ロードバイクはサドルで変わる?
ロードバイクを今以上に快適に乗っていきたいなら、サドルにも目を向けてみましょう。サドルをよりよいものに変えていくだけでも、今以上にロードバイクは楽しくなりますよ。
サドルを交換するだけで乗り心地はアップする!
ロードバイクを楽しく乗るためには、乗り心地って大切ですよね。特に、痛みや違和感を強く感じていると、ロードバイクに乗っていても楽しくないでしょう。そのままの状態で乗り続けていれば、トラブルが増えていく可能性も。
快適な走り以外にも、トラブルを回避するためにもサドルは交換していきましょう。座面やクッション性など、さまざまな種類を比較した選び方がおすすめです。
初心者でもサドル交換は可能!
メンテナンス初心者であっても、しっかりと準備を整えれば自分でのサドル交換は可能です。自分でメンテナンスできれば、さらにロードバイクが楽しく感じられるでしょう。クッション性や座面にこだわれば、理想の走りを実現できる可能性も…。
また、自分でメンテナンスできればそれだけ費用も浮くでしょう。他の部分にお金を使うこともできるので、節約したい人もサドル交換を自分で行ってみてくださいね。
ロードバイクのサドルを交換する理由は?
トラブルから身を守れる
ロードバイクのサドルが劣化していると、ビスなどのパーツが外れてしまい大事故につながる可能性があります。こうしたトラブルから身を守るためにも、劣化を感じているなら交換しましょう。
特に、レースに出ることを考えているなら、初心者でもプロでも周囲に気を配ることは大切です。レースでは自分のトラブルが周囲を巻き込むこともあるからこそ、常にロードバイクを万全の状態にしておきましょう。
初心者でもロードバイクの状態に目を向けよう
初心者の多くは、真新しいロードバイクに乗っていることでしょう。しかし、走行距離や乗り方によっては、人よりも劣化が早くなることがあります。トラブルにいち早く気付くためにも、初心者でも愛車の状態をチェックしてくださいね。
また、自分の愛車がどのような状態にあるか確認することも、快適な走りには必要なこと。周囲を巻き込んだ事故を起こさないためにも、常に適切な状態にしておきましょう。
悪い乗り心地が変わる!
ただのサドルでも、交換すればロードバイクの乗り心地は劇的に変わります。特に、現時点で痛みや違和感がある場合には、それらが解消され、よりロードバイクが楽しく感じられるでしょう。
ただし、すべての人が乗り心地やスピードが向上するわけではありません。例えば、ロードバイクのトラブルはサドルだけに限らないからです。交換しても問題が続く場合には、他の部分への対処も必要になるでしょう。
問題はサドル以外にも考えられる
ロードバイクの乗り心地の問題は、何もサドルがすべての原因ではありません。人によっては、ロードバイクの乗り方やフォームの取り方が間違っている場合も。そのため、サドルを交換する前に基本的な部分も見直してみましょう。
ただし、明らかにお尻や股関節が痛い、違和感がある場合にはサドルが合っていない可能性が高いです。ロードバイクの問題がどこにあるか見極めつつ、サドルは自分に適したものに交換していきましょう。
正しいフォームが取りやすくなる
不適切なサドルに乗っていると、ロードバイクで正しいフォームが取りづらく、乗り心地も悪いため思ったような結果が出せません。しかし、適切なサドルに交換すると、ロードバイクで正しいフォームが取りやすくなるのでより快適に走れるでしょう。
また、痛みが軽減されればフォーム変更もしやすくなります。こうしたメリットがあるからこそ、積極的にサドルはよりよいものに交換していきましょう。
サドル交換前にフォーム確認がおすすめ
ロードバイク初心者の場合には、サドル交換前にまず自分が正しいフォームを取れているか確認をおすすめします。そもそも、サドルの痛みや違和感はロードバイクに慣れてないことも原因として挙げられるからです。
自分のトラブルが本当にサドルによって引き起こされているのか見極めるためにも、ロードバイク初心者であるならサドル交換前に必ずフォームチェックをしてみてくださいね。
