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手縫いで簡単!手作りブックカバーの作り方講座!おしゃれ&便利なものを自作しよう!

布で作るブックカバーは手縫いで簡単に作ることができ、裁縫初心者の方にもおすすめです。簡単に手作りできるブックカバーで、あなたの読書時間をさらにワクワクさせませんか。手作りの贈り物にもおすすめのブックカバーの作り方をサイズ別用尺の出し方など含めてご紹介致します。
2020年10月15日
gingerlemonade
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布製ブックカバーは手縫いで簡単に手作りできる!

ブックカバー

引用:https://www.photo-ac.com/main/detail/2596682?title=%E9%9B%A8%E3%81%AE%E6%97%A5%E3%81%AE%E8%AA%AD%E6%9B%B8%EF%BC%86%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A0&searchId=103947876

読書する時に、素敵な手作りのブックカバーを使ってさらに読書時間を楽しみたいなんて思ったことはありませんか?この記事では、手縫いでできる簡単なブックカバーの作り方を、文庫本やさらに大きい単行本サイズなどで作る際の生地の用尺の出し方も交えながら丁寧にご紹介致します。素敵なハンドメイドのアレンジをされている作品もご紹介するので、ぜひブックカバーを作る際のヒントになれば幸いです。

布製手作りブックカバーの作り方①調節式

厚みの調節ができるタイプのブックカバー

こちらは、表布と裏布を合わせて本とブックカバーを留めるバンドを用いる作り方です。本の厚みが違っても同じ規格の文庫本や単行本サイズで作れば使いまわせる便利で使いやすいブックカバーの作り方になります。動画ではミシンを使用していますが、手縫いでも十分綺麗に整った形の可愛い便利なブックカバーが作れますよ。
 

簡単な作り方の説明

型紙を作ることで、同じ大きさのブックカバーを作る際便利になります。表布と裏布を用意して調節バンドをつける側が台形になるように上下切って、差し込み口になる部分を折り込み、厚み調節の留め具となるバンド、栞となるリボンを表布と裏布の間に挟んで、差し込み部分の辺を除いて周囲を縫います。縫い終わったら、差し込み口の開いている辺から布を引き出してひっくり返し、形を整えて完成です。

材料

材料はブックカバーの表と裏になる生地の2種類が必要です。ほかに、こちらの動画では接着芯を貼ることで生地に張りを作っています。接着芯なしでも大丈夫ですが、あるとよりしっかり型崩れしにくいです。型紙は、100円均一などで買える方眼紙やチラシも活用できます。留め具となるバンドは幅1㎝ほどのものが使いやすく、リボンやゴムも便利です。栞になるリボンの材料も、お好みで幅や色など素材を選んで加えてみてください。

文庫本や単行本サイズなどサイズ別の生地の用尺

文庫本サイズに合わせた解説動画では、表布は縦17㎝・横40㎝、裏布は縦17㎝・横32㎝で作られています。同じ作り方で、他の単行本サイズなど大きなサイズも、縦は本のサイズの+3㎝、横の長さは表布は【本の横幅サイズ×2+本の厚み+差し込み口部分+折り返し部分+縫い代両端分1㎝×2+1㎝】、裏布の横の長さは表布から差し込み口部分を引いた長さを目安に作ることができます。

布製手作りブックカバーの作り方②差し込み式

両側差し込むタイプのブックカバー

こちらの動画では、本に両側を差し込むタイプの可愛いブックカバーの作り方をご紹介しています。上と下の辺を直線縫いするだけの便利で簡単な作り方です。差し込み部分となる箇所は生地を折ることで作り出す工夫がされています。文庫本より大きい単行本サイズなど様々な大きさにもアレンジできる便利なブックカバーの作り方です。

簡単な作り方の説明

最初に表布の生地の半分の位置に栞のリボンをつけておきます。表布の両端7㎝で折りアイロンで折り目をつけ、表布をひっくり返してまた両端7㎝で折り返し、裏布を中表にして重ねます。栞をつけた上辺を栞を巻き込まないように気を付けながら縫い代1㎝で縫い、下辺も同様に縫った後に端から生地をひっくり返して完成です。

材料

表になる生地と裏になる生地の2種類を使います。こちらの動画はミシンで作成されていますが、手縫いで十分対応できる簡単な作り方で、生地以外の材料はミシンがなくても手縫いに必要な裁縫道具と栞にするためのリボンが必要なだけです。こちらの作り方だと材料は栞はお好みで、最低限必要なのは生地と裁縫道具だけで縫う辺も少なくてよいので思い立ってすぐ始めやすいですね。

文庫本や単行本サイズなどサイズ別の生地の用尺


こちらは文庫本サイズで作られている動画で、表布は縦18㎝・横52㎝、裏布は縦18㎝・横22㎝で作られています。同じ作成方法で、単行本や大きな別のサイズを作る際は、縦は本のサイズ+3㎝で、表布は横の長さを【本の横幅サイズ×2+本の厚み+30㎝】、裏布は横の長さは【本の横幅サイズ×2+本の厚み】を目安に作ることができます。

