スノーボード日本代表注目選手を競技別に紹介
北京冬季オリンピックが2022年2月4日から始まります。あと1年もありません。日本代表選出も佳境に入っています。そこで北京オリンピック日本代表に近いスノーボード競技の注目選手選手たちを種目別にご紹介します。
公益財団法人全日本スキー連盟の選出による強化選手「SNOW JAPAN」に選ばれた選手の中からはもちろん、選出されていないけれど日本代表を射程圏内にしており、また代表に選出されたら活躍するであろう注目選手も併せてご紹介します。
迫力満点の花形種目スロープ/ビッグエア男子
大塚健:北京五輪スノーボード日本代表も期待の大物
ビッグエアの印象が強い選手です。スロープスタイルでは2017年のワールドルーキーツアー男子スロープスタイルルーキー部門で優勝。2018年にはFIS(国際スキー連盟)W杯シークレットガーデン大会の男子スロープスタイル部門で優勝しています。
ビッグエアではX GAMESで2018,2019と優勝しており実力は本物。
2019年春から故障で休養していましたが、2021年1月にビッグエアの大会で復帰し、4位と復活をアピール。日本代表に手が届く選手です。
飛田流輝:2019/2020のFISランキング1位
2020ワールドカップスロープスタイルで優勝した選手。角野友基、大塚健に次いで3人目となり実力を世界に示しました。世界大会に出始めたのは2018/2019シーズンからと経験は浅いですが、持ち前の集中力で結果を残しています。
国内トップボーダーが集まった2020のSCLOVER CUPではFS1440という大技できっちりグラブも決めて優勝しました。日本代表はもちろん、世界のトップ定着が期待される選手です。
國武大晃:平昌オリンピック最年少日本代表
平昌オリンピックで日本人選手団最年少で出場した選手です。スロープスタイルとビッグエアで日本代表として出場するも惜しくも予選敗退。しかしその経験を活かし着実に成長し、BURTON US OPENでは2018-19スロープスタイル9位、2019-20は5位と入賞しています。
難易度の高い技を連続して出すことが得意で、ビッグエアはもちろんスロープスタイルでも活躍できます。北京オリンピックでも日本代表に選ばれる可能性が高いです。
スピード感がたまらないスロープ/ビッグエア女子
鬼塚雅:日本を代表する女子スノーボード界の星
ビッグエア中心の選手が多い中、スロープスタイルをメインに活躍している選手です。平昌オリンピックでは19位でしたが、世界を舞台に活躍して着実に実力をつけてきています。
ビッグエアでも抜群のスノーボードセンスを見せて好成績。X GAMESの2020ではビッグエアで優勝、2021では準優勝。その準優勝の試合ではCABW1260を世界初の大会での着地に成功しています。スロープでもビッグエアでもスノーボード女子日本代表ピカイチの実力者です。
岩渕麗楽:平昌五輪日本代表ビッグエア4位の実力者
平昌オリンピックに日本代表として参加した時は弱冠16歳でした。まだあどけなさが残る表情でしたが世界大会の経験を活かし4位入賞。初の日本代表でも五輪の魔物も寄せ付けないほど気持ちが強く勝ち上がれる方ですね。
FIS(国際スキー連盟)スノーボード・ビッグエアワールドカップで4連覇、2021は同ワールドカップのスロープスタイルで準優勝と実力は十分。
北京オリンピックではスロープ、ビッグエア両方の種目で日本代表選出を期待されている選手です。
村瀬心椛:X GAMES 史上最年少13歳6か月で優勝
2018 X GAMES で「バックサイド・ダブルコーク1260」という大技を決めて2位以下に大差をつけて優勝。この大技をできるのは世界的に彼女だけでしょう。史上最年少の13歳6か月での大挙で日本スノーボード界を揺るがしました。
2019 X GAMESでも2位と好成績。まだ高校生ですし、さらなる成長は確実です。2022北京オリンピックで日本代表に選出されれば、スロープとビッグエアの両方で金を獲得の可能性大です。
連続したエアが魅力のハーフパイプ男子
戸塚優斗:スノーボード日本代表の若きエース
16歳で平昌オリンピックで日本代表として参加しました。五輪の雰囲気の圧倒されたのか転倒し、自力で動けず担架で運ばれ、競技の3回目は棄権して成績は11位。しばらく恐怖心が消えなかったものの無事克服しました。
最近の成績では、X GAMES 2021 ではハーフパイプ種目で悲願の優勝を果たしています。新星、次世代エース、と呼ばれていますがすでに王者への一歩を踏み出していますね。北京オリンピックで金メダルも充分狙える選手です。
平野流佳:兄弟でスノーボード界を盛り上げる注目株
スイスで行われた冬季ユース五輪2020のハーフパイプ種目で優勝、さらに弟の海祝選手が準優勝と兄弟のワンツーフィニッシュで注目の選手です。しかもイケメンなので女性ファンも必見ですね。人気の高い選手です。
X GAMES 2021 では戸塚選手に続き準優勝と好成績。2021年3月の世界選手権日本代表に選出されました。北京オリンピックでの日本代表も現実味を帯びてきました。今後の活躍と更なる成長が楽しみな選手です。
片山来夢:安定した実力のベテラン
日本代表になった平昌オリンピックでは7位入賞と好成績。しかし五輪の圧力なのか2回目に転倒していまい、3回目で巻き返すも本人が手放しに喜べる結果ではありませんでした。
実際には2018.2019のUSオープンで2年続けて準優勝できる実力の持ち主です。北京オリンピックの行われる2022年には26歳になっていますのでスノーボード競技ではベテランですね。北京では日本代表として五輪の魔物に負けず、実力を発揮してくれることを期待します。
青空に飛び出す華麗なハーフパイプ女子
冨田せな:大ケガから復活し飛躍の年に
平昌オリンピック日本代表で初出場で8位入賞。しかし2019年シーズンの公開練習中に転倒してしまい、精密検査の結果「びまん性軸索損傷」で3か月安静の診断を受けてしまいました。2020年3月には雪上に復帰しました。
エアーの高さに定評があり、恐怖心より気持ちよさがたまらないと言う生粋のスノーボーダーです。大きなけがの後なのに素晴らしい精神力です。妹の冨田るき選手と北京オリンピックを目指しています。まだ若い彼女のこれからを応援します。
今井胡桃:18歳で日本代表になるがまだまだ成長途中
小学校2年生の時に地元の大会で負けたことがきっかけで競技に夢中に。18歳で日本代表として平昌オリンピックに出場しています。結果は15位と振るわなかったものの、その後も着実に成長していきます。
2018W杯で4位、2019年ユニバーシアード大会優勝、2020 X GAMESでは準優勝と結果を残し、北京への期待を膨らませてくれました。まだまだ成長しています。北京オリンピックの頃にはどれほど成長しているか楽しみですね。
小野光希:2021FISワールドカップで優勝の若手実力者
当時15歳の2020 FIS ワールドカップ女子ハーフパイプにおいて2位、冬季ユース五輪2020では優勝と輝かしい成績を収めています。154cmと小柄ながらも高さと安定感にグラブのバリエーションと素晴らしい演技が評価されたものでした。
全米オープンのジュニア部門では2連覇を達成している選手。すでにBURTONがスポンサーにつくなど将来性も期待できます。北京オリンピックで日本代表、メダルが狙える選手の一人です。
悲願の五輪出場を目指すクロス男子
桃野慎也:長身・イケメン・実力ありのプリンス
全米選手権優勝、全日本選手権4連覇、国内大会18連勝、ワールドカップ8位アジア人初と輝かしい経歴のベテラン選手。181cmの長身でウエィトも85Kgとかなりがっちりした体型です。世界レベルのクロス種目ではこのぐらい筋肉がないと通用しません。
2021/2/18に行われたワールドカップでは決勝トーナメント1回戦で棄権しています。北京オリンピックまではまだ時間があるので、コンディションを整えて日本代表として活躍する姿を見たいですね。
高原宜希:北京オリンピックでクロス初出場を狙う若手
2018全日本選手権初優勝、2019ワールドカップ日本人史上最高の4位と大健闘。世界レベルの実力者であることを証明しました。177cmとクロス種目では体格的には小さめなので、体作りが課題ですね。
年齢的にもまだ成長が期待できるので日本代表も北京の表彰台も充分に射程圏内にあります。そのための一歩として2021年は世界を舞台に活躍することが必須となります。スノーボードクロス初のオリンピック出場に期待大です。
細かなテクニックで差をつけるクロス女子
広野あさみ:クロスに転向マルチスノーボーダー
元々はクロスでプロになった選手なのですが、平昌オリンピックでは日本代表としてビッグエア、スロープスタイルで出場しました。翌年からクロスで北京オリンピックを目指すことを決意。
ビッグエア、スロープはトリックで高さや難易度を競う種目、クロスは速く滑る種目です。同じスノーボード競技でも求められるものが全然違います。しかし世界大会の経験と持ち前のフィジカルの強さを活かし、強化選手に選出されました。クロスで日本代表として五輪出場も夢ではありません。
北京オリンピック日本代表選出の注目株
平野歩夢:ハーフパイプの王者
2014ソチ、2018平昌の両大会で銀をを獲得しました。夏季東京オリンピックでのメダル獲得を目指しスノーボードに転向していましたが、延期などの影響で難航。また雪上に戻って来ているので2020の世界大会を転戦し、日本代表を狙ってくる可能性が大です。
日本で最も金メダルに近い選手です。スノーボードに戻ってくればすぐに日本代表に復帰できる実力者です。この夏に南半球で行われる試合から復帰してくるでしょう。あっという間に表彰台に登ると期待大です。
松本遥奈:平昌オリンピックハーフパイプ6位
平昌オリンピックのハーフパイプ女子において日本人最高の6位入賞をした選手。2020 X GAMESでは3位、US OPENでは2位とさらに実力をつけています。2021 X GAMESでは前回2位の今井胡桃をおさえて3位と今の日本代表を超える結果を見せつけました。
北京オリンピックを意識した発言はありませんが、これだけの実力なので,周りが放っていないでしょう。表彰台での彼女の笑顔はとても素敵なので、北京でも見たいですね。
まとめ:日本代表の切符争いはこれから
スノーボード日本代表になるには世界大会での成績が必要となります。日本では夏の季節も南半球では試合が行われています。北京オリンピックでの日本代表を狙う選手たちには、まさにこれからの成績が重要になってくるのです。
今は日本代表として強化選手に選ばれている選手も北京オリンピックで日本代表となるかは別の問題。スノーボードは若い選手が急に伸びて日本代表になることもあります。これからの日本代表枠争いに目が離せませんね。
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