ジギングサビキで釣果安定!
雨の日は新しい仕掛け探しだ!
今週の本州は台風12号の影響で雨。雨風ともギリギリ出艇できるラインかというタイミングがありましたが、うねりが入ってカヤックを出すのが難しい状況でした。4連休で陸っぱりもかなり難易度が高め。青物の入りがイマイチという情報もあったため、今週は釣りはお休みです。雨の日は仕掛けやルアー探しで次の釣りにつなげたい、ということで、今回はカヤック入門におすすめのジギングサビキ特集!仕掛けの概要、スタートにピッタリな2020年秋の新製品と、釣り方についてご紹介します。オフショアでも活躍できる仕掛け!手堅く遊びたい方は要チェックです!
ジギングサビキとは
オフショアで使うジグサビキ
「ジギングサビキ」は、オフショアで使うジグサビキ系の総称。ショットガンスタイルでサビキを落としたり、陸っぱり向けのジグサビキを使ったり、マイボート系の釣りでは普通に楽しまれている仕掛けですが、遊漁にあまり浸透していないことから、ネーミングや分類はまだまだ曖昧な仕掛けです。小型魚を釣るための仕掛けとして、ジグを食わない青物や根魚の対策に、いろいろな場面で役立つ仕掛けなので、オフショアでも覚えておいて損はナシ!遊漁で使う場合は船長に確認する必要がありますが、ボート釣りならひとつは用意しておきたいところです!
ジギングサビキのメリットとデメリットはココ!
まずはメタルジグにサビキをつけるメリット、デメリットをチェックしておきましょう。メリットは対象魚が広がる、食わせ能力が上がる、この2点で、アジやイサキはもちろん、状況がよければメバルや根魚も食ってきます。ジグを食わない魚が釣れるのがジギングサビキを選択するの利点。デメリットはメリットの裏側、カマスやベラなど、いわゆる外道のヒット率も大きく上がってしまうことです。どの魚種を狙う場合も、外道を避けて本命に食わせたいシチュエーションには不向き。探っている時間が減って、本命から遠のくケースも出てきます。お土産確保にジギングサビキ、大物に集中するならジグのみ、とするのがおすすめ!ジグだけで食ってくれるなら単体のほうが楽ですが、食わない時はジギングサビキです!
ジギングサビキの仕掛け構成
仕掛け構成を3つに分けてご紹介!
次はジギングサビキの仕掛け構成についてです。仕掛けの構造は非常にシンプルで、ルアーオンリーで遊んできた方でも簡単に扱える内容。完成仕掛けをリーダーに結ぶだけで遊べます。ボートゲームではショートロッドを選択するケースが多いので、リーダー巻き込みまでを考慮に入れた仕掛け全長を選択、掛かる魚のサイズをイメージしながら仕掛けを選びましょう!
①仕掛けの構造は超シンプル!
仕掛け最上部のスイベルにリーダーを結んで、幹糸から枝スが出て、最下部にスナップ&メタルジグというのがジギングサビキの構成。サビキ飾りは陸っぱりよりも大きく派手なケースが多く、ハリのサイズや糸の太さはアジ狙いからブリ狙いまでさまざまです。仕掛けを自作する場合は、対象魚に合わせてバランスを調整しましょう。幹糸とリーダーの強度を同程度とすると扱いやすいです!
②オモリ部分はメタルジグ!
オモリ部分はメタルジグ。ショットガンでアジを狙う場合はナスオモリで釣れちゃう、というシチュエーションもありますが、メタルジグで寄ってサビキを食う、メタルジグが作る揺れで仕掛けが動く、このあたりを考えるとジグをつけるメリットも十分と言えます。もちろんジグ側へのバイトにも期待できる仕掛けですが、敢えてタングステンジグをつけてロストのリスクを高める必要はナシ。リアウェイト、センターウェイトのスタンダードな鉛ジグから、いつも使っているウェイトを選択しましょう!
③トラブルを減らす仕掛け作り
枝スを出してハリ数を増やすこの仕掛けは、回転や絡みといったトラブルを増加させます。トラブル対策として、スイベルはしっかり仕掛けに仕込んでおきましょう。根掛かりが多い釣り場であれば、ジグはリアフックを外すのがおすすめ。大きくシャクりたい時も、リアフックが無い方が絡みが少ないです。ボートで手繰れるなら長い仕掛けを使う手もありますが、まずはハリ数や枝スの長さを欲張らず、シンプルな構成で遊んでみてください。完成仕掛けであれば、このあたりはしっかり考慮されています!
ジギングサビキの新製品!