布製手作りブックカバーの作り方③上下切り替え

上下切り替えデザインのブックカバー

こちらの動画では、表布を上下で切り替えて2種類使う可愛いデザインのブックカバーを簡単な作り方で手縫いで仕上げられています。動画も手縫いで作成されているので、手縫いの際のポイントや仕上がり具合も参考になりますよ。アイロンで折り目をつけて綺麗に仕上げられています。

簡単な作り方の説明

表布2種類を中表に合わせて縫った後、縫い代を倒して表からアイロンをかけ整えます。表布の端を三つ折りして縫い整え、その端から差し込み部分になる箇所を折ります。裏地に固定するバンドと栞を縫い付けます。表布は左側に差し込み口となる折り目を、裏布は栞を左側に中表にして、カタカナの「コ」になるように縫います。開いている差し込み口部分から生地を裏返して完成です。

材料

生地は表布は上下で切り替えるデザインで2種類と裏布1種類の用意が必要です。折り目をきちんとつけることで綺麗に整うのでアイロンも使いましょう。固定バンド部分に綾テープ、栞用はリボンなどお好きな素材を使って便利なブックカバーを作ることができます。
 

文庫本や単行本サイズなどサイズ別の生地の用尺

動画は単行本サイズで表布は横48cmと縦は14㎝と9㎝に分けています。裏布は横38cm・縦21㎝です。文庫本サイズなど別サイズの時は、【本の横幅×2+本の厚み+差し込み口部分の横幅+折り返し部分の横幅+縫い代3つ折り分+1㎝】、裏布の横の長さは表布から差し込み口部分の幅と三つ折り部分の幅を表布から引いた長さで作ることができます。縦は全体で表布は本のサイズ+4㎝、裏布は+2㎝程度が目安です。

布製手作りブックカバーの作り方④背表紙切り替え

背表紙切り替えデザインのブックカバー

この動画では、背表紙のあたりの布を切り替えたノートのデザインのような可愛いブックカバーの便利な作り方を紹介しています。縫う箇所は切り替え部分があるのでその分増えますが、簡単にこのデザインが作れる方法を紹介されています。動画はミシンで作成されていますが、手縫いの方で縫い目を表に見せたくない方は、縫い代にアイロンをあてて開く便利な方法で縫い目を隠すこともできますよ。

簡単な作り方の説明

表布と背表紙部分になる布、裏布の3種類を使って作ります。表布を半分に切り取り、それぞれ背表紙部分と縫い合わせて1枚の生地にします。栞用のリボンと固定バンドを表布にまち針で留めて、裏布と中表にして重ね、返し口をあけて周囲を縫います。返し口から生地を引き出してひっくり返し、返し口を縫い合わせて形を整えて完成です。

材料

生地は表布と背表紙部分と裏布と3種類のパターンが必要です。この動画ではミシンで作成されているのでステッチをいれて整えられていて、手縫いの場合は優しい風合いになりますが、手縫いの縫い目を隠したい方は縫い代をアイロンを使って割ってください。ほかには、栞用のリボンと固定するバンド部分になる材料を好きな素材で用意しましょう。

文庫本や単行本サイズなどサイズ別の生地の用尺

こちらの動画の説明は文庫本サイズで、背表紙部分は縦18cm・横7㎝、表布はA4サイズ(縦21㎝・横29.7㎝)、裏布は縦20㎝・横40㎝で作られています。単行本など他のサイズは、縦は本のサイズ+3㎝、表布の横の長さは【本の横幅サイズ×2+本の厚み+差し込み口部分+折り返し部分+縫い代両端分1㎝×2+1㎝】を目安に調整を行ってください。裏布の横の長さも表布の横のの長さと一緒です。

布製手作りブックカバーの作り方⑤簡単!表布だけ


1枚の布で作るとっても簡単な作り方のブックカバー

こちらの動画では、生地1枚で裏布をあてずにさくっと簡単に作る方法を紹介しています。英語の動画ですが、英語を聞き取れなくても用尺の出し方など、視覚で作り方の流れがよくわかるように説明されています。手縫いやボンドを使いながら比較的気楽に作れる方法です。手縫いをじっくりする楽しみや機能性よりも手軽に可愛いブックカバーをハンドメイドで完成させることを重視される場合はこちらの方法がおすすめです。

簡単な作り方の説明

布を一枚用意し、本のサイズと合わせて四辺の縫い代分を考慮しながら必要な大きさにカットします。全ての辺を折り曲げて縫っていきます。直接本に生地をあてて、差し込み口の幅の長さのバランスを調節します。揃えた長さで差し込み口の袋になるように4か所縫って、栞をつけて完成です。動画の方法も簡単でわかりやすいですが、布がほつれないように3つ折りにしたり、コの字とじをしたりなどお好みでアレンジされてみてください。

材料

生地は表布のみで作るので1種類で大丈夫です。あとは定規、チャコペン、裁ちばさみなど裁縫道具と、市販の布用のボンドを使うことで手縫いを省き補うこともできます。布用ボンドは薄手の生地だと表に染みたり、さらっとした光沢のある生地(ポリエステルやナイロン)は向いていないなどあるので、お使いになる布用ボンドの説明書きに沿った素材を選びましょう。

文庫本や単行本サイズなどサイズ別の生地の用尺

こちらの動画は海外のもので、日本の本のサイズの規格とは異なりますが大きいサイズなど様々なサイズに対応可能です。動画では、本のサイズを基準に、縦【本の縦のサイズ+縫い代0.5インチ(約1㎝)×2】横【本の横幅サイズ×3+1~2インチ(約2.5㎝~5㎝)】と便利な測り方を紹介しています。

布製手作りブックカバーを手縫いで作る際の注意点

材料となる生地の素材選びについて

手縫いには、薄地から普通地ぐらいの厚みで柔らかい素材の生地が便利です。生地の織り方も様々な種類がありますが、一般的に綿素材で織られたブロード生地は薄いけれど生地にハリがあって縫いやすかったり、ブロード生地より厚いオックス生地も手縫いしやすいです。綿と麻の混紡生地もパリッとしながら手縫いしやすい柔らかさを合わせもっています。新しく生地を選んで買われる際は素材や厚みに気を付けてみてください。

手縫いの方法について

今回ご紹介しているブックカバーの作り方では、一番基礎的な方法のなみ縫いで十分です。まっすぐに線が等間隔に続いていくようにすると見た目が綺麗なので、初心者の方は消えるチャコペンなどで線をや点を引いたあとをなぞって仕上げればうまくいきやすくなります。栞や固定バンドの箇所など、生地と重ねて縫ったり、力がかかる場所は、半返し縫いや本返し縫いにすれば強度があがりパーツが外れずに長持ちします。

接着芯は素材との相性がある

接着芯とは生地に貼って張りをつくり、型崩れを防いで補強する役割を持つ芯材の1つであり、接着の方法は生地と重ねてアイロンをかけるタイプやシールタイプのものなどあります。接着芯は厚さや硬さも様々な種類が出ていて、生地素材との相性でも仕上がり方が変わるので選ぶ際は注意が必要です。こちらの動画は可愛いデザインが人気のリバティ社のタナローン生地と様々な接着芯をテストしているので、参考にされてみてください。

布製手作りブックカバーの参考アレンジ

刺繍をした可愛いブックカバー

こちらは表布をリネン素材の茶色生地、差し込み口部分がチェック柄生地になるようにパッチワークして作成された文庫本サイズのブックカバーです。施された刺繍は、人気刺繍作家の樋口愉美子さんの「1色刺繍と小さな雑貨」からのモチーフだそうで、手芸テープも用いて可憐で優しい雰囲気の素敵なブックカバーを作られています。


パッチワークの可愛いブックカバー

こちらはリバティプリントの素敵な柄をパッチワークで組み合わせて作られた可愛いブックカバーです。4種類の生地をつなげて薄手のキルティング綿を入れており、娘さん用に作られたそうでイニシャルの刺繍も入れてらっしゃいます。素敵な生地の取り入れ方で素敵ですね。
 

同じ生地で可愛いくるみボタンのヘアゴムを

動物のナマケモノのプリントが可愛いブックカバーです。ちょうどナマケモノの顔の部分で型取りして、くるみボタンを作りゴムを通されています。ブックカバーとおそろいの生地でくるみボタンのゴムを作って、本を閉じるのもとても可愛いですね。くるみボタンを作る金具などの材料は専用のキットが手芸店や100円均一でも手に入ります。

ボタンをつけた可愛いアレンジ

こちらは上下切り替えデザインで作られた可愛いブックカバーです。レース使いもとても素敵ですね。本がバッグの中で広がるのを防ぐために、ボタンを表に、レザー素材の紐を横にとりつけて巻き付けて閉じるオシャレな工夫をされています。玉紐の封筒のようなアイデアのデザインで便利に使えますし可愛いですね。
 

手作りブックカバーの作り方講座まとめ

筆者作のブックカバー

ここまで手縫いでできるブックカバーの作り方をご紹介致しました。作り方もアレンジも比較的簡単で手縫いで取り入れやすいものをご紹介しましたので、素敵なブックカバーを作成するのにぜひ参考になれば嬉しいです。筆者もブックカバー作りが好きで、お気に入りの生地を見つけてはブックカバーにして持ち歩きたいと思ったりしてしまいます。上記の写真は筆者作のブックカバーです。北欧生地やハンドメイドは好きですが、あまり得意でないので手縫いのブックカバーで少しずつ取り入れていっています。素敵なブックカバー作りで、読書も裁縫時間もいっぱい楽しんでいきましょう。

ほかの布小物のハンドメイドのレシピが気になる方はこちら!

好きな生地で簡単に作れるくるみボタンのアレンジ方法や、様々なデザインが可愛い鍋敷きの作り方、布小物を使ったおしゃれを日常に取り込める手作りターバンについての記事です。とっても可愛い作品が作れるレシピがたくさんあるので、ぜひ気になる方は読んでみてください。