ロードバイクのサドルの種類について
サドルにはさまざまな種類があり、どれを選ぶかによってロードバイクの乗り心地やスピードは変わってきます。快適なロードバイクライフのためにも、種類について知っておきましょう。
座面について
サドルの座面は、実に種類が豊かです。例えば、座面が広いものや狭いもの、丸みがあるものなど、一つとっても特徴が異なります。そのため、ロードバイクで現在使っているものと比較しながら、どんな座面や種類が適しているか考えてみましょう。
くぼみや穴の有無
股関節に痛みを感じるなら、座面にくぼみや穴がある種類がおすすめです。穴の有無はサドルによって異なるので、どんな選び方をするかで痛みも左右されます。快適なロードバイクライフのためにも、細かな部分にまで目を向けてみましょう。
また、クッション性がありつつも穴あきタイプも存在します。妥協せずにじっくりと比較して選ぶことで、自分に合ったものと出会えるでしょう。
クッション性について
クッション性は痛みに関わる大事な部分。しかし、クッション性が高いからと言って乗り心地が良いとは断言できません。体型や体重、そして走行スタイルによっても変わるため、自分のデータをもとに考えてみましょう。
また、サドルのクッション性は実際に乗らなければわからないため、ロードバイク専門店での試乗やレンタルがおすすめです。
サドル交換で大切な3つのこと
大切なこと①自分に合った選び方を知る
サドルを交換するにあたり、自分に合った選び方についても知っておきましょう。なんとなくでサドルを選んでしまえば、今以上にロードバイクが乗りづらくなる恐れもあるからです。自分が求めるものはクッション性なのか姿勢の取りやすさなのか、考えてみるといいですね。
また、選び方は雑に考えないことです。雑に選ぶほど後悔しやすいので、予算がオーバーしないよう、じっくりと比較しながら選びましょう。
クッション性や乗り心地など求めるものを明確にしよう
比較してより良いものを選び取るためにも、一番サドルに求めるものを明確にしてみましょう。例えば、ロードバイクの乗り心地向上のためにクッション性を求めるのか、座面の形にこだわるのかは人によって異なります。
また、サドルは種類が多いため、選び方で困ることもあるでしょう。そうした場合には、ロードバイクのプロに話を聞くと言った方法もおすすめですよ。
大切なこと②交換方法を知っておく
ロードバイクの初心者でもプロであっても、自分で交換する以上は交換方法を知っておかなければいけません。サドル交換はとても簡単と言っても、方法が間違っていれば適切なサドルであっても違和感を生みます。
そのせいで足腰に負担をかけてしまう恐れもあるため、交換前に必ず方法についても知っておくようにしましょう。
大切なこと③ロードバイクの調整も行っていく
ロードバイクのサドルは、ただ交換すれば乗り心地が向上するわけではありません。当然位置や高さといった部分にも目を向けなければ、ロードバイクで快適な走りを手に入れることはできないでしょう。
そのため、サドル交換時は必ず調整も行っていきます。自分に合った位置や高さをロードバイクで常に維持できるよう、事前にデータは用意しておきましょう。
ロードバイクのサドルの交換方法
サドルの交換は誰でもできますが、適当に行えば事故を引き起こします。そのため、ロードバイクの座面の位置や高さを確認しながら、快適な乗り心地を実現できるようしっかり交換しましょう。
サドル交換方法①必要な道具を準備する
初心者でも問題なく作業ができるよう、必ず作業前に準備を整えておきましょう。必要なものは六角レンチだけですが、他にメモやパーツを保管しておくケースがあると便利です。また、安定して作業できる広いスペースがあるとよいですね。
他にも、最後にクッション性や座面のよさを確認するために、ロードバイクで走れる場所でメンテナンスすることをおすすめします。
交換前に位置と高さの確認をしておこう!
交換の準備が整ったら、いきなり作業に移るのではなく現時点での位置と高さを確認しメモを残しておきます。これがないと、最終的に乗り心地が悪くなったと感じやすくなるので注意しましょう。
また、位置確認にはサドルのメモリを活用してみてくださいね。ロードバイクを横からのぞき込むことで、サドルのメモリを確認できますよ。
サドル交換方法②ロードバイクのサドルを外す
お尻側にボルトがあるので、まずはこれを六角レンチで緩めましょう。ある程度緩めると、上に引き上げるだけでサドルがやぐらから外れます。交換したあとの古いサドルは不燃ごみ行となるので、あとで分別して処理してくださいね。
また、サドルを外すときは無理矢理外さないよう注意します。やぐらが壊れるとロードバイク自体の修理が必要になるので、優しい作業を心がけましょう。
サドル交換方法③ロードバイクに新しいサドルを取り付ける
次に、新しいサドルを取り付けていきます。このとき、完全にボルトを取り付けずに軽く動くくらいに仮止めしておきましょう。完全にサドルのボルトを締めてしまうと調節しづらいので、仮止めくらいが丁度よいです。
また、仮止めが弱いと微調整を加えるときにサドルが外れやすくなります。ケガにつながりやすくなるので、すぐに外せるくらいの仮止め程度がおすすめです。
サドルの位置が違うと乗り心地は悪くなる
当たり前のことですが、サドルの位置が少しずれるだけでも乗り心地は悪くなります。体の向きと座面の向きが一致していなければ、痛みや違和感が生まれてしまうでしょう。ボルトを締めきる前に、必ず微調整を行ってくださいね。
また、より快適に走るためには自分に合わせた調整も必要です。交換前の位置や高さが丁度よかったなら、それに合わせて調整を加えることをおすすめします。
サドル交換方法④ロードバイクに乗って高さや位置を確認する
仮止めを終えたら、一度ロードバイクに乗って高さや位置を確認しましょう。高さや位置に問題がないなら、そのままボルトを完全に締めます。締まりが甘いとロードバイクに乗っている途中でサドルが外れるので、必ずしっかりと締めたのを確認してくださいね。
また、サドルは種類や選び方に関わらず交換方法が甘いとトラブルを招きます。事故を起こさないためにも、絶対に適当な交換は行わないようにしましょう。
サドル交換方法⑤試運転する
作業を一通り終えたら、必ず最後に試運転しましょう。サドルやロードバイクに問題がないか確認することで、次のサイクリングやレース時に問題なく快適に走行できます。逆に、確認していないと思わぬトラブルに見舞われるでしょう。
また、試運転時に新しいサドルの乗り心地についてもチェックします。クッション性や座面に問題がないか、乗りながら確認してくださいね。
ロードバイクのサドル交換時の注意点
サドルは比較を重視した選び方をする
選び方が違うだけで、ロードバイクの乗り心地は左右されると言えます。だからこそ、適当に選ぶのではなく比較を重視した選び方をしましょう。いろんな種類のサドルを比較して選んでこそ、よいものと出会えます。
また、自分にはどういったものが合っているかデータをもとに比較して考えることも大切です。よりロードバイクが乗りやすくなるよう、さまざまな種類を比較して多角的に考えてみてくださいね。
ロードバイクの細かな部品を失くさないよう注意
ロードバイクのサドルを交換するときは、細かな部品を失くさないように注意しましょう。特に、ロードバイクのねじやビスはとても小さいパーツと言えるため、失くすと探すのに手間を取り、イラつきから作業も雑になっていきます。
これでは正確な調整も難しくなってしまうので、ロードバイクのメンテナンスをする際は、外したパーツはわかりやすい場所に置くといった工夫をしてくださいね。
交換が難しいならプロに頼む
ロードバイクのメンテナンスは初心者でもできる作業ですが、ロードバイクのメンテナンス自体が初めてだと難しいと感じることも多いでしょう。また、失敗したときには焦ってしまい、更なるトラブルを招いてしまう場合もあります。
そのため、万が一失敗した場合には、無理に作業を続けるのではなくプロに頼みましょう。その際、自分で選んだサドルを持っていくことをおすすめします。
サドルは基本的に自分で持ち込むか専門店で購入する
ロードバイクの専門家に頼む場合には、基本的にサドルは持ち込みです。また、他にサイクリング用品店でサドルを購入後、その場で交換してくれるお店も。初心者である場合には、一度プロの交換方法を覗いてみることをおすすめします。
ただし、ロードバイク専門店で購入する場合には、あれこれおすすめされる場合が多いです。自分でじっくりと考えるような選び方をしたい場合には、事前に用意して持ち込むことをおすすめします。
ロードバイクのサドルを交換しよう!
ロードバイクのサドルを交換すれば、より快適に走れるようになります。逆に、合わないサドルに乗り続けていると、トラブルの多さから気が滅入ってしまうでしょう。
快適なロードバイクライフのためには、自分に合わせたメンテナンスも大切です。さまざまな種類のサドルを比較し、ぜひ自分に合った選び方でよりよいものを選び取ってくださいね。
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