手作りアクセサリーは作り方が豊富
プラバンやレジンでも作れる
手作りアクセサリーというとビーズを使ったものが昔は多かったのですが、現在は樹脂の一種のレジンやプラバン(プラパン・プラ板)、ディップフラワーなどを使ったものも多く、パーツを自らデザインするレシピも豊富にあります。自作のとんぼ玉(ガラス)を使った本科的なアクセサリーもあります。今回はガラスではなく樹脂やビーズ、ジュエリーなどの簡単にできる手作りアクセサリーを紹介しますね。
好きなように作れる
ハンドメイドアクセサリー作りになれてくると自分の好きなようにアレンジしてもいいでしょう。例えば使うビーズを変えてみたり、ジュエリー(ビジュー、人工宝石)の色をかえてみるなどしていくと自分の好きなようにできますよ。おしゃれなものから可愛いものまで自由自在です。最初は分かりにくいですが、アクセサリーの構造を考えていくと簡単にアレンジできるようになりますよ。
手作りアクセサリーに必要なアイテム
3つの道具
棚などを作るDIYはのこぎりやのぎすが必要です。同じようにハンドメイドアクセサリーのDIYでも道具は必要になります。まず絶対に用意しておきたい道具が平やっとこ、丸やっとこ、ニッパーの3点です。セットでも売られているぐらいDIYでは大切な道具ですよ。レシピを使わないオリジナルのやり方でも絶対にこの3点はどこかで必要になります。ジュエリーを使った指輪でも必要になる場合があります。
その他の道具
テグスや糸などを切るハサミ、チェーンなどの長さを測る定規、細かい作業をするときに必要なピンセット、金属でも接着可能な接着剤、接着剤を塗るときに便利な爪楊枝や竹串、穴の空いていないビース、チェーンの輪を広げるときに役立つ目打ちなどが必要です。レシピによって必要なものは多少異なりますが、どの道具も使う頻度が高く、おしゃれで可愛いハンドメイドアクセサリーをDIYする場合はできるだけ用意して置きましょう。
レジンとプラバンに必要なもの
上記の道具に加えレジンとプラバンはさらに道具が必要になります。紫外線で固まるレジンを使う場合はブラックライト(UVライト)があると時短して作れるので便利ですよ。また、レジンは液体のため型(モールド)や空枠、ミール皿なども必要です。プラバンを使う場合はオーブントースター(ポップアップ式不可)、ニス、マッキーやポスターカラーなどの油性ペン、紙やすりなども必要になります。
手作りアクセサリーに必要な金具
ハンドメイドアクセサリーDIYに必須
ハンドメイドアクセサリーは金具によって種類などが決まります。丸カン、三角カン、バチカン、Aカンなどのカン類はパーツと金具を使う役割を果たし、マンテルなどの留め金具はブレスレットの終端で使い、ピアスにはピアス用の金具を使い、ブローチにはブローチ用の金具を使うので作りたいものに合う金具を用意しましょう。ジュエリーにはジュエリーのサイズに合った石座という金具を使いますよ。
DYIのコツは金具の使い方
最も基本となるCカンの使い方について紹介しますね。Cカンは左右に開くのではなく、奥行きを使うように手前と奥に広げましょう。左右にひらくといびつな形になったり金属疲労を起こしやすくなるので折れやすいです。またAカン、バチカンは手前と奥に広げるのではなく左右に開いて使うので注意してくださいね。カン類は前述したようにパーツ同士をつなぐ役割があり、ハンドメイドアクセサリーをDIYするときの必需品となります。
アクセサリーの基本的な構造について
構造は実は簡単
アクセサリーの構造を考えてみましょう。ピアスだとピアス用の金具にチャームがくっついている状態です。指輪だとリング状の金具などにジュエリーが接着されていたり、石座で固定されています。ネックレスだとチェーンの終端に留め金具、そして真中部分にチャームがあるという形となり基本的に好きなモチーフのパーツを作り、各種金具をつなぐとDYIでもアクセサリーができます。
ピンは通すだけ
Tピンや9ピンを使ったアクセサリーはビーズなどを通していくだけのものが多く、初心者でも簡単にアレンジしてオリジナルアクセサリーをDIYできますよ。可愛いパーツや洗礼されたおしゃれなパーツを通していきましょう。ピン同士をつなぐ場合は少し技術が必要です。手首を使ってピンをうまく丸めてくださいね。この丸める作業専用のやっとこも発売されていて、初心者でも簡単に丸められ便利です。丸める手順については後述します。
ピンの丸め方
ピンにビーズなどを通した後、根元部分を直角に曲げて、7mmほど残して余分なピンを切り取ります。手首をひねった状態でピンを掴み丸やっとこに沿わすようにして曲げます。少し技術が必要になりますが、おしゃれなアクセサリーをDIYするには必須になるので何度か練習してくださいね。前述したようにピンを簡単に丸めるための道具もあります。またカンがある9ピンを丸めるときは丸める方向に注意し、同じ方向に丸めないようにしましょう。
手作りアクセサリーの作り方1:キットを使う
レシピ入りで簡単
初心者の方はハンドメイドアクセサリーのキットを使うといいでしょう。レシピとビーズや人工のジュエリーなどの素材、金具がセットになっていて道具を用意するだけで作れますよ。キットの素材を使わずレシピだけ真似て素材を変えることでオリジナルティーが出ます。キットが売られている場所は手芸店などのビーズを取り扱っている場所、通販などで購入できるでしょう。その店オリジナルレシピなどもあるかもしれませんね。
キットのレシピでDIYを学ぶ
キットは100均で購入できます。初めてのハンドメイドアクセサリーのDIYにはちょうどいい製品となり、アクセサリーの基本となる金具の使い方、パーツのつなげ方などがわかりやすく、初心者でも挑戦しやすいです。高価なものでも安いものでも前述したように構造はよく似ていて金具とパーツをどのようにしてつなげるかというのがコツになります。100均のキットでもおしゃれなものから可愛いものまで種類が多いですよ。
手作りアクセサリーの作り方2:簡単な指輪
簡単に好きなものが作れる
指輪は非常に簡単に作れるアクセサリーの一つです。最もシンプルなレシピだとリング台にジュエリーを貼り付けるだけです。ジュエリーの形や種類を変えるだけでオリジナルになりますよ。接着するときは石座のあるジュエリーを使い金属にも使える接着剤を爪楊枝などを使って薄く塗り拡げましょう。塗りすぎると接着剤が固まったときにリング台からジュエリーが浮いてしまったり、斜めになってしまったりと残念な仕上がりになります。
粘土で誰でも作れる
粘土を使って人工のジュエリーを埋め込んで作る方法もあります。接着するだけと比べるとよりオリジナルデザインを作りやすいレシピになります。作り方は比較的簡単でリング台に専用の粘土を埋め込んでビジューを好きなように配置していくというレシピです。初心者でも気軽に挑戦できるハンドメイドアクセサリーとなります。ジュエリーショップで取り扱われている人気ブランド「スワロフスキー」のラインストーンなどでもいいでしょう。
アレンジ例
手芸専用の針金(アーティスティックワイヤーなど)をつかうとリング台から自作できます。リング台の形状をアレンジできるようになり可愛いものからおしゃれなものまで自由に制作できます。好きな形状にリング台ができたら、ジュエリーやパールを接着剤を使って固定するだけです。固定方法も変えてみて好きな方法を見つけてくださいね。
手作りアクセサリーの作り方3:ピアス
簡単に作れるものが多い
ピアスは簡単に作れるものが多く、ピアス金具の種類も多いため可愛いものからおしゃれなものまでオリジナルデザインを作りやすいですよ。金属アレルギーを持っている方でも近年は樹脂でできたパーツもあり、ハンドメイドで金属アレルギー対応ピアスも簡単に作れます。前述したキットを使って一度ピアス作り体験していると作り方もわかりやすいですよ。イヤーカフ、フープピアス、イヤリングも同じように作れるのでバリエーションも豊富です。
ピンに通すだけ
レシピがなくてもピアスは比較的簡単にできますよ。好きなビーズなどをピンに通すだけです。デザインもビーズを変えるだけで自在につくれますよ。例えば天然石を使ったり、ウッドビーズを使ってみると紹介した動画とは質感の違うピアスになります。金具とピンを直接使わず間にチェーンを挟むとチェーンピアスにできますよ。ビーズや石だけではなく、どのようにパーツと金具をつなぐのか構造を考えていきましょう。
アレンジ例
同じようにピンにパーツを取り付けていくだけのピアスの作り方ですが、ストレートにパーツを通していくのではなく短いピンを交互につなげることで独特の形状になり、同じような作り方とは思えないデザインになりますよ。少し構造をかえるだけで雰囲気が大きく変わります。可愛いデザインやおしゃれなデザインにしてみたいというときはビーズやジュエリーだけではなく構造にも注目してくださいね。
手作りアクセサリーの作り方4:ネックレス
ジュエリーを通すだけでも作れる
ネックレスも簡単にできるアクセサリーの一つです。シンプルなデザインならチャームとなるパーツをチェーンなどに通すだけで完成です。通し方をアレンジすることで可愛いものから、おしゃれなものまで作れますよ。また革紐をつかうとネイティブ感のある素朴なアクセサリーなども作れます。チェーンの終端に留め金具がついていないものはカニカンやヒキワ、板ダルマなどの留め金具を用意して取り付けてくださいね。紐なくても大丈夫です。
つなげるだけでできる
基本となるネックレスはジュエリーやビーズなどをAカンなどでチェーンとつなぐだけです。ネックレス用のチェーンだと最初からアジャスターとカニカンなどの留め具がついていますよ。留め具やアジャスターは小さな丸カンでつながっているため簡単に取り外せます。磁石でくっつくマグネットクラスプにかえてみるなど身に着けやすい留め方に交換も可能です。ネックレスの場合はパーツとチェーンをどのようにつなぐかで個性が生まれます。
アレンジ例
必ずパーツをAカンやバチカンで繋ぐ必要はありません。モチーフやデザインによっては丸カンでチェーンのようにつなぐこともあります。ぶら下げるのではなくチェーンと同じように横方向に装飾する場合はそのままつないでみましょう。Aカンと比べるとすっきりとした雰囲気のおしゃれなネックレスになりますよ。途中でチェーンの太さを変えてみたり、一箇所だけではなく複数の場所にパールを丸カンでぶら下げても雰囲気が変わります。
手作りアクセサリーの作り方5:レジンについて
簡単にパーツが作れる
レジンは2種類の液体を混ぜるタイプと、紫外線で硬化するタイプがあります。紫外線で硬化するUVレジンはブラックライトを使うと時短でき簡単にオリジナルパーツが作れることから人気です。初心者でもレジンとシェルフレークを使うと螺鈿(らでん)細工のような美しいパーツが作れ、練り消しゴムを使うと空をそのまま切り取ったかのようなアクセサリーもできます。レジンの扱いには注意点もありますが、自作パーツのおすすめの作り方です。
レジンのやり方
レジンを使ったパーツ作りのやり方はいろいろあります。一例として螺鈿細工風のオリジナルアクセサリーの作り方を紹介しますね。作り方は黒く染めたレジンを背景に青いシェルフレークを敷き詰め透明のレジンを流して固めるだけです。シェルフレークの他にラメやホログラム、ビーズなどいろいろな素材を封入できます。パーツができたら好きなアクセサリーの金具とつなげれば完成です。可愛いものからおしゃれなものまで自由自在に作れますよ。
アレンジ例
レジンは使い方が豊富です。ネイル用の素材もそのままレジンに使用でき、可愛いものからおしゃれなものまでシールを使って作ることも可能ですよ。シールだと非常に簡単で、レジンの上にシールを置いてさらにレジンを入れるというような作り方になります。封入する材料を変えたり、レジンの色を変えていくだけでもバリエーションは豊富にできます。シールの代わりにネイルスタンプを使っても同じように可愛いものからおしゃれなものまで作れます。
レジンの注意点
オリジナルデザインのパーツが簡単に作れますが、UVレジンは未硬化の状態ではアレルギーになる可能性があります。換気をしながら直接UVレジンが肌に触れないように手袋などをして、注意しながら作業してくださいね。レジンアレルギーは一度発症すると制作するたびに症状が出る可能性があります。
手作りアクセサリーまとめ
構造に注目して作ろう
手作りアクセサリーとはパーツと金具をどうつなぐかで雰囲気が大きく変わってきます。少し変わったデザインにしたいというときはレシピ通りのつなぎ方でなく、丸カン、チェーン、Tピンなどを活用してつなぎ方を変えてみてくださいね。また、パーツのデザインを変えると一気にオリジナルアクセサリーになり可愛いものからおしゃれなものまで作れます。初心者の方は100均素材でも色々作れるので100均素材から始めるといいでしょう。
ハンドメイドが気になる方はこちらもチェック!
暮らし~のには簡単なDIYとなるハンドメイドに関する記事がたくさんあります。よかったらチェックしてくださいね。