家具の配置をおしゃれに決める5つの基本
基本１：家具の配置はフォーカポイントを決めて
家具の配置をおしゃれに仕上げるためには、フォーカルポイントを決めましょう。部屋に入ったときに、ぱっと目を引くアートや置物などがフォーカルポイントで、インテリアタイプの方向性が明確になります。家具やベッド、窓や観葉植物もインテリアのフォーカルポイントとなります。
基本2：家具の配置は動線を思い浮かべながら
家具の配置は、生活動線を把握するのがコツです。暮らす人の数が増えれば動線も複雑になるでしょう。家具の置き方を誤り、動線を妨げないようにするのが大切なコツです。家具の配置を工夫してストレスの少ないレイアウトを見つけましょう。
基本3：家具の配置で「抜け感」を
家具の配置を工夫して視線が遮られない空間をつくって「抜け感」を出しましょう。窓から見える青空や樹木は視点が伸び、抜け感が生まれリラックスできます。家具の配置を過度に決めすぎると逆に心が休まりません。家具のレイアウトに程よい遊び心をプラスするのも、抜け感が出るコツです。
基本4:家具の配置は部屋のサイズに合わせて
家具は部屋のサイズに合あうものを準備します。例えば、広いサイズの部屋にコンパクト過ぎるダイニングテーブルでは寂しい空間になります。また狭い部屋にでは１つのテーブルがダイニングテーブルや仕事机にもなるでしょう。とはいえ「広い」「狭い」だけでは、わかりにくいですよね。次の項目で広さの目安をお伝えします。
基本5:家具の配置実行前に部屋の広さを把握
家具の配置第一歩は、部屋の広さを把握するのがコツです。部屋の広さは「畳」や「平方メートル」で表すことが多いので、対応表や広さの特徴をリストにしてみましたので参考にしてくださいね。
※1畳は不動産公正取引協議会が定めた1.62平方メートルで計算しました。
| 畳 | 平方メートル | 居住スペースの特徴 |
| 6 | 9.72 | 単身向き。ベッド、テーブル、TVが置ける。 |
| 8 | 12.96 | 単身向き。上記にプラス机、ソファが置ける。 |
| 10 | 16.2 | 単身向き。上記にプラス本棚が置けて、来客を迎えることがが可能。 |
| 12 | 19.44 | 単身向き。ダイニングテーブルやダブルベッドが置ける。 |
| 14 | 22.68 | ワンルームなら自由度の高いインテリアを楽しめる。ファミリーでも居心地の良いLDKインテリアが可能。 |
| 16 | 25.92 | 2人暮らしが可能で、10畳のLDと6畳のベッドルームが確保できる。ファミリーのLDKとしても向いている。 |
| 18 | 29.16 | 2人暮らしができ、各人のスペースも確保可能。ファミリーなら8畳のリビングスペースが確保できる。 |
| 20 | 32.4 | 2人暮らしなら12畳のLDKと8畳の寝室を確保できる。ファミリーのLDKとして理想的な広さで、来客をもてなせる。 |
家具の配置がおしゃれな＜1人暮らし＞5選
家具の配置おすすめ参考例①1人住まいの基本的な置き方
6畳サイズ（約10平方メートル）の部屋は家具のレイアウトは限定されますが、ベッド、テーブル、TVなどが置ける1人暮らしの基本の部屋です。テーブルを食卓や勉強、趣味に使うといったマルチユースの家具を選ぶのがコツです。
フリーテーブル ty9060bk
出典:楽天家具の配置おすすめ参考例②1人なら柔軟性のあるインテリアを
この家具の配置のように机やいすの向きを変化させる置き方は、レイアウトに抜け感が生まれるので見習いたいコツです。参考例はモノトーンでまとめ、床におしゃれなラグを配置してありますので、統一感のあるインテリアに仕上がっています。
家具の配置おすすめ参考例③友だちをもてなせる置き方
8畳（約13平方メートル）になると、家具の配置にやや余裕が出ます。フォーカルポイントの窓を中心にソファやイスを配置して、リビングの役目を兼ねています。ダイニングスペースがなくても、来客に茶菓のもてなしができますね。
家具の配置おすすめ参考例④広めのワンルームお手本レイアウト
家具の配置は、10畳（約16平方メートル）になると就寝スペースと他のスペースを分けられます。ハンガーラックや大型のデスク、大型や小型の観葉植物を配置できるスペースがある部屋なら、自分流のインテリアを楽しめますね。
家具の配置おすすめ参考例⑤：細長いワンルームのレイアウト
家具の配置に悩むのが、縦長の部屋ではないでしょうか。この参考例では、家具で細長い空間をダイニングやリビングに分割していて、居心地の良い空間となっています。ハードなフロアと床面に合うサイズのラグ、ダイニングにもなるテーブルやソファを組み合わせるのがコツで、安らぎを雰囲気を演出できます。
家具の配置がおしゃれな＜2人暮らし＞5選
家具の配置おすすめ参考例①窓を背にしてソファを置くと見栄えがUP
家具の配置は12～14畳（約20～23平方メートル）あると自由度が増し、2人暮らしも可能なレイアウトが可能となります。2人暮らしの基本家具ダブルベッドやダイニングテーブルも置けます。リビング専用のスペースが無くても、窓の前に背の低いソファを1列に置くレイアウトは、スッキリして、とても見栄えがします。
家具の配置おすすめ参考例②基本はU字かL型の配置
12～14畳の部屋は家具の配置に自由度が増します。参考例では家具をL字もしくはU字型の置き方をしていますが、決めすぎず、壁紙の模様やクッションの色で抜け感を出しているのがおしゃれです。ソファとネストテーブルの配置はリビングやダイニング、ワークスペースにもなるおしゃれな空間です。
家具の配置おすすめ参考例③家具を左右対称に置くとバランスがいい
14～16畳（約23～26平方メートル）の空間になると、リビングスペースの壁面前の家具の配置に迷うかもしれません。この参考例のように左右対称に家具を置き、空きスペースに好みのアイテムを置くレイアウトは、バランスの良さと安定感が生まれます。
家具の配置おすすめ参考例④デッドスペースに家具を配置してみる
家具の配置に向いた見落としがちなエリアがもう1つ、廊下の突き当りです。窓があれば景色やベランダの植物が、生き生きと見えるでしょう。窓が無くても照明さえあれば使えるデッドスペースです。狭くても家具の置き方1つでリビングやダイニング、書斎として使えます。
家具の配置おすすめ参考例⑤ベッドの置き方は壁の中央に
限られた空間での家具の配置の中で、寝室は特に自分のライフスタイルや感性を大事にした置き方をしたいものです。ベッドの置き方のコツは、壁面の中央にベッドを、左右の空間に合うサイズのスリムなインテリアアイテムを置くとバランス良く仕上がります。
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家具の配置がおしゃれな＜ファミリー＞5選
家具の配置おすすめ参考例①縦に長い空間は動線を確認してレイアウト
18～20畳（約30～32平方メートル）の部屋はファミリーの快適なLDKのレイアウトができます。長方形の部屋は、家具の配置にコツがあります。部屋を歩き、動線を確認しましょう。ダイニングやリビングなどの空間ごとに、アート、TV、窓などのフォーカルポイントを決めるのがコツです。
家具の配置おすすめ参考例②複数の会話スペースを配置
ファミリーの空間には、リビングやダイニングに複数のコミュニケーションスペースを配置するのがコツです。来客があった場合にも、楽しい時間が過ごせるでしょう。この参考例ではガラスのテーブルで抜け感を出しています。2ヶ所に敷いたラグも、形を変えてあるのがおしゃれです。
家具の配置おすすめ参考例③家具を壁から5cm離すと余裕が
限られた空間の中で、ダイニングと切り離したリビングはできるだけ広々と見せたいですよね。実は5cmほど壁から離して家具の配置を行うと、部屋が広く見えると考えられています。壁と家具のわずかな隙間が、インテリアに余裕をもたらします。
家具の配置おすすめ参考例④本棚は印象的なフォーカルポイント
リビングの広い壁に、装飾性と機能性を兼ねた本棚は存在感あふれるフォーカルポイントです。すべて本で埋める必要はなく、植物や写真を置くのもおすすめです。本棚の空間のうち30～40％だけ本を置くと見た目のバランスがよくなります。
家具の配置おすすめ参考例⑤家具を斜めの置き方にしてみる
家具の配置に「斜めの置き方」があるのをご存知でしょうか。ダイニングのほか、リビングに14～16畳ほど確保できる場合は、ソファを斜めに配置するのもおすすめです。ダイニングを視界から消すことになり、落ち着いたリビング空間が生まれます。ソファの置き方で、背面にできた三角の空間も活用できますね。
家具の配置がおしゃれな＜仕事空間＞3選
家具の配置おすすめ参考例①デスクをドアに向ける置き方
書斎での家具の配置では、デスクを壁や窓に向けて置き、ドアに背を向けることが多いですよね。実は読書やテレワークに集中したい場合は、ドアに向けてデスクを置くのも1案です。ドアに背を向けて無意識に背後を気にすることもなく、入ってきた家族に笑顔を見せられます。
家具の配置おすすめ参考例②窓辺の空きスペースを活用
家でテレワークのスペースを確保したいのに、書斎がないとあきらめていないでしょうか。廊下の突き当り、リビングの隅、広い玄関フロアなどから探してみましょう。幅の狭いデスクや、棚、観葉植物などを配置すると素敵です。
家具の配置おすすめ参考例③部屋の角を活かす
家具の配置はデッドスペースを生かして、空間の有効活用をしたいものです。ワークスペースを寝室やキッチンにしか取れない場合、コーナーデスクが活躍します。左右に書類収納や資料を広げるスペースがあるレイアウトは仕事がしやすいと人気があります。
Dikazoku コーナーデスク
出典:楽天まとめ
家具の配置は基本にライフスタイルを加味して
家具の配置は、毎日を快適に過ごすための大事な要素です。インテリアのセオリーと自分のライフスタイルやインテリアの好み考慮して家具の配置を決めるのがおすすめです。インテリアの基本を踏まえ、おしゃれな家具の配置を工夫して、ライフスタイルに合った快適な部屋をつくってくださいね。
家具の配置が気になる方はこちらもチェック
部屋のサイズごとの家具の配置をお伝えしました。家具の配置をおしゃれに決めると快適で日々の疲れがとれるようです。スペースの活かし方、おしゃれなインテリアが気になる方は、次の記事もぜひチェックしてみてくださいね。たくさんの実用例がご覧いただけます。
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