので、参考にするのもいいかもしれません。