今から始めるなら新製品!
ジギングサビキの2020年秋新製品をご紹介!今秋、人気メーカージャッカルから、ボート、遊漁船で遊びやすい専用製品が2つ展開されます。お土産確保の1アイテムに、これから始める方には特におすすめ!ショア向けは選択肢が豊富ですが、オフショア向けの完成仕掛けは数が少なめ、気軽に試せる新製品は要チェックです!
LSJ向けのサビキ仕掛け!
アジイサキをメインに真鯛、小型青物と狙うスーパーライトジギング向け、ボートでの出番も多い「フラッグトラップ SLJサビキ」です。仕掛け全長80cmの3本ハリ仕掛けで、サイズ展開はS/M/L。Lで#6相当、青物でも小型までというようなセッティング。大アジ狙いはMを選べばよさそうです。サビキ飾りはシリコンラバーで、ワームやタコベイトのような動きが小型魚の食い気を刺激!大型青物向けの太糸太軸ハリではなく、アジやイサキにマッチするサイズ感で、お土産確保で活躍間違いナシです!
タイラバ向けのサビキ仕掛け!
こちらは新機軸、タイラバと組み合わせて使うサビキ仕掛け「ビンビンアジサビキ」です。全長180cmと長めでカヤックやSUPでは取り回しに苦労しそうですが、遊漁船なら余裕をもって扱えるセッティング。タイラバ接続用のハリス、仕掛け最下部を35cmカットすれば、ショートなロッドでも扱いきれそうです。こちらはラバーではなく定番のサバ皮仕様、タイラバついでに大アジを狙ってみましょう!
ジギングサビキの釣り方!
釣り方を3つに分けてご紹介!
ジギングサビキの釣り方についてもご紹介。釣り方自体は非常に簡単で、キャスティングもバーチカルもSLJと思って操作すればOK。ハリスの長さ分だけサビキが踊って、ある程度オートマチックに魚を誘ってくれます。ハリが小さくフッキングも向こう合わせ気味、初心者の方でも遊びやすいです!
①落ちた瞬間がチャンス!
ジギングサビキで最もヒットが多いのは、一回目の落としでジグが着底した瞬間と立ち上げ直後。何度も見せていないことで魚が興味を持ちやすいのはもちろん、着底後、速度が変化してハリスがゆっくり動く動きはアジに対して効果抜群です。ボートゲームなら反応や地形にこだわって、一発で食わせる気持ちで落とすのがおすすめ。反応が無くても小さなシャクリ、止め、再度着底で反応を得られます。ハリスがある分だけ速度変化をつけることができる仕掛けなので、ここを上手く使って釣果アップを目指しましょう!
②ゆっくりふわふわ動かそう!
流して広く探る場合やキャスティング、中層の反応を狙う時は、強くシャクらずSLJ的にゆっくり誘うのがポイント。フォールはテンションフォールとすることで、仕掛けの絡みを大幅に軽減できます。アジ、イサキに対してスローに見せる時にはこのスタイルが有効。青物狙いでスピードを出す時は、シャクりではなくリトリーブで誘いを掛けましょう。シオ、イナダに対しては表層直下の高速巻きも有効です!
③回収はゆっくり!
アワセ、回収ともパワーを落としてアジに合わせるのが、ジギングサビキのポイント!掛かりどころにもよりますが、アジは口が切れやすく、回収中に外れてしまうケースがあります。完全になくすことはできませんが、ドラグ緩め、ロッド柔らかめ、ゆっくり回収とすればキャッチ率アップ。掛けた直後、魚が判断できない場合は、アジもあると考えてファイトするのがベターです!
ジギングサビキで遊んでみよう!
入門仕掛けにおすすめ!
マイボートと言えばタイラバで真鯛狙いとジグでの青物狙い。この2つが王道ですが、スタート直後はポイントの把握や船のポジション取りでなかなか釣果が安定しません。ある程度オートマチックに、いろいろ釣ってくれるジギングサビキは、入門仕掛けに特におすすめ。専用仕掛けの展開で、今後ますます遊びやすくなりそうです。秋の青物、真鯛狙いに、ジギングサビキをプラスしてお土産確保です!
連載が気になる方はこちらもチェック!
連載が気になる方は、下記のリンクをチェック!今回ご紹介したジグサビキをメインに、青物やアジを狙ったカヤックゲーム実釣記事をご紹介します。カンパチ、大アジにイナダをプラスして狙えるジギングサビキは釣果が安定!夏から秋の釣りには特におすすめです。こちらもぜひ合わせてチェックしてみてください!